【連載】Yomiの『LoL』あるある質問箱

【『LoL』あるある質問その3】「ここで行くべきか否か……」と迷った時の“行く or 行かない”の判断基準は？

2024.9.25 Yomi

本日のお題「ここで行くべきか否か……という時の判断基準」
行く・行かないの判断材料は？
あとがき

記事公開日：2021年5月28日最終更新日：2024年9月25日

みなさんこんにちは。Yomiです。

前回は、『リーグ・オブ・レジェンド』（以下『LoL』）を遊びはじめるときに誰もが悩むであろう、チャンピオンやロールの選び方についての話をしてきました。

今回は、実際に遊んでいる状況で生じるさまざまな疑問に答えていきたいと思います！

本日のお題「ここで行くべきか否か……という時の判断基準」

どんなゲームでも、まだ理解不足な状況で「今戦ってもいいのか」など、状況判断に困る場合がたくさんあると思います。そんな時に、「今挑戦するべきでしょうか？」「失敗したら迷惑かけませんか？」といったような質問をもらうことがたくさんあります。

なので、今回はそれぞれのシチュエーションに合わせて、行くか行かないかの判断基準を考えてみたいと思います。

戦って勝てるかどうかわからない時は……まずは挑戦してみよう！

まず、どの試合でも必ず直面するのが、対面の敵チャンピオンとの戦いです。

初心者のころは、まだ自分のチャンピオンの強さも、相手のチャンピオンのこともよくわからないと思います。その中で戦うとなると、本当に戦って勝てるのか不安なのは当たり前。実際に、初めて戦う相手の場合は勝てないことの方が多くなるでしょう。

しかし、挑戦せずに戦わない距離にずっといるのはよくありません。なぜなら、「勝てるかどうかわからないからと言って戦わなければ、ずっとわからないままだから」です。実は有利な組み合わせで勝てるかもしれないのに、何もないまま終わってしまいます。これはとてももったいないですよね？

初心者のうちは負けて当たり前なので、この場合はどんどん挑戦していきましょう！（ただし、ランク戦ではなくクイックプレイで試すことをオススメします）

ただし、負けた時にはどんな攻撃をくらってどんな理由で負けたのか、しっかりと復習をして、自分の成長につなげていきましょう。ただ負けを重ねるだけで何も身につかなければ挑戦した意味がありません。必ず次回勝つために挑戦しているということを心にとどめておいてください。

これを繰り返していくと、だんだん自分のチャンピオンの強みや弱みがわかってきます。また、いまの状態で攻め込めば倒し切れるという「キルライン」も見えてくるはずです。そして、あまり知識がないチャンピオンと戦うときでも、それなりに戦うこともできるようになってきます。

トライ＆エラーはどんなゲームでも共通の成長方法です。焦らず、目先の敗北を恐れずに、確実に一歩ずつ成長していきましょう！

敵がいるかどうかわからない時は……踏みとどまろう！

前述のとおり、戦って勝てるかわからないときは挑戦すべき……なのですが、“絶対に行ってはいけない”シチュエーションもあります。

それは、敵がどこにいるかわからない時です。ここでいう「敵」とは、今戦っている正面の相手のことではなく、主に他のレーンやジャングルにいる敵のことを指しています。

このゲームは、よほど強さに差がない限りは、基本的に人数が多い方が勝つようにできています。なので、1対1なら勝てる相手でも、他の敵が合流してきたら簡単に負けてしまいます。

そのため、もし「このまま戦えば勝てる！」と思っても、他の敵の居場所がわからない場合は戦うべきではありません。なんなら、敵が戦いを仕掛けさせるために、わざと倒しやすそうな状況を作っているかもしれません（このように、隙を見せて罠を張る行為は「ベイト」と呼ばれています）。

敵がいるかいないかわからないときに、常に天に身を任せて戦っていては成長はありません。しっかり1対1で戦える状況を作るためにも、敵の位置を常に警戒するように努力してみましょう。

そのためには、試合が終わった後にリプレイを見て、敵がどういう動きをしていたのか、答え合わせをするのも効果的な練習方法です。慣れてくると、時間帯によって敵がどの辺にいるのかが大まかに予測できるようになってきます。敵が通りそうだと思ったところにワードを置くなりして、実戦でも敵の位置を把握できるようになりましょう！

どうしても負けたくない試合では……絶対に無理に行かない！

経験が浅い状態でも、ランク戦だったり、「Clash」（公式のイベント）だったり、初心者大会だったり、どうしても負けたくない、負けられない試合はあると思います。こういう試合では「成長のためにこの試合は負けてもしかたない」などと悠長なことを言っている余裕はありません。

そのような確実に勝てるかどうかわからない状況では、“無理をしない”方がいいでしょう。

大切な試合の場合、相手も真剣に集中していると思うので、ミスも少なくなってきます。なので、ギャンブルで仕掛けて簡単に失敗してしまうと、それだけで勝つのが相当難しくなります。

「今」を勝ちたい場合は、できるだけリスクは避けて、現状の自分が自信をもってできる行動を取り続けましょう。そうすることが勝率を上げられるただ一つの方法です。

行く・行かないの判断材料は？

さて、ここまでは心理面での話を中心にしてきましたが、次は、具体的に行くか行かないかを考えるときに、どんな判断材料があるかを見ていきましょう。

有利不利を事前に知っておくことも、成長には欠かせません。

（1）チャンピオンのレベル差

まず、一番わかりやすいのがチャンピオンのレベル差です。

『LoL』はレベルが1つ違うと、それだけでかなり強さに差が出ます。差が1レベル程度ならうまくやったり、チャンピオンの相性がよければ勝てないことはないですが、2レベル離れていたらかなり厳しく、3レベル離れていたらほぼ絶望的でしょう。

また、レベル2 vs レベル3では単純にスキル1つ分の力の差がかなり現れます。さらに、レベル5 vs レベル6になると、とても強力なアルティメットスキルの有無が生じるので、もっと差があります。

自分が相手より有利になった瞬間を見逃さず、しっかり仕掛けていけるようになると、戦いをより有利に進められるようになるでしょう！逆に、自分の方がレベルが低いときには無理に仕掛けずにレベルアップを待ってから攻めることが大切です。

（2）体力・マナの状況

小規模な戦闘を繰り返していると、お互いに体力もマナも減ってくると思います。

言うまでもありませんが、相手の体力が減っているときはチャンスです。何回か攻撃を繰り返せば1回の攻撃でどれだけダメージが与えられるかもつかめてくると思うので、「自分の攻撃を全部当てれば倒せる！」と思ったら、すかさずに攻撃を与えてキルをとりに行きましょう！

ちなみに、自分がどれだけダメージを与えられるか把握することを「ダメージ計算」、すべてのスキルを使って攻撃しにいくことを「オールイン」と呼びます。

また、体力はわかりやすいので目につくと思いますが、最初のころはマナを見落としがちです。もし「スキルを全部使えば倒せる！と思っても、マナが足りなくなってしまえば倒し切ることはできません。オールインする前には、倒せるだけのマナが残っているかもチェックするようにしましょう！

（3）サモナースペルの有無

サモナースペルは、通常のスキルよりも圧倒的にクールダウンが長いぶん強力なので、その有無で勝敗が左右されることも多々あります。なので、例えば相手だけ「イグナイト」を持っている状況では、下手に戦いをしかけないようにしましょう！

また、相手がもし「フラッシュ」を使っている状態なら、攻撃をかわしたり逃げるのが困難になるので、味方のガンクも決まりやすくなります。

敵がサモナースペルを使った場合は、チャットで味方に敵がサモナースペルを使ったことを報告しておくと、より簡単に敵を倒すことができるようになるでしょう！

（4）ミニオンの数

たかがミニオンと侮ってはいけません。特に序盤のミニオンの攻撃はチャンピオンの攻撃となんら遜色ないです。たとえ体力で有利をとっていても、敵のミニオンが大量にいる状況でしかけると、返り討ちにあってしまうでしょう。

逆に、味方のミニオンが大量にいれば、もし敵の他のレーンのチャンピオンがガンクにきて1 vs 2になってしまったとしても勝てたりもします。

ミニオンは、前衛→後衛→キャノンミニオンという順に攻撃力が高くなっています。ミニオンをうまく使いこなすことは、『LoL』のかなり重要な要素になってくるので、ぜひ意識してみてください！

（5）人数差

『LoL』において人数差はとても大切な要素です。もし相手が何人か見えなくても、戦闘に参加できる味方が、いま生存している相手チームの人数よりも多い場合は、戦うことが可能です。

ワードを挿して敵の居場所を把握したり、ミニオンの処理に行った敵の隙をついて、人数差をつけて戦うことができれば、より安全にかつ確実に勝利に近づくことができるようになるでしょう！

（6）成長具合（パワースパイク）のタイミング

最後に、とても大切な指標がパワースパイクです。

パワースパイクとは、そのチャンピオンがゲームを通して最も強い時間帯のことです。

今使っているのが、もし後半にとても強くなるケイルやコグ=マウのようなチャンピオンの場合は、無理に序盤から戦いを仕掛ける必要はありません。

逆に、レネクトンのような序盤から強いチャンピオンを使っているのに、特に戦いも仕掛けずに仲良くファームをしてしまっては非常にもったいないです。

初心者のうちは難しいと思いますが、自分の使っているチャンピオンの特性を把握し、勝てる時間帯に勝つということは、単純ですがすごく効果的なので、ぜひ意識するようにしてみてください！