【速報レポート】「PCS 2024 Spring Split プレイオフ」SHG、PSGにわずかに及ばず…… 3月28日にDFMのリベンジマッチへ

2024.3.25 eSports World編集部
リーグ・オブ・レジェンド』の春の国際大会「MSI 2024」の出場権をかけて争われる「PCS 2024 Spring Split プレイオフ」のステージ2に、「LJL」1位のFukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)が登場。PSG Talon(PSG)と激戦の末、惜しくも2-3で敗れた。

この結果により、SHGはルーザーズブラケットに落ち、同じく初戦で敗れたDeep Cross Gaming(DCG)と互いに後がない戦いに挑む。

多彩なバンピックが登場したSHG vs PSG戦


春のレギュラーシーズン(リーグ戦)では、リーグ自体の違いはあるものの、「LJL」首位のSHGと「PCS」2位のPSGのスタッツはほぼ同等。ヴォイドグラブの獲得率こそPSGが高いが、ドラゴン、ヘラルドなどはSHGの方が獲得している。どちらも集団戦を勝ち切って試合を決めることの多い、チームプレイが見どころのチームだ。

迎えたゲーム1、SHGがブルーサイド、PSGがレッドサイドで静かな立ち上がり。レベル6を迎えたタイミングでPSGがヴォイドグラブを狙っている隙に、SHGはボットレーンにガンクを決めるも1-1トレード。わずかな隙をついてPSGがキャッチを狙えば、DashR選手のウルトやテレポートでSHGもすぐに集まる、どちらも譲らない試合展開となったが、ウーコンとアーリの強力な連携により、SHGは1敗を喫する。

ゲーム2、SHGはジャングル起用が多いセジュアニを見せ、PSGにサポートのフレックスピックと警戒させることに成功。SHGはADCのセナにサポートアイテムを持たせ、サポートのヤスオにCSを取らせて両方を成長させる「断食セナ」を運用する。SHGが常に先手でドラゴンやオブジェクトを抑え、集団戦ではセジュアニとレネクトンの後ろからセナのポークやヤスオの飛び込みで有利を崩さずに1ゲームを返す。

折り返しのゲーム3、ブルーサイドを選択したPSGはヴァイとカルマのジャングル-ミッドの連携を優先し、後半に強くなるスモルダーを選択。SHGはカ・サンテ、タリヤ、トリスターナ、ゼリといった機動力の高いチャンピオンをピックした。PSGがオブジェクトを取りながら、ヴァイ+カルマの連携などでキルを重ねていくが、SHG側はなかなかエンゲージさせてもらえず、バロンバフとミニオンウェーブを活かしてじわじわラインを上げていったPSGが1-2で再びリードする。

なんとかゲーム4を取りたいSHGは、ブルーサイドでスモルダーを1stピックし、レネクトン、セジュアニ、ノーチラスで守りながら戦う陣形に。対するPSGはヴァイにフェイ、ルシアン+ナミを組み合わせてきた。そしてこの試合ではEvi選手のレネクトンが爆発。序盤こそオプジェクトもゴールドもPSGが有利をとっていたが、集団戦ではレネクトンとセジュアニが食い止めた敵をスモルダーが仕留め、大幅なゴールドリードで2-2とした。

どちらも後がないゲーム5は、PSGがカリスタ+ノーチラスやミッドにニーコをピックする一方、SHGはフレックスのランブルとアッシュを先見せし、互いにトップ・ジャングルを後半のピックに。PSGがヴィエゴ、カ・サンテに対して、SHGはポッピー、エイトロックスをピックする。

手の内を知り尽くした者同士、集団戦を取り合う拮抗した展開となったが、序盤からオブジェクトを押さえてバフを重ねたPSGが、Maple選手が使うニーコのアルティメットなどでSHGを切り崩していく。結局、この日最も長い38分の試合を制したのはPSGだった。



SHG、DFMを下したDCGとのリベンジマッチへ


ステージ2はダブルエリミネーションのため、1敗したSHGにもまだルーザーズブラケットでのチャンスがある。

SHGの次戦は3月28日(木)、DFMがステージ1でフルセットの末敗れたDeep Cross Gaming(DCG)との対決。LJL代表としてDFMのリベンジマッチ、「MSI」出場にむけて応援しよう。



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