【「PJCS2024」カードゲーム部門 ハマアキ シオン選手(ジュニア)、イトウ タイセイ選手(シニア)、コビヤマ ヒカル選手(マスター)インタビュー】三者三様の決勝デッキの理由、勝つための秘訣は?
- ジュニア ハマアキ選手「印象に残った試合はプレイミスも多かった準決勝」
- シニア イトウ選手「サンタさんに頼んだ『ポケモンカードゲーム』が出会い」
- マスター コビヤマ選手「勝つための秘訣は人脈。気の合う友達と一緒に遊ぶこと」
2024年6月1日(土)〜2日(日)にかけて、パシフィコ横浜で「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2024」(PJCS2024)カードゲーム部門の予選・決勝が開催された。
カードゲーム部門は、『ポケモンカードゲーム』による1対1の対面バトルで、1日(土)の予選が1試合1ゲーム先取のスイスドロー方式で2勝した選手が勝ち上がり。2日(日)の本戦は1試合2ゲーム先取のスイスドロー方式で、上位8名からはトーナメント方式となる。
エントリーは「ポケモンカードゲームプレイヤーズクラブ」から事前に行い、抽選で出場が決まる。それ以外に、全国で開催されている「ポケモンカードゲーム チャンピオンズリーグ2024」(横浜・京都・福岡・愛知・札幌)の上位入賞選手、「シティリーグ2024」のシーズン1〜4の優勝者、CSPランキング上位プレイヤーは優先されるというシステムだ。
使用できるカード・デッキは、スタンダードレギュレーションの60枚デッキ/サイド6枚で、禁止カードなどの細かなルールも取り決められていた。
リーグ区分は、ジュニアリーグが2012年4月2日以降生まれの小学生、シニアリーグが2006年4月2日~2012年4月1日生まれの中学生〜高校生、マスターリーグが2006年4月1日以前生まれの高校生以上。
合同インタビューは、ジュニアリーグ優勝のハマアキ シオン選手、シニアリーグ優勝のイトウ タイセイ選手、マスターリーグ優勝のコビヤマ ヒカル選手の3選手に行った。
ちなみに、「eスポーツ」という観点から言えばカードゲーム部門はその範疇から外れているかもしれないが、『ポケモン』を題材とした対戦ゲームとしては切っても切れない存在だということ、今大会の中でも特に名勝負がたくさん生まれ、最後の最後まで熱いバトルを見せてくれたということなどから、優勝した3人の言葉をご紹介したい。
──みなさん、カードゲーム部門での優勝、おめでとうございます。まずはそれぞれ今大会でこのデッキを選んだ理由を教えてください。
ハマアキ選手:レガシーエネルギーというカードが登場してから、ルギアデッキが強いかなと思って試したら強かったので、選択しました。
イトウ選手:タケルライコオーガポンというデッキが、耐え主体のデッキなので安定感が高いのと、後攻からでもわざが出て強いかなと思って選択しました。
コビヤマ選手:僕は、デイ1はカビゴンデッキを使って、デイ2も使う予定だったんですけど、練習していく中でどうやらBo3はサドンデスとサイドで決着がつく(制限時間を超えた際にサイドの枚数によって勝敗がつく)ところから難しいということが2週間ほど前に判明して、いろいろなデッキで練習しました。本当はリザードンとかサーナイトを使いたかったんですけど、相手に合わせてインプットするにはどうしても間に合わないということで、自分のやりたいことをやり切れるところ、間に合う中では強いということで、Bo3という形式でルギアVSTARデッキを選びました。
──今大会の中で、特に印象に残っている試合はありますか?
イトウ選手:今年はまだ世界大会の権利を取れていなくて、勝ったら権利が得られるベスト16の試合が一番思い出に残っています。
コビヤマ選手:準決勝が印象に残っています。1本目と3本目がアーケオスを1匹ずつしか出せないゲームで、アーケオス1匹で勝てたことでヒリついたなぁって思います。
ハマアキ選手:僕も準決勝かなと思いました。ちょっと焦りもあってプレイミスが多かったんですけど、なんとかなったという印象でした。
──皆さんの『ポケモン』との出会いと、『ポケモンカードゲーム』を極めようと思ったきっかけを教えてください。
ハマアキ選手:テレビでCMを見ていたら『ポケモン』のCMがやっていて、Nintendo Switchで当時の『ポケットモンスター』をやったら面白いと思って。で、お父さんがもともと別のカードゲームをやっていてショップに行く機会があったんですけど、そこでスタートデッキの『ポケモンカードゲーム』をやって「面白いなぁ」って思って極めていきました。
イトウ選手:僕の『ポケモン』との出会いはサンタさんに頼んだ『ポケモンカードゲーム』が最初で、スタートデッキから始まりました。極めようと思ったのは、初めて知り合いと対戦した時に、プレイミスで負けてトーナメントを逃してしまって。そこから練習してプレイミスしないようにって思いました。
コビヤマ選手:『ポケモン』との出会いは小学校2年の時に『ポケットモンスター 赤・緑』をやったのが初めてです。普段両親は厳格でゲームを買ってくれたりしないんですけど、どういう風の吹き回しかわかんないんですけどたまたま買ってくれて。それから大人になる過程でずっと新作をやり続けてきた感じです。『ポケモンカードゲーム』を極めようと思ったことは正直ないんですけど、去年の横浜の「WCS」を観戦しに行った時に舞台がかっこよくて、この舞台でやりたいなと思って、ここ3年くらい『ポケモンカードゲーム』はお休みしていたんですけど、復帰というかまたやりなおすことになって今に至ります。
──みなさんチャンピオンということで、『ポケモンカードゲーム』で勝つための秘訣、普段練習していることを教えてください。
ハマアキ選手:とりあえず、いっぱい練習していろいろな人と対戦して、このデッキに対してはこのカードを入れた方がいいと思う、みたいな感じで微調整しながらいっぱい回して、これで行けるなって思ったら(思えるところまで練習したら)いいと思います。
──その「行けるな」っていうデッキは自分だけで考えていますか? お父さんとかお友達とやりながら?
ハマアキ選手:やりながらです。
イトウ選手:僕はひとり回しとか対面練習したり大会に出たりして、とにかく回数を重ねてデッキを調整して行ったり、プレイの練度を上げたりしていくのが大事だと思います。(誰かと対戦するのと、ひとりで研究するのでは)対戦の方が好きです。
コビヤマ選手:僕は人脈を広げることです。どっちかというと自分で想像というかデッキを作るとかプレーを作ることはできないんですけど、周りにそういうのが得意な人がいて。僕も1を2にしたりとかが得意なこともあるので、それぞれ得意なことを教え合うんですよ、練習するメンバーで。だから、ひとりじゃできないから周りに助けてもらうので、気の合う友達をたくさん見つけて一緒に遊ぶのがいいと思います。
なお、大会の公式配信では2日目のマスターリーグ決勝の最後が途切れてしまっていたが、その後決勝戦の模様を別の動画で配信されている。勝利の瞬間、思わず顔を伏せてしまったコビヤマ選手と、その手を取って勝利を讃えるマキノ ユウスケ選手の姿もぜひご覧いただきたい。
©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2024 Niantic, Inc. ©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2021 Pokémon. ©1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2021 Tencent. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。 Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。
カードゲーム部門|ポケモンジャパンチャンピオンシップス2024:https://www.pokemon.co.jp/ex/pjcs/2024/cardgame/
カードゲーム部門は、『ポケモンカードゲーム』による1対1の対面バトルで、1日(土)の予選が1試合1ゲーム先取のスイスドロー方式で2勝した選手が勝ち上がり。2日(日)の本戦は1試合2ゲーム先取のスイスドロー方式で、上位8名からはトーナメント方式となる。
エントリーは「ポケモンカードゲームプレイヤーズクラブ」から事前に行い、抽選で出場が決まる。それ以外に、全国で開催されている「ポケモンカードゲーム チャンピオンズリーグ2024」(横浜・京都・福岡・愛知・札幌)の上位入賞選手、「シティリーグ2024」のシーズン1〜4の優勝者、CSPランキング上位プレイヤーは優先されるというシステムだ。
使用できるカード・デッキは、スタンダードレギュレーションの60枚デッキ/サイド6枚で、禁止カードなどの細かなルールも取り決められていた。
リーグ区分は、ジュニアリーグが2012年4月2日以降生まれの小学生、シニアリーグが2006年4月2日~2012年4月1日生まれの中学生〜高校生、マスターリーグが2006年4月1日以前生まれの高校生以上。
合同インタビューは、ジュニアリーグ優勝のハマアキ シオン選手、シニアリーグ優勝のイトウ タイセイ選手、マスターリーグ優勝のコビヤマ ヒカル選手の3選手に行った。
ちなみに、「eスポーツ」という観点から言えばカードゲーム部門はその範疇から外れているかもしれないが、『ポケモン』を題材とした対戦ゲームとしては切っても切れない存在だということ、今大会の中でも特に名勝負がたくさん生まれ、最後の最後まで熱いバトルを見せてくれたということなどから、優勝した3人の言葉をご紹介したい。
ジュニア ハマアキ選手「印象に残った試合はプレイミスも多かった準決勝」
──みなさん、カードゲーム部門での優勝、おめでとうございます。まずはそれぞれ今大会でこのデッキを選んだ理由を教えてください。
ハマアキ選手:レガシーエネルギーというカードが登場してから、ルギアデッキが強いかなと思って試したら強かったので、選択しました。
イトウ選手:タケルライコオーガポンというデッキが、耐え主体のデッキなので安定感が高いのと、後攻からでもわざが出て強いかなと思って選択しました。
コビヤマ選手:僕は、デイ1はカビゴンデッキを使って、デイ2も使う予定だったんですけど、練習していく中でどうやらBo3はサドンデスとサイドで決着がつく(制限時間を超えた際にサイドの枚数によって勝敗がつく)ところから難しいということが2週間ほど前に判明して、いろいろなデッキで練習しました。本当はリザードンとかサーナイトを使いたかったんですけど、相手に合わせてインプットするにはどうしても間に合わないということで、自分のやりたいことをやり切れるところ、間に合う中では強いということで、Bo3という形式でルギアVSTARデッキを選びました。
──今大会の中で、特に印象に残っている試合はありますか?
イトウ選手:今年はまだ世界大会の権利を取れていなくて、勝ったら権利が得られるベスト16の試合が一番思い出に残っています。
コビヤマ選手:準決勝が印象に残っています。1本目と3本目がアーケオスを1匹ずつしか出せないゲームで、アーケオス1匹で勝てたことでヒリついたなぁって思います。
ハマアキ選手:僕も準決勝かなと思いました。ちょっと焦りもあってプレイミスが多かったんですけど、なんとかなったという印象でした。
シニア イトウ選手「サンタさんに頼んだ『ポケモンカードゲーム』が出会い」
──皆さんの『ポケモン』との出会いと、『ポケモンカードゲーム』を極めようと思ったきっかけを教えてください。
ハマアキ選手:テレビでCMを見ていたら『ポケモン』のCMがやっていて、Nintendo Switchで当時の『ポケットモンスター』をやったら面白いと思って。で、お父さんがもともと別のカードゲームをやっていてショップに行く機会があったんですけど、そこでスタートデッキの『ポケモンカードゲーム』をやって「面白いなぁ」って思って極めていきました。
イトウ選手:僕の『ポケモン』との出会いはサンタさんに頼んだ『ポケモンカードゲーム』が最初で、スタートデッキから始まりました。極めようと思ったのは、初めて知り合いと対戦した時に、プレイミスで負けてトーナメントを逃してしまって。そこから練習してプレイミスしないようにって思いました。
コビヤマ選手:『ポケモン』との出会いは小学校2年の時に『ポケットモンスター 赤・緑』をやったのが初めてです。普段両親は厳格でゲームを買ってくれたりしないんですけど、どういう風の吹き回しかわかんないんですけどたまたま買ってくれて。それから大人になる過程でずっと新作をやり続けてきた感じです。『ポケモンカードゲーム』を極めようと思ったことは正直ないんですけど、去年の横浜の「WCS」を観戦しに行った時に舞台がかっこよくて、この舞台でやりたいなと思って、ここ3年くらい『ポケモンカードゲーム』はお休みしていたんですけど、復帰というかまたやりなおすことになって今に至ります。
マスター コビヤマ選手「勝つための秘訣は人脈。気の合う友達と一緒に遊ぶこと」
──みなさんチャンピオンということで、『ポケモンカードゲーム』で勝つための秘訣、普段練習していることを教えてください。
ハマアキ選手:とりあえず、いっぱい練習していろいろな人と対戦して、このデッキに対してはこのカードを入れた方がいいと思う、みたいな感じで微調整しながらいっぱい回して、これで行けるなって思ったら(思えるところまで練習したら)いいと思います。
──その「行けるな」っていうデッキは自分だけで考えていますか? お父さんとかお友達とやりながら?
ハマアキ選手:やりながらです。
イトウ選手:僕はひとり回しとか対面練習したり大会に出たりして、とにかく回数を重ねてデッキを調整して行ったり、プレイの練度を上げたりしていくのが大事だと思います。(誰かと対戦するのと、ひとりで研究するのでは)対戦の方が好きです。
コビヤマ選手:僕は人脈を広げることです。どっちかというと自分で想像というかデッキを作るとかプレーを作ることはできないんですけど、周りにそういうのが得意な人がいて。僕も1を2にしたりとかが得意なこともあるので、それぞれ得意なことを教え合うんですよ、練習するメンバーで。だから、ひとりじゃできないから周りに助けてもらうので、気の合う友達をたくさん見つけて一緒に遊ぶのがいいと思います。
なお、大会の公式配信では2日目のマスターリーグ決勝の最後が途切れてしまっていたが、その後決勝戦の模様を別の動画で配信されている。勝利の瞬間、思わず顔を伏せてしまったコビヤマ選手と、その手を取って勝利を讃えるマキノ ユウスケ選手の姿もぜひご覧いただきたい。
©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2024 Niantic, Inc. ©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2021 Pokémon. ©1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2021 Tencent. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。 Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。
カードゲーム部門|ポケモンジャパンチャンピオンシップス2024:https://www.pokemon.co.jp/ex/pjcs/2024/cardgame/
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