初心者が『TFT』で勝つためのたった2つのこと【新連載・リクルートの初心者のための『TFT』勝ち方講座】

2020.8.21 リクルート
筆者は普段『リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)』の公式大会「LJL」の解説をしている。

なぜ『LoL』の解説者がこんな記事を書くのだと思うところだが、実は『チームファイト タクティクス(TFT)』の公式大会「MINDMASTERS 2020」の解説もしている二足の草鞋系解説者なのだ。

「MINDMASTER 2020」では、「LJL」でもおなじみのeyesさん、Best 佐藤 JPとともに解説を担当

筆者が『TFT』に本腰を入れてプレイし始めたのはセット2終盤からで、ほぼ事前知識がなかったのだが、セット3をグランドマスター(521LP)の日本42位で終えることができた。


『TFT』をプレイしていると、やはり経験の差や知識の差を痛感することがある。

ランク戦では大体同じプレイヤーがチャレンジャーにランクインしているし、大会ではしっかりレート上位のプレイヤーが残るようになっているから、単に運だけで勝てるゲームではないのは火を見るより明らかだろう。

そこで、今回から数回にわたって、この知識がものをいう『TFT』において、まったくの初心者でも上達できるようになるコツを、自身の経験をもとに解説していこうと思う。

『TFT』の何が難しくて、何が面白いのか


まず、『TFT』をプレイする上で最初の障壁として考えつくのが、どういうゲームなのか、パッと見で検討がつかないというところだろう。

『TFT』のプレイ中の画面(PC版)

例えば、FPS系のゲームであれば、ゲームごとにある程度差異はあるにしろ、銃を撃って相手を倒せば勝ちという根本の部分はほとんどの場合で変わらない。それが見た瞬間に理解しやすいゲームジャンルでもあり、歴史ある分野であるから馴染みやすい。

MOBA系のゲームも多少わかりづらい部分はあるが、キルを起こす、タワーを破壊する等細かい部分で勝利に近づく方法を理解することができる。

しかし『TFT』、ひいては「オートチェス」と呼ばれるジャンルのゲーム全般に言えることだが、これ自体が新しい分野であるので類似したゲームタイトルが少ない上に、自身で操作できる部分も限られている。

ラウンドごとに勝利判定があることはわかるが、では実際どうすれば勝利を獲得できるのかという闘い方を初見で理解することが非常に難しいゲームなのだ。

そこで今回は、ともかくまずは『TFT』を遊びながら、このゲームを理解するための2つの方法を伝授したい。ルールは知らなくてもいい。面白さがわからなくても構わない。以下のやり方を覚えてまずは遊んでみてほしい。

鉄則1 ひとつの構成を覚えてチャンピオンを集める


ゲームを理解するためには非常に明瞭な方法がある。それは、「ひとつの構成を覚えてやり続ける」というものだ。

これは麻雀で言うところの役を覚える行為と同じで、言い換えれば「上がり方を学ぶ」という部分である。

具体的に言うのであれば、セット3からずっと使われている「ブローラーブラスター」という構成があるのだが、これを覚えてひたすらにやり続けるというものだ。



「そんなことをしてうまくなるのか?」と疑問に思う読者もいると思うのだが、それを説明するには初めてこのゲームを行うプレイヤーの疑問点を整理する必要があるだろう。

それは以下の2点だ。

  1. チャンピオン(もしくはチャンピオンが持っているシナジー)がわからない
  2. アイテムがわからない

これらの問題点を抱えたままゲームを行った時に、上級者との大きな違いが出るのはやはり序盤の動きになってくる。

チャンピオンやアイテムの作り方を知らないのだから、当然、序盤に臨機応変に構成を組み替える、ましてや出たチャンピオンやアイテムから最終編成を見据えることなど到底できない。

だからこそ1つに編成を固定してやることで、そこをクリアした上で、多少序盤でダメージを食らっても後半で勝てるようにという寸法だ。

そうしてその構成を完璧に理解したと思ったら次の構成に行く。この繰り返しでどんどんと知識を増やしていくことが上達への圧倒的な近道になると筆者は考えている。

「ブローラーブラスター」編成のやり方

ここで一例として、「ブローラーブラスター」のやり方を説明しておこう。

「ブローラーブラスター」はその名の通り、ブローラーとブラスターを集めていく構成だ。チャンピオンのリストを見ると「ブローラー」「ブラスター」と書かれたチャンピオンが出てくることがある。まずはそれらを買う。

「ブローラーブラスター」の最終構成例


集めるチャンピオンは、「ブローラー」がマルファイト、ブリッツクランク、ヴァイ、ナー。ヴァイやナーなどの高ティアのチャンピオンが出るまでは、ティア1のイラオイを使うといいだろう。

「ブローラー」一覧
  • ティア1 マルファイト、イラオイ
  • ティア2 ブリッツクランク
  • ティア3 ヴァイ
  • ティア4 ナー

「ブラスター」で集めるのは、グレイブス、コグ=マウ、エズリアル、ジンクスの4体だ。

ブラスター一覧
  • ティア1 グレイブス
  • ティア2 ルシアン、コグ=マウ
  • ティア3 エズリアル
  • ティア4 ジンクス

ともかくこれらのチャンピオンを覚えて、ひたすらこれらを集めてみてほしい。同じチャンピオンが3体そろうと合体して★2へと強化される。最大★3までパワーアップは可能だ。

そして、レベル9になったら、オレリオン・ソルを入れる。オレリオン・ソルはブローラーでもブラスターでもないが、この構成で集めたマルファイトとジンクスが持つ「流れ者」のシナジーを発動させることができる。

これらを集めて、アイテムをジンクスとナーに持たせれば完成となる。(ちなみに、ナーには「アイオニックスパーク」、「ワーモグアーマー」、「沈黙の帳」、「ブランブルベスト」、ジンクスには「ジャイアントスレイヤー」、「レッドバフ」、「ガーディアンエンジェル」を持たせるといい。アイテムについては次回以降でご紹介するので、今回はとりあえずこれらを持てそうなら持たせてみてほしい)

「ブローラー」というチャンピオンが壁となって前衛を張り、「ブラスター」という火力役、特にジンクスが後ろからダメージを出す、というのがこの構成の内訳になっている。

鉄則2 50ゴールドお金を貯めて、レベルを優先的に上げよう


もうひとつ、実際にゲームをプレイしていく上でどうすれば効率よくそれらを集められるのか。本項ではそれを解説していく。

とはいってもこちらもやることは単純。目的のチャンピオン以外は買わず、「リロール」をせずに、ゴールドを貯めていち早くレベルを上げていくというものだ。

なぜゴールドを貯めるのかだが、実はこのゲームには「利子」が存在している。ある一定のお金を貯めているとラウンド終了時にボーナスゴールドが得られるというシステムだ。

●ゴールドがもらえる条件
  • ラウンド終了時 +5ゴールド
  • ラウンド勝利時 +3ゴールド
  • ラウンド終了時、10ゴールド所持につき+1ゴールド(最大+5ゴールド)

このゲームは何をするにもゴールドが必要なので、その追加ゴールドをしっかりとって他プレイヤーと差をつけたいという考え方が根本にある。まずはそこに則ってプレイをしようということだ。

しかし、何もせずにゴールドを貯めているだけでは負けすぎてしまい、HPを大量に失ってしまう。ただ、リロールをするのはリスクが高い上に、操作も慣れていない今するべきではない。

そこでしなければいけないのが「レベルアップ」、すなわち経験値にゴールドを消費するという動作だ。

レベルが上がると、ティアが高いチャンピオンが出る確率が上がるだけでなく、盤上に出せるチャンピオンの数が増える(最大9体まで)ので、数の暴力でいくらか受けるダメージを減らすことができる。

このレベルを上げるタイミングも定石があり、大体このラウンドまでにはレベルを上げるというものがある。

ラウンド状況は常に画面上部に表示されている。左が「ステージ」で右が「ラウンド」。ステージ1は3ラウンドまでで、それ以降はすべてラウンド6を終えると次のステージに進む

特に大事な3つのタイミングを以下に記したのでまずはそれを覚えてもらいたい。

レベルアップしておきたい目標レベルとステージタイミング
  • レベル5:ステージ2-5まで
  • レベル6:ステージ3-2まで
  • レベル7:ステージ4-1まで

これさえ押さえておけば、あとはゆっくりと50ゴールドで利子を得ながらチャンピオン、レベルを整えていくだけで、レベル8まではすんなりいけるだろう。

そしてレベル8になったら一度お金を使い切るまでリロールをしてチャンピオンをそろえる。理想はすべてのチャンピオンが★2になることだ。一部の構成を除けば★3を目指すことは少ないから、まずはしっかりと★2を作ることが重要だ。

全員が★2になったらレベル9を目指して、最後にティア5のチャンピオンを入れれば、ほとんどの構成は完成となる。

※ ※ ※

いかがだっただろうか。今回は2つの項に分けて、とにかく始めたてのプレイヤーに向けてどうすれば勝てるのか、上達するのかという、本当に基本的な部分を解説した。

今回のやり方でランク戦にいけば、おそらくシルバーくらいまでは行けると思うので、興味を持ってくれた読者はいったんプレイしてみてほしい。

次回は、具体的にどういう理由でこのシナジーが選択されるのか、配置をどのように変えたらいいのか、といったあたりをご紹介したいと思う。

では、また次の記事で。


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