【先行レビュー】『バンドルテイル:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』 ヨードルの世界で素材を集めて作って育つクラフトRPG
- ヨードルのパーティーで大惨事発生!
- クラフトにより成長していくRPG
- ヨードルたちも大好きな「パーティー」でレベルアップ!
- 『LoL』でおなじみのヨードルも多数出演
- 『LoL』ならではの魔法世界を堪能しよう
『リーグ・オブ・レジェンド』をベースとしたゲームを手掛けるライアットゲームズのパブリッシングレーベル「ライアットフォージ」から、最新作『バンドルテイル:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』が2024年2月22日(木)に発売される。
ライアットフォージによるゲームとしては、RPGの『ルインドキング』、リズムゲームの『ヘクステックメイヘム』、見下ろし型アクションの『メイジシーカー』、横スクロールアクションの『コンバージェンス』、3Dアクションの『ヌヌの唄』という5作品がリリース済みで、本作は6作品目となる。いずれも主人公が異なり、『LoL』では描かれていないストーリーが楽しめると好評だ。
そして『バンドルテイル』は、『LoL』に登場する背が小さな種族「ヨードル」たちが暮らす世界「バンドルシティ」が舞台。ちょこまかした生き物たちを見るだけでも楽しいが、ヨードルの暮らしぶりや生態は特に『LoL』ファンには間違いなく刺さる。
開発元のLazy Bear Gamesはシミュレーターを得意とするメーカーで、今作のジャンルも「クラフトRPG」という聞きなれないもの。実際、あまり似たジャンルのゲームは思いつかない。強いて言えば『どうぶつの森』と『マインクラフト』と『オーバークック』を足したようなイメージだろうか。
今回はストーリーのネタバレはないようにしながら、ギャザリング(素材集め)やクラフトの要素を中心にご紹介していこう。
物語の舞台は、外界から切り離された魔法の地「バンドルシティ」の中の穏やかな島。主人公は「編み術」という魔法に夢中な内気なヨードルで、師匠であるグランパや友達のクローバーたちとともに、小さなこの島で暮らしている。
ヨードルは魔法の世界の住人で、彼らの世界に行けないと言われている。そのため、これまでその世界が克明に描かれてこなかった。いわば『バンドルテイル』によって、初めてヨードルたちの生態が明らかになるというわけだ。
そんな「バンドルシティ」は(「シティ」は都市という意味ではなく「世界」と考えて構わない)たくさんの島からなり、それぞれが「ポータル」と呼ばれる不思議なゲートでつながっている。その「ポータル」を作ったり修復したりするのが、ヨードルたちが使う魔法の一種「編み術」だ。
101年の見習い期間を終えた主人公のもっぱらの興味は、他の島につながっているという「ポータル」の向こう側。どんな世界が広がっているのか、興味津々だ。
そんなある日、主人公はクローバーと一緒にオジーという陽気なヨードル主催のパーティーに参加する。そして、パーティーの最中、突如「ポータル」が崩壊し、オジーとクローバーがポータルの狭間に吸い込まれ、行方不明になってしまう。
主人公は、バンドルシティの島々を旅しながら、ポータルを修復し、オジーや友達のクローバーを探していく、というのが大まかなストーリーだ。『LoL』でお馴染みのヨードルたちともたくさん出会える。
おそらくここまでの展開だけでも、『LoL』をプレイしている人でも初めて聞く言葉ばかりだろう。ヨードルたちの好物が「ビーツ」(赤かぶ)や「バナナ」であること、熱源が昆虫の「ホタル」から作られていることなど、すべてが斬新な夢のような世界。
そういったこの世界では当たり前の、プレイヤーにとってはちんぷんかんぷんな世界観を理解できるようになるまで、少し時間がかかるかもしれない。
『バンドルテイル』の楽しみ方は、島のあちこちにある植物や鉱物などの素材を集めてクラフトすることだ。最初は作れるものも少ないが、経験を積むことで新しいアイテムを生み出せるようになっていき、行ける場所が広がったり、できることが増えていく。
素材は、マップの中の植物や地面などから得られるものがメインだが、栽培することで作れる「ビーツ」などの食材や、廃材を分解して作る木や石、特定の場所でしか取れない「クリスタル」などの鉱物がある。
序盤は、手持ちの素材とあらかじめ設置されたツールなどを使ってクラフトのコツを覚えつつ、島にいるヨードルたちと交流したり、困りごとを解決したりする「ミッション」をこなしていく。
それらのミッションをクリアするともらえる「スキルポイント」で、新たな「レシピ」や「設計図」などを獲得することで、「編み術」の魔法が増えたり、新たな場所に行けるようになったりできることが増えていく。この成長要素がRPG的な部分だ。
メインストーリーには大きな分岐などはなく、あくまで一本道。特に最序盤は、ミッションで指示された「設計図」を入手するのが主な目的となる。行き詰まったときは「スキルツリー」を開き、必要な素材を作れる「設計図」や「レシピ」の入手方法、素材の入手場所などを調べたり、島の住人たちの言葉に隠されたヒントを探していこう。
また、「スキルポイント」が足りずに「設計図」が取れない時は、自分の家(カバン)に戻って睡眠をとることで、「感情のオーブ」を「スキルポイント」に変換できる。「感情のオーブ」は特定の素材をゲットしたり、ミッションをクリアした時に得られるのだが、睡眠を取らないと変換されないため、「いろいろ探したけどスキルポイントがどうしても足りない!」と行き詰まった時には、現実世界と同様に眠ってしまうのが一番だ。
序盤の攻略をしやすくするコツとしては、
ちなみに、クラフトにはそれぞれ時間がかかるのだが、一度セットしてしまえば放っておくだけで勝手に作られる。なので、島の各地にある素材スポットとツールスポットをフル稼働させて、効率よく素材をゲットしよう。
「クラフトRPG」と銘打ってはいるものの、敵と戦うテクニックなどの要素は一切必要ない。その意味で、『LoL』やeスポーツタイトルでバトルしまくっている人にしてみれば、非常に穏やかで、まるでバンドルシティでの暮らしを楽しむような気持ちになれる。
クラフトと合わせて、『バンドルテイル』の中のアクション要素として用意されているのが、ヨードルたちが大好きな「パーティー」を主催することだ。
主人公の家は魔法の「カバン」なのだが、さまざまなパーティーを開くためのカーペットをしまったり出したりできるようになっている。これらのパーティーを開いてヨードルたちの気分が上がってくると、「スター」を獲得できる。このスターが、のちのち出てくる「ショップ」での通貨として使えるのだ。
ただし、このパーティーも簡単には開かせてくれない。パーティーに必要な飾りや食事を作るためには特定のツールやレシピの種類(数)が必要だ。それらを入手するために、クラフトで「スキルツリー」を獲得する必要も出てくる。とにかく"おつかい"が必須になってくる。
とはいえ、ガイドもしっかりしている。もし行き詰ってしまったら、画面右上にある「ミッション」を見てみよう。そこにあるイベントをこなしたり、必要なアイテムをクラフトしたり(手持ちの「レシピ」や「設計図」で作れないときは必ず「スキルツリー」にある)すれば先に進めるようになる。
最初に行われる「屋台パーティー」は、時間内にお客さんが求める食事を作って提供するというもので、てきぱき作っていかなければ帰られてしまう。『オーバークック』ほどシビアではないが、しっかりレシピを把握して、欲しがっている料理を作ってあげよう。それ以外にも、音楽と装飾で楽しむパーティーなど、さまざまな趣向が凝らされている。
冒険の途中で、主人公はお馴染みのヨードルたちと出会う。最初に主人公を導いてくれるのは「ユーミ」。トラブルの元凶となったポータルの破壊には偉大な魔法使いの「ベイガー」が関わっているし、彼を疑っているのはバンドルガンナーの「トリスターナ」、ポータルがなくなった島から主人公を連れ帰ってくれたのは飛行機乗りの「コーキ」だ。「ティーモ隊長」を慕う隊員に出会ったりもする。
また、主人公のカバンの柄などをカスタマイズするアイテムの中にも、ポッピーやルルなどの名前も見られる。どこかで出会えるのかどうかは、プレイしてみてのお楽しみだ。
序盤からの流れをご紹介したが、基本は素材集め、クラフト、パーティーを繰り返しつつ、ストーリーを進めるという流れになる。チュートリアルは親切で、序盤は言われた通りに進んでいけば、次に行くべき場所などもマップ上と画面上で案内してくれるので遊びやすい。
ただし、たとえばあるアイテムが必要と言われているのに、それがどこにあるのか、あるいはどうやって作ればいいのかがよくわからないこともあった。UIとしてはあまり整理されているとは言えないが、そんな混沌としたところもヨードルの世界らしいのかもしれない。
また、グラフィック面では、ピクセルアートによって懐かしさと同時にデフォルメされたかわいさが緻密に描かれていて、ビビッドな色使いの突拍子もない感じと同時に、温かみも感じさせてくれる。
細かいところでは、朝、昼、夜の時間が非常に短いスパンで切り替わっていくのもよかった。ふと、何もせずにしばらく放置しておくと、移り変わっていく映像の美しさを眺めているだけでも楽しい。
日本語に関してはローカライズされてはいるものの、そもそもこの世界観があまりにも独特の言い回しや名称が多すぎるためか、いまいち意味がわからない表現もあった。しかし、それこそ、プレイヤーが異世界に迷い込んだような気持ちで、純粋にこの世界を楽しんでしまうのがおすすめだ。
終始“おつかいゲーム”なのだが、そこは『LoL』の世界観とヨードルの秘密がわかっていくという「ご褒美」があることで、『LoL』ファンの筆者は楽しくプレイできた。
コツをつかめばプレイ時間も20時間程度でクリア可能で、やり込み要素もあまりないが、お馴染みのヨードルのカスタマイズアイテムを集めるなどのコンプリート要素もある。
とにかく不思議な「バンドルシティ」とヨードルの生態を知りたい人、『LoL』ファンはプレイして損はないだろう。
バンドルテイル:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー
https://www.bandletale.com/ja-jp/
ライアットフォージによるゲームとしては、RPGの『ルインドキング』、リズムゲームの『ヘクステックメイヘム』、見下ろし型アクションの『メイジシーカー』、横スクロールアクションの『コンバージェンス』、3Dアクションの『ヌヌの唄』という5作品がリリース済みで、本作は6作品目となる。いずれも主人公が異なり、『LoL』では描かれていないストーリーが楽しめると好評だ。
そして『バンドルテイル』は、『LoL』に登場する背が小さな種族「ヨードル」たちが暮らす世界「バンドルシティ」が舞台。ちょこまかした生き物たちを見るだけでも楽しいが、ヨードルの暮らしぶりや生態は特に『LoL』ファンには間違いなく刺さる。
開発元のLazy Bear Gamesはシミュレーターを得意とするメーカーで、今作のジャンルも「クラフトRPG」という聞きなれないもの。実際、あまり似たジャンルのゲームは思いつかない。強いて言えば『どうぶつの森』と『マインクラフト』と『オーバークック』を足したようなイメージだろうか。
今回はストーリーのネタバレはないようにしながら、ギャザリング(素材集め)やクラフトの要素を中心にご紹介していこう。
ヨードルのパーティーで大惨事発生!
物語の舞台は、外界から切り離された魔法の地「バンドルシティ」の中の穏やかな島。主人公は「編み術」という魔法に夢中な内気なヨードルで、師匠であるグランパや友達のクローバーたちとともに、小さなこの島で暮らしている。
ヨードルは魔法の世界の住人で、彼らの世界に行けないと言われている。そのため、これまでその世界が克明に描かれてこなかった。いわば『バンドルテイル』によって、初めてヨードルたちの生態が明らかになるというわけだ。
そんな「バンドルシティ」は(「シティ」は都市という意味ではなく「世界」と考えて構わない)たくさんの島からなり、それぞれが「ポータル」と呼ばれる不思議なゲートでつながっている。その「ポータル」を作ったり修復したりするのが、ヨードルたちが使う魔法の一種「編み術」だ。
101年の見習い期間を終えた主人公のもっぱらの興味は、他の島につながっているという「ポータル」の向こう側。どんな世界が広がっているのか、興味津々だ。
そんなある日、主人公はクローバーと一緒にオジーという陽気なヨードル主催のパーティーに参加する。そして、パーティーの最中、突如「ポータル」が崩壊し、オジーとクローバーがポータルの狭間に吸い込まれ、行方不明になってしまう。
主人公は、バンドルシティの島々を旅しながら、ポータルを修復し、オジーや友達のクローバーを探していく、というのが大まかなストーリーだ。『LoL』でお馴染みのヨードルたちともたくさん出会える。
おそらくここまでの展開だけでも、『LoL』をプレイしている人でも初めて聞く言葉ばかりだろう。ヨードルたちの好物が「ビーツ」(赤かぶ)や「バナナ」であること、熱源が昆虫の「ホタル」から作られていることなど、すべてが斬新な夢のような世界。
そういったこの世界では当たり前の、プレイヤーにとってはちんぷんかんぷんな世界観を理解できるようになるまで、少し時間がかかるかもしれない。
クラフトにより成長していくRPG
『バンドルテイル』の楽しみ方は、島のあちこちにある植物や鉱物などの素材を集めてクラフトすることだ。最初は作れるものも少ないが、経験を積むことで新しいアイテムを生み出せるようになっていき、行ける場所が広がったり、できることが増えていく。
素材は、マップの中の植物や地面などから得られるものがメインだが、栽培することで作れる「ビーツ」などの食材や、廃材を分解して作る木や石、特定の場所でしか取れない「クリスタル」などの鉱物がある。
序盤は、手持ちの素材とあらかじめ設置されたツールなどを使ってクラフトのコツを覚えつつ、島にいるヨードルたちと交流したり、困りごとを解決したりする「ミッション」をこなしていく。
それらのミッションをクリアするともらえる「スキルポイント」で、新たな「レシピ」や「設計図」などを獲得することで、「編み術」の魔法が増えたり、新たな場所に行けるようになったりできることが増えていく。この成長要素がRPG的な部分だ。
メインストーリーには大きな分岐などはなく、あくまで一本道。特に最序盤は、ミッションで指示された「設計図」を入手するのが主な目的となる。行き詰まったときは「スキルツリー」を開き、必要な素材を作れる「設計図」や「レシピ」の入手方法、素材の入手場所などを調べたり、島の住人たちの言葉に隠されたヒントを探していこう。
また、「スキルポイント」が足りずに「設計図」が取れない時は、自分の家(カバン)に戻って睡眠をとることで、「感情のオーブ」を「スキルポイント」に変換できる。「感情のオーブ」は特定の素材をゲットしたり、ミッションをクリアした時に得られるのだが、睡眠を取らないと変換されないため、「いろいろ探したけどスキルポイントがどうしても足りない!」と行き詰まった時には、現実世界と同様に眠ってしまうのが一番だ。
序盤の攻略をしやすくするコツとしては、
- マップ上にある素材を片っ端から取りまくる(時間が経つと復活する)
- ツールを使って、できるだけその素材を加工していく
- 「ミッション」をクリアして「スキルポイント」を稼ぐ
- 「感情のオーブ」を貯めて睡眠をとり、「スキルポイント」に変換する
- 「スキルポイント」を使って「スキルツリー」を進める(ミッション関連を優先的に)
- 素材を使ってクラフトしまくる
ちなみに、クラフトにはそれぞれ時間がかかるのだが、一度セットしてしまえば放っておくだけで勝手に作られる。なので、島の各地にある素材スポットとツールスポットをフル稼働させて、効率よく素材をゲットしよう。
「クラフトRPG」と銘打ってはいるものの、敵と戦うテクニックなどの要素は一切必要ない。その意味で、『LoL』やeスポーツタイトルでバトルしまくっている人にしてみれば、非常に穏やかで、まるでバンドルシティでの暮らしを楽しむような気持ちになれる。
ヨードルたちも大好きな「パーティー」でレベルアップ!
クラフトと合わせて、『バンドルテイル』の中のアクション要素として用意されているのが、ヨードルたちが大好きな「パーティー」を主催することだ。
主人公の家は魔法の「カバン」なのだが、さまざまなパーティーを開くためのカーペットをしまったり出したりできるようになっている。これらのパーティーを開いてヨードルたちの気分が上がってくると、「スター」を獲得できる。このスターが、のちのち出てくる「ショップ」での通貨として使えるのだ。
ただし、このパーティーも簡単には開かせてくれない。パーティーに必要な飾りや食事を作るためには特定のツールやレシピの種類(数)が必要だ。それらを入手するために、クラフトで「スキルツリー」を獲得する必要も出てくる。とにかく"おつかい"が必須になってくる。
とはいえ、ガイドもしっかりしている。もし行き詰ってしまったら、画面右上にある「ミッション」を見てみよう。そこにあるイベントをこなしたり、必要なアイテムをクラフトしたり(手持ちの「レシピ」や「設計図」で作れないときは必ず「スキルツリー」にある)すれば先に進めるようになる。
最初に行われる「屋台パーティー」は、時間内にお客さんが求める食事を作って提供するというもので、てきぱき作っていかなければ帰られてしまう。『オーバークック』ほどシビアではないが、しっかりレシピを把握して、欲しがっている料理を作ってあげよう。それ以外にも、音楽と装飾で楽しむパーティーなど、さまざまな趣向が凝らされている。
『LoL』でおなじみのヨードルも多数出演
冒険の途中で、主人公はお馴染みのヨードルたちと出会う。最初に主人公を導いてくれるのは「ユーミ」。トラブルの元凶となったポータルの破壊には偉大な魔法使いの「ベイガー」が関わっているし、彼を疑っているのはバンドルガンナーの「トリスターナ」、ポータルがなくなった島から主人公を連れ帰ってくれたのは飛行機乗りの「コーキ」だ。「ティーモ隊長」を慕う隊員に出会ったりもする。
また、主人公のカバンの柄などをカスタマイズするアイテムの中にも、ポッピーやルルなどの名前も見られる。どこかで出会えるのかどうかは、プレイしてみてのお楽しみだ。
『LoL』ならではの魔法世界を堪能しよう
序盤からの流れをご紹介したが、基本は素材集め、クラフト、パーティーを繰り返しつつ、ストーリーを進めるという流れになる。チュートリアルは親切で、序盤は言われた通りに進んでいけば、次に行くべき場所などもマップ上と画面上で案内してくれるので遊びやすい。
ただし、たとえばあるアイテムが必要と言われているのに、それがどこにあるのか、あるいはどうやって作ればいいのかがよくわからないこともあった。UIとしてはあまり整理されているとは言えないが、そんな混沌としたところもヨードルの世界らしいのかもしれない。
また、グラフィック面では、ピクセルアートによって懐かしさと同時にデフォルメされたかわいさが緻密に描かれていて、ビビッドな色使いの突拍子もない感じと同時に、温かみも感じさせてくれる。
細かいところでは、朝、昼、夜の時間が非常に短いスパンで切り替わっていくのもよかった。ふと、何もせずにしばらく放置しておくと、移り変わっていく映像の美しさを眺めているだけでも楽しい。
日本語に関してはローカライズされてはいるものの、そもそもこの世界観があまりにも独特の言い回しや名称が多すぎるためか、いまいち意味がわからない表現もあった。しかし、それこそ、プレイヤーが異世界に迷い込んだような気持ちで、純粋にこの世界を楽しんでしまうのがおすすめだ。
終始“おつかいゲーム”なのだが、そこは『LoL』の世界観とヨードルの秘密がわかっていくという「ご褒美」があることで、『LoL』ファンの筆者は楽しくプレイできた。
コツをつかめばプレイ時間も20時間程度でクリア可能で、やり込み要素もあまりないが、お馴染みのヨードルのカスタマイズアイテムを集めるなどのコンプリート要素もある。
とにかく不思議な「バンドルシティ」とヨードルの生態を知りたい人、『LoL』ファンはプレイして損はないだろう。
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