【連載】ねむしの『リーグ・オブ・レジェンド』マスターランクへの道
『LoL』クラス別攻略「マークスマン」編:名射手は焦らない! 堅実な攻撃の積み重ねが勝利の秘訣!
こんにちは!『リーグ・オブ・レジェンド』の新人ライター、ねむしです。
世界大会「Worlds」も盛り上がっていますね。毎年この時期は浮足立ってしまいます!
さて、今回も第1回でご紹介した「『LoL』チャンピオン適正診断【初・中級者向け】」の診断結果に応じて、各クラス・サブクラスの特徴や初心者に向けた使い方をご紹介していきます。
解説するクラスは通常攻撃を主体とした遠距離クラス「マークスマン」、またの名をADCです。
マークスマンと診断されたアナタは、とにかくダメ―ジを「蓄積」させていくことが好きなはず。立ち位置を考えて、ゆっくりと相手にダメージを与え続けることに魅力を感じています。
どんなものでも、派手なものは見た目がいいだけ。実際に作用するのは地道に積み重ねた、堅実な一手一手だと強く信じているはず。
そんないぶし銀で職人肌なアナタに向けて、マークスマンチャンピオンの特徴をご紹介します。
ゲームを勝利へ導くポテンシャルを持つチャンピオンのことを「キャリー」と言います。マークスマンクラスはそんなキャリー気質なチャンピオンが多くそろっていることで有名です。
キャリーはゲームにおいて非常に重要な役割を担います。もちろん他の役割も重要ですが、タンクがうまく集団戦を構築しても、サポートが敵の仕掛けを封じ込めても、最後はキャリーが敵を討ち取らなければならないですから!
なぜそれほどマークスマンはキャリーになり得るのでしょうか? それは彼らの「スケーリング」にあります。
「スケーリング」とはゲーム内でどれほど時間を経て強くなっていくかを指し示す指標のことで、スケールするチャンピオンであるほどゲーム後半になると強力です。
彼らをプレイするときは後半を見据えて、ゆっくりとプレイしていきたいところです。
彼らのユニークな特徴として、通常攻撃を主体とする点があります。通常攻撃は英語圏ではAuto Attack、略して「AA」と表記されます。国内ユーザーの間でもこの「AA」と表現する方が多数なので、以降は通常攻撃を「AA」と表記します。
一部例外的にスキルを活用するマークスマンもいますが、それでもダメージの半分はAAが占めています。基本的にこのゲームはスキルを活用して戦うチャンピオンがほとんどなのですが、マークスマンだけは違います。試合全体を見てもAAに始まり、AAに終わる。そんな稀有な存在なのです。
スキルもAAを強化するためにデザインされているものがほとんど。一時的に攻撃速度をあげたり、敵を足止めしたり、次のAAを強化しながらダッシュ(指定した方向に移動するスキル)したり……。
AAをいかに一発でも多く入れるか、という命題を持って試合を行えるので、目的が明確なのは大きな利点です。
マークスマンはAAが強力な代わりにスキルはそのアシスト的な側面が強く、スキルそのものは強くありません。
スキルはレベル2・3・6でそれぞれ新しく覚え、その後もレベルが上がるごとに強化されていきますよね。しかしこの「レベルアップのたびに強くなる」というセオリーはことマークスマンに限っては適用されず、アイテムによりAAを強化することで強くなるのです。
そのため、どうしてもゴールドが少ない序中盤は他クラスに劣る場面が多いと言えます。
しかし、一度アイテムが出そろった終盤の火力は随一。クールダウンというモノが存在しないAAがダメージ源ですから、彼らだけは常に火力を出し続けることができます。
そのため、タンクを相手にとった時が最も強力です。マークスマンがいない構成では、敵の不沈艦と化したタンクに悩まされてしまうことが多いでしょう。
マークスマンチャンピオンの8割以上はボットレーンが適正レーンになっています。また、そもそもボット以外を主戦場とするマークスマンは難易度が高いのでまずはボットレーンで敵にAAをする感覚を身につけましょう!
2対2という人によっては尻込みしてしまうようなレーンですが、ゆったりと肩の力を抜いて、ミニオンのラストヒットを取ることを第一目標にプレイするのが大切です。前述のとおり、序盤の弱い内から戦いたくないのは対面も同じはず。ゆったりとファームをしたいはずですからね。
ゲーム内きっての火力を持つ代わりに、耐久力も機動力もないのがマークスマンというクラスの弱点です。他クラスでは修正が効くような、ちょっとしたスキルであってもデスに繋がってしまいます。
チャンピオンのスキルを熟知できていないはじめのうちは難しいですが、少しずつでも敵チャンピオンの致命的なスキルを把握していけるといいです。
代表的なのはボットレーンで対峙することの多いフックチャンピオン。
彼らのQスキルは指定した方向に手や武器を伸ばし、最初に命中した対象を引き寄せる、まさにフックのようなスキルを持っています。当たったが最後、致命的な損害を負うことは確実なので、最初に対処を覚えてほしいタイプのスキルになります。
対策は「味方ミニオンの後ろに隠れること」。
フックスキルは最初に命中した対象を引き寄せるので、味方ミニオンを貫通しません。そのためミニオンを盾に使うことで安全にプレイすることができるのです。
このテクニックはフックチャンピオン以外にも有効なことが多いのでぜひやってみてください! まずは味方ミニオンの後ろから。それだけである程度の安全が確保できます。
もしあなたが『LoL』の操作に慣れてきたのなら、マークスマンを使う上で最重要なテクニックである「カイト」に挑戦してみてほしいです。
カイト(kite)とは凧を指す英単語で、敵との距離を保ちながらAAをくり返すことをカイトする、カイティング(Kiting)と言います。完全に和訳した場合は“引き撃ち”などと言われますが、厳密には退きながらだけではないのでぜひともカイトで覚えていただきたいです。
マークスマンは集団戦のメイン火力を担う一方、耐久性が貧弱なため、アサシンやファイターにいの一番に狙われます。それに対し、距離を保ちながらAAをし続ける行為を、凧を紐でピンと張っている状態を保つ様になぞらえてカイトと呼ぶのです。
はじめのうちはAAをしたらその後は入力ができないと思います。少しずつ慣れてきたらAAが発射された後にすぐ地面を右クリックし移動を行います。これを繰り返すことで効率的にAAと移動を行うことができます。これを「オーブウォーク」といい、カイトはこのオーブウォークを繰り返すことを言います。
もちろんただ繰り返すのではなく、相手の危険な間合いから遠ざかったり、逆に敵を追い詰める際に少しでも立ち止まる時間を減らすために使います。
どうしても操作だけでなく知識ベースのテクニックではあるので、はじめはこのオーブウォークを活用した形のみのカイトに挑戦してみましょう。
マークスマンに公式に「サブクラス」は存在しません。ですがユーザーの間で2つに分類されることが多いのでそれらを紹介します!
ユーティリティは直訳で“公益性”などを指す単語で、『LoL』ではしばしば戦術の多様性をもたらす指標として使用されます。ユーティリティADC達はマークスマンでありながら、遠方から味方を支援したり、CCを付与することで援護することができます。
その特徴からスキルに比重を置いたチャンピオンが多く、ゴールドが少ない時間帯から味方を支援することが可能です。味方を支援し、味方がそれを生かして集団戦の形を作る、という流れを作ることができます。
■「ユーティリティ」のオススメチャンピオン
・シヴィア(450ブルーエッセンス)
シヴィアはすべてのスキルが非常にシンプルなので、入門に最適なチャンピオンです。
「P-戦駆け」は敵チャンピオンに攻撃すると移動速度を獲得するというモノ。実感はしにくいですが、彼女は射程が短いためこの移動速度を生かして安全性を確保します。ADCが不慣れな方はこの移動速度を生かしてカイトの練習を行えますし、何よりプレイしていて軽快です!
往復する刃を指定した方向に投げる「Q-ブーメランブレード」、AAの度に対象以外に刃が跳ね返る「W-跳刃」はどちらもミニオンの迅速な処理に役立ちます。
この2つのスキルを活用し、迅速にウェーブを処理することで対面より先に味方の元に駆けつける、というのが彼女のコンセプトになります。
アイテムが出そろうまでは火力はまずまずですが、2アイテムあたりからはかなりのダメージを出力できます。味方と自分に移動速度を付与する「R-戦姫の号令」でチャンスをモノにしましょう!
・アッシュ(450ブルーエッセンス)
氷の弓で戦うアッシュのAAには「P-フロストショット」によりスロウが付与されます。スロウはCCの中でも最も軽度なモノですが、致命的なCCのきっかけとなるため、“むしろ最も強力なCCだ”という人もいます。相手をスロウまみれにして、味方の方向指定を当てるアシストをしましょう!
このスロウは「W-ボレー」でも適用され、スロウが入っている敵にAAをすると追加のダメージが入ります。ただでさえ強力なのに、時間をかければ大量の継続ダメージを与えることが可能なのがアッシュの特徴です。
代名詞ともいえる「R-クリスタルアロー」はマークスマンはなかなか持ち合わせないスタンを付与するスキル。しかも射程は無限です。はるか遠くから戦っている味方の支援のために放ち、戦闘のきっかけを創り出しましょう!
ハイパーキャリーはユーティリティとは違い、CCや味方を支援する力はありません。その代わりにマークスマンの中でも一際よくスケールしたり、味方との相乗効果で飛躍的にダメージを伸ばすことのできる特徴を持ちます。
また、1vs1性能が高いチャンピオンもおり、本来苦手とするアサシンやファイターに対して競り勝つことができるポテンシャルも持っています。
一方でゴールドがないとダメージが出にくかったり、味方との相乗効果が前提となってくるのも事実。ハイパーキャリーを運用する際は、丁寧にゴールドを集めていきたいところです。
■「ハイパーキャリー」のオススメチャンピオン
・ジンクス(3150ブルーエッセンス)
ドラマ『Arcane』では主演を演じていたジンクス。暴走パンクガールの二つ名の通り、プレイ中はとっても賑やかですが推奨されるプレイングは繊細なモノ。
彼女は「Q-スイッチング!」というユニークなスキルを持ち、高い攻撃速度を持つガトリングと射程が長く弾頭が爆発するロケットランチャーという2つの武器形態を切り替えて戦います。
このロケットランチャーの形態はスキルレベルによって射程が増加していき、最大になると725という非常に高い数値になります。単体に対するダメージこそ少ないですが、この高い射程を持ちながら彼女は「E-パックンチョッパー!」というスネアさせる罠を仕掛けられるので安全性が高いです。
また、基礎ステータスも比較的高めで、見た目に寄らずタフです。同じようなハイパーキャリーであるヴァルスやコグ=マウより安全な代わりにダメージは一歩譲ります。そう、キルかアシストを取るまでは……!
彼女はチャンピオンかオブジェクト(タワーやドラゴン等)のキルに関与した時、「P-超エキサイティン!」が発動し、飛躍的に攻撃速度・移動速度を増加させます。ダメージの増加はもちろん、移動速度まで上昇するので迅速な離脱からさらなるキルまで思いのまま。
普段は慎重に立ち位置を考えながら確実なAAを積み重ね、このパッシブが発動したらまさに“超エキサイティン!”なワンプレイをかましてやりましょう!
・カイ=サ(1350ブルーエッセンス)
カイ=サは一切のCCを持たない代わりに、高い火力と機動力を両立しているチャンピオンです。順を追ってそのワケを見ていきましょう!
最も特徴的なのはパッシブで「P-ヴォイドスキン」は3つもパッシブがあります。要約するとAAか「W-ヴォイドシーカー」、あるいは味方からハードCCを受けた相手に対してスタックを付与し、4スタックまで溜まると追加ダメージがあるというモノ。
もう1つは攻撃力、魔力、攻撃速度それぞれが一定の値を越えるとスキルが進化し、追加効果を得るというモノ。この2つから彼女は序盤から高いダメージを出力でき、その上しっかりと終盤にかけてスケールしていくといえます。
近距離では「Q-イカシアの雨」、中遠距離では「W-ヴォイドシーカー」があり、どの距離からでも彼女は敵に高いダメージを出力できます。
いざ戦闘が始まれば「E-スーパーチャージ」で移動速度を上げて危険から離脱。このスキルは攻撃速度を上げることでインビジブルという敵から一切見えない状態になることができます。
極めつけは「R-キラーヴォイド」。パッシブがスタックがついている対象の周囲に向け高速でブリンクし、シールドを獲得します。本来耐久性が弱点のマークスマンの中で唯一無二のシールド持ちであり、このスキルのおかげで彼女は耐久性能が高いです。
気を付ける点はアイテムビルド。彼女の本領はスキル進化にあることから、他マークスマンとは一際違ったビルドをすることが多いです。OP.GGといった統計サイトを用いて、プレイするタイミングで流行しているアイテムを買っていきましょう!
最後に、マークスマンのプレイが少しでもイメージできるように、トッププレイヤーたちが見せたスーパープレイをご紹介します。少し古いものもあり、現在のパッチやメタとは異なりますが、各チャンピオンの特性を生かした動きがきっと参考になるはずです。
7年前のプロシーンからで本当に恐縮なのですが、僕が始めた年でもっとも印象深いADCのワンプレイなので紹介させてください……!
このPraYという選手のアッシュは本当に最高でした。いまだに彼を越えるアッシュは見たことがありません。トッププロとしてのキャリアは長くはありませんでしたが、観たすべての人を魅了するワンプレイの目白押しでした。
この動画では日本公式の字幕がついており、一時停止を交えながら解説を行うため、プレイの意図がわかりやすいと思います。
マークスマンとは味方から守られ、控えめに行動し、デスしてはならない。そんな考え方がある人はぜひこの動画から刺激を受けてください。人数不利から果敢にフラッシュで飛び込み、常にアグレッシブな彼のアッシュから得られるものは多いはずです。
Deftも世界最高のプレイヤーの1人です。彼の10年という『LoL』のプロゲーマーとしては非常に長いキャリアに裏打ちされたプレイは至高の領域と言って差しつかえなく、彼のADCは観ていて安心感すら覚えます。
このクリップはゲーム後半のエルダードラゴン戦です。このドラゴンはどちらかのチームが4体ドラゴンを討伐すると出現し、倒した側のチーム全員の攻撃にdotダメージ+攻撃した対象が20%未満になると即座にキルするという超強力なバフを付与します。そんな絶対に負けられない局面でのワンプレイです。
先にドラゴンをさわっていた対戦相手のLSBに割って入りたいDK陣営。しかしアリスターとカ・サンテの2人がそれをなかなか許さない状況。サイラスの放つポッピーのult「R-守護者の鉄槌」から人数差を作り出すも、アジールを有するLSBは討伐が早く、エルダードラゴンを確保されてしまいます。
エルダーバフ込みの集団戦はハッキリ言って絶望的です。実質的に20%の最大ヘルスを削られてしまうシロモノですから火力差が出過ぎてしまいます。しかしこの状況は退けないと判断し、DK陣営は果敢に飛び込んでいきます。後ろに控えるDeftのため、全力で盤面を作るために飛び込み、一人、また一人とデッドしていきます。
しかし、チームメイトが作ったチャンスをDeftはしっかりとモノにしました。ザヤが撒く羽とアジールの兵士から攻撃を浴びない位置をキープし続け、射程内に入った敵のみを少しずつ攻撃し、3人をキル。最後はマークスマン同士の一騎打ちです。Eで羽をかわしながら、ultのためのスタック付与目的で1度AAを仕込みます。
そのあとすぐにultを使っていたら、ザヤの「E-ブレードコーラー」で倒されていたことでしょう。彼はあろうことか、もう一度ドラゴンピット内を真横に動いて羽を避けてからultを発動しキルに繋げました。前年度優勝して見せたADCの珠玉のワンプレイです。
マークスマンはキャリーです。自己犠牲的になってはいけません。味方に信頼を置き、時には味方がデッドしていっても動揺せず、来たるべき盤面まで耐え忍ばなくてはならないことがよくわかります。
最後は北米(NA)サーバーに拠点を置く配信者であるgosuの動画からです。彼もDeftと同じく、13年という非常に長いキャリアに裏打ちされた、ADCの教科書に載せられるようなキレイな立ち回りが特徴です。
動画はシヴィア&ジャンナvsカーサス&ブリッツクランクのレーン戦でのワンクリップ。タワーにミニオンを押し付けたタイミングでブリッツクランクの鋭い仕掛けがジャンナを襲い、一瞬でデッド。ここから彼の1対2が始まります。
カーサスというチャンピオンは指定した地点を爆発させダメージを与える「Q-根絶やし」を1秒置きに撃つことができますが、命中率に難があります。そこで彼はイグゾーストを持ち、スロウをかけることで必中に近い形で敵にダメージを与える戦法を得意とします。
この対面でもその形から入ります。しかしシヴィアは前述のとおり、パッシブで敵に攻撃を行うと移動速度が増加します。その上そのイグゾーストの意図を理解しているので即座に「R-戦姫の号令」でさらに移動速度を増加させ、Qを回避し続けます。
ブリッツクランクのEも「E-スペルシールド」で無効化することで、彼は相手のほぼすべてのスキルを無力化した上でダブルキルを獲得。シヴィアというチャンピオンのポテンシャルの高さを生かした、キレイすぎるワンプレイです。
今回は「マークスマン」についての紹介でした!
僕は元ADCメインなので、AAを積み重ねて試合をキャリーする気持ちはとてもよくわかります! 高いレートに行くにつれ、相手の仕掛けに対応できずにmidにメインを変えましたが、いまだにプレイしていて面白いロールです。
このクラスのコツはズバリ「立ち位置」です。特に立ち位置の修正ができないブリンクなしチャンピオン等は顕著で、集団戦が始まるときに、どのポジションにいるか、そこを維持できるかにかかっています。
はじめのうちは理解しにくい考え方ですが、他クラスと違いコンボやスキルの使い方より遥かに大事な要素なので、ぜひ行き詰った時は正しいポジションで敵を攻撃したかを考えてみてほしいです!
それではみなさん、楽しいマークスマンライフを!
世界大会「Worlds」も盛り上がっていますね。毎年この時期は浮足立ってしまいます!
さて、今回も第1回でご紹介した「『LoL』チャンピオン適正診断【初・中級者向け】」の診断結果に応じて、各クラス・サブクラスの特徴や初心者に向けた使い方をご紹介していきます。
解説するクラスは通常攻撃を主体とした遠距離クラス「マークスマン」、またの名をADCです。
「マークスマン」とは?
マークスマンと診断されたアナタは、とにかくダメ―ジを「蓄積」させていくことが好きなはず。立ち位置を考えて、ゆっくりと相手にダメージを与え続けることに魅力を感じています。
どんなものでも、派手なものは見た目がいいだけ。実際に作用するのは地道に積み重ねた、堅実な一手一手だと強く信じているはず。
そんないぶし銀で職人肌なアナタに向けて、マークスマンチャンピオンの特徴をご紹介します。
このゲームきってのキャリークラス
ゲームを勝利へ導くポテンシャルを持つチャンピオンのことを「キャリー」と言います。マークスマンクラスはそんなキャリー気質なチャンピオンが多くそろっていることで有名です。
キャリーはゲームにおいて非常に重要な役割を担います。もちろん他の役割も重要ですが、タンクがうまく集団戦を構築しても、サポートが敵の仕掛けを封じ込めても、最後はキャリーが敵を討ち取らなければならないですから!
なぜそれほどマークスマンはキャリーになり得るのでしょうか? それは彼らの「スケーリング」にあります。
「スケーリング」とはゲーム内でどれほど時間を経て強くなっていくかを指し示す指標のことで、スケールするチャンピオンであるほどゲーム後半になると強力です。
彼らをプレイするときは後半を見据えて、ゆっくりとプレイしていきたいところです。
通常攻撃の使い手
彼らのユニークな特徴として、通常攻撃を主体とする点があります。通常攻撃は英語圏ではAuto Attack、略して「AA」と表記されます。国内ユーザーの間でもこの「AA」と表現する方が多数なので、以降は通常攻撃を「AA」と表記します。
一部例外的にスキルを活用するマークスマンもいますが、それでもダメージの半分はAAが占めています。基本的にこのゲームはスキルを活用して戦うチャンピオンがほとんどなのですが、マークスマンだけは違います。試合全体を見てもAAに始まり、AAに終わる。そんな稀有な存在なのです。
スキルもAAを強化するためにデザインされているものがほとんど。一時的に攻撃速度をあげたり、敵を足止めしたり、次のAAを強化しながらダッシュ(指定した方向に移動するスキル)したり……。
AAをいかに一発でも多く入れるか、という命題を持って試合を行えるので、目的が明確なのは大きな利点です。
序盤は弱く、終盤にかけて強くなる
マークスマンはAAが強力な代わりにスキルはそのアシスト的な側面が強く、スキルそのものは強くありません。
スキルはレベル2・3・6でそれぞれ新しく覚え、その後もレベルが上がるごとに強化されていきますよね。しかしこの「レベルアップのたびに強くなる」というセオリーはことマークスマンに限っては適用されず、アイテムによりAAを強化することで強くなるのです。
そのため、どうしてもゴールドが少ない序中盤は他クラスに劣る場面が多いと言えます。
しかし、一度アイテムが出そろった終盤の火力は随一。クールダウンというモノが存在しないAAがダメージ源ですから、彼らだけは常に火力を出し続けることができます。
そのため、タンクを相手にとった時が最も強力です。マークスマンがいない構成では、敵の不沈艦と化したタンクに悩まされてしまうことが多いでしょう。
「マークスマン」初心者が覚えておきたい立ち回り
ボットレーンをプレイしよう!
マークスマンチャンピオンの8割以上はボットレーンが適正レーンになっています。また、そもそもボット以外を主戦場とするマークスマンは難易度が高いのでまずはボットレーンで敵にAAをする感覚を身につけましょう!
2対2という人によっては尻込みしてしまうようなレーンですが、ゆったりと肩の力を抜いて、ミニオンのラストヒットを取ることを第一目標にプレイするのが大切です。前述のとおり、序盤の弱い内から戦いたくないのは対面も同じはず。ゆったりとファームをしたいはずですからね。
危険なスキルを考えよう!
ゲーム内きっての火力を持つ代わりに、耐久力も機動力もないのがマークスマンというクラスの弱点です。他クラスでは修正が効くような、ちょっとしたスキルであってもデスに繋がってしまいます。
チャンピオンのスキルを熟知できていないはじめのうちは難しいですが、少しずつでも敵チャンピオンの致命的なスキルを把握していけるといいです。
代表的なのはボットレーンで対峙することの多いフックチャンピオン。
彼らのQスキルは指定した方向に手や武器を伸ばし、最初に命中した対象を引き寄せる、まさにフックのようなスキルを持っています。当たったが最後、致命的な損害を負うことは確実なので、最初に対処を覚えてほしいタイプのスキルになります。
対策は「味方ミニオンの後ろに隠れること」。
フックスキルは最初に命中した対象を引き寄せるので、味方ミニオンを貫通しません。そのためミニオンを盾に使うことで安全にプレイすることができるのです。
このテクニックはフックチャンピオン以外にも有効なことが多いのでぜひやってみてください! まずは味方ミニオンの後ろから。それだけである程度の安全が確保できます。
カイトに挑戦しよう
もしあなたが『LoL』の操作に慣れてきたのなら、マークスマンを使う上で最重要なテクニックである「カイト」に挑戦してみてほしいです。
カイト(kite)とは凧を指す英単語で、敵との距離を保ちながらAAをくり返すことをカイトする、カイティング(Kiting)と言います。完全に和訳した場合は“引き撃ち”などと言われますが、厳密には退きながらだけではないのでぜひともカイトで覚えていただきたいです。
マークスマンは集団戦のメイン火力を担う一方、耐久性が貧弱なため、アサシンやファイターにいの一番に狙われます。それに対し、距離を保ちながらAAをし続ける行為を、凧を紐でピンと張っている状態を保つ様になぞらえてカイトと呼ぶのです。
はじめのうちはAAをしたらその後は入力ができないと思います。少しずつ慣れてきたらAAが発射された後にすぐ地面を右クリックし移動を行います。これを繰り返すことで効率的にAAと移動を行うことができます。これを「オーブウォーク」といい、カイトはこのオーブウォークを繰り返すことを言います。
もちろんただ繰り返すのではなく、相手の危険な間合いから遠ざかったり、逆に敵を追い詰める際に少しでも立ち止まる時間を減らすために使います。
どうしても操作だけでなく知識ベースのテクニックではあるので、はじめはこのオーブウォークを活用した形のみのカイトに挑戦してみましょう。
「マークスマン」のサブクラス
マークスマンに公式に「サブクラス」は存在しません。ですがユーザーの間で2つに分類されることが多いのでそれらを紹介します!
ユーティリティ
ユーティリティは直訳で“公益性”などを指す単語で、『LoL』ではしばしば戦術の多様性をもたらす指標として使用されます。ユーティリティADC達はマークスマンでありながら、遠方から味方を支援したり、CCを付与することで援護することができます。
その特徴からスキルに比重を置いたチャンピオンが多く、ゴールドが少ない時間帯から味方を支援することが可能です。味方を支援し、味方がそれを生かして集団戦の形を作る、という流れを作ることができます。
■「ユーティリティ」のオススメチャンピオン
・シヴィア(450ブルーエッセンス)
シヴィアはすべてのスキルが非常にシンプルなので、入門に最適なチャンピオンです。
「P-戦駆け」は敵チャンピオンに攻撃すると移動速度を獲得するというモノ。実感はしにくいですが、彼女は射程が短いためこの移動速度を生かして安全性を確保します。ADCが不慣れな方はこの移動速度を生かしてカイトの練習を行えますし、何よりプレイしていて軽快です!
往復する刃を指定した方向に投げる「Q-ブーメランブレード」、AAの度に対象以外に刃が跳ね返る「W-跳刃」はどちらもミニオンの迅速な処理に役立ちます。
この2つのスキルを活用し、迅速にウェーブを処理することで対面より先に味方の元に駆けつける、というのが彼女のコンセプトになります。
アイテムが出そろうまでは火力はまずまずですが、2アイテムあたりからはかなりのダメージを出力できます。味方と自分に移動速度を付与する「R-戦姫の号令」でチャンスをモノにしましょう!
・アッシュ(450ブルーエッセンス)
氷の弓で戦うアッシュのAAには「P-フロストショット」によりスロウが付与されます。スロウはCCの中でも最も軽度なモノですが、致命的なCCのきっかけとなるため、“むしろ最も強力なCCだ”という人もいます。相手をスロウまみれにして、味方の方向指定を当てるアシストをしましょう!
このスロウは「W-ボレー」でも適用され、スロウが入っている敵にAAをすると追加のダメージが入ります。ただでさえ強力なのに、時間をかければ大量の継続ダメージを与えることが可能なのがアッシュの特徴です。
代名詞ともいえる「R-クリスタルアロー」はマークスマンはなかなか持ち合わせないスタンを付与するスキル。しかも射程は無限です。はるか遠くから戦っている味方の支援のために放ち、戦闘のきっかけを創り出しましょう!
ハイパーキャリー
ハイパーキャリーはユーティリティとは違い、CCや味方を支援する力はありません。その代わりにマークスマンの中でも一際よくスケールしたり、味方との相乗効果で飛躍的にダメージを伸ばすことのできる特徴を持ちます。
また、1vs1性能が高いチャンピオンもおり、本来苦手とするアサシンやファイターに対して競り勝つことができるポテンシャルも持っています。
一方でゴールドがないとダメージが出にくかったり、味方との相乗効果が前提となってくるのも事実。ハイパーキャリーを運用する際は、丁寧にゴールドを集めていきたいところです。
■「ハイパーキャリー」のオススメチャンピオン
・ジンクス(3150ブルーエッセンス)
ドラマ『Arcane』では主演を演じていたジンクス。暴走パンクガールの二つ名の通り、プレイ中はとっても賑やかですが推奨されるプレイングは繊細なモノ。
彼女は「Q-スイッチング!」というユニークなスキルを持ち、高い攻撃速度を持つガトリングと射程が長く弾頭が爆発するロケットランチャーという2つの武器形態を切り替えて戦います。
このロケットランチャーの形態はスキルレベルによって射程が増加していき、最大になると725という非常に高い数値になります。単体に対するダメージこそ少ないですが、この高い射程を持ちながら彼女は「E-パックンチョッパー!」というスネアさせる罠を仕掛けられるので安全性が高いです。
また、基礎ステータスも比較的高めで、見た目に寄らずタフです。同じようなハイパーキャリーであるヴァルスやコグ=マウより安全な代わりにダメージは一歩譲ります。そう、キルかアシストを取るまでは……!
彼女はチャンピオンかオブジェクト(タワーやドラゴン等)のキルに関与した時、「P-超エキサイティン!」が発動し、飛躍的に攻撃速度・移動速度を増加させます。ダメージの増加はもちろん、移動速度まで上昇するので迅速な離脱からさらなるキルまで思いのまま。
普段は慎重に立ち位置を考えながら確実なAAを積み重ね、このパッシブが発動したらまさに“超エキサイティン!”なワンプレイをかましてやりましょう!
・カイ=サ(1350ブルーエッセンス)
カイ=サは一切のCCを持たない代わりに、高い火力と機動力を両立しているチャンピオンです。順を追ってそのワケを見ていきましょう!
最も特徴的なのはパッシブで「P-ヴォイドスキン」は3つもパッシブがあります。要約するとAAか「W-ヴォイドシーカー」、あるいは味方からハードCCを受けた相手に対してスタックを付与し、4スタックまで溜まると追加ダメージがあるというモノ。
もう1つは攻撃力、魔力、攻撃速度それぞれが一定の値を越えるとスキルが進化し、追加効果を得るというモノ。この2つから彼女は序盤から高いダメージを出力でき、その上しっかりと終盤にかけてスケールしていくといえます。
近距離では「Q-イカシアの雨」、中遠距離では「W-ヴォイドシーカー」があり、どの距離からでも彼女は敵に高いダメージを出力できます。
いざ戦闘が始まれば「E-スーパーチャージ」で移動速度を上げて危険から離脱。このスキルは攻撃速度を上げることでインビジブルという敵から一切見えない状態になることができます。
極めつけは「R-キラーヴォイド」。パッシブがスタックがついている対象の周囲に向け高速でブリンクし、シールドを獲得します。本来耐久性が弱点のマークスマンの中で唯一無二のシールド持ちであり、このスキルのおかげで彼女は耐久性能が高いです。
気を付ける点はアイテムビルド。彼女の本領はスキル進化にあることから、他マークスマンとは一際違ったビルドをすることが多いです。OP.GGといった統計サイトを用いて、プレイするタイミングで流行しているアイテムを買っていきましょう!
世界のマークスマンのスーパープレイ
最後に、マークスマンのプレイが少しでもイメージできるように、トッププレイヤーたちが見せたスーパープレイをご紹介します。少し古いものもあり、現在のパッチやメタとは異なりますが、各チャンピオンの特性を生かした動きがきっと参考になるはずです。
①ROX PraYのアッシュ
7年前のプロシーンからで本当に恐縮なのですが、僕が始めた年でもっとも印象深いADCのワンプレイなので紹介させてください……!
このPraYという選手のアッシュは本当に最高でした。いまだに彼を越えるアッシュは見たことがありません。トッププロとしてのキャリアは長くはありませんでしたが、観たすべての人を魅了するワンプレイの目白押しでした。
この動画では日本公式の字幕がついており、一時停止を交えながら解説を行うため、プレイの意図がわかりやすいと思います。
マークスマンとは味方から守られ、控えめに行動し、デスしてはならない。そんな考え方がある人はぜひこの動画から刺激を受けてください。人数不利から果敢にフラッシュで飛び込み、常にアグレッシブな彼のアッシュから得られるものは多いはずです。
②DK Deftのカイ=サ
Deftも世界最高のプレイヤーの1人です。彼の10年という『LoL』のプロゲーマーとしては非常に長いキャリアに裏打ちされたプレイは至高の領域と言って差しつかえなく、彼のADCは観ていて安心感すら覚えます。
このクリップはゲーム後半のエルダードラゴン戦です。このドラゴンはどちらかのチームが4体ドラゴンを討伐すると出現し、倒した側のチーム全員の攻撃にdotダメージ+攻撃した対象が20%未満になると即座にキルするという超強力なバフを付与します。そんな絶対に負けられない局面でのワンプレイです。
先にドラゴンをさわっていた対戦相手のLSBに割って入りたいDK陣営。しかしアリスターとカ・サンテの2人がそれをなかなか許さない状況。サイラスの放つポッピーのult「R-守護者の鉄槌」から人数差を作り出すも、アジールを有するLSBは討伐が早く、エルダードラゴンを確保されてしまいます。
エルダーバフ込みの集団戦はハッキリ言って絶望的です。実質的に20%の最大ヘルスを削られてしまうシロモノですから火力差が出過ぎてしまいます。しかしこの状況は退けないと判断し、DK陣営は果敢に飛び込んでいきます。後ろに控えるDeftのため、全力で盤面を作るために飛び込み、一人、また一人とデッドしていきます。
しかし、チームメイトが作ったチャンスをDeftはしっかりとモノにしました。ザヤが撒く羽とアジールの兵士から攻撃を浴びない位置をキープし続け、射程内に入った敵のみを少しずつ攻撃し、3人をキル。最後はマークスマン同士の一騎打ちです。Eで羽をかわしながら、ultのためのスタック付与目的で1度AAを仕込みます。
そのあとすぐにultを使っていたら、ザヤの「E-ブレードコーラー」で倒されていたことでしょう。彼はあろうことか、もう一度ドラゴンピット内を真横に動いて羽を避けてからultを発動しキルに繋げました。前年度優勝して見せたADCの珠玉のワンプレイです。
マークスマンはキャリーです。自己犠牲的になってはいけません。味方に信頼を置き、時には味方がデッドしていっても動揺せず、来たるべき盤面まで耐え忍ばなくてはならないことがよくわかります。
③gosuのシヴィア
最後は北米(NA)サーバーに拠点を置く配信者であるgosuの動画からです。彼もDeftと同じく、13年という非常に長いキャリアに裏打ちされた、ADCの教科書に載せられるようなキレイな立ち回りが特徴です。
動画はシヴィア&ジャンナvsカーサス&ブリッツクランクのレーン戦でのワンクリップ。タワーにミニオンを押し付けたタイミングでブリッツクランクの鋭い仕掛けがジャンナを襲い、一瞬でデッド。ここから彼の1対2が始まります。
カーサスというチャンピオンは指定した地点を爆発させダメージを与える「Q-根絶やし」を1秒置きに撃つことができますが、命中率に難があります。そこで彼はイグゾーストを持ち、スロウをかけることで必中に近い形で敵にダメージを与える戦法を得意とします。
この対面でもその形から入ります。しかしシヴィアは前述のとおり、パッシブで敵に攻撃を行うと移動速度が増加します。その上そのイグゾーストの意図を理解しているので即座に「R-戦姫の号令」でさらに移動速度を増加させ、Qを回避し続けます。
ブリッツクランクのEも「E-スペルシールド」で無効化することで、彼は相手のほぼすべてのスキルを無力化した上でダブルキルを獲得。シヴィアというチャンピオンのポテンシャルの高さを生かした、キレイすぎるワンプレイです。
あとがき
今回は「マークスマン」についての紹介でした!
僕は元ADCメインなので、AAを積み重ねて試合をキャリーする気持ちはとてもよくわかります! 高いレートに行くにつれ、相手の仕掛けに対応できずにmidにメインを変えましたが、いまだにプレイしていて面白いロールです。
このクラスのコツはズバリ「立ち位置」です。特に立ち位置の修正ができないブリンクなしチャンピオン等は顕著で、集団戦が始まるときに、どのポジションにいるか、そこを維持できるかにかかっています。
はじめのうちは理解しにくい考え方ですが、他クラスと違いコンボやスキルの使い方より遥かに大事な要素なので、ぜひ行き詰った時は正しいポジションで敵を攻撃したかを考えてみてほしいです!
それではみなさん、楽しいマークスマンライフを!
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