【連載】Yomiの「観戦勢から始める『リーグ・オブ・レジェンド』」

「推し」のススメ 『LoL』観戦を心から楽しむための心構え【Yomiの「観戦勢から始める『リーグ・オブ・レジェンド』」第2回】

2019.6.26 Yomi
※本記事は、Yomi氏が執筆した記事をもとに、編集部が最新情報を加筆・修正しています。

はじめに


みなさんこんにちは。Yomiです。

この記事は、『リーグ・オブ・レジェンド』の観戦をしてみたいけど、何を観たらいいかわからない、どうやって楽しめばいいかわからない、そんな人に向けての記事になります。

さて、前回の記事では、観戦を始めるための必要最低限の知識を紹介しました。なので今回は、より楽しみながら観戦にできるようにするための心構え的な、事前に知っておくとより楽しめるようになる内容を話していきます!

『LoL』観戦の目的を把握する


まずは、自分がなぜ『LoL』を観はじめようと思ったのかをしっかり把握することで、方向性を見失わずに楽しめるようになります。

  • 友達、知人がよく観ているので一緒に『LoL』を観戦したい
  • 好きな人(有名人、実況者、配信者、友達)がやっているので観られるようになりたい
  • eスポーツとして世界でも人気なゲームである大会の空気を感じたい
  • 名前だけは聞いたことあるからなんとなく観てみたい
  • 『LoL』というゲームのゲーム性や戦略を覚えて実際に遊べるようになりたい
  • うまい人のプレイを観て完全に理解したい

とりあえず、私が思いつくところでこんなところでしょうか。もちろん似たような別のケースや例外もあるとは思いますが、いったんこのあたりを想定して話をさせてください。

ちなみに、目的を達成し楽しめるようになるようになるための難易度は、下にいくほど高くなっています。

「推し」をつくる



まずは、どの目的を達成するためにも必要不可欠な要素が「推し」です。

推しさえいれば、どんなゲームでも色づき始め、逆にいなければそれほど退屈なものもないでしょう。

例えば、普段サッカーに興味がない人でもワールドカップを観る人は大勢います。これには日本代表というわかりやすい「推し」がいるからです。

そういった人たちは、おそらく日本の試合だけを観戦するでしょう。敗退したら決勝すら観ないことも珍しくないと思います。

もちろん、どちらを応援するわけでもなく、盛り上がっている空気を味わう楽しみ方もあると思います。しかし、そこに熱は発生しません。

共に勝ちを喜び、負けを悲しみ、同じ感情を積み重ねていくことで一体感が生まれ、どんどん推しに夢中になり、次の観戦をよりいっそう楽しめるようになります。

また推しがはっきりすることで、同じように応援をする同胞を見つけることもできるので、より共感を生みやすくなり、相乗的に盛り上がれるようになります。

なにより、そのようなファンの存在は試合をする人の心の支えになり、それは必ず力となり勝利へと繋がります。

このように一体となり共に掴んだ勝利は何にも代え難い喜びになると思うので、まだ推しがいない人は是非探してみることをお勧めします!

では実際にどのように推しを見つけていけばいいのか見ていきましょう。
好きな実況者など、すでに推したい人が決まっている人は飛ばしてください。

チーム、選手を見つける


まず大会を観ようとする場合は、その大会に出場するチームおよび所属選手から見つけましょう。
最初は何もわからないと思うので、手始めに日本リーグのチームを観るといいでしょう。

ちなみに、『LoL』の日本リーグは「LJL」と呼ばれます。
LJLとは『League of Legends Japan League』の略称です。

LJLのチーム一覧はこちらから見ることができます。

チームを選ぶと、そのチームの概要や出場選手、戦績などが表示されます。


また、eSports Worldでもシーズンイン時に紹介していますし、個人ブログなどにもまとめられていたりするので参考にしてみてください。

一通り見てみて気になる選手がいたら、一度チームのサイトや個人のTwitter、選手についての記事などから、その人が歩んできた経歴や、人柄を知ることをお勧めします。そうすることで応援したい人かの判断材料にもできるし、感情移入が容易になります。

とは言え、文字だけでいきなり見極めるのも無理なので、ある程度目安をつけたら実際に試合やインタビューなどを観てみて、キャラクター性やチームの中でのポジションなどを知り、理解を深めてください。

個性的な人も多いので、しばらく観ていればきっと好きな選手が見つかると思います。あとはその選手が所属しているチーム自体を応援するといいでしょう。

もし複数人好きな選手が見つかり、かつチームもバラバラだった場合ももちろん想定できます。応援するチームが多い方がより多くの試合を楽しめるのでお得感があります。

ただその場合も、最終的には優先度をつけて、その中で一番の推しと言えるチームを決めることを個人的にはお勧めします。なぜなら、そのほうがお互いに対戦したときも、ハラハラして燃えるからです!

実況者、配信者を見つける



まずは動画と生放送の違いを把握しましょう。

動画(YouTubeなどの編集された動画)
  • 短い時間で美味しいとこ取りできる
  • 演出や解説も付け足せるのでわかりやすい
  • 同じ人を追いやすい
  • 新しい動画が上がるまである程度時間がかかる
生放送(Twitchなどのリアルタイムの動画)
  • リアルタイムで会話ができる
  • 質問にも答えてもらいやすい
  • ずっと盛り上がらないこともある
  • 試合の合間などに待ち時間が多い
  • 動画より気軽にできるので配信している人が多い

もちろん個人差もありますが、上記のようなイメージを持っていただいて大丈夫だと思います。とりあえず、ゲームコンテンツそのものを楽しみたいなら動画、会話を楽しみたいなら生放送という使い分けをしてみるといいかもしれません。

どちらも数が多い上に、内容も玉石混交なのでお気に入りを探すのは難しいかもしれません。なので最初は、再生数、あるいは視聴者数が多いものから見ていくのが無難でしょう。

また、人気があるのにもその理由には区分があります。

スペシャリスト

既プレイ勢に人気。上達するための参考にされる。元プロ選手や高ランクのストリーマーなどが多い。
  • プレイがものすごく上手
  • 説明がわかりやすい

代表的な配信者:らいじん
7th heavenより2017年〜2018年に「LJL」に参戦した元プロ選手。歯に衣着せぬ本気のアドバイスが刺さる。



エンターテイナー
人気がある人はだいたいどれか備えている。初心者でも楽しめる要素が多い。必ずしも実力がなくても人気の人もいる。
  • リアクションが面白い
  • 話が面白い
  • リスナーへの対応が丁寧
  • 容姿、声がいい
  • 編集が凝っている

代表的な配信者:k4sen(かせん)

ZETA DIVISION所属のストリーマー。『Call of Duty』の配信で火がつき、「CoD日本一決定戦」の実況なども務めた。特に『LoL』に力を入れており、「The k4sen」は非公式の大会としてストリーマーなどを集めた、「k4senユニバース」を築き始めている。



お馴染み
実家のような安心感で親近感が沸きやすい。ラジオ替わりにも〇。
  • 投稿感覚が短い
  • いつも配信している

上記は一例ですし、いろいろな要素を兼ね備えている人もいるので、再生数、視聴者数だけを基準にせず、自分の目的に合った人を見つけるといいでしょう。

友達やネットで聞く


今まで言ったことも、一緒に『LoL』を楽しめる友達がいるならばすごく話が早いです。

これは私の持論ですが、『LoL』にハマって遊んでいる人は基本的に知識欲がすごいです。
いろいろなことを自分で調べて知っているし、なにより知ったことを話したくて仕方がありません。

なので、わからないことを聞くと、喜んでいっぱい語ってくれるでしょう。きっと大会のこととか選手のこととか、お勧めの動画、配信者、なんでも答えてくれます。大船に乗った気持ちでなんでも聞いてみてください。

もし、周りに『LoL』をやっている友達がいない、そんな人は、5chでもTwitterでもDiscordでもいろいろな人がいるので試しに聞いてみるといいでしょう。

世の中に親切な人はすごくたくさんいるのできっと力になってくれます(中には不快な言動をする人も一部いるかもしれませんが、気にする必要はありません)。


まとめ


ここまでで、『LoL』を観る前の心構え的な話をしてきました。何も考えずに観始めるより、断然楽しめるようになるので意識してみてください。

次回では、実際に動画や生配信、大会を観るときの観戦姿勢や、より楽しく観るためのポイントについて話していきたいと思います。

ご期待ください。

©️2019 Riot Games, Inc. All rights reserved.


関連リンク
League of Legends 公式サイト


リーグ・オブ・レジェンド とは
2009年10月に米国でサービスを開始、2016年9月時点で月間アクティブプレイヤーが1億人を突破し、世界各地で大規模な大会が行われているPCオンラインゲーム。マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(通称 MOBA)と呼ばれる5人対5人を基本とした対戦型PCゲームで、プレイヤーが操作する「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターで相手本陣の攻略を競う。RTS(リアルタイムストラテジー)のテンポと迫力に RPG要素を加え、スピード感のある展開が特徴で、その競技性の高さから、eスポーツの代名詞として世界中でプロリーグが開催されている。毎年行われるeスポーツ最高峰の世界的祭典「League of Legends World Championship」は視聴者数5760万人を記録するなど大きな注目を集める。多彩なキャラクターやつくりこまれた世界観、映像や音楽、などゲーム以外のコンテンツも魅力で、コスプレやファンアートをはじめとした熱狂的なコミュニティ活動も各地で行われている。

リーグ・オブ・レジェンド: http://jp.leagueoflegends.com/
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