【連載】ストーム久保の「俺と『オーバーウォッチ2』でリグループしろ!」

【ストーム久保の新コラム!】プロ格ゲーマーだけど、ちょっと『オーバーウォッチ 2』を語ってもいいですか?

2023.2.15 ストーム久保
eSports World読者の皆様、そして『オーバーウォッチ 2』(以下『OW2』)を遊んでいるプレイヤーの皆様へ。

はじめまして。私、広島を拠点に活動しているプロゲーミングチーム広島TEAM iXA」(以下、広島iXA)所属のプロゲーマー「ストーム久保」と申します。普段は主に格闘ゲームストリートファイターV チャンピオンエディション」(以下『ストV』)の個人配信や動画投稿をしながら大会に出場したり、イベントに出演したりすることを生業としています。

まずは簡単な自己紹介をさせていただきましたが、読者の皆様はそんなことよりも「なんで他のゲームのプロが『OW2』のコラムを連載するの? そもそもお前はうまいのか?」なんて疑問に思ったのではないでしょうか。今回は第1回目ということで、コラムを連載した経緯と私がどういった内容で執筆していくつもりかを説明させていただきます。

それでは、まずは私の『OW2』シーズン2での戦績を公開します。元々はサポートがメインでしたが、最近はタンクやダメージも楽しくなってきたのでフレックスをよく選んでいます。お気に入りのヒーローは「ドゥームフィスト」と「トールビョーン」。

偏ったヒーローから”何か”を察しないでください

いかがでしょうか? だいたい中級者くらいのレベルかと思います。「プロゲーマーってどんなゲームもうまいんじゃないの?」と誤解している方がいらっしゃるならば、先んじて誤解を解いておきましょう。

私はあくまでも『ストV』のプロゲーマーで、他のゲームの腕前は一般ピーポーレベルです。なんなら、格闘ゲーム以外のジャンルはほぼ遊ばないので知識もありません。

そんなパンピーな私がなぜ、eSports World様でコラムを連載するに至ったのか。そして、何をしていきたいのかを説明するためにも、少し長い自分語りから始めさせていただきます。

「隙あらば自分語り」っていう言葉があります。 聞かれてもいないのに自分のことを語り出すことなのですが、ここまで読んでくださった皆様なら、もはや私に隙をさらしているようなものです。だから、始めても構いませんよね?



発散する場所を求めて


私が初代『オーバーウォッチ』(以下『OW』)を遊び始めたきっかけは、PlayStation®4版が発売されたタイミングに友人から誘われたからです。

FPSは『Call of Duty』シリーズや『PUBG: BATTLEGROUNDS』も遊んだことがあります。しかし、弾を当てるのが苦手だったり、バトルロイヤルの待ち時間が性に合わず断念。というか、格闘ゲーム以外のジャンルのゲームは長続きしたためしがありませんでした。

なので、『OW』も「数回遊べたらいいな〜」程度でやってみたら……もう頭から沼にダイブしていました。

個性が強すぎるヒーローが多数いるのが、格闘ゲームみたいで気に入りました。格闘ゲームしかしてこなかった私にとって、役割がハッキリしたロールの概念が新鮮に感じられたのです。

何よりも、知らない人と連携がとれた時の爽快感と敗北した時の気まずさが、脳を揺らしてくれます。良い部分も悪い部分も全部まとめて好みだったので、気がつくと夢中になっていました。最終的に、誘ってくれた友人が辞めた後も私だけは続けていたほどです。

昔に撮影した動画を発見したのでスクショしておきました。この名前の下の数字、なんでしたっけ?

『ストV』のプロゲーマーを目指し始めたのを機に『OW』から離れていた時期もありました。それでも『OW』でしか得られない快感は忘れられません。

プロゲーマーとしての生活が安定した2019年頃、知り合いがPC版で遊んでいると聞いて再開します。

久しぶりに会った『OW』は、昔と大きく変わっていて驚きました。ヒーローとマップの追加、一部のヒーローはリワークされて全く新しい性能になり、ルールが昔と比べて洗礼されたことで遊びやすくなっている。もはやこの沼から抜け出すことは不可能だと覚悟を決めて、肩まで浸かった次第です。

特に気に入ったのは、見た目が久保と似ているハモンドことレッキング・ボール

さらなる進化を遂げていた『OW』に私はもう首ったけ。ゲームが仕事になっていた私にとって『OW』は最高の趣味になっていました。

そして、2022年10月に待望の『OW2』が無料となってリリースされ、現在は“『OW2』は神ゲー!”と発信したい気持ちがさらに高まっています。もうムラムラしていると言ってもいいでしょう。

そんなムラついている時にちょうどeSports World様のライター募集のツイートが流れてきて、これは好機だととらえて自分から応募しました。

自分が好きなものを知ってもらう、遊ぶきっかけになったら最高!!という考え

自分が普段属しているコミュニティの外で何かをするのは初めてなので、正直怖いです。「受け入れてもらえないかもしれない」「苦情が来るかもしれない」……。でも、やりたい気持ちの方が強かったので応募した次第です。

ただ、もしコラムが始められるとしたら、どんな内容にするのか悩みました。

強くて有名なプレイヤーが執筆したコラムなら、攻略情報や思考を知ることができるので重宝されるでしょう。しかし、パンピープレイヤーのストーム久保では説得力がありません。応募の動機だった「OW2は神ゲーと伝える」だけなら、書くのは私じゃなくてもいい……。

ストーム久保が書くことで説得力が増し、ゲームを魅力的に見せることができて、なおかつ嘘にならない内容。売りにできる何かを探してみました。


コラムに込めた想い


以前、私が個人配信の企画で「ストVの初心者向け講座」を開催した時のことです。その配信に「初心者向けって言ってるけど、今の初心者はそこまで下手じゃないよ」というコメントが届き、“初心者のリアルな現状を把握していなかったんだ”と気が付かされました。

上級者でも初中級者の現状をしっかり把握して、的確なアドバイスができる人もいるでしょう。しかし、苦しみや悩みまでを理解するのは難しいと思います。だって、大抵の初中級者の悩みは上級者からしたら普通にこなしていることだからです。その経験からコラムの着想を得ました。

純粋に『OW2』が好きで、一般ピーポーレベルのプレイヤーとしてリアルな悩みを持つ私だからこそ、同じような悩みを持つ方々に共感してもらえて、一緒に解決していける内容のコラムが書けるのではないかと。もちろん上級者やプロレベルの方と比べたら、ちゃちな内容になるかもしれません。

しかし、低レート帯から這い上がった経験や、私なりに培ってきたランクマッチでの勝ち方は無駄ではないはず。
下手な奴なりに考えて実践してきた、実体験に基づく上達するための情報を共有して、皆さんと成長していけるコラムを目指して執筆していく所存でございます。

レートを上げていくって過酷ですよね

ライター応募の動機は「『OW2』の面白さを中級者の目線から伝えたい」。その想いをeSports World様に正直に伝えところ、採用されたというのが連載に至った経緯です。なかなか難しいと理解していますし、コミュニティの方々からすれば怪しい存在だと思われる覚悟もしています。でも、怪しくても害がないとわかってもらえたら幸いです。


怪しかったら“report stormkubo(全体チャット)”を


ということで、私のコラムは「『OW2』中級者の実体験を共有する」をテーマに連載していきます。もしも、私が少しでも上級者ぶって偉そうにアドバイスを始めたら、お手数ですがその記事のツイートに「#reportstormkubo」をつけて、eSports World様まで通報してください。必ず目を通します。

ちなみに本業の方は、2023年6月2日に『ストリートファイター6』が発売されるのを待っている状態です。発売したら趣味の時間もすべて消し飛ばして練習をしないといけないので、今は休暇期間にさせていただいています。いわゆるオフシーズンってやつですね!

この間に『OW2』でマスターランクまで行きたいので、皆さんも一緒に頑張りましょう!!

といったところで、今回のコラムは終了にしたいと思います。いろいろと拙い部分も見えてくるとは思いますが、今後ともよろしくお願い致します。

次回は、私の愛するダメージヒーロー「トールビョーン」について執筆させていただきます。

……この1文で不安を感じたり、何かを察したりする方がいるかもしれませんがご安心ください。私は皆さんの味方です(通報はまだしないでくださいね?)


オーバーウォッチ 2 公式:https://overwatch.blizzard.com/ja-jp/
ストーム久保のTwitter:https://twitter.com/stormKUBO
ストーム久保のYouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/stormKUBO
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