【REJECT Mayインタビュー】日本の『Dota 2』シーンからアジアの強豪に挑む——諦めない心でつかんだ「Predator League」での念願の勝利

2024.1.25 綾本ゆかり
2024年1月10日(水)から14日(日)にかけて、Acerが主催するアジア・パシフィック地域の国際大会「The Asia Pacific Predator League 2024 Grand Finals」が、フィリピン・マニラにて開催された。本大会では、『Dota 2』と『VALORANT』の2タイトルが採用され、『Dota 2』には日本代表チームとしてREJECT Mayが出場した。

REJECT Mayは、日本で開催された昨年の「Predator League」のために復活したドリームチーム。アマチュアチームとして活動するTeam Mayに、プロeスポーツチームREJECTがサポートする形で、2年連続出場となった。

メインメンバーは昨年と同じく、baseballdogs選手(キャリー)、うたたねかえる選手(ミッド)、Arab選手(オフレーン)、Suan選手(サポート)、toyomaru選手(ハードサポート)の5名。これにスタンドインメンバーとして、puru選手を迎えて挑んだ。

『Dota 2』のトーナメントには、全10チームが出場。グループステージでは、5チームずつ2グループに分かれて総当たりで戦い、各グループの上位2チームが有観客オフラインで開催されるプレーオフに進出した。

REJECT Mayは2勝2敗(うち1勝は相手チームの都合により不戦勝)で、グループ3位タイとなり、惜しくもグループステージ突破は叶わなかった。しかし、最終戦のバングラデシュチームThe Councilとの試合では、厳しい状況を覆しての見事な逆転勝利を見せてくれた。試合翌日に現地で実施した、REJECT Mayのメンバーとコーチへのインタビューをお届けする。

▲上段左からtoyomaru(とよまる)選手、Arab(あらぶ)選手、baseballdogs(べーすぼーるどっぐ)選手、Jong(じょん)コーチ、puru(ぷる)選手、下段左からSuan(すあん)選手、うたたねかえる選手

▲『Dota 2』グループステージ最終結果。「REJECT May」はグループBで3位タイとなった

5年前から変わらないメンバーと、昨年からのコーチの力添え


——最初にリーダーのうたたねかえる選手から、REJECT Mayの簡単な紹介をお願いします。

うたたねかえる:僕たちは5年前、「まらカップ」というコミュニティ大会に向けて集まったチームで、それからずっと同じメンバーでやってきています。もともとはSuanさんがリーダーでしたが、去年の「Predator League」ではArabさんが、今年は僕がリーダーをしています。

——今年はスタンドインメンバーのpuru選手が加わりましたが、どのような背景から参加が決まったのでしょうか?

うたたねかえる:今回の大会で、僕たち5人がそろって出場できるかわからなかったので、スタンドインメンバーを用意することになり、puruさんに声をかけました。puruさんとはよく一緒にプレーをしていて、日本人の中でトップレベルにうまいプレーヤーです。練習でもスケジュールが合わないメンバーがいるときに、入ってもらっていました。

puru:今回はみんなが無事に出られることになって、勝利も獲得できて、本当に良かったです。

▲無事に全員そろってマニラに到着した、試合前日のREJECT Mayの選手たち

——Jongコーチはフィリピンの方だとお聞きしました。どういった経緯でコーチをお願いすることになったのか教えてください。

うたたねかえる:去年の「Predator League」でもコーチをしてもらっていて、今年もコーチをしてもらえるか僕から聞いてみたところ、「いいよ」と言ってくれたのでお願いしました。

——Jongコーチは普段、どんなチームのコーチをされているのでしょうか?

Jong:普段教えているのは、まだできたばかりの新しいチームが多いです。主に基礎的な内容を教えていて、トップレベルのチームと戦えるようになるにはどうしたらいいのか、といったことを中心に教えています。

——Jongコーチから見てREJECT Mayにはどのような印象がありますか?

Jong:去年と比べると、すごくいろいろなことが改善したと思います。去年はどちらかというと、「相手がこうしてきたら、こうしよう」といった細かなところや、選手自身のスタイルを確立するところに注力していました。今年は個々のスキルも上がっていたので、どうやったらミスを防げるかなど、大きな局面での話に集中していました。

——REJECT Mayの皆さんは専業のプロではないため、大会出場にあたってスケジュールを合わせることが、なかなか難しかったとお聞きしました。baseballdogs選手は、今日も現地からずっとリモートで仕事をされていたとか……。

baseballdogs:そうですね、朝からずっと仕事をしていました。時期的にお正月休み明けで休みが取りづらかったので、なんとか移動日と試合日の3日間だけ休みをもらって、それ以外はこっちで仕事をしますと言って来たんです。でも、自分はゲーム会社に勤めているので理解があって、快く「頑張ってきてください」と言ってもらえました。

▲グループステージ1試合目、配信ブースでスタンバイするREJECT May

「どうしても勝ちたかった」諦めない気持ちでつかんだ勝利


——グループステージでの戦いを終えて、今感じていることや印象に残っているシーンについて教えてください。

Suan:初戦のIHC E-sportsと、2戦目のTeam Asterとの試合では負けてしまいましたが、強いチームと戦えたことで、負けた試合にも学びがあったので、またチャレンジしたい気持ちです。

うたたねかえる:僕はIHC E-sports戦でのソロキルが印象に残っています。例えるなら、僕が甲子園に出ている高校生だとしたら、相手は大谷翔平みたいなレベルの選手。それを1対1で倒せたところが最高の瞬間でした。

▲IHC E-sports戦の序盤、うたたねかえる選手が見事ソロキルを獲得。1対1で戦うミッド(『Dota 2』ではミッドのみがソロレーン)ならではの見どころ(https://www.youtube.com/live/5z0j0JeiGXo?si=XUdcOwflK99n_PY7&t=3083

Arab:僕自身はあまり活躍したと思っていないのですが、個人的には1~2戦目のボコボコにされた試合でも、僕のレーンは大崩れすることはありませんでした。そこは自分が思っている強みが、ちゃんと出ていたのかなと思います。

ただ、試合全体を通しては、今回重点的に練習してきたところに行く前のフェーズで完封されてしまったので、悔しかったですね。最後のThe Council戦では、やっと僕たちが得意なところまで持っていけて、思いどおりに試合を運べたのは良かったです。

toyomaru:最後に戦ったThe Councilは過去にスクリムをしたことがあり、実力的にはいける相手だと思っていました。でも、いざ試合に臨んでみたら、かなり良くないスタートになってしまって——。

昨日みんなで日本語配信を見返してみたら、思った以上に序盤のリードを取られていたんです。でも、ゲーム中は「まだいける」という声が出ていたので、そういう発言のおかげで諦めずにプレーできていたんだなと、後から気づきました。

▲REJECT Mayは序盤、6,000~7,000ゴールドもの差をつけられていたが、集団戦での勝利からゴールド差を巻き返し、シーソーゲームの末に逆転勝利を果たした(https://www.youtube.com/live/5z0j0JeiGXo?si=cuUtWvGbTBVVdow9&t=32748

baseballdogs:The Council戦の序盤、相手にかなりのリードを取られてしまい、本音では「これは負けたな」と思っていました。でも今までの経験上、負けそうだと感じると、試合中のしゃべる量が減ってしまって、プレーがどんどん悪くなっていく傾向があることがわかっていたんです。

なので「俺めっちゃ稼げてるからいけるよ!」と、ホラを吹いたんですよ。練習だったら「もうダメだ」と言ってしまうところですが、どうしても勝ちたかったので、ウソをついてでも「いけるぞ」と思わせたかったんです。それが結果としていい方向に向かったので、やっぱり諦めない気持ちが大事なんだなと感じました。

——あの勝利の裏側に、そんなエピソードがあったんですね。そばで見ていたpuru選手からも、感想を教えてもらえますか?

puru:最終戦は、相手が有利を取っているところから巻き返す展開で、誰かひとりではなく、全員いいところがあってすごくよかったなと思います。

僕は通訳のdeltaさんと、REJECTのマネジャーはまちマシッソさん(普段は他部門を担当するマネジャー)と、Jongコーチと一緒に試合を見ていたのですが、試合の最後の方に、はまちマシッソさんが「勝つ瞬間を撮りたい」と言っていたんです。

それで「ここで全滅を取ったら勝ちますよ」と言ったら、すごい勢いで走っていって(笑)。その場面がとても印象に残っています。日本では『Dota 2』があまり流行っていないですが、今回まわりの方がすごく盛り上げてくださって感動しました。

▲日本のクルー全員がブースに駆け寄った「REJECT May」勝利の瞬間

最終戦、ふたつの試合にかかっていたタイブレークへの望み


——今回747.Polaris戦が相手チームの都合で不戦勝となり、最終戦で勝てば、グループステージ突破をかけたタイブレークに持ち込める可能性がある状況でした。このときチームでどんな話をしていましたか?

うたたねかえる:その可能性しか見ていませんでした。もうそれだけを信じて、「最後の試合に絶対勝つ」という気持ちで挑んだので。

——結果的には、REJECT Mayは見事勝利したものの、同時に行われていたTeam Aster 対 IHC E-sportsの試合結果によって、タイブレークは発生しませんでした。とても複雑な状況ですが、これを知ったときどのような気持ちでしたか?

うたたねかえる:勝ってものすごくうれしくて、「やったー!」と思っているところに結果を知って、うれしいと悔しいが一気に来てぐちゃぐちゃの感情になりました。

baseballdogs:でも、すぐ聞いたからよかったです。勝って盛り上がっているときに、すでにもう結果を調べていたメンバーがいて(笑)。

Suan:タイブレークに行きたくてしかたがなかったので、すぐに調べて早めにネタバレしてしまいました。

baseballdogs:余韻のなかで知ったので、すごく落ち込むところまではいかなかったですね。

——残念ながらグループステージ突破とはなりませんでしたが、特に1~2戦目の強豪チームとの戦いでは、どのようなところで力の差があると感じましたか?

Suan:『Dota 2』は序盤のレーニングがとても重要で、その結果が中盤以降に大きく響きます。特に1~2戦目は、そこでの差が圧倒的にあったと思います。僕たちは5対5での戦いに強みを持っているのですが、そこまでたどり着けず厳しい結果になってしまいました。

なので、序盤のレーニングを改善できれば、圧倒的な差で負けることはなくなっていくのかなと。レーニングは、個人の練習や経験が影響するところなので、そうした部分での差を埋めていく必要があると感じます。

——Jongコーチは試合後、どのような内容を中心にフィードバックされていたのでしょうか?

Jong:『Dota 2』では大きな軸として、コミュニケーションとタイミングが重要です。コミュニケーションについては、自分は日本語がわからないので、彼らが試合中に話している内容はわからないですが、どれくらい話しているかはわかります。強いチームは、うるさいくらいに、ものすごくしゃべっているんです。だから、彼らにも序盤からコミュニケーションをたくさん取ることが大事だと伝えました。

もうひとつのタイミングというのは、自分たちのピックにとって、いつが強くて、いつが弱いのかというタイミングを把握することを指しています。ただ、それは経験から得るものが大きく、彼らはまだ経験が浅いので、そういった部分を意識して教えていました。

▲試合後、Jongコーチのフィードバックを受けるREJECT Mayの様子

さまざまなサポートと、国内外からの応援で変化する気持ち


——昨年、Acer Japanの谷さんから「来年も『Dota 2』の大会があったら出ますか?」と聞かれて、「出たい」と答えられたと。その約束を果たす形で、今年も枠が用意されたと聞きました。この「Predator League」という大会に対して、どういった思いがありますか?

Arab:日本という『Dota 2』がはやっていない地域で、自分たちが知っているような海外の強豪チームと戦える機会は普段ほとんどありません。なので、こういった機会をいただけて、本当にありがたいと思っています。

——来年の「Predator League」でも『Dota 2』が採用されたら、Acer Japanとしては、また日本代表チームを送り出すつもりだと聞きました。

うたたねかえる:僕個人の意見としては、機会があればまた絶対に出たいと思っています。ただ、チームとしては、今回も全員そろって出れられるかどうか怪しかったので……。でも、気持ちとしては、このメンバーでまた出たいと思っています。

baseballdogs:マニラに来る前は、僕たち「今年で大会は終わりかな」と話していたんです。「もし仮に来年も『Dota 2』があって、日本代表チームが出れるとしても、ちょっと難しいよね」と。でも、昨日試合が終わってご飯を食べながら、「来年もPredator Leagueあるらしいけど、どうする?」みたいな話をしていて(笑)。それくらい、みんな前向きになっていると思います。

▲グループステージを終えたREJECT Mayに、谷さんがAcer Japanとしての思いを伝える

——去年も「これが最後の大会かな」と話していたと聞きました。

baseballdogs:そうですね(笑)。去年もそう言っていました。

——こうしてプロチームのサポートも受けながら、実際に国際大会に出ると、やはり気持ちが変わる部分があるということでしょうか。

うたたねかえる:もともとはサポートもなく、ただメンバーが集まって大会に出るという形でやってきて、どうしてもモチベーションが下がってしまうときもありました。でも、いろいろなサポートや応援をもらって活動すると、やっぱりモチベーションも上がるし、すごく頑張れます。

——REJECT Mayとして2年連続で「Predator League」に出場する発表が出たとき、コミュニティの方々の反応はどうでしたか?

うたたねかえる:僕はよく配信をしているのですが、そこでも「日本代表頑張って!」と言ってもらえたり、海外からも「Japan Dota頑張れ!」という声をもらったりしました。Redditに「日本に『Dota 2』チームができた」という情報が上がって、そこから海外の人にも知ってもらえたみたいです。

baseballdogs:マニラに来てからは、ホテルのシェフからも「君たちの試合見てたぜ! 応援してるよ」と言ってもらえたりしましたね。あと僕とかえるくんの部屋には、「『Dota 2』コミュニティ頑張れ!」という置き手紙もありました。もともと僕たちのことを知っていたというより、「日本にも『Dota 2』のチームがあるんだ。すごい。頑張って!」みたいな感じでした。

——『Dota 2』が盛んなフィリピンならではの素敵な応援ですね。国内では『Dota 2』のシーンが小さく、スクリム相手のチームもなかなかいないと思いますが、どのように練習や研究を重ねているのでしょうか?

Arab:スクリム相手に関しては、Jongコーチの存在が大きいです。Jongコーチは、東南アジアのチームにすごく知り合いが多いので、そこからスクリム相手を見つけてきてくれます。それ以外だと、Discordでレートの近いチームに募集をかけて、相手が見つかったらスクリムを組むとか。それも、ほとんどが東南アジアのチームですね。今回の大会で対戦する相手の情報についても、Jongコーチがかなりくわしく教えてくれました。

——Jongコーチから見て、REJECT Mayには今後どんな成長が期待できると感じていますか?

Jong:一番大事なのは、やはり自信だと思います。ときどき彼らが緊張して、静かになっているところを見かけました。他のチームが強く見えて、萎縮してしまう場面もあるとは思いますが、「自分たちも強いんだ」という意識を持って試合に臨むことが大切です。

来年も彼らが「Predator League」に出られる機会があれば、もちろん出てほしいという思いがあります。そして、自信を持ってプレーして、プロチームにも立ち向かっていってほしいと思っています。

——来年の「Predator League」に出場できたら、達成したい目標はありますか?

うたたねかえる:もし今回と同じ形式だったら、グループステージを突破して、有観客オフラインの会場で試合をするのが目標です。

▲「SM Mall of Asia Arena」で行われた有観客オフラインのステージ。来年の「Predator League」は、マレーシアでの開催が決定している

プレー歴12年、簡単には言い表せない『Dota 2』の魅力


——今回の「Predator League」で『Dota 2』に興味を持った人に、なにかアドバイスはありますか?

うたたねかえる:ぜひ僕の配信を見にきてください。コメントには全部反応しているので、わからないことがあったら質問してもらえれば返します!

Suan:『Dota 2』の配信で質問すると、配信している人だけじゃなくて、視聴者の人もコメントで返してくれたりします。みんな「初心者を大事にしないと!」と思っているので、すごく優しいです(笑)。

——それでは最後に、皆さんから『Dota 2』に興味を持った方への「ここが面白いよ!」というアピールと、応援してくださった『Dota 2』コミュニティへのメッセージをお願いします。

baseballdogs:『Dota 2』は何が面白いのか、もはやよくわからないのが面白いです(笑)。考えるのがどうでもよくなるくらい夢中になれるゲームなので、それが感じ取れるくらいまで、ぜひやってみてほしいです。

「Predator League」に出場して、SNSでもたくさんの方から応援の声をもらえて、すごくうれしかったですし、力になりました。応援ありがとうございました。

Arab:気づけばもう7~8年くらいプレーしていて、これほどやり続けられるゲームは、この先『Dota 2』以外には出会わないんじゃないかと思うくらい、楽しいゲームです。どこまでいってもわからないことだらけなので、芯のあるゲームをやってみたい人には本当におすすめです。

コミュニティの方々には、変わり映えしないメンツで申し訳ないですが、いつも応援していただいて感謝しています。引き続きになるかわからないですが、また機会があれば応援していただけるとうれしいです。今回も応援ありがとうございました。

toyomaru:もう『Dota 2』との付き合いが長すぎて、愛憎相半ばするというか、素直に『Dota 2』を勧めることすらできないんですが……(笑)。ただ、世界大会の「The International」を毎年見ていて、その年の覇者が決まると興奮しますし、そこは他のeスポーツタイトルと遜色ない楽しさがあると思います。

このチームはもともと5人でやっていましたが、コーチがついたり、deltaさんやREJECTの方のサポートを受けたりするようになって、どんどん「やるぞ」という気持ちが高まっていきました。今年もREJECTにサポートしてもらえるとは思っていなかったので、本当にありがたかったです。

Suan:僕たちが『Dota 2』の魅力をうまく伝えられないのは、長くやりすぎて始めたてのころの気持ちを忘れてしまっていて(笑)。僕はもう12年くらい、toyomaruさんも同じくらいプレーしています。僕らにとって『Dota 2』は、嫌なことも忘れられるような、ただただ夢中になれるゲーム。ひとりでやっても楽しいですが、みんなで5人でやると本当に楽しいゲームです。

コミュニティの反応は、少しずつ小さくなっているようにも感じますが、それでもずっと応援し続けてくれている人たちがいて、心の支えになっています。本当に応援ありがとうございました。

うたたねかえる:やっぱり『Dota 2』の面白さは、いろんなキャラクターがいて、本当にいろんなことができるところ。楽しさが100点を超えるときもあるし、つらいときは0点未満にもなるような、マリアナ海溝級の面白さがあるゲームです。

今回「Predator League」の出場にあたって、本当にさまざまなところから応援をいただいて、心がぐっと熱くなりました。もともと応援されるような人間ではなかったので、たくさんの応援をもらって感動しましたし、すごく力になっています。応援ありがとうございました。

——「REJECT May」の皆さん、ありがとうございました!

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現状、日本の『Dota 2』のシーンは決して大きくないが、「Predator League」は数字ではなくコミュニティに寄り添い、『Dota 2』の日本代表チームを2年連続で送り出した。そして、それに応えるようにREJECT Mayは、厳しい戦いでも諦めることなく、最終戦では見事な勝利を見せてくれた。昨年は2連敗で大会敗退となっただけに、日本の『Dota 2』コミュニティにとって大きな意味のある勝利だっただろう。

『Dota 2』というタイトルは、その奥深さが魅力である一方で初心者には難しく、かつ日本語化されていないために、ハードルを感じるタイトルであることは確かだ。しかし、コミュニティの有志による日本語化MODが配布されており、日本語で発信されている初心者向け動画やnoteなどもある。興味を持った人は、ぜひ『Dota 2』コミュニティの助けを借りながら、プレーを楽しんでみてほしい。


■「REJECT May」
REJECT: https://twitter.com/RC_REJECT
うたたねかえる選手:https://twitter.com/kaeru_dota
Arab選手:https://twitter.com/Araaaaaaaaab
baseballdogs選手:https://twitter.com/baseballdogs5
Suan選手:https://twitter.com/Suanzk
toyomaru選手:https://twitter.com/toygma
puru選手:https://twitter.com/purupuru4649

■「Predator League 2024」日本語配信
YouTube:https://www.youtube.com/c/AcerJapanChannel
Twitch:https://www.twitch.tv/predator_japan


撮影:綾本ゆかり
編集:いのかわゆう


【綾本ゆかりプロフィール】
ソーシャルゲームをつくっていた会社員時代を経て、現在はフリーライターとして活動。PUBGで観戦の楽しさを知ったことをきっかけに、eスポーツの世界へ。ゲームやプレーヤーの魅力を伝えるべく、2017年11月頃からレポートやインタビューなど取材記事を中心に執筆しています。
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