2024年に来るかも!? 期待のeスポーツ候補新作ゲーム 8選
- THE FINALS(ザ・ファイナルズ)
- グランブルーファンタジーヴァーサス:ライジング
- 鉄拳8
- Project L(仮称)
- Project F
- 餓狼伝説 City of the Wolves
- HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT
- JUMP:Assemble
- まとめ
2023年は新作ゲームとして『ストリートファイター6』の発売が話題となったeスポーツ業界。しかし、2024年はさらに多くのeスポーツとして人気を集めそうなゲームの発売が控えている。また、現在開発中のタイトルでも、最新情報から期待が高まるゲームもたくさんある。
今回は、そんな最新ゲームの中から、2024年に流行る(かもしれない)eスポーツ業界期待の新作ゲームと、その前評判をまとめてみた。
『THE FINALS』はスウェーデンのEmbark Studiosが開発し、ネクソンがパブリッシャーの基本プレイ無料の対戦型FPS。3人1チームとなってフィールド内の他のチームと戦いながら、フィールド内に涌く「キャッシュ」(文字通りお金)を奪い合うのが目的だ。
ゲームの設定としてバーチャル空間での戦いとなっているため、プレイヤーは『THE FINALS』の参加者としてゲーム内ゲームをプレイするという構造になっている。
キャラクターには個々の人格はなく、性能は基本的に横並びだ。しかし、「ライト」「ミディアム」「ヘビー」という体型の違いを選ぶことができ、移動が速かったり、体力が多かったりという特色が選べる。それがMOBAなどと同様のロール(役割)戦術にもつながっている。
武器は一般的なFPSと同様のリアル指向のものだが、移動速度を上げたり回復したりする「スキル」、C4爆弾やシールドといった「ガジェット」も用意されている。
特徴としては、ほとんどの地形が破壊できる点がある。マップは複数の建造物が入り乱れたものが多く、見通しのいい地形はほとんどないため、必然的に視界や移動範囲を広げるために窓などを破壊する必要が出てくるというわけだ。高低差を利用した戦術もある。
2020年2月に発売された2D対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジーヴァーサス』。Cygamesのスマホゲーム『グランブルーファンタジー』をベースとしたキャラゲーかと思いきや、開発は『ギルティギア』シリーズのアークシステムワークスが手がけ、わずかな一撃からつながるコンボとシームレスなアニメーション演出により、やりごたえのある作品に仕上がっている。
その続編として、2023年12月に発売されたのが『ライジング』だ。ワンボタンの中段技を廃止し、ガードを打ち破る「レイジングストライク」などの新システムを追加。一方的な駆け引きを改善し、攻守ともに楽しめる作品へと進化している。
新たなキャラクターやストーリーも魅力で、対戦格闘ゲームではあるものの、ソロプレイだけでも原作ファンは楽しめる良作となっている。
言わずとしれた、3D対戦格闘ゲームの最新作が『鉄拳8』だ。シリーズを通してストーリーが進行しており、本作では三島平八が行方不明となり、息子の三島一八とその息子の風間仁による対決を中心として、登場キャラクターそれぞれのサイドストーリーも描かれる。
バトルシステムには、任意のタイミングで強化できる「ヒートシステム」が初採用され、発動すると10秒間だけ、強力な攻撃やダッシュが可能になる。また、体力低下時に一発逆転を狙える「レイジ」システムも健在だ。
ライアットゲームズとしては、本作を基本プレイ無料でリリースするとしている。『LoL』も『VALORANT』もプレイし続けることでキャラクターを解放でき、ゲーム内の強さに直結しないスキンなどのアイテムしか課金がないが、格ゲーとしては類を見ないシステムだ。
すでに「EVO 2023」などではプレイアブルになっており、ゲームシステムについても徐々に動画が公開されている。eスポーツにおいて最も成功したメーカーとも言えるライアットゲームズ初の格ゲーだけに、多くの格ゲープレイヤーからも注目されている。
父ノ背中所属のストリーマーのけんき氏が、クラウドファンディングによって開発中のタクティカルシューター。5vs5で攻撃側と防衛側を交代しながら戦っていく、『レインボーシックス シージ』のように戦略が重要なゲームだ。
最大の特徴は、マッチングするたびに自動生成されるマップ。これにより、固定されたマップの攻略法を競うのではなく、毎回情報の把握から戦略を立てていくという、これまでにない面白さを目指している。2024年1月時点では、Steamにて早期アクセスとして販売もされている。
SNKの対戦格闘ゲームの元祖といえば『餓狼伝説』。その正統続編が『餓狼伝説 City of the Wolves』だ。全容はまだほとんど公開されていないが、初代の主人公だったテリー・ボガード、前作『餓狼 Mark of the Wolves』の主人公で、初代のボス、ギース・ハワードの息子であるロック・ハワードらが登場することだけはイメージカットから判明している。
ゲームとして本格的に対戦が可能となったのは『餓狼伝説2』からで、2ラインの移動や体力が減少すると使用できる超必殺技などがあった。『餓狼伝説3』シリーズでは手前と奥に一時的に場所をずらすスウェーラインを採用。最新作の『餓狼 Mark of the Wolves』ではシンプルな1ラインとなり、「ジャストディフェンス」や体力に応じて強化できる「T・O・Pシステム」などが採用されていた。
最新作で外されていた「伝説」が復活したのは、もともとのシリーズへの原点回帰を示しているのか。何らかの新システムの導入も予想され、原作ファンはもちろん、格ゲーファンからの注目も高い。
週刊少年ジャンプで大人気連載中の『HUNTER×HUNTER』の対戦格闘ゲームが、ブシロードとエイティングによって開発されることが発表された。
さまざまな条件と心の探り合いで展開されるバトルも多いため、そういった原作の魅力をどのように格闘ゲームで再現するのかが楽しみだ。
『JUMP:Assemble』(ジャンプ:アセンブル)は、週刊少年ジャンプの歴代キャラクターたちが5vs5で戦う、MOBA(マルチオンラインバトルアリーナ)の新作ゲームだ。開発はDeNAチャイナで、プラットフォームはスマートフォン。2023年に実施されたクローズドベータテストの映像が、YouTubeなどで多数公開されている。
映像を見る限り、MOBAとしてのシステムはPC版『リーグ・オブ・レジェンド』と非常によく似ており、トップ、ミッド、ボットのレーンと、タワーやミニオンなどが見て取れる。単にキャラゲーとして好きなキャラクターを遊ぶだけでも楽しめるだろう。
2023年末時点での収録キャラは、「ドラゴンボール」、「ONE PIECE」、「ナルト-NARUTO-」、「BLEACH」、「鬼滅の刃」、「呪術廻戦」、「アンデッドアンラック」、「マッシュル-MASHLE-」といった作品。古くは『ファミコンジャンプ』、最近では『JUMP FORCE』のようなコラボ作品もあり、ファンの間では盛り上がった。MOBAというeスポーツ好きが好むジャンルで、作品の枠を超えた戦いがファンにどう受け入れられるか、活躍が見ものだ。
2024年もさまざまなオンライン対戦ゲームがリリース、あるいは最新情報が公開される予定だ。ただし、eスポーツの人気タイトルになるには、メーカーの努力、ファンコミュニティの醸成、賞金付きの大会といった取り組みが必要と言われている。また、そういった要素は一切なくても、自然と口コミなどから人気に火がつくようなゲームも過去にはあった。
今回の予想が当たるかどうかは、実際にリリースされてみなければわからないが、すでにプレイできるタイトルや情報が更新されているタイトルもある。次のeスポーツの覇権を握るタイトルは何か、予想も含めて楽しもう。
THE FINALS:https://www.reachthefinals.com/
グランブルーファンタジーヴァーサス:ライジング:https://rising.granbluefantasy.jp/
鉄拳8:https://tk8.tekken-official.jp/
Project L:https://project-l.riotgames.com/ja-jp/
Project F:https://store.steampowered.com/app/1419640/Project_F/
餓狼伝説 City of the Wolves:https://www.snk-corp.co.jp/press/2023/080806/
HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT:https://hunterhunter-ni.bushiroadgames.com/
JUMP:Assemble:https://dena.com/jp/press/5035/
今回は、そんな最新ゲームの中から、2024年に流行る(かもしれない)eスポーツ業界期待の新作ゲームと、その前評判をまとめてみた。
THE FINALS(ザ・ファイナルズ)
『THE FINALS』はスウェーデンのEmbark Studiosが開発し、ネクソンがパブリッシャーの基本プレイ無料の対戦型FPS。3人1チームとなってフィールド内の他のチームと戦いながら、フィールド内に涌く「キャッシュ」(文字通りお金)を奪い合うのが目的だ。
ゲームの設定としてバーチャル空間での戦いとなっているため、プレイヤーは『THE FINALS』の参加者としてゲーム内ゲームをプレイするという構造になっている。
キャラクターには個々の人格はなく、性能は基本的に横並びだ。しかし、「ライト」「ミディアム」「ヘビー」という体型の違いを選ぶことができ、移動が速かったり、体力が多かったりという特色が選べる。それがMOBAなどと同様のロール(役割)戦術にもつながっている。
武器は一般的なFPSと同様のリアル指向のものだが、移動速度を上げたり回復したりする「スキル」、C4爆弾やシールドといった「ガジェット」も用意されている。
特徴としては、ほとんどの地形が破壊できる点がある。マップは複数の建造物が入り乱れたものが多く、見通しのいい地形はほとんどないため、必然的に視界や移動範囲を広げるために窓などを破壊する必要が出てくるというわけだ。高低差を利用した戦術もある。
eスポーツとしての可能性:★★★
ベータ版から話題を集め、2023年12月の正式リリース直後に1000万ユーザーを突破するなど、人気FPSになる片鱗が見え始めている。ただし、主にアジア圏のチーターが多く、まともなゲームにならないという声も強い。このあたりは初期の『エーペックスレジェンズ』と似た展開で、注目度が高いがゆえに目をつけられてしまっているようだ。
いまのところ開発元がeスポーツ大会などを計画しているわけでもなさそうだが、パブリッシャーのネクソンは過去に韓国でeスポーツの運営に積極的だった経験も持っている。
チーター対策が進みメーカー側が本気を出してeスポーツにシフトすれば、十分にポスト『エーペックスレジェンズ』や『VALORANT』になれるかもしれない。2024年の展開が楽しみな作品だ。
ベータ版から話題を集め、2023年12月の正式リリース直後に1000万ユーザーを突破するなど、人気FPSになる片鱗が見え始めている。ただし、主にアジア圏のチーターが多く、まともなゲームにならないという声も強い。このあたりは初期の『エーペックスレジェンズ』と似た展開で、注目度が高いがゆえに目をつけられてしまっているようだ。
いまのところ開発元がeスポーツ大会などを計画しているわけでもなさそうだが、パブリッシャーのネクソンは過去に韓国でeスポーツの運営に積極的だった経験も持っている。
チーター対策が進みメーカー側が本気を出してeスポーツにシフトすれば、十分にポスト『エーペックスレジェンズ』や『VALORANT』になれるかもしれない。2024年の展開が楽しみな作品だ。
グランブルーファンタジーヴァーサス:ライジング
2020年2月に発売された2D対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジーヴァーサス』。Cygamesのスマホゲーム『グランブルーファンタジー』をベースとしたキャラゲーかと思いきや、開発は『ギルティギア』シリーズのアークシステムワークスが手がけ、わずかな一撃からつながるコンボとシームレスなアニメーション演出により、やりごたえのある作品に仕上がっている。
その続編として、2023年12月に発売されたのが『ライジング』だ。ワンボタンの中段技を廃止し、ガードを打ち破る「レイジングストライク」などの新システムを追加。一方的な駆け引きを改善し、攻守ともに楽しめる作品へと進化している。
新たなキャラクターやストーリーも魅力で、対戦格闘ゲームではあるものの、ソロプレイだけでも原作ファンは楽しめる良作となっている。
eスポーツとしての可能性:★★★★
開発元のアークシステムワークスのタイトル、いわゆる「アークゲー」は『ギルティギア』シリーズをはじめ、「EVO」の選定タイトルとしても常連だ。また、アーク自身も大会開催には積極的で、2024年3月には北米・カリフォルニアのThunder Studiosにて世界規模の大会「ARC WORLD TOUR」も予定されている。
もともとCygamesの『グランブルーファンタジー』IPのひとつであり、キャラゲーのくくりもされるが、純粋な格闘ゲームとしての出来も良く、根強いファンもついている。高額賞金や世界各地での大会とまではいかないが、今後も2D格闘ゲームの代表作としてeスポーツも続いていくだろう。
開発元のアークシステムワークスのタイトル、いわゆる「アークゲー」は『ギルティギア』シリーズをはじめ、「EVO」の選定タイトルとしても常連だ。また、アーク自身も大会開催には積極的で、2024年3月には北米・カリフォルニアのThunder Studiosにて世界規模の大会「ARC WORLD TOUR」も予定されている。
もともとCygamesの『グランブルーファンタジー』IPのひとつであり、キャラゲーのくくりもされるが、純粋な格闘ゲームとしての出来も良く、根強いファンもついている。高額賞金や世界各地での大会とまではいかないが、今後も2D格闘ゲームの代表作としてeスポーツも続いていくだろう。
鉄拳8
言わずとしれた、3D対戦格闘ゲームの最新作が『鉄拳8』だ。シリーズを通してストーリーが進行しており、本作では三島平八が行方不明となり、息子の三島一八とその息子の風間仁による対決を中心として、登場キャラクターそれぞれのサイドストーリーも描かれる。
バトルシステムには、任意のタイミングで強化できる「ヒートシステム」が初採用され、発動すると10秒間だけ、強力な攻撃やダッシュが可能になる。また、体力低下時に一発逆転を狙える「レイジ」システムも健在だ。
eスポーツとしての可能性:★★★★★
可能性を語るまでもなく、『鉄拳』シリーズはバンダイナムコとして間違いなく世界規模のeスポーツ大会を開催するはずだ。対戦格闘ゲームとしても人気が高く、日本発祥のタイトルにもかかわらず、世界に強豪が存在することもあり、世界規模の大会も予定されている。
特に前作『鉄拳7』が発売されたのは2015年2月と、実に8年ぶりの新作。『ストリートファイター6』の大成功を横目に見ながら、再び世界に『鉄拳』ブームがやってくるのは間違いない。
可能性を語るまでもなく、『鉄拳』シリーズはバンダイナムコとして間違いなく世界規模のeスポーツ大会を開催するはずだ。対戦格闘ゲームとしても人気が高く、日本発祥のタイトルにもかかわらず、世界に強豪が存在することもあり、世界規模の大会も予定されている。
特に前作『鉄拳7』が発売されたのは2015年2月と、実に8年ぶりの新作。『ストリートファイター6』の大成功を横目に見ながら、再び世界に『鉄拳』ブームがやってくるのは間違いない。
Project L(仮称)
ライアットゲームズが開発中の『リーグ・オブ・レジェンド」のキャラクターを用いた2D対戦格闘ゲーム。2対2のタッグバトル方式で、『KOF』のストライカーシステムのように、呼び出したキャラの固有技をコンボに組み込んだり、そのままキャラの切り替えも可能となっている。
ライアットゲームズとしては、本作を基本プレイ無料でリリースするとしている。『LoL』も『VALORANT』もプレイし続けることでキャラクターを解放でき、ゲーム内の強さに直結しないスキンなどのアイテムしか課金がないが、格ゲーとしては類を見ないシステムだ。
すでに「EVO 2023」などではプレイアブルになっており、ゲームシステムについても徐々に動画が公開されている。eスポーツにおいて最も成功したメーカーとも言えるライアットゲームズ初の格ゲーだけに、多くの格ゲープレイヤーからも注目されている。
eスポーツの可能性:★★★★
トレーラーを見る限り、初の対戦格闘ゲームとは思えないほどのクオリティであることは明白だ。ただし、ライアットゲームズだからeスポーツとして成功するというわけではない。格闘ゲームは熱心なファンコミュニティや大会の盛り上がりも重要。『LoL』のIPパワーだけではなく、ゲームとしての魅力の部分が重要になる。
また、『LoL』のように性能調整を頻繁に行うのは対戦格闘ゲームにはそぐわない。まずはどんな大会が行われるか、そしてアップデートの内容と頻度がどうなるかが、人気を集められるかどうかのカギになるだろう。
トレーラーを見る限り、初の対戦格闘ゲームとは思えないほどのクオリティであることは明白だ。ただし、ライアットゲームズだからeスポーツとして成功するというわけではない。格闘ゲームは熱心なファンコミュニティや大会の盛り上がりも重要。『LoL』のIPパワーだけではなく、ゲームとしての魅力の部分が重要になる。
また、『LoL』のように性能調整を頻繁に行うのは対戦格闘ゲームにはそぐわない。まずはどんな大会が行われるか、そしてアップデートの内容と頻度がどうなるかが、人気を集められるかどうかのカギになるだろう。
Project F
父ノ背中所属のストリーマーのけんき氏が、クラウドファンディングによって開発中のタクティカルシューター。5vs5で攻撃側と防衛側を交代しながら戦っていく、『レインボーシックス シージ』のように戦略が重要なゲームだ。
最大の特徴は、マッチングするたびに自動生成されるマップ。これにより、固定されたマップの攻略法を競うのではなく、毎回情報の把握から戦略を立てていくという、これまでにない面白さを目指している。2024年1月時点では、Steamにて早期アクセスとして販売もされている。
eスポーツとしての可能性:★★
まだ開発途中ということもあり、eスポーツタイトルとして評価できるところまでは至っていない。Steamのコメント等では、目玉であるはずの「自動生成マップ」が残念ながら評価されていない点も見て取れる。ただ、本作は「早期アクセス」であり、完成品を期待してはいけないのは当然。けんき氏が納得のいくレベルのゲームになるまではあくまで一時的な評価であり、コメントを鵜呑みにするのも早計だ。
また、あえてeスポーツ化せず、「ローグライトFPS」のようなかたちで自動生成マップを楽しむといった遊び方も考えられる。『R6S』の人気もやや翳りが見えている昨今、新しいFPSタイトルの登場は歓迎したいのだが、無理に競技中心にしなくてもいいのかもしれない。
いずれにしても、2024年もその開発状況に注目していきたい1本だ。
まだ開発途中ということもあり、eスポーツタイトルとして評価できるところまでは至っていない。Steamのコメント等では、目玉であるはずの「自動生成マップ」が残念ながら評価されていない点も見て取れる。ただ、本作は「早期アクセス」であり、完成品を期待してはいけないのは当然。けんき氏が納得のいくレベルのゲームになるまではあくまで一時的な評価であり、コメントを鵜呑みにするのも早計だ。
また、あえてeスポーツ化せず、「ローグライトFPS」のようなかたちで自動生成マップを楽しむといった遊び方も考えられる。『R6S』の人気もやや翳りが見えている昨今、新しいFPSタイトルの登場は歓迎したいのだが、無理に競技中心にしなくてもいいのかもしれない。
いずれにしても、2024年もその開発状況に注目していきたい1本だ。
餓狼伝説 City of the Wolves
SNKの対戦格闘ゲームの元祖といえば『餓狼伝説』。その正統続編が『餓狼伝説 City of the Wolves』だ。全容はまだほとんど公開されていないが、初代の主人公だったテリー・ボガード、前作『餓狼 Mark of the Wolves』の主人公で、初代のボス、ギース・ハワードの息子であるロック・ハワードらが登場することだけはイメージカットから判明している。
ゲームとして本格的に対戦が可能となったのは『餓狼伝説2』からで、2ラインの移動や体力が減少すると使用できる超必殺技などがあった。『餓狼伝説3』シリーズでは手前と奥に一時的に場所をずらすスウェーラインを採用。最新作の『餓狼 Mark of the Wolves』ではシンプルな1ラインとなり、「ジャストディフェンス」や体力に応じて強化できる「T・O・Pシステム」などが採用されていた。
最新作で外されていた「伝説」が復活したのは、もともとのシリーズへの原点回帰を示しているのか。何らかの新システムの導入も予想され、原作ファンはもちろん、格ゲーファンからの注目も高い。
eスポーツとしての可能性:★★
『餓狼伝説』シリーズは、SNKプレイモアとしての開発や事業譲渡などを行う以前の、初期SNK時代に開発されていたもの。そのため、今回復活するのも当時のテイストではなく、最近の『THE KING OF FIGHTERS XV』や『SAMURAI SPIRITS』のようなテイストのゲームになるだろう。
これらの作品は、日本よりも主にアジアや中東などで人気となっており、大会なども多く開催されているため、eスポーツとして人気となる可能性はある。長いことリリースされていなかった『餓狼伝説』というIPがどのように受け入れられるかということと、目新しいシステムなどで『餓狼伝説』らしさをアピールできるかが成功のカギとなりそうだ。
『餓狼伝説』シリーズは、SNKプレイモアとしての開発や事業譲渡などを行う以前の、初期SNK時代に開発されていたもの。そのため、今回復活するのも当時のテイストではなく、最近の『THE KING OF FIGHTERS XV』や『SAMURAI SPIRITS』のようなテイストのゲームになるだろう。
これらの作品は、日本よりも主にアジアや中東などで人気となっており、大会なども多く開催されているため、eスポーツとして人気となる可能性はある。長いことリリースされていなかった『餓狼伝説』というIPがどのように受け入れられるかということと、目新しいシステムなどで『餓狼伝説』らしさをアピールできるかが成功のカギとなりそうだ。
HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT
週刊少年ジャンプで大人気連載中の『HUNTER×HUNTER』の対戦格闘ゲームが、ブシロードとエイティングによって開発されることが発表された。
映像を見る限り、3vs3のチームバトルであることと、3Dモデルが使われていることから、2D格闘というよりは自由に動き回れるタイプの対戦が可能な格闘ゲームと予想できる。「格闘」と銘打っているからには接近戦も含めた殴り合いが予想されるが、『エーペックスレジェンズ』のようなバトルロイヤルタイプということも考えられる。
さまざまな条件と心の探り合いで展開されるバトルも多いため、そういった原作の魅力をどのように格闘ゲームで再現するのかが楽しみだ。
eスポーツとしての可能性:?
ジャンプマンガの対戦可能なアクションゲームは『鬼滅の刃』『ジョジョの奇妙な冒険』『ONE PIECE』など多数リリースされているが、そのいずれもオンライン対戦は備えていたものの、アクションゲームとして大会まで行うようなものではなかった。
ただ、『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』がこれらの作品と異なるのは、開発元がバンダイではないということ。また、開発元のエイティングはアークシステムワークスと共同で『DNF DUEL』などの2D対戦格闘ゲームをリリースしていることから、ゲームとしての出来については期待できそうだ。
あとは、ブシロードとしてどこまでこのゲームによる大会などのイベントを考えているか、ユーザーがいかに集まってくるかにかかっている。
ジャンプマンガの対戦可能なアクションゲームは『鬼滅の刃』『ジョジョの奇妙な冒険』『ONE PIECE』など多数リリースされているが、そのいずれもオンライン対戦は備えていたものの、アクションゲームとして大会まで行うようなものではなかった。
ただ、『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』がこれらの作品と異なるのは、開発元がバンダイではないということ。また、開発元のエイティングはアークシステムワークスと共同で『DNF DUEL』などの2D対戦格闘ゲームをリリースしていることから、ゲームとしての出来については期待できそうだ。
あとは、ブシロードとしてどこまでこのゲームによる大会などのイベントを考えているか、ユーザーがいかに集まってくるかにかかっている。
JUMP:Assemble
『JUMP:Assemble』(ジャンプ:アセンブル)は、週刊少年ジャンプの歴代キャラクターたちが5vs5で戦う、MOBA(マルチオンラインバトルアリーナ)の新作ゲームだ。開発はDeNAチャイナで、プラットフォームはスマートフォン。2023年に実施されたクローズドベータテストの映像が、YouTubeなどで多数公開されている。
映像を見る限り、MOBAとしてのシステムはPC版『リーグ・オブ・レジェンド』と非常によく似ており、トップ、ミッド、ボットのレーンと、タワーやミニオンなどが見て取れる。単にキャラゲーとして好きなキャラクターを遊ぶだけでも楽しめるだろう。
2023年末時点での収録キャラは、「ドラゴンボール」、「ONE PIECE」、「ナルト-NARUTO-」、「BLEACH」、「鬼滅の刃」、「呪術廻戦」、「アンデッドアンラック」、「マッシュル-MASHLE-」といった作品。古くは『ファミコンジャンプ』、最近では『JUMP FORCE』のようなコラボ作品もあり、ファンの間では盛り上がった。MOBAというeスポーツ好きが好むジャンルで、作品の枠を超えた戦いがファンにどう受け入れられるか、活躍が見ものだ。
eスポーツとしての可能性:★
ジャンプマンガのキャラ同士で戦えるという夢のようなコラボだが、MOBAという性格上、どうしても好き嫌いよりもマッチアップやキャラクターのパワーなどでピックするようになってしまうだろう。その意味では、メーカーとしてもeスポーツよりもキャラクターやグッズのビジネスに注力するのではないか。
ただ、同じスマホ向けのMOBAとしては『ポケモンユナイト』も一定の成功を収めており、特にMOBA人気の高い中国で人気を集める可能性もある。
ジャンプマンガのキャラ同士で戦えるという夢のようなコラボだが、MOBAという性格上、どうしても好き嫌いよりもマッチアップやキャラクターのパワーなどでピックするようになってしまうだろう。その意味では、メーカーとしてもeスポーツよりもキャラクターやグッズのビジネスに注力するのではないか。
ただ、同じスマホ向けのMOBAとしては『ポケモンユナイト』も一定の成功を収めており、特にMOBA人気の高い中国で人気を集める可能性もある。
まとめ
2024年もさまざまなオンライン対戦ゲームがリリース、あるいは最新情報が公開される予定だ。ただし、eスポーツの人気タイトルになるには、メーカーの努力、ファンコミュニティの醸成、賞金付きの大会といった取り組みが必要と言われている。また、そういった要素は一切なくても、自然と口コミなどから人気に火がつくようなゲームも過去にはあった。
今回の予想が当たるかどうかは、実際にリリースされてみなければわからないが、すでにプレイできるタイトルや情報が更新されているタイトルもある。次のeスポーツの覇権を握るタイトルは何か、予想も含めて楽しもう。
THE FINALS:https://www.reachthefinals.com/
グランブルーファンタジーヴァーサス:ライジング:https://rising.granbluefantasy.jp/
鉄拳8:https://tk8.tekken-official.jp/
Project L:https://project-l.riotgames.com/ja-jp/
Project F:https://store.steampowered.com/app/1419640/Project_F/
餓狼伝説 City of the Wolves:https://www.snk-corp.co.jp/press/2023/080806/
HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT:https://hunterhunter-ni.bushiroadgames.com/
JUMP:Assemble:https://dena.com/jp/press/5035/
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