【大会特集】『LoL』国際大会「Mid Season Invitational 2022」
【MSI 2022インタビュー】苦しい展開となったSaigon Buffalo戦で、Eviが感じた課題
5月11日、『リーグ・オブ・レジェンド』の世界大会「MSI 2022」のグループステージDay2の試合が行われ、日本代表のDetonatioN FocusMe(DFM)は、ベトナム代表のSaigon Buffalo(SGB)に接戦の末敗れた。
これでDFMは、グループステージ通算1勝1敗。次戦は優勝候補筆頭と目される韓国代表・T1との試合が待ち受ける。
ツイステッド・フェイトをファーストピックし、トップサイドからゲームメイクをしていく狙いのDFMに対し、SGBはルシアン・ナミという今大会最強格のボットレーンチャンピオンを2枚そろえて、ボットサイドからゲームを作っていくチャンピオン構成だ。
DFMはYaharong選手がTFのアルティメット「デスティニー」でのロームを成功させ、Evi選手のアーゴットを育てることに成功。対するSGBも、ドレイクの獲得やボットのタワープレート獲得と、お互いの思惑通りの序盤戦となった。
しかし18分過ぎ、ボットレーンにいたSGB Froggy選手にDFMがガンクを刺したタイミングで、SGBはミッドレーンにリフトヘラルドを召喚。DFMは1キルを獲得したかわりに、ミッドのタワーを2本破壊されてしまう。
一連のトレードで失ったタワーの視界差が響いたか、ミッドレーンでの押し引きの最中、積極的に仕掛けたSGB Shogun選手のバーストダメージでYutapon選手が倒される。
このキルを起点にバロンを獲得したSGBは、グローバルゴールドでも逆転。DFMもうまく粘りながら試合時間を引き延ばし、エルダードレイクによる一発逆転を狙う。
しかし、ボットのスーパーミニオンがベースに到達していることに気づいたSGBは、DFMがエルダードレイクと戦う間にバックドアを敢行。そのままネクサスを破壊してSGBがゲームに勝利した。
惜しくも敗れてしまったDFMのトップレーナー、Evi選手に試合後インタビューを行った。
──Saigon Buffalo戦、お疲れさまでした。先日のインタビューで、ADCのYutapon選手も警戒していると話していたSGBとの試合でしたが、どんなイメージをもって対戦に臨まれましたか?
Evi:Saigon Buffaloは、トップサイドを重視してゲームプランを立てることが多いチームで、ミッドレーナーが献身的なプレイをしてサイドレーンを助けていく、そういう印象を持っていました。
──そのトップサイドゲームを得意とするチーム相手に、DFMはアーゴットとツイステッド・フェイトで、逆に相手の得意戦術とぶつかっていくようなドラフトでした。Evi選手はチームのゲームプラン上、重要な役割を任されましたね。
Evi:特に自分の役割が重荷に感じることはなかったですね、僕たちの自信のある構成だったので。やるべきことをやっていれば勝てる、って気持ちでした。
──確かに、「LJL」のSpring Sprit Finalでも同じアーゴット、ツイステッド・フェイトの組み合わせで勝利していました。
Evi:そうですね。僕個人としては試合前は負ける気は全くしなかったです。
──試合展開はトップとボットの有利を交換し合う、イーブンに近い形で進みましたが、結果としてはYutapon選手がピックされて流れを持っていかれてしまいました。
Evi:どこが悪かったかはまだ考え切れていないんですが、構成的にルシアンに対するプレッシャーが足りなかったのかなと思います。クレンズを持ったルシアンが飛び込んでくるだけで、僕たちが対処に困ってしまうような……。そういう状況にするべきじゃなかったって点も含めて、そこが反省点ですね。
──ただ、そこでバロンを取られた後も粘り強くプレーできていました。その時のチーム内の雰囲気はどうでしたか?
Evi:僕たちの構成の強みが失われたわけではなかったですし、「全然大丈夫だよ」と話していました。「このゲーム、エルダー(ドレイク)まで見よう」って相談して、ゆっくりファームの時間を作ったり、キャッチを狙ったり、ポジティブにプレイできていたと思います。
──その粘りが次戦につながると思います。グループステージはダブルラウンドロビン(2回総当たり)なので、SGBとの再戦もあります。チームとしてはどんなところを修正して挑みたいですか?
Evi:そもそもチャンピオン構成に問題がなかったのか、それとも僕たちのプレイングが悪かったのかは、試合が終わったばかりでまだわからないので、帰ってリプレイを見ながら相談したいなと思っています。
──明日のDay3は、今大会の優勝候補でもある韓国代表のT1戦です。意気込みを聞かせてください。
Evi:T1は本当に強いチームですけど、Bo1は何が起こるかわかりません。全力で勝ちに行きたいと思います。
5月12日(木)22:00からのT1戦は、総当たり1巡目最後のカード。「Worlds 2021」で対戦して以来のリベンジを誓うDFMに、日本からエールを送ろう!
RiotJP Twitch:
https://www.twitch.tv/riotgamesjp?lang=ja
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https://lolesports.com/
DetonatioN FocusMeのTwitter:
https://twitter.com/teamDFM
これでDFMは、グループステージ通算1勝1敗。次戦は優勝候補筆頭と目される韓国代表・T1との試合が待ち受ける。
DetonatioN FocusMe vs Saigon Buffalo ハイライト
ツイステッド・フェイトをファーストピックし、トップサイドからゲームメイクをしていく狙いのDFMに対し、SGBはルシアン・ナミという今大会最強格のボットレーンチャンピオンを2枚そろえて、ボットサイドからゲームを作っていくチャンピオン構成だ。
DFMはYaharong選手がTFのアルティメット「デスティニー」でのロームを成功させ、Evi選手のアーゴットを育てることに成功。対するSGBも、ドレイクの獲得やボットのタワープレート獲得と、お互いの思惑通りの序盤戦となった。
しかし18分過ぎ、ボットレーンにいたSGB Froggy選手にDFMがガンクを刺したタイミングで、SGBはミッドレーンにリフトヘラルドを召喚。DFMは1キルを獲得したかわりに、ミッドのタワーを2本破壊されてしまう。
一連のトレードで失ったタワーの視界差が響いたか、ミッドレーンでの押し引きの最中、積極的に仕掛けたSGB Shogun選手のバーストダメージでYutapon選手が倒される。
このキルを起点にバロンを獲得したSGBは、グローバルゴールドでも逆転。DFMもうまく粘りながら試合時間を引き延ばし、エルダードレイクによる一発逆転を狙う。
しかし、ボットのスーパーミニオンがベースに到達していることに気づいたSGBは、DFMがエルダードレイクと戦う間にバックドアを敢行。そのままネクサスを破壊してSGBがゲームに勝利した。
惜しくも敗れてしまったDFMのトップレーナー、Evi選手に試合後インタビューを行った。
自信のある構成で挑んだSGB戦
──Saigon Buffalo戦、お疲れさまでした。先日のインタビューで、ADCのYutapon選手も警戒していると話していたSGBとの試合でしたが、どんなイメージをもって対戦に臨まれましたか?
Evi:Saigon Buffaloは、トップサイドを重視してゲームプランを立てることが多いチームで、ミッドレーナーが献身的なプレイをしてサイドレーンを助けていく、そういう印象を持っていました。
──そのトップサイドゲームを得意とするチーム相手に、DFMはアーゴットとツイステッド・フェイトで、逆に相手の得意戦術とぶつかっていくようなドラフトでした。Evi選手はチームのゲームプラン上、重要な役割を任されましたね。
Evi:特に自分の役割が重荷に感じることはなかったですね、僕たちの自信のある構成だったので。やるべきことをやっていれば勝てる、って気持ちでした。
──確かに、「LJL」のSpring Sprit Finalでも同じアーゴット、ツイステッド・フェイトの組み合わせで勝利していました。
Evi:そうですね。僕個人としては試合前は負ける気は全くしなかったです。
レイトゲームを見据えてポジティブにプレイできた
──試合展開はトップとボットの有利を交換し合う、イーブンに近い形で進みましたが、結果としてはYutapon選手がピックされて流れを持っていかれてしまいました。
Evi:どこが悪かったかはまだ考え切れていないんですが、構成的にルシアンに対するプレッシャーが足りなかったのかなと思います。クレンズを持ったルシアンが飛び込んでくるだけで、僕たちが対処に困ってしまうような……。そういう状況にするべきじゃなかったって点も含めて、そこが反省点ですね。
──ただ、そこでバロンを取られた後も粘り強くプレーできていました。その時のチーム内の雰囲気はどうでしたか?
Evi:僕たちの構成の強みが失われたわけではなかったですし、「全然大丈夫だよ」と話していました。「このゲーム、エルダー(ドレイク)まで見よう」って相談して、ゆっくりファームの時間を作ったり、キャッチを狙ったり、ポジティブにプレイできていたと思います。
──その粘りが次戦につながると思います。グループステージはダブルラウンドロビン(2回総当たり)なので、SGBとの再戦もあります。チームとしてはどんなところを修正して挑みたいですか?
Evi:そもそもチャンピオン構成に問題がなかったのか、それとも僕たちのプレイングが悪かったのかは、試合が終わったばかりでまだわからないので、帰ってリプレイを見ながら相談したいなと思っています。
──明日のDay3は、今大会の優勝候補でもある韓国代表のT1戦です。意気込みを聞かせてください。
Evi:T1は本当に強いチームですけど、Bo1は何が起こるかわかりません。全力で勝ちに行きたいと思います。
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5月12日(木)22:00からのT1戦は、総当たり1巡目最後のカード。「Worlds 2021」で対戦して以来のリベンジを誓うDFMに、日本からエールを送ろう!
RiotJP Twitch:
https://www.twitch.tv/riotgamesjp?lang=ja
LoLEports:
https://lolesports.com/
DetonatioN FocusMeのTwitter:
https://twitter.com/teamDFM
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