【Apex Legends】ALGS Year4 スプリット1プレーオフ開催間近!——FnaticやTSM、DZといった注目チームを紹介!
各地域から出場する全40チームを紹介
まずはALGS Year4 スプリット1プレーオフに出場する40チームを簡単に紹介していこう。
NA(北米):12チーム
・DarkZero
・Moist Esports
・TSM
・LEGACY
・Disguised
・Elev8 Gaming
・Spacestation Gaming
・Luminosity Gaming
・Complexity Gaming
・FURIA Esports
・Cloud9
・Oxygen Esports
EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ):8チーム
・Aurora Gaming
・Natus Vincere
・Alliance
・Made In Heaven
・o7
・Passion UA
・2 Rats 1 Controller
・OMiT
APAC North(北アジア太平洋):8チーム
・Fnatic
・REJECT WINNITY
・KINOTROPE gaming
・RIDDLE ORDER
・HAO
・Crazy Raccoon
・YOKOYARI(元MOZE)
・NORTHEPTION
APAC South(南アジア太平洋):8チーム
・Wonton Dumpling
・Legends Gaming
・Tom Yum Kung
・MDY-White
・Team Burger
・Serenity
・Boogie Boarders
・Heroez
SA(南米):2チーム
・Geared Gaming
・BR DEM0NZ
China(中国):2チーム
・NEVER TO CHANGE
・AUV-NDY
戦績に基づいて割り振られたグループ表も公開
3月29日(金)に公式Xの方からグループ分けが公開された。各地域の1位が同じグループにならないようになっているのが特徴的だ。注目はFnaticやNORTHEPTION、現王者のTSMが割り振られたグループC。
どのチームとも当たるようになっているのがグループステージだが、同じグループにいるということは全試合で戦うことになるので、厳しい戦いの中、どれだけポイントを稼いでいけるか非常に楽しみだ。
この40チームの中から注目のチームを紹介していこう。
注目チーム① Fnatic(APAC North)
注目チームのひとつ目は日本代表のFnatic。メンバーは、YukaF(ゆかえふ)選手、satuki(さつき)選手、Lykq(らいか)選手。全員がIGL(ゲーム内の司令塔)をできるという高いゲームIQを持ったチームだ。レギュラーシーズンにて圧倒的な成績を残しており、プレーオフでも優勝が期待されている。
FNATIC APEX🛫⏩Los Angeles.
— FNATIC JAPAN (@FNATIC_JP) April 15, 2024
頂点だけを目指して。#ALWAYSFNATIC #FNCWIN pic.twitter.com/XMBYnzAwfx
Fnaticのすごいところは高順位を取り続けることと安定したキル数による抜群の安定感だ。平均キル数が高いのはもちろんなのだが、特筆すべきはチャンピオン獲得数。レギュラーシーズンにて7回もチャンピオン獲得しており、APAC Northの中で1番多い。1試合でチャンピオン3回、合計103ポイントと稼ぎ、2位と25ポイント差をつけたこともあるくらい爆発力がある。
#ALGS Year4 APAC North
— ALGS APAC NORTH - JP (@ALGS_JP) February 4, 2024
Pro League Split 1 - Week3
Match2 Game6 Champion❗️@FNATIC_JP
「圧倒的」としか言わんばかりの
見事な3回チャンピオン🏆
孤高の1位の座を貫きました🧡
🎥配信チャンネル
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注目チーム② REJECT WINNNITY(APAC North)
ふたつ目のチームは、韓国代表のREJECTWINNITY。Fnaticと同じくAPAC Northを代表するチームのひとつだ。数年前APAC Northの覇者として君臨した元T1のメンバーであるobly(おぶりー)選手とKaronPe(かろんぷ)選手、新しく加わったSangJoon(さんじょん)選手の3人がチームメンバー。リージョンファイナルをわずか4試合で優勝してしまうほど仕上がっていたのが印象的だった。
#ALGS Year4 APAC North
— ALGS APAC NORTH - JP (@ALGS_JP) March 9, 2024
Pro League Split 1 - Regional Finals
Game4 Champion❗️@RC_REJECT
世界最速タイ💥なんという結果🔥
Split1 優勝はREJECT WINNITY🥇
しかしまだ2試合続きます✋
🎦配信チャンネル
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特筆すべきは適応力の高さ。ワールズエッジでレイスを採用するというほかのチームとは違う構成を取りながらも自分たちの強みを生かし、チャンピオンを勝ち取っていた。さらに、ファイト中の役割がはっきりしているので、射線組みや蘇生のカバー、リロードタイミングでのスイッチといった3人での戦い方が非常にうまい。
#ALGS Year4 APAC North
— ALGS APAC NORTH - JP (@ALGS_JP) March 9, 2024
Pro League Split 1 - Regional Finals
Game1 Champion❗️@RC_REJECT
強ポジションからのウィングマン🔥
いきなり大量ポイント獲得💪
他チームも続くことができるか💥
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注目チーム③ DarkZero(NA)
3チーム目は強豪ひしめくNAの地域を1位で通過したDarkZero。メンバーは、Zer0(ぜろ)選手、Genburten(じぇんばーてん)選手、Sikezz(さいくず)選手。元々APAC Southのチームだったが、レベルの高いNA地域に移動してきたという経緯を持つ。
DZ DOMINATION IN GAME 2@Zer0OCE goes nuclear in the final fights to grab 6 of our 11 kills! #GoingDark pic.twitter.com/zGAzO9nRb9
— DarkZero (@DarkZeroGG) March 17, 2024
注目はPad最強プレーヤーといわれるGenburten選手とIGLのZer0選手だ。Genburten選手は中遠距離の撃ち合いが非常に強く、ほぼオートエイムと言われるくらいエイムが鋭い。Zer0選手は、IGLをしながらキル数がNA地域でトップという文字通り何でもできるプレーヤー。控え選手を入れながらもチームを優勝に導くという異次元な頭脳を持っている。
注目チーム④ TSM(NA)
4チーム目は前回大会の王者TSM。2022年からずっと同じメンバーで出場し続けており、メンバーはImperialHal(いんぺりあるはる)選手、Reps(れっぷす)選手、Verhulst(ばるはすと)選手。長年培ってきた連携力とメタへの高い適応力が特徴的なチームだ。前回大会では3連続チャンピオンで優勝するという伝説を残しているチームでもある。
WTF WAS THAT @IMPERIALHAL
— TSM (@TSM) March 16, 2024
THE CEO IS IN LAN FORM pic.twitter.com/zdN1dXudOa
彼らのすごいところは長年同じメンバーで続けているからこその連携力。爆発力の高いVerhulst選手をImperialHal選手とReps選手が支えているというイメージだ。具体的にはVerhulst選手が先陣を切ってダメージを与えたところをImperialHal選手とReps選手が確実にキルしていくという感じ。筆者はこんな場面を世界大会で何度も見てきた。
しかし、彼らの強さはこれだけではない。むしろ、ImperialHal選手によるIGLの方が彼らの強みだろう。
特に混戦状況の中から安全な場所を見極める力に長けており、ゲーム終盤で多くのチームが入り乱れる中、安全な場所を見極め大胆に移動する彼のIGLには度肝を抜かれることが多い。まるで戦場を上から見ているかのように的確なのだ。
注目チーム⑤ Aurora Gaming(EMEA)
EMEA地域で1位を獲得したAurora Gaming。メンバーは9impulse(ないんぱるす)選手、ojrein(おーじぇーれいん)選手、Hardecki(はーでっき)選手だ。このチームはライフラインを採用している非常に珍しいチーム。ライフラインだからこそのクラッチプレーも出しており、新環境での強みを十分に発揮している
LEGENDS! What a way to end the #ALGS Regional Finals for EMEA.
— Apex Legends Esports (@PlayApexEsports) March 17, 2024
Congrats go to @AuroraApex_GG.🎉 pic.twitter.com/NfqK6Dka1t
チームの特徴は圧倒的な撃ち合いの強さ。メンバー全員が80キル以上しており、フォーカスを合わせたり、カバーを取り合ったりする連携が非常にうまい。また、EMEAの地域で2位と50ポイント差つけた161ポイントと圧倒的な強さを誇っている。
さらに、順位が低くても一定のキル数を稼いでいるのも特徴的で、7~8位で負けた試合でも6、7キルしていることもありコンスタントにポイントを稼ぐのがうまい。もちろんキル数が多いので大量キルを取ってのチャンピオンも多く、順位が低くても逆転があるかもしれないという思わず期待してしまうそんなチームだ。
注目チーム⑥ Wonton Dumpling(APAC South)
最後はAPAC Southを1位で通過した中国代表のWonton Dumpling。名前は和訳すると「ワンタン餃子」だ。メンバーは、GuGu(ぐーぐー)選手、Xzz(えっくすじーじー)選手、Boring(ぼーりんぐ)選手。トータルキル数でTOP3のうち2人が入っているくらい撃ち合いが強い。GuGu選手とBoring選手はリージョンファイナルだけで約20キルずつ稼いでいる。
特に2位と16キルも差をつけているGuGu選手の撃ち合いに注目してほしい。このチームが関与すファイトのほとんどがGuGu選手起点といっても過言ではないくらいGuGu選手の撃ち合いが強く、レギュラーシーズンでは1on2(ほぼ1on3)の場面でクラッチプレーを見せた。
レギュラーシーズンで最多となる23キルのチャンピオンを獲得しており、そのファイト力の高さをプレーオフでも発揮してくれるのか期待したい。
まとめ
いよいよ間近に迫ったALGS Year4 スプリット1プレーオフ。APAC North勢としては前回悔しい結果に終わってしまったので、その悔しさバネに頑張ってきた成果を発揮してほしい。(できれば優勝してほしい!)
もちろん世界大会となればDarkZeroやTSMが気になるところ。なぜなら、今まで開かれてきた世界大会はこの2チームしか優勝していないからだ。どちらも優勝を勝ち取るだけの実力を持っているため簡単にはいかないだろう。
しかし、筆者は信じている。必ず日本チームが優勝してくれることを。APAC North勢と日本チームを応援している身として出場する8チームを全力で応援したいと思う。
■関連リンク
公式サイト:
https://www.ea.com/ja-jp/games/apex-legends/compete
ALGS APAC NORTH - JP公式X:
https://twitter.com/ALGS_JP
配信:
https://www.youtube.com/@esports_rage6287
https://www.twitch.tv/esports_rage
編集:いのかわゆう
2022年より活動を始めた新人ライター。RPGやアクション、シューティングなど、さまざまなジャンルのゲームを愛している。最近では『VALORANT』や『Apex Legends』、『リーグ・オブ・レジェンド』などの競技シーンを視聴しており、暇さえあれば日本の大会だけでなく、海外の大会も見るほど競技シーンが好き。
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