【「PJCS2024」『ポケモン GO』部門 カイセ サトル選手インタビュー】 「勝つために必要なのは“心を燃やすこと”」
2024年6月2日(日)にパシフィコ横浜で開催された「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2024」(PJCS2024)『ポケモン GO』部門が開催された。
『ポケモン GO』は位置情報を活用してポケモンを捕まえたり交換したりバトルしたりできるスマホゲーム。大会ではその中のバトル部分を使用する。一般的には位置情報ゲームや散歩などの合間に楽しむゲームと思われがちだが、対戦やアイテムなどを使ってわざを覚えたり強化することもできるため、れっきとしたRPGでもある。
また、『ポケットモンスター』シリーズは基本的にターン制のコマンドバトルだが、『ポケモン GO』ではスマホでのタップやスライド操作を生かして、ほぼリアルタイムに攻撃や防御をしながら戦える点が特徴だ。
大会での対戦ルールは、スーパーリーグ(CP上限1500)にて、トーナメント開始前に登録した6匹のポケモンを使用。試合前には互いのポケモンを確認した上で3匹のパーティを選択し、ラウンド間での選び直しも可能。相手のポケモンをすべて倒した方が勝利となる。
予選はスイスドロー方式だが、決勝はシングルエリミネーショントーナメントのため、とにかく勝ち抜くしかない。そんな中でカイセ サトル選手は巧みなポケモン選びやわざの選択で窮地を乗り切り、決勝戦では紙一重のタイミングを読み切り、見事優勝を勝ち取った。
今回は、表彰式の後に行われたカイセ サトル選手への囲みインタビューの模様をお届けする。
──まずは、「PJCS2024」での優勝と「WCS」への出場権獲得、おめでとうございます!
カイセ選手:ありがとうございます!
──決勝戦は、もしあと一撃当たらなかったら負けていたかもしれない、というところでしたが、あの時の心境は?
カイセ選手:焦りは特にないですね。自分のできる最大のプレイをするだけだったので、結果負けてしまったらそれはそれでしかたがないと思っていました。とにかく落ち着いてプレイングすることを意識していました。
──決勝戦はナマズンとベロリンガが3戦すべて出ていましたが、期待通りの活躍をしてくれましたか?
カイセ選手:そうですね、お相手の6匹を見た時に、活躍する場が多くて不利なポケモンが少なかったので、そこは強気に選出して活躍してくれました。
──世界大会への意気込みを聞かせてください。
カイセ選手:世界大会まで残り2カ月あるので、しっかり練習して、本当に今回と一緒でもう自分の全力を出すだけなので、頑張りたいと思います。
──1戦目で負けてから立て直して勝利しましたが、今回のように最初に負けてしまったところから立て直すための気持ちの持っていき方などはありますか?
カイセ選手:やっぱりどこかのタイミングで切り替えないとうまくなっていかないので、そこは自分の性格ですかね。ずっとくよくよしていてもうまくならない部分もありますし、日々落ち込む時もあるんですけど、そこはたとえば1日時間を置いてとか、引っ張らずに切り替えられるようには意識しています。
今回の大会で言うと、(決勝戦の)1戦目はかなりボロ負けしたんですけどそこからはもう強気に選んで、あとはミスをしない、やるだけだと思っていたので、結果どうこうではなくて。それがこういったかたちになったのは本当にうれしいです。
──最後に強いと言われていたチルタリスを使わなかった、というのもやっぱり思い切りの良さですか?
カイセ選手:そうですね、相手が警戒していたので、かなり嫌がっているんだなと。それに対して急に弱いポケモンは選択してこないだろうという部分もあったので、1戦目に負けたからこそ、2戦目は強気に外した、という感じでした。
──ちなみに、『ポケモン GO』を始めたきっかけは?
カイセ選手:会社の先輩たちに誘われたんです、一緒にやらないかと。それで『ポケモン GO』を始めて。対戦はしばらくひとりでやっていたんです。その中でX(旧Twitter)とかゲーム内のフレンドさんとつながって、それこそチーム戦だったりこういう対面の大会でお会いして仲良くなって、どんどんモチベーションが上がってゲームを心の底から楽しめるようになった感じです。
──『ポケットモンスター』シリーズとか、最新作の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』もありますが、『ポケモン GO』にこれだけハマった理由はなんでしょう?
カイセ選手:やっぱり直接会えることじゃないですかね、ゲーム内のフレンドさんと。Switchとかだとオンラインでのやりとりはあっても直接会う部分に関しては『ポケモン GO』より少ないのかなと。
特に『ポケモン GO』のイベントっていろいろな方と会えるじゃないですか。そういうのも原作とか『ポケモンユナイト』とかとは違う部分なのかなと思っています。
──その中で、競技としての『ポケモン GO』を意識し始めた、世界に行きたいと考え出したのはどれくらいのタイミングですか?
カイセ選手:本当に世界大会を目指そうと思ったのは、去年の「PJCS」に出て負けたんですね。3勝3敗でかなり悔しくて。そのあと「WCS」も実際に見たんです。その時に今も一緒に戦っているチーム(編集部注:優勝後インタビューで発言していた昨年から一緒に戦っているチーム「OPDC」)のメンバーたちと話して、「世界大会、やっぱ行きたいよね。じゃあ、1年間がんばろうよ!」ってことで、ほんとにみんなと一緒に今日まで練習してきました。
──今日の試合も非常に盛り上がりましたし、個人的にももっと『ポケモン GO』でのポケモンバトルを楽しむ人が増えてほしいと思うんですが、カイセ選手が考える『ポケモン GO』の面白さはどんなところでしょうか?
カイセ選手:先ほども言った、イベントごとのリアルでの交流ですね。なによりも他のゲームにはないというか、『ポケモン GO』の一番の強みだと思っているので。
ゲーム内のフレンドさんと交流して、ゲームだけじゃなくて飲み会もしようよとか、別の趣味を一緒にやろうよってことも全然できると思うので、そういう部分が一番大きいかなと思います。
──最後に、『ポケモン GO』で勝つために、どんなことしたらいいですか?
カイセ選手:勝つためには、“心を燃やすこと”です!
──最後は気持ち、ですね!
カイセ選手:はい、気合いですね、気合い!
©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2024 Niantic, Inc. ©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2021 Pokémon. ©1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2021 Tencent. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。 Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。
『ポケモン GO』部門|ポケモンジャパンチャンピオンシップス2024:https://www.pokemon.co.jp/ex/pjcs/2024/pokemongo/
『ポケモン GO』は位置情報を活用してポケモンを捕まえたり交換したりバトルしたりできるスマホゲーム。大会ではその中のバトル部分を使用する。一般的には位置情報ゲームや散歩などの合間に楽しむゲームと思われがちだが、対戦やアイテムなどを使ってわざを覚えたり強化することもできるため、れっきとしたRPGでもある。
また、『ポケットモンスター』シリーズは基本的にターン制のコマンドバトルだが、『ポケモン GO』ではスマホでのタップやスライド操作を生かして、ほぼリアルタイムに攻撃や防御をしながら戦える点が特徴だ。
大会での対戦ルールは、スーパーリーグ(CP上限1500)にて、トーナメント開始前に登録した6匹のポケモンを使用。試合前には互いのポケモンを確認した上で3匹のパーティを選択し、ラウンド間での選び直しも可能。相手のポケモンをすべて倒した方が勝利となる。
予選はスイスドロー方式だが、決勝はシングルエリミネーショントーナメントのため、とにかく勝ち抜くしかない。そんな中でカイセ サトル選手は巧みなポケモン選びやわざの選択で窮地を乗り切り、決勝戦では紙一重のタイミングを読み切り、見事優勝を勝ち取った。
今回は、表彰式の後に行われたカイセ サトル選手への囲みインタビューの模様をお届けする。
とにかく自分のプレイングを貫いた
──まずは、「PJCS2024」での優勝と「WCS」への出場権獲得、おめでとうございます!
カイセ選手:ありがとうございます!
──決勝戦は、もしあと一撃当たらなかったら負けていたかもしれない、というところでしたが、あの時の心境は?
カイセ選手:焦りは特にないですね。自分のできる最大のプレイをするだけだったので、結果負けてしまったらそれはそれでしかたがないと思っていました。とにかく落ち着いてプレイングすることを意識していました。
──決勝戦はナマズンとベロリンガが3戦すべて出ていましたが、期待通りの活躍をしてくれましたか?
カイセ選手:そうですね、お相手の6匹を見た時に、活躍する場が多くて不利なポケモンが少なかったので、そこは強気に選出して活躍してくれました。
──世界大会への意気込みを聞かせてください。
カイセ選手:世界大会まで残り2カ月あるので、しっかり練習して、本当に今回と一緒でもう自分の全力を出すだけなので、頑張りたいと思います。
──1戦目で負けてから立て直して勝利しましたが、今回のように最初に負けてしまったところから立て直すための気持ちの持っていき方などはありますか?
カイセ選手:やっぱりどこかのタイミングで切り替えないとうまくなっていかないので、そこは自分の性格ですかね。ずっとくよくよしていてもうまくならない部分もありますし、日々落ち込む時もあるんですけど、そこはたとえば1日時間を置いてとか、引っ張らずに切り替えられるようには意識しています。
今回の大会で言うと、(決勝戦の)1戦目はかなりボロ負けしたんですけどそこからはもう強気に選んで、あとはミスをしない、やるだけだと思っていたので、結果どうこうではなくて。それがこういったかたちになったのは本当にうれしいです。
──最後に強いと言われていたチルタリスを使わなかった、というのもやっぱり思い切りの良さですか?
カイセ選手:そうですね、相手が警戒していたので、かなり嫌がっているんだなと。それに対して急に弱いポケモンは選択してこないだろうという部分もあったので、1戦目に負けたからこそ、2戦目は強気に外した、という感じでした。
直接フレンドと会えるのが『ポケモン GO』のいいところ
──ちなみに、『ポケモン GO』を始めたきっかけは?
カイセ選手:会社の先輩たちに誘われたんです、一緒にやらないかと。それで『ポケモン GO』を始めて。対戦はしばらくひとりでやっていたんです。その中でX(旧Twitter)とかゲーム内のフレンドさんとつながって、それこそチーム戦だったりこういう対面の大会でお会いして仲良くなって、どんどんモチベーションが上がってゲームを心の底から楽しめるようになった感じです。
──『ポケットモンスター』シリーズとか、最新作の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』もありますが、『ポケモン GO』にこれだけハマった理由はなんでしょう?
カイセ選手:やっぱり直接会えることじゃないですかね、ゲーム内のフレンドさんと。Switchとかだとオンラインでのやりとりはあっても直接会う部分に関しては『ポケモン GO』より少ないのかなと。
特に『ポケモン GO』のイベントっていろいろな方と会えるじゃないですか。そういうのも原作とか『ポケモンユナイト』とかとは違う部分なのかなと思っています。
──その中で、競技としての『ポケモン GO』を意識し始めた、世界に行きたいと考え出したのはどれくらいのタイミングですか?
カイセ選手:本当に世界大会を目指そうと思ったのは、去年の「PJCS」に出て負けたんですね。3勝3敗でかなり悔しくて。そのあと「WCS」も実際に見たんです。その時に今も一緒に戦っているチーム(編集部注:優勝後インタビューで発言していた昨年から一緒に戦っているチーム「OPDC」)のメンバーたちと話して、「世界大会、やっぱ行きたいよね。じゃあ、1年間がんばろうよ!」ってことで、ほんとにみんなと一緒に今日まで練習してきました。
──今日の試合も非常に盛り上がりましたし、個人的にももっと『ポケモン GO』でのポケモンバトルを楽しむ人が増えてほしいと思うんですが、カイセ選手が考える『ポケモン GO』の面白さはどんなところでしょうか?
カイセ選手:先ほども言った、イベントごとのリアルでの交流ですね。なによりも他のゲームにはないというか、『ポケモン GO』の一番の強みだと思っているので。
ゲーム内のフレンドさんと交流して、ゲームだけじゃなくて飲み会もしようよとか、別の趣味を一緒にやろうよってことも全然できると思うので、そういう部分が一番大きいかなと思います。
──最後に、『ポケモン GO』で勝つために、どんなことしたらいいですか?
カイセ選手:勝つためには、“心を燃やすこと”です!
──最後は気持ち、ですね!
カイセ選手:はい、気合いですね、気合い!
©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2024 Niantic, Inc. ©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2021 Pokémon. ©1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2021 Tencent. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。 Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。
『ポケモン GO』部門|ポケモンジャパンチャンピオンシップス2024:https://www.pokemon.co.jp/ex/pjcs/2024/pokemongo/
eSports World の
Discord をフォローしよう
Discord をフォローしよう
SALE
大会
チーム
他にも...?
他にも