「Mildom」が求めているのは、相互性のあるライブ配信【株式会社DouYu JapanのDeputy CEO 長瀬太陽氏インタビュー】
YouTubeをはじめとして、Twitch、OPENREC.tvとさまざまなストリーミングプラットフォームがある中、ゲームを中心とした新たなるプラットフォーム「Mildom(ミルダム)」が頭角を現してきた。
今年のEVO Japan 2020にもブースを展開したり、さまざまなプロゲーマーが配信を開始していたりと、知名度はメキメキと上昇中。ミッション型の報酬権限により、一般ユーザーも気軽に報酬が得られるなど、独自のサービスが魅力なプラットフォームだ。
さらに、2020年6月22日(月)からは吉本興業のお笑い芸人を中心に、ゲーム番組を配信する「吉本自宅ゲーム部」の配信をスタート。2020年7月6日(月)からは、ゲーム生配信番組「MildomTV」の配信を開始と、話題に事欠かない。
今回は、そんな飛ぶ鳥を落とす勢いがある「Mildom」を運営する株式会社DouYu JapanのDeputy CEO、長瀬太陽氏に「Mildom」の魅力や今後の展開についてなど、お話をうかがってきた。
ライバルは「Mildom」自身
――読者の中には「Mildom」について、まだご存じない方もいるかと思います。率直に「Mildom」とはどういうサービスなのか、改めてお聞かせください。
長瀬氏:「Mildom」は2019年9月末から運営を開始したサービスです。主にeスポーツプレイヤーやストリーマーのゲーム配信者や、eスポーツ大会などゲームを中心としたライブ配信に特化したサービスとなっております。主な特徴は高画質、低遅延を特徴としたライブ配信プラットフォームとなっております。
現在は、eスポーツのプロプレイヤーや、芸能人の方々にも配信をしていただいたり、オフラインでのイベントの生中継をしたりと、さまざまな配信を展開しております。
――ライブ配信のプラットフォームと言えば、YouTubeやTwitchなどほかにもいくつかありますが、ほかにはない「Mildom」の魅力とは、なんでしょうか?
長瀬氏:「Mildom」は、日本の配信者や視聴者を中心に寄り添ってサービスを展開しているというところですね。
――確かに、日本人のストリーマーが非常に注目しているサービスですよね。私たちも「Mildom」で配信しているストリーマーの方が最近増えているのを実感しております。配信者にとって「Mildom」を使うメリット、強みとはなんでしょうか?
長瀬氏:例えば配信者さんにとっての金銭的な支援ができるサービスを提供したり、配信におけるアドバイスなどを提供したりと、配信者の方がよりよいライブ配信ができるようにサポートをさせていただいております。
配信者の方々ときちんとコミュニケーションを取ることで、彼らが求めているものに関して迅速に支援できるような体制をとっております。
――なるほど。では、逆に視聴者の方が「Mildom」を選ぶポイントはなんだと思われますか?
長瀬氏:やはり低遅延の配信で、よりリアルタイムで配信者とコミュニケーションがとれるところですね。また、「福引」や「投票」といった独自コンテンツで配信を盛り上げています。
――確かに、配信者と視聴者が近い関係にあるのは、どちらにとってもメリットと言えますね! 一方で、「Mildom」が多くの有名配信者を取り込んでいるという意見も見受けられます。それに対して賛否両論の声も上がっているかと思いますが、その点についてどう思われますか?
長瀬氏:新規参入のプラットフォームということで、賛否の「否」の部分の意見はある程度予測はしておりました。しかし、「ゲーム配信を職業にしたい」という思いがあるユーザーに対してサポートするためにも、こういったコンテンツをもっともっと拡大していきたいと思っております。有名配信者だけでなく、一般ユーザーの方にもどんどん活用していただきたいと思っております。
また、ウメハラ選手のようなeスポーツプレイヤーの配信を見て、「彼のようになりたい」と思っているユーザーに対して、「Mildom」が全面的にバックアップしていけたらなと思っています。
――やはり、年齢層的にはそういった将来を見据えた若い世代が多いですか?
長瀬氏:そうですね。これからeスポーツを盛り上げてくれる若い人が多いです。
――例えば、これから配信をはじめてみようと思っている若い世代の人に対して「Mildom」の魅力を伝えるとすれば、どんなことを伝えたいですか?
長瀬氏:特にスマートフォンでの配信のしやすさは魅力だと思っております。2タップ程度で配信できるようになりますし、そういった意味で配信のハードルはかなり下げることに成功しています。
今の世代の子は、我々の世代と違って配信をするということに抵抗がないですから、技術面の敷居を下げることで、より多くのユーザーが配信できるようになるんじゃないかと思いますね(笑)。
――先ほどもお話されたように、ライブ配信というのはさまざまなプラットフォームがございますが、「Mildom」にとってのライバルは?
長瀬氏:プラットフォームに関して、ライバルという意識はありませんね。我々が今求めているのは「市場を広げていく」ということなので。あえて言うのであれば、エンタメの時間をコンシューム(消費)するすべてですかね(笑)。
プラットフォーム各々が拡大して、今のライブ配信という市場をもっともっと広げていけたらと思っています。
――ライブ配信の新たな形として、2020年6月22日(月)からは吉本興業のお笑い芸人を中心に、ゲーム番組を配信する「吉本自宅ゲーム部」の配信がスタートされましたね。
長瀬氏:はい。吉本興業さんからお話いただいて、我々としてもさまざまなコンテンツを増やしていきたいということもあり、共同で企画することになりました。毎日さまざまな芸人さんが面白い企画で配信されていますので、ぜひ見てみてください!
――ありがとうございました!
―――
新型コロナウイルス感染症の影響で、ライフスタイルが変わろうとしている。そんな中、ゲーム配信やオンライン大会というのが、よりいっそう注目されるコンテンツとなるのは言うまでもない。
有名配信者だけでなく、一般ユーザーにも気を配っている「Mildom」。これからも、配信者、視聴者をつなぐ架け橋となって、新たなるムーブメントを起こしてほしい。
Mildom公式:https://www.mildom.com/
今年のEVO Japan 2020にもブースを展開したり、さまざまなプロゲーマーが配信を開始していたりと、知名度はメキメキと上昇中。ミッション型の報酬権限により、一般ユーザーも気軽に報酬が得られるなど、独自のサービスが魅力なプラットフォームだ。
さらに、2020年6月22日(月)からは吉本興業のお笑い芸人を中心に、ゲーム番組を配信する「吉本自宅ゲーム部」の配信をスタート。2020年7月6日(月)からは、ゲーム生配信番組「MildomTV」の配信を開始と、話題に事欠かない。
今回は、そんな飛ぶ鳥を落とす勢いがある「Mildom」を運営する株式会社DouYu JapanのDeputy CEO、長瀬太陽氏に「Mildom」の魅力や今後の展開についてなど、お話をうかがってきた。
ライバルは「Mildom」自身
他社との比較ではなく、市場を広げていきたい
――読者の中には「Mildom」について、まだご存じない方もいるかと思います。率直に「Mildom」とはどういうサービスなのか、改めてお聞かせください。
長瀬氏:「Mildom」は2019年9月末から運営を開始したサービスです。主にeスポーツプレイヤーやストリーマーのゲーム配信者や、eスポーツ大会などゲームを中心としたライブ配信に特化したサービスとなっております。主な特徴は高画質、低遅延を特徴としたライブ配信プラットフォームとなっております。
現在は、eスポーツのプロプレイヤーや、芸能人の方々にも配信をしていただいたり、オフラインでのイベントの生中継をしたりと、さまざまな配信を展開しております。
――ライブ配信のプラットフォームと言えば、YouTubeやTwitchなどほかにもいくつかありますが、ほかにはない「Mildom」の魅力とは、なんでしょうか?
長瀬氏:「Mildom」は、日本の配信者や視聴者を中心に寄り添ってサービスを展開しているというところですね。
――確かに、日本人のストリーマーが非常に注目しているサービスですよね。私たちも「Mildom」で配信しているストリーマーの方が最近増えているのを実感しております。配信者にとって「Mildom」を使うメリット、強みとはなんでしょうか?
長瀬氏:例えば配信者さんにとっての金銭的な支援ができるサービスを提供したり、配信におけるアドバイスなどを提供したりと、配信者の方がよりよいライブ配信ができるようにサポートをさせていただいております。
配信者の方々ときちんとコミュニケーションを取ることで、彼らが求めているものに関して迅速に支援できるような体制をとっております。
――なるほど。では、逆に視聴者の方が「Mildom」を選ぶポイントはなんだと思われますか?
長瀬氏:やはり低遅延の配信で、よりリアルタイムで配信者とコミュニケーションがとれるところですね。また、「福引」や「投票」といった独自コンテンツで配信を盛り上げています。
――確かに、配信者と視聴者が近い関係にあるのは、どちらにとってもメリットと言えますね! 一方で、「Mildom」が多くの有名配信者を取り込んでいるという意見も見受けられます。それに対して賛否両論の声も上がっているかと思いますが、その点についてどう思われますか?
長瀬氏:新規参入のプラットフォームということで、賛否の「否」の部分の意見はある程度予測はしておりました。しかし、「ゲーム配信を職業にしたい」という思いがあるユーザーに対してサポートするためにも、こういったコンテンツをもっともっと拡大していきたいと思っております。有名配信者だけでなく、一般ユーザーの方にもどんどん活用していただきたいと思っております。
また、ウメハラ選手のようなeスポーツプレイヤーの配信を見て、「彼のようになりたい」と思っているユーザーに対して、「Mildom」が全面的にバックアップしていけたらなと思っています。
――やはり、年齢層的にはそういった将来を見据えた若い世代が多いですか?
長瀬氏:そうですね。これからeスポーツを盛り上げてくれる若い人が多いです。
――例えば、これから配信をはじめてみようと思っている若い世代の人に対して「Mildom」の魅力を伝えるとすれば、どんなことを伝えたいですか?
長瀬氏:特にスマートフォンでの配信のしやすさは魅力だと思っております。2タップ程度で配信できるようになりますし、そういった意味で配信のハードルはかなり下げることに成功しています。
今の世代の子は、我々の世代と違って配信をするということに抵抗がないですから、技術面の敷居を下げることで、より多くのユーザーが配信できるようになるんじゃないかと思いますね(笑)。
――先ほどもお話されたように、ライブ配信というのはさまざまなプラットフォームがございますが、「Mildom」にとってのライバルは?
長瀬氏:プラットフォームに関して、ライバルという意識はありませんね。我々が今求めているのは「市場を広げていく」ということなので。あえて言うのであれば、エンタメの時間をコンシューム(消費)するすべてですかね(笑)。
プラットフォーム各々が拡大して、今のライブ配信という市場をもっともっと広げていけたらと思っています。
――ライブ配信の新たな形として、2020年6月22日(月)からは吉本興業のお笑い芸人を中心に、ゲーム番組を配信する「吉本自宅ゲーム部」の配信がスタートされましたね。
長瀬氏:はい。吉本興業さんからお話いただいて、我々としてもさまざまなコンテンツを増やしていきたいということもあり、共同で企画することになりました。毎日さまざまな芸人さんが面白い企画で配信されていますので、ぜひ見てみてください!
――ありがとうございました!
―――
新型コロナウイルス感染症の影響で、ライフスタイルが変わろうとしている。そんな中、ゲーム配信やオンライン大会というのが、よりいっそう注目されるコンテンツとなるのは言うまでもない。
有名配信者だけでなく、一般ユーザーにも気を配っている「Mildom」。これからも、配信者、視聴者をつなぐ架け橋となって、新たなるムーブメントを起こしてほしい。
Mildom公式:https://www.mildom.com/
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