【中里匠吾氏インタビュー】eスポーツはメンタル!——プロeスポーツチームこそメンタルトレーナーを導入するべきたったひとつの理由

eスポーツ、特に競技シーンにおいてコーチの重要性が再認識される昨今、FPSタイトルではもちろん、選手個人で活動することが主とされていた格闘ゲームジャンルにおいてもコーチの重要性が脚光を浴びるようになった。

そんな中、まだまだなじみのない存在といえるのがメンタルコーチだ。eSports Worldでもメンタルコーチについて取り上げたこともあったり、選手のインタビューでメンタルトレーニングの重要性を垣間見るシーンはあったりと、わずかながらにその存在が表立ってきてはいるものの、やはりまだまだ影の薄い存在といわざるを得ないのが現状だ。

そこで、ゲームの上達に特化したオンラインスクール「CR Gaming School(CRGS)」に導入された、メンタルトレーニング事業を提供している「M moreTOKYO」の中里匠吾(なかさとしょうご)氏にインタビュー。

eスポーツにおけるメンタルトレーニングのあり方や、取り組み方などをおうかがいした。

苦難を乗り越えメンタルの重要性を知った大学時代


——本日はよろしくお願いします。まず、中里さんがどんな方なのか、自己紹介をお願いします。

中里:中里匠吾と申します。本日はよろしくお願いします。

僕は北海道出身で大学の進路で上京してきました。大学の進路を考えていた時、たまたま「こころの処方箋」という書籍に出会い、そこから心理学に興味を持つようになりました。

それで「心だけで人を支えられるスペシャリストってかっこいいな」と思うようになったのが、僕がメンタルトレーナーになるきっかけです。

その傍ら、大学ではオーストラリアンフットボールに打ち込んでいました。

——オーストラリアンフットボール?

中里:はい。簡単に説明するとラグビーとサッカーを混ぜたような競技です。ラグビーに比べると日本では競技人口が少ないということもあって、日本代表が目指せる可能性がありました。せっかくはじめたのだから、日本代表になるまでやりきろうという気持ちで、アスリート人生の歩みも進めました。

ただその間、2度も膝の関節内にある前十字靭帯を断裂してしまいまして……。

——2度も断裂してしまうというのはかなり大変そうですね。

中里:そうですね。実際手術もしましたし、日本代表の選手に選ばれるためにも医者からは無理だといわれたスケジュール感で直さなければなりませんでした。

その時は、本当に寝ずに学業、トレーニング、アルバイト、それからジムといった感じで生活していて、ついに2017年、International Cup17という世界大会に日本代表として出場することができました。

そういった経験で、モチベーションの大切さを肌で感じました。モチベーションがなければ、あそこまでやりきれなかったと思います。ここで、メンタルの重要性というのを改めて感じるきっかけにもなりました。

人ってここまでメンタルで変えられるんだって。


——いきなり大きな壁を乗り越えてからのスタートだったんですね。中里さんを大きく支えたモチベーションの源泉は何だったのでしょうか。

中里:僕の中では3つあって、ひとつは「東京で夢を追いかけたいという気持ち」ですね。両親にも伝えていたことでもあるので、なんとしてでもやりきりたかったといのもありました。

ふたつ目は、僕自身頑固だからというのもあります。一度決めたことを不完全燃焼で終わらせることは絶対にしたくないという気持ち。3つ目は根拠のない自信です(笑)。なぜか「自分なら日本代表に絶対なれる」という心構えがありました。

こういうモチベーションの源泉によって、自分自身日本代表になることができたという経験を、ほかの人にも伝えていきたいと思い、メンタルトレーナーの道を考えるようになりました。

小学校から高校までは野球をやっていて、そこでも苦しい練習をずっとしてきましたが、大学での経験は僕の人生の中で一番エネルギーにあふれていたと今でも感じています。

とにかくDMを送りまくってファーストキャリアがスタート!


——大学卒業後、どのような流れでメンタルトレーナーへ歩みを進めたのでしょうか。

中里:基本的に心理職というのは国家資格が存在しており、大学院に進むことが必須です。僕がもともとやりたかったスクールカウンセラーも、大学院に進み、資格試験を受けてからようやく就職できるみたいな。

ただ大学院に受験するために研究計画書を提出すると、どの教授にも「君がやりたいことは大学院に進んでもできないよ」っていわれてしまいました。

——ええっ。それはどうして?

中里:大学や大学院で学ぶ内容って、どちらかというとうつ病とかストレスで病んでしまった心を、いかに元の状態に戻してあげられるかっていうアプローチ内容ばかりなんです。

僕がやりたいことは「普段の生活はできるけれど、より良く生きるためのメンタル的な支援」という研究をしていたので、大学院で研究を進めることはできないと判断されたようです。

えっ、じゃあ俺は何をすればいいんだ……。

そう考えた時、たまたま図書館で見た記事に「一般の人がより良い生活を送るためのメンタルトレーナー」というワードが目に止まり、「これだ!」と思いましたね。


そこからは、大学院を辞めて就活もせず、ひたすらSNSでメンタルトレーナーと名乗っている人にDMを送りまくりました。そして、その中で一番いいと感じた人に弟子入りし、僕のファーストキャリアがスタートしたんです。

Jリーガーやプロ野球選手、経営者なども導入しているメンタルトレーナーの重要性


——現在は独立して、moreTOKYO株式会社にてメンタルトレーニング事業を立ち上げたということですが、具体的にどのような方にメンタルトレーニングをしているのでしょうか。

中里:現役のJリーガーやプロ野球選手、格闘家などのトップアスリートから、経営者・役員などビジネス領域なども担当しています。ほかにも小学生から大学など、部活動やクラブチームなども担当しています。

——いわゆるリアルスポーツの選手にメンタルトレーニングをされているんですね。そんな中、なぜeスポーツの選手に着目したのでしょうか。

中里:僕が参加したビジネス交流会で、Crazy Raccoonが運営するオンラインスクールCRGSの立ち上げに参加していた方と出会いました。ちょうどCRGSでメンタルトレーニングができる人を探していたみたいで、意気投合したのがきっかけです。

僕自身、eスポーツに本気で取り組んだことはありませんが、競技シーンを見てメンタルトレーニングの重要性は感じていました。また、一部の専門学校がメンタルトレーニングを導入しはじめていることから、今後eスポーツでもメンタル関連のカリキュラムが導入されるだろうとは思っていました。

そんなタイミングで、偶然CRGSの方と接点を持つことができたので、ぜひ協力したいという流れでCRSGに参加することになりました。

▲株式会社Game & Co.とCrazy Raccoonの共同事業として、2023年2月より提供を開始したeスポーツのオンラインスクール「CR Gaming School」。中学生から50代まで幅広い層が受講している(出典:https://cr-gs.jp/

CRGSではゲームのスキル面の攻略はカリキュラム化されているので、授業を受ければ自ずとプレーもうまくなります。ただメンタルがついてこない——。大事な局面で動じないとか、負けが込んでいる時に立ち直るといったメンタルトレーニングを導入することで、より安定したプレーができるようになります。

特に僕のメンタルトレーニングは再現性があるのが特徴です。

——再現性?

中里:はい。「こういう特徴の人は、こういう意識をしたらメンタルって強くなる」ということをパターン化して伝えることができます。CRGSのカリキュラムの中に、メンタルトレーニングを導入すればスキル面もメンタル面もアプローチできるようになり、ゲーミングスクールとしての価値も高まるといったことで現在メンタルトレーニングを実施しています。


——実際にCRGSではどのようなカリキュラムを行っているのでしょうか。

中里:まず大前提として「メンタルトレーニングとは何か」という基本的なところから伝えています。

ゲーミングスクールの受講生って下は10代から、上は50代までと年齢層が幅広くて、バックグラウンドがさまざまです。若い子はスキル面を強化すればメンタルが勝手についてくるという考えが多いので、メンタルトレーニングについて懐疑的な印象を持っています。

一方で、社会経験を積んでいる大人になればなるほど、メンタルの重要性を理解している反面、(メンタルトレーニングで)マインドコントロールされるのではないかという疑いを持つ傾向にあります。

いきなり本題に入っても、なかなか受け入れ体制ができていないと中身が入ってこないということもあり、まずはコンテンツの原理原則というのを伝えるということを中心にやっています。

——確かに、メンタルは目に見えない分、懐疑的な印象を持たれがちですもんね。

中里:メンタルトレー ニングは、基本的な部分を伝えておかないと間違った理解をされてしまい、効果が半減したりマイナスに働いたりする可能性もあります。

CRGSには『Apex Legends』と『VALORANT』のふたつのクラスがあり、それぞれ競技性や必要なメンタル要素が変わってくるので、それぞれに対してコンテンツ内容を変えながらメンタルトレーニングを実施しています。

例えば『Apex Legends』だとスリーマンセル(3人1組のチーム)なので、司令塔的な役割のプレーヤーもいれば、自分のパフォーマンスを出し切ることが目的のプレーヤーもいます。普段はハイパフォーマンスのプレーヤーも司令塔になると極端にパフォーマンスが落ちてしまい、自信がなくなってしまうという課題がありました。

なので『Apex Legends』部門では自信というコンテンツをメインに扱っています。

一方で『VALORANT』はプレーヤー民度が問題になっているようで、仲間に対してマイナスの感情を吐き出してしまう傾向があったので、楽しくゲームに向かいながらプレーするためのコンテンツをメインに扱っています。

——なかなか言葉で表現するのは難しそうなコンテンツですね……。

メンタルはだましやすい!
簡単なテストからメンタルを変えるテクニックを紹介!


中里:では、今から簡単なメンタルテストをお見せしますね。今から、とある画像を見せるので、絶対に猫だと想像しないでください。

——はい。

中里:それでこの画像を見てください。


——いやいや、これは(どうみても猫だ……)(笑)。

中里:想像しないでくださいっていわれても、こういう断片的なものでさえ100%猫だと想像しちゃうんですよ。

つまり、ネガティブなことを思わないように思わないようにって考えれば考えるほど、頭の片隅にネガティブの要素が生まれてしまいます。今のは「意識すればするほど、意識しちゃうよね」っていう簡単なテストになります。

——確かに。逆にメンタルトレーニングをすることで、これが猫だと思わないようにできるっていうこと?

中里:そのとおりです。ゲームのプレー中に「プレッシャーを感じないようにしないと……」とか「暴言を吐かないようにしないと……」って思えば思うほど頭の片隅に出てきてしまいます。逆にメンタルってだましやすいし、結構単純なものなんだよというのを、フランクに扱いながら深掘りしていくということをしています。

その上で、自分自身がどんなプレーヤーになりたいのかという目標を、メンタルを通じて見直すこともしています。プロ選手やストリーマー、趣味の延長線上でうまくなりたいといった感じで、目標は人それぞれですからね。

——意外と盲点というか、単純に考えると頭にスッと入ってきます!

中里:ありがとうございます。メンタルの構造はもちろん複雑なのですが、メンタルは大きく分けて本能と理性に分かれています。例えば、「心は体のどこにある?」って聞いた時、胸を指す人もいれば、頭を指す人もいる——。

僕の中ではどちらも正解だと思っていて、胸を指す人は欲求とか感情、気分が上がる下がるといった本能的に動くタイプで、頭を指す人は、どういう思考や判断をはたかせるのかというような、一歩引いた理性的な考えで動くタイプだと思っています。

普段感情がすぐに出てしまう人は、本能が優位すぎて、理性がコントロールできていない状態です。これがいわゆる短気な人です。一方でアスリート気質の人はどちらかというと理性が強く、理性で欲求を抑えることができるんです。

つまり、メンタルっていかに本能と理性をうまくコントロールできているかが重要で、このコントロールがうまい人が一流なんです。

一般の人は普段こういった本能と理性をコントロールする方法を学んだことがないからうまくできないだけであって、そのコントロールの仕方を学ぶのがメンタルトレーニングということになるわけです。

——なるほど。とてもわかりやすいです! 例えば人と肩がぶつかって、すぐに「チッ」って思っちゃうけど、声に出すことはできないどっちになるんですかね(笑)。

中里:んー(笑)。そういう人は本能がガーッとなるけど、理性が「これを言ったら大変なことになるぞ」っていうリスクや不安、怖さを考えて「言えない」って判断をしてしまう。つまり、理性が本能を押し殺している状態になりますね。

社会で生きていく上で、「言ってはいけない」というのを学んでいることでストップさせることができたり、本能がしょんぼりしてしまったりするタイプの人もいるので、ケースバイケースですね(笑)。


また逆に理性だけ動いているという人もいます。例えば楽しいからとかそういう感情もなく、やらなければならないからやっているみたいな——。彼らはどういう状況でもそこそこのパフォーマンスは出せますが、エネルギーが不足するタイミングが出てきてしまいます。こういうメンタルの人って、実は格闘家のようなプロアスリートの中にもいます。

——ええっ、格闘家にも?

中里:はい。なぜそのようなメンタルになってしまったのかというのは幼少期の環境などさまざまな理由はありますが、「本能を抑える」という習慣がついてしまっているんです。結果、勝っても負けても高ぶる感情がない——。

ただ本能のエネルギーってものすごく強くて、本能の感情を味方にできると、とてつもないパワーを出すことができます。そういった人は、本能をキャラクター化して本能を見つめるというトレーニングを取り入れることもあります。

——本能とキャラクター化?

中里:例えば、何かにイラッとしたり、心が揺らいだりするタイミングで胸からパカッと本能というキャラクターを取り出すようなイメージをして、その本能と対話するという感覚を身につけてもらいます。


——面白い発想ですね。

中里:実際に自分の本能のキャラクターをぬいぐるみとして持っていて、何か感情が揺れた時は、実際にそのぬいぐるみに話しかけるっていうトレーニングをしていました。そうすると、自分の揺れを客観的に見ることができるんです。最近はメタ認知という言葉が一般的になってきましたが、まさにそれです。

——自分でメンタルトレーニングを取り入れるには導入しやすいトレーニングですね。

中里:そうですね。ただ漠然とメンタルと向き合うというよりは、メンタルと向き合うためのきっかけとして、本能をぬいぐるみのように具現化して問いかけるというのはいいトレーニングだと思います。

——どんなことを話しかけるのが効果的なんでしょうか。

中里:例えばダイエットをしているけど、深夜にラーメンが食べたくなった。そんな時に「ラーメンが食べたい」といっている本能のぬいぐるみを取り出して、「今ラーメンを食べたら自分の目標を達成できるの?」って問いかけてみましょう。

もちろん「できない」と答えが返ってくると思うので、そこから「今どうすればいいと思う?」と本能のぬいぐるみを納得させられれば、メンタルコントロールができた証拠になります。

要は子育てと同じなんです。

メンタルは一生使えるスキルになる——
メンタルトレーニングを勧める理由


——こうやって話を聞くと、メンタルトレーニングの重要性がわかってくるのですが、eスポーツプレーヤーにとってまだまだなじみのないジャンルだとも感じています。どちらかというとゲーミングマウスやキーボードといったガジェットに投資しがちというか——。そういったプレーヤーにメンタルトレーニングの重要性を伝えるならばどうアプローチしますか?

中里:これはすべてのことに当てはまることですが、目に見えないものに投資するというのは優先順位が低くなるとは思います。eスポーツならば、スペック高いPCにお金を出した方が簡単に成績を上げることができるかもしれない。それだったら、そっちの優先度が高くなるのは当たり前だと思っています。

では、どうやったらメンタルに興味を持ってもらえるか——。それは大きく3つあると思っています。

ひとつは、プロプレーヤーを目指すために自己成長をしたいという人。自分の目標のため1%でも可能性を見いだしたいという人であれば自ずとメンタルトレーニングに興味を持つと思っています。

ふたつ目は、自分自身またはチーム内でメンタルが原因で問題が発生した時、メンタルの課題にぶち当たった時に興味を持つきっかけが生まれると思います。

そして3つ目は、今回のように僕の特別講義を通じて少しでもメンタルトレーニングにふれる機会が得られた時に興味を持ってもらえるのではないかと考えています。

特にふたつ目に直面している人は、環境にお金を掛けるべきなのか、メンタルトレーニングにお金を掛けるべきなのか迷っている段階だと思っていて、僕の中でもどうやってアプローチをするべきかと悩んでいるポイントでもあります。

ただそういった悩みを持っている人に伝えたいのは「メンタルは一生のスキルになる」ということです。

例えばゲームのテクニックはタイトルが変わればまた覚えることも変わってしまうし、ダイエットはリバウンドするとすぐに元に戻ってしまう。しかし、メンタルはコツさえつかんでしまえば、一生使える能力なんです。

野村監督の言葉で「心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる。運命が変われば、人生が変わる。」という名言があります。

僕も本当にその通りだと思っていて、トータルの人生を考えた時、一番リターンが得られるのがメンタルだと思っています。総合的に見て何が一番大事なのかというのを生徒に伝えられたらと思っています。

——めちゃめちゃいい話ですね。ただ若い子に理解してもらうには難しいというか……。やっぱり目の前のかっこいいガジェットとかほしいじゃないですか(笑)。

中里:そうですね。ただ例えば「大谷翔平選手って中学校高校からメンタルってものを向き合っているから今があるんだよ」って伝えると興味を持ってくれることもあります。

なのでeスポーツでも早めにメンタルトレーニングを取り入れた選手が世界一になって活躍しているのがわかったら、より多くのプレーヤーが注目してくれるのではないと感じています。

——なるほど。では最後に、中里さんがeスポーツ業界に求めていること、今後のビジョンをお聞かせください。

中里:僕がeスポーツ業界にメンタルトレーナーとして関わったからには、まずは関わったプレーヤーの目標を達成させていきたいと思っています。その上で、メンタルトレーニングが怪しいものだとか、メンタルが弱い人だけが受けるものという偏見をなくしていきたいです。

eスポーツを通じて、メンタルトレーニングを日常的なものへとしていき、ゆくゆくは日本全体としてメンタルトレーニングが義務教育化されることを願っています。

もっともっと「あなたのメンタルは価値がある」ということを伝えていきたいです。

——ありがとうございました!

———

メンタルという目に見えない部分をトレーニングするというのは、なかなか形として見えにくいもので、どうしても後回しにしてしまいがち。一方で、多くのeスポーツチームでメンタルコーチを導入しているのが現状だ。

普段何気なく遊んでいるゲームをより良いポテンシャルでプレーしたいという理由だけでなく、日々の生活を豊かにするためにもメンタルトレーニングを導入することは大切なのではないかと、今回のインタビューを通じて感じた。

人は何かをする時、必ず何かを考え何かを判断して行動している——。そんな時、しっかりと自分のメンタルに向き合い、正しい判断ができるよう、自分自身のメンタルと向き合って過ごしていきたい。

特にチームプレーや格闘ゲームで暴言を吐いてしまいがちなプレーヤーは胸に手を当てて考えてみてほしい。

そのひと言で何が変わるのか——。


【番外編】メンタルコーチ、メンタルトレーナー、メンタルカウンセラーの違い

——メンタルコーチとメンタルトレーナーの違いってあるんでしょうか?

中里:僕はメンタルトレーナーと名乗っていますが、ほかにもメンタルコーチ、メンタルカウンセラーという肩書の人もいます。

メンタルカウンセラーは、通常のメンタルを0とすると、マイナス要素のメンタルを扱う人。メンタルの闇の部分を専門的な支援で0に近づけていくポジション。

メンタルコーチングというのは、行動を促進してあげる・後ろから支えてあげる立場です。自分の問題に気づかせて、自ら改善するために、さまざまな質問を投げかけるポジションを示しています。なので、実はコーチって教える立場ではないんです。僕らメンタルトレーナーは、ティーチングをするのでがっつりと指導します。

——へぇ。似ているようで全然違うんですね。

中里:例えば「緊張するんです」という問題があった時、コーチは「なぜ緊張すると思う?」という投げかけからスタートして自分で気づかせるきっかけを作ります。トレーナーは「緊張する理由は○○なので、こういうトレーニングをすると治ります」と指導していきます。

——なるほど。メンタルトレーナーは結構がっつり向き合うタイプなんですね!


■関連リンク
中里匠吾:
https://twitter.com/nakasato_mental

M moreTOKYO:
https://moretokyo.jp/

Crazy Raccoon Gaming School:
https://cr-gs.jp/


撮影:いのかわゆう
編集:いのかわゆう


【井ノ川結希(いのかわゆう)プロフィール】
ゲーム好きが高じて19歳でゲーム系の出版社に就職。その後、フリーランスでライター、編集、ディレクターなど多岐にわたり活動している。最近はまっているゲームは『VALORANT』。

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