【VALORANT】開催直前で選手不足のチームも!——国際大会進出をかけた国内リーグ最終決戦Challengers Japan 2025 Split 3出場チーム&注目選手紹介

- サーキットポイント獲得の最後のチャンスとなるSplit 3
- RIDDLE ORDER(RID)
- FENNEL(FL)
- NOEZ FOXX(NFX)
- QT DIG∞(QTD)
- REJECT(RC)
- ZETA DIVISION Academy(ZETA.AC)
- DFM Academy(DFM.AC)
- Advance Stageからは1チームが勝ち上がり
- まとめ
7月1日(火)から開幕する『VALORANT』の国内公式リーグである「VALORANT Challengers Japan 2025」(以下、Challengers Japan 2025)のSplit 3。
すでにSplit 1とSplit 2は終了しており、ついにChallengers Japan 2025の最終決戦が行われる。
今回はそんなChallengers Japan 2025 Split 3に出場するチームの紹介に加えて、Split 2を終えての現状と、Split 3の重要性について解説していこう。


Challengers Japan 2025では、勝敗に応じて年間を通して獲得できるサーキットポイントが鍵を握っている。Split 3では最終的な順位に関わらず、サーキットポイント獲得数上位4チームがSplit 3 Playoffへと駒を進めることができる。
なおSplit 3 Main Stageはこのサーキットポイントを獲得する最後のチャンスとなっている。

現在のサーキットポイント獲得数と順位は上記画像の通り。Playoff進出には上位4チームに入る必要があるが、3位から5位は大混戦。ポイント差は10ポイントずつで、Split 3の順位に応じて付与されるサーキットポイントも10ポイントずつ異なる。
つまり、ひとつでも順位が変わればPlayoff進出を逃す可能性のあるチームが多く存在している。これまで以上に1戦1戦が白熱した試合が見られるだろう。
ここからはSplit 3 Main Stageに出場が確定している7チームと各チームの注目選手を紹介していこう。

◾️ロスター
・🇰🇷JoxJo(じょじょ)
・🇯🇵Minty(みんてぃー)
・🇯🇵Caedye(かえで)
・🇰🇷Seoldam(そるだむ)
・🇯🇵yatsuka(やつか)
◾️コーチ
・🇯🇵Vorz
・🇯🇵ryota-
直近のChallengers Japan 4大会で1位(1位通過含む)に君臨し続けるRID。現在のサーキットポイントは、140ポイントでSplit 3 Playoff出場は確定している。
日本国内シーンにおいては36戦33勝と圧倒的な強さを誇り、2025年シーズンにおいても黒星はわずか1。全選手幅広いピックプールを持ちながらも、個々の能力を最大限に生かせるロールに落ち着いているのも強さの要因だろう。
2024年期待の若手チームは日本を代表する強豪チームへと成長した。2大会連続のAscention出場、インターナショナルリーグ昇格はもう射程圏内だろう。

チームではイニシエーターをメインに使用するJoxJo選手。チームの頭脳として勝利へ導く、敏腕IGLだ。これまでRIDを含む国内3チームで優勝経験を持ち、決勝戦で勝率は100%と大一番でも力を遺憾なく発揮。
RIDの国内大会3連覇を支えるのは、このJoxJo選手の堅実なプレーングとIGL力と言っても過言ではない。

◾️ロスター
・🇯🇵GON(ごん)
・🇯🇵Aace(えーす)
・🇯🇵Hals(はるす)
・🇯🇵neth(ねす)
・🇯🇵MrTenzouEz(みすたーてんぞう)
◾️コーチ
・🇯🇵Euler
・🇯🇵hatty
サーキットポイントは90ポイントで現在2位につけているFL。大幅なロスター変更をしてもなお安定した強さを誇る。
毎シーズン苦手なチームがあり、2025年シーズンはRIDとNOEZ FOXX(NFX)に苦戦している印象。Split 2 PlayoffではNFXにリベンジを果たしたものの、グランドファイナルでRIDにストレート負けを喫し準優勝に終わった。
Split 3では鬼門となるこの2チームを攻略して、悲願のAscention Pacific出場となるか注目だ。

チームではアイソをメインにサイファーやヴァイパーなどさまざまなロールをこなすAace選手。撃ち合いの強さはリーグトップレベルで、Split 2ではACS 254.8をマーク。特にアイソ使用時は15試合でACS 283.3と驚異的なスタッツを残している。
2024年シーズンはRIDに所属。優勝へ向けて最大のライバルとなるチームを打ち崩すにはこの選手の力が必要不可欠だろう。

◾️ロスター
・🇯🇵BlackWiz(ぶらっくうぃず)
・🇯🇵theiy(てぃーふぃー)
・🇰🇷Esperanza(えすぺらんざ)
・🇯🇵Yowamu(よわむ)
◾️コーチ
・🇰🇷TRY
・🇯🇵2zzy
Split 2ではMain Stage 2位通過を果たし、初のPlayoff オフラインに出場するなど着々と結果を残しているNFX。現在のサーキットポイントは75ポイントで3位につけている。
チームのエース的存在であったデュエリスト eKo選手(上記写真右)がまさかのLFTを表明。現在は4人を残してロスターは未確定である。
ここ最近は選手たちの移籍も落ち着いており、すでにチームに所属している選手が多い。この状況でのロスター変更はSplit 3にどう影響してくるのか。
20歳ながら国内トップチームを4チーム渡り歩いている、経験豊富なthiefy選手。チームではイニシエーターを担当し、安定したスタッツをマーク。
ソーヴァ使用時には9マップでACS 223.1,K/D 1.23、アシストが稼ぎづらいと言われているブリーチでもラウンドあたりのアシスト率は55%とイニシエーターとして申し分ない活躍を見せている。

◾️ロスター
・🇰🇷Gwangboong(がんぶん)
・🇯🇵Kippei(きっぺい)
・🇯🇵NOBITA(のびた)
・🇯🇵Misaya(みさや)
・🇯🇵yuran(ゆらん)
◾️コーチ
・🇯🇵ikedamaru
・🇯🇵Relife
・🇯🇵Norisen
・🇰🇷Ryanguru
リブランディングを行い、Sengoku Gamingから名前を変えたQTD。現在のサーキットポイントは65ポイントで4位につけている。
Split 2ではMain Stage初戦RID相手に勝利を収めるなど好調な滑り出しを見せ、結果は4位。なんとかPlayoff出場権内まで順位を上げてきた。
Split 2からはエイム指導に定評のあるRyanguru氏がパフォーマンスコーチとして再加入するなど基礎力の底上げに努めてきた。2025年RIDに唯一勝ち星を上げているチームなだけに優勝の期待値も高い。

チームではセンチネルをメインにプレーするYuran選手。Split 2からはプレースタイルを変えたといい、それがうまくはまりスタッツが大幅に上昇。エリアコントロールの能力も優れており、味方のサポートになるようなプレーングが目立つ。
20歳ながらZETA DIVISIONとしてインターナショナルリーグで活躍するなど、経験値も豊富なプレーヤーだ。

◾️ロスター
・🇯🇵muto(むと)
・🇯🇵BRIAN(ぶらいあん)
・🇰🇷Sayaplayer(さやぷれいやー)
・🇯🇵hiroronn(ひろろん)
・🇯🇵Brofeld(ぶろふぇるど)
◾️コーチ
・🇯🇵Egi
・🇯🇵nokaze37
Split 2 Playoffを5位で終え、なんとかSplit 3 Main Stageへの出場を決めたRC。現在のサーキットポイントは55ポイントで5位と厳しい状況だ。
チームの中心として活躍が期待されたSayaplayer選手がメタの変化によりデュエリストからフレックスに変更するなどチーム状況も苦しくなっている。
Split 1では準優勝するなど実力はあるチームなだけに、Split 3での巻き返しが期待される。

イニシエーターとしてチームを牽引するmuto選手。2023年にプロとしてのキャリアをスタートするといきなり準優勝。その後はRCに移籍し、約2年半チームの主力として活躍し続ける。
ド派手な活躍やずば抜けたスタッツを残すタイプではないものの、その堅実さと“偉い”プレーが魅力。チームがどんなに苦しい場面でも安定感抜群のプレーを見せ、チームMVP連発の活躍で引っ張っていく。

◾️ロスター
・🇯🇵KillAA(きるあ)
・🇯🇵kaua(かうあ)
・🇯🇵HonnyBunny(はにーばにー)
・🇯🇵Kurfz(かーふず)
・🇯🇵Falk(ふぉーく)
・🇯🇵ayuta(あゆた)
・🇯🇵hatto(はっと)
・🇯🇵Lefiedot(れふぃーどっと)
・🇯🇵yuki(ゆき)
・🇰🇷winter(うぃんたー)
◾️コーチ
・🇯🇵JUNiOR
・🇯🇵kreamer
新たにyuki選手、winter選手の2名が加入し10人体制となったZETA.AC。Split 2 Main Stageでは、DetonatioN FocusMe Academyにストレート勝ちを収めたものの、それ以外はすべてストレート負けの悔しい結果に。FL相手には13:0でマップを落とすことも。
個々の実力は申し分ないが、やはりトップチームたちを相手にすると苦戦を強いられるのが現状。Split 3ではこれまでの経験を糧にどこまで戦えるか注目だ。
若干20歳ながら約3年ほどのチーム活動経験を持つ、コントローラーのKillAA選手。前チームではデュエリストを担当しており、ジェット使用時のACSはキャリアを通して259.7と高水準。この撃ち合いの強さと判断の速さを武器にキルを量産。Split 2でマークしたHS率34%はトッププロ顔負けのスタッツだ。
フレックスにさまざまなロールもこなせるため、自分のプレースタイルを固められたらさらに大きく化ける選手だろう。

◾️ロスター
・🇯🇵taru(たる)
・🇯🇵mimi(みみ)
・🇯🇵Lucky(らっきー)
部門発足後、まだ勝ち星を上げれていないどころかマップ取得すらない状態のDFM.AC。3選手を残し、IGLのSota選手とコントローラーのtaru選手が脱退。
個々の選手のスタッツも悪くなく、RIDやNFXといった相手にも13:10と接戦に持ち込む場面もあるなど結果ほど試合内容は悪くない印象。
シーソーゲームを勝ち切る力などチームとしての経験が増えていけば、勝ち星を上げる日もそう遠くはなさそうだ。
17歳の若手プレーヤー、mimi選手。チームではサブデュエリストを担当している。
Split 2 Main Stageではトップ選手たちに囲まれながらもACS 201.1をマーク。特に王者RID戦では2マップでACS 243と大器の片鱗を見せた。
まだまだ荒削りなプレーヤーだが、『VALORANT』への練習姿勢も含め今後注目の選手だ。
Split 2 Playoff 下位1チームとPremier勝ち上がりの4チームがMain Stage最後のひと枠をかけて戦うAdvance Stage。その中から注目のチームも紹介していこう。
※ロスター未確定
◾️ロスター
・🇯🇵Reita(れいた)
・🇯🇵TENNN(てん)
・🇯🇵Ask(あすく)
・🇯🇵Absol(あぶそる)
◾️コーチ
・🇯🇵ate
・🇯🇵Reo
Split 2 Main Stageは6位に終わりSplit 3 Advance Stageからの勝ち上がりを余儀なくされたMRSH。現在のサーキットポイントは30ポイントで6位につけている。
最後の初期メンバーであるTonbo選手が脱退し、現状はロスターが未確定の状態。厳しい条件だがSplit 3 Playoff進出への道はまだ残されており、Advance Stageからの逆転優勝を狙いたいところだ。
◾️メンバー
・🇯🇵Chay(ちゃい)
・🇯🇵Luca(るか)
・🇯🇵g4ll(がる)
・🇰🇷Only1(おんりーわん)
・🇯🇵fukuken(ふくけん)
◾️コーチ
・🇯🇵Dhimoruto
・🇯🇵sieg
部門が設立された2024年から徐々に力をつけてきているDLTT。Challengers Japan 2024 Split 3ではRCやCrest Gaming ZST、IGZISTといった強敵相手に勝利を収めた。
メンバーには元SCARZのOnly1選手や元FAV gamingのfukukex選手など実績十分の選手に加えて17歳の若手g4ll選手らが名を連ねる。
初のMain Stage出場へ向けてなんとかAdvance Stageを勝ち上がりたいところだ。
その他の出場チームは以下の通り
今回はSplit 3のフォーマットや出場チームについて紹介してきた。これまでのSplit 1,2とは異なり、Split 3での順位以上に最終的なサーキットポイント数の順位が重要となる本大会。
ロスターの変更はあまりないものの、各チームPlayoff進出へ向けてどのような対策をしてくるのか非常に楽しみだ。Challengers Japan 2025 Split 3の幕開けとなるAdvance Stageは7月1日(火)に開幕する。
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編集:いのかわゆう
すでにSplit 1とSplit 2は終了しており、ついにChallengers Japan 2025の最終決戦が行われる。
今回はそんなChallengers Japan 2025 Split 3に出場するチームの紹介に加えて、Split 2を終えての現状と、Split 3の重要性について解説していこう。

▲Challengers Japan 2025の大会フォーマット。現時点ではSplit 2までが終了している
サーキットポイント獲得の最後のチャンスとなるSplit 3

▲サーキットポイントの獲得ポイント一覧。順位に応じて付与されるポイント数が異なる
Challengers Japan 2025では、勝敗に応じて年間を通して獲得できるサーキットポイントが鍵を握っている。Split 3では最終的な順位に関わらず、サーキットポイント獲得数上位4チームがSplit 3 Playoffへと駒を進めることができる。
なおSplit 3 Main Stageはこのサーキットポイントを獲得する最後のチャンスとなっている。

▲Split 2を終えてのサーキットポイント獲得数と順位
現在のサーキットポイント獲得数と順位は上記画像の通り。Playoff進出には上位4チームに入る必要があるが、3位から5位は大混戦。ポイント差は10ポイントずつで、Split 3の順位に応じて付与されるサーキットポイントも10ポイントずつ異なる。
つまり、ひとつでも順位が変わればPlayoff進出を逃す可能性のあるチームが多く存在している。これまで以上に1戦1戦が白熱した試合が見られるだろう。
RIDDLE ORDERのPlayoff進出はすでに確定
Split 1、2ともに優勝しているRIDはすでに140ポイントを獲得し、Playoff進出が確定している。仮にRIDが8位に終わっても、最終のサーキットポイントは150ポイント。現在2位〜5位につけているチームが優勝〜4位までを独占したとしても、最終順位が4位以内となるためのボーダーラインは150ポイントを下回る。
圧倒的な強さを見せつけるRIDがこのままSplit 3も制するのか、それでも他チームの巻き返しがあるのか非常に楽しみだ。
Split 1、2ともに優勝しているRIDはすでに140ポイントを獲得し、Playoff進出が確定している。仮にRIDが8位に終わっても、最終のサーキットポイントは150ポイント。現在2位〜5位につけているチームが優勝〜4位までを独占したとしても、最終順位が4位以内となるためのボーダーラインは150ポイントを下回る。
圧倒的な強さを見せつけるRIDがこのままSplit 3も制するのか、それでも他チームの巻き返しがあるのか非常に楽しみだ。
ここからはSplit 3 Main Stageに出場が確定している7チームと各チームの注目選手を紹介していこう。
RIDDLE ORDER(RID)

▲VALORANT Changers Japan公式X(旧Twitter)より
◾️ロスター
・🇰🇷JoxJo(じょじょ)
・🇯🇵Minty(みんてぃー)
・🇯🇵Caedye(かえで)
・🇰🇷Seoldam(そるだむ)
・🇯🇵yatsuka(やつか)
◾️コーチ
・🇯🇵Vorz
・🇯🇵ryota-
直近のChallengers Japan 4大会で1位(1位通過含む)に君臨し続けるRID。現在のサーキットポイントは、140ポイントでSplit 3 Playoff出場は確定している。
日本国内シーンにおいては36戦33勝と圧倒的な強さを誇り、2025年シーズンにおいても黒星はわずか1。全選手幅広いピックプールを持ちながらも、個々の能力を最大限に生かせるロールに落ち着いているのも強さの要因だろう。
2024年期待の若手チームは日本を代表する強豪チームへと成長した。2大会連続のAscention出場、インターナショナルリーグ昇格はもう射程圏内だろう。
5度の優勝を誇るチームの頭脳「JoxJo」

▲flickrより(ユニホームは当時所属のNORTHEPTIONのもの)
チームではイニシエーターをメインに使用するJoxJo選手。チームの頭脳として勝利へ導く、敏腕IGLだ。これまでRIDを含む国内3チームで優勝経験を持ち、決勝戦で勝率は100%と大一番でも力を遺憾なく発揮。
RIDの国内大会3連覇を支えるのは、このJoxJo選手の堅実なプレーングとIGL力と言っても過言ではない。
FENNEL(FL)

◾️ロスター
・🇯🇵GON(ごん)
・🇯🇵Aace(えーす)
・🇯🇵Hals(はるす)
・🇯🇵neth(ねす)
・🇯🇵MrTenzouEz(みすたーてんぞう)
◾️コーチ
・🇯🇵Euler
・🇯🇵hatty
サーキットポイントは90ポイントで現在2位につけているFL。大幅なロスター変更をしてもなお安定した強さを誇る。
毎シーズン苦手なチームがあり、2025年シーズンはRIDとNOEZ FOXX(NFX)に苦戦している印象。Split 2 PlayoffではNFXにリベンジを果たしたものの、グランドファイナルでRIDにストレート負けを喫し準優勝に終わった。
Split 3では鬼門となるこの2チームを攻略して、悲願のAscention Pacific出場となるか注目だ。
チームを救うフレックスプレーヤー「Aace」

▲FENNEL公式Xより
チームではアイソをメインにサイファーやヴァイパーなどさまざまなロールをこなすAace選手。撃ち合いの強さはリーグトップレベルで、Split 2ではACS 254.8をマーク。特にアイソ使用時は15試合でACS 283.3と驚異的なスタッツを残している。
2024年シーズンはRIDに所属。優勝へ向けて最大のライバルとなるチームを打ち崩すにはこの選手の力が必要不可欠だろう。
NOEZ FOXX(NFX)

◾️ロスター
・🇯🇵BlackWiz(ぶらっくうぃず)
・🇯🇵theiy(てぃーふぃー)
・🇰🇷Esperanza(えすぺらんざ)
・🇯🇵Yowamu(よわむ)
◾️コーチ
・🇰🇷TRY
・🇯🇵2zzy
Split 2ではMain Stage 2位通過を果たし、初のPlayoff オフラインに出場するなど着々と結果を残しているNFX。現在のサーキットポイントは75ポイントで3位につけている。
チームのエース的存在であったデュエリスト eKo選手(上記写真右)がまさかのLFTを表明。現在は4人を残してロスターは未確定である。
ここ最近は選手たちの移籍も落ち着いており、すでにチームに所属している選手が多い。この状況でのロスター変更はSplit 3にどう影響してくるのか。
経験豊富な若手プレーヤー「thiefy」
20歳ながら国内トップチームを4チーム渡り歩いている、経験豊富なthiefy選手。チームではイニシエーターを担当し、安定したスタッツをマーク。
ソーヴァ使用時には9マップでACS 223.1,K/D 1.23、アシストが稼ぎづらいと言われているブリーチでもラウンドあたりのアシスト率は55%とイニシエーターとして申し分ない活躍を見せている。
QT DIG∞(QTD)

◾️ロスター
・🇰🇷Gwangboong(がんぶん)
・🇯🇵Kippei(きっぺい)
・🇯🇵NOBITA(のびた)
・🇯🇵Misaya(みさや)
・🇯🇵yuran(ゆらん)
◾️コーチ
・🇯🇵ikedamaru
・🇯🇵Relife
・🇯🇵Norisen
・🇰🇷Ryanguru
リブランディングを行い、Sengoku Gamingから名前を変えたQTD。現在のサーキットポイントは65ポイントで4位につけている。
Split 2ではMain Stage初戦RID相手に勝利を収めるなど好調な滑り出しを見せ、結果は4位。なんとかPlayoff出場権内まで順位を上げてきた。
Split 2からはエイム指導に定評のあるRyanguru氏がパフォーマンスコーチとして再加入するなど基礎力の底上げに努めてきた。2025年RIDに唯一勝ち星を上げているチームなだけに優勝の期待値も高い。
インターナショナルリーグ経験者「yuran」

▲yuran選手公式Xより(ユニホームは当時所属のZETA DIVISIONのもの)
チームではセンチネルをメインにプレーするYuran選手。Split 2からはプレースタイルを変えたといい、それがうまくはまりスタッツが大幅に上昇。エリアコントロールの能力も優れており、味方のサポートになるようなプレーングが目立つ。
20歳ながらZETA DIVISIONとしてインターナショナルリーグで活躍するなど、経験値も豊富なプレーヤーだ。
REJECT(RC)

▲REJECT公式サイトより
◾️ロスター
・🇯🇵muto(むと)
・🇯🇵BRIAN(ぶらいあん)
・🇰🇷Sayaplayer(さやぷれいやー)
・🇯🇵hiroronn(ひろろん)
・🇯🇵Brofeld(ぶろふぇるど)
◾️コーチ
・🇯🇵Egi
・🇯🇵nokaze37
Split 2 Playoffを5位で終え、なんとかSplit 3 Main Stageへの出場を決めたRC。現在のサーキットポイントは55ポイントで5位と厳しい状況だ。
チームの中心として活躍が期待されたSayaplayer選手がメタの変化によりデュエリストからフレックスに変更するなどチーム状況も苦しくなっている。
Split 1では準優勝するなど実力はあるチームなだけに、Split 3での巻き返しが期待される。
抜群の安定感「muto」

▲本人公式Xより
イニシエーターとしてチームを牽引するmuto選手。2023年にプロとしてのキャリアをスタートするといきなり準優勝。その後はRCに移籍し、約2年半チームの主力として活躍し続ける。
ド派手な活躍やずば抜けたスタッツを残すタイプではないものの、その堅実さと“偉い”プレーが魅力。チームがどんなに苦しい場面でも安定感抜群のプレーを見せ、チームMVP連発の活躍で引っ張っていく。
ZETA DIVISION Academy(ZETA.AC)

◾️ロスター
・🇯🇵KillAA(きるあ)
・🇯🇵kaua(かうあ)
・🇯🇵HonnyBunny(はにーばにー)
・🇯🇵Kurfz(かーふず)
・🇯🇵Falk(ふぉーく)
・🇯🇵ayuta(あゆた)
・🇯🇵hatto(はっと)
・🇯🇵Lefiedot(れふぃーどっと)
・🇯🇵yuki(ゆき)
・🇰🇷winter(うぃんたー)
◾️コーチ
・🇯🇵JUNiOR
・🇯🇵kreamer
新たにyuki選手、winter選手の2名が加入し10人体制となったZETA.AC。Split 2 Main Stageでは、DetonatioN FocusMe Academyにストレート勝ちを収めたものの、それ以外はすべてストレート負けの悔しい結果に。FL相手には13:0でマップを落とすことも。
個々の実力は申し分ないが、やはりトップチームたちを相手にすると苦戦を強いられるのが現状。Split 3ではこれまでの経験を糧にどこまで戦えるか注目だ。
頭角を現し始めた「KillAA」
split2 + scrim
— ZETA KillAA (@killaa_202a) April 18, 2025
Full → https://t.co/mz38psP7PJ pic.twitter.com/tEJXEXXPNw
若干20歳ながら約3年ほどのチーム活動経験を持つ、コントローラーのKillAA選手。前チームではデュエリストを担当しており、ジェット使用時のACSはキャリアを通して259.7と高水準。この撃ち合いの強さと判断の速さを武器にキルを量産。Split 2でマークしたHS率34%はトッププロ顔負けのスタッツだ。
フレックスにさまざまなロールもこなせるため、自分のプレースタイルを固められたらさらに大きく化ける選手だろう。
DFM Academy(DFM.AC)

◾️ロスター
・🇯🇵taru(たる)
・🇯🇵mimi(みみ)
・🇯🇵Lucky(らっきー)
部門発足後、まだ勝ち星を上げれていないどころかマップ取得すらない状態のDFM.AC。3選手を残し、IGLのSota選手とコントローラーのtaru選手が脱退。
個々の選手のスタッツも悪くなく、RIDやNFXといった相手にも13:10と接戦に持ち込む場面もあるなど結果ほど試合内容は悪くない印象。
シーソーゲームを勝ち切る力などチームとしての経験が増えていけば、勝ち星を上げる日もそう遠くはなさそうだ。
超若手の期待の新星「mimi」
— mimi (@miminuw_) April 27, 2025
17歳の若手プレーヤー、mimi選手。チームではサブデュエリストを担当している。
Split 2 Main Stageではトップ選手たちに囲まれながらもACS 201.1をマーク。特に王者RID戦では2マップでACS 243と大器の片鱗を見せた。
まだまだ荒削りなプレーヤーだが、『VALORANT』への練習姿勢も含め今後注目の選手だ。
Advance Stageからは1チームが勝ち上がり
Split 2 Playoff 下位1チームとPremier勝ち上がりの4チームがMain Stage最後のひと枠をかけて戦うAdvance Stage。その中から注目のチームも紹介していこう。
Murash Gaming(MRSH)
※ロスター未確定
◾️ロスター
・🇯🇵Reita(れいた)
・🇯🇵TENNN(てん)
・🇯🇵Ask(あすく)
・🇯🇵Absol(あぶそる)
◾️コーチ
・🇯🇵ate
・🇯🇵Reo
Split 2 Main Stageは6位に終わりSplit 3 Advance Stageからの勝ち上がりを余儀なくされたMRSH。現在のサーキットポイントは30ポイントで6位につけている。
最後の初期メンバーであるTonbo選手が脱退し、現状はロスターが未確定の状態。厳しい条件だがSplit 3 Playoff進出への道はまだ残されており、Advance Stageからの逆転優勝を狙いたいところだ。
Delight(DLTT)
◾️メンバー
・🇯🇵Chay(ちゃい)
・🇯🇵Luca(るか)
・🇯🇵g4ll(がる)
・🇰🇷Only1(おんりーわん)
・🇯🇵fukuken(ふくけん)
◾️コーチ
・🇯🇵Dhimoruto
・🇯🇵sieg
部門が設立された2024年から徐々に力をつけてきているDLTT。Challengers Japan 2024 Split 3ではRCやCrest Gaming ZST、IGZISTといった強敵相手に勝利を収めた。
メンバーには元SCARZのOnly1選手や元FAV gamingのfukukex選手など実績十分の選手に加えて17歳の若手g4ll選手らが名を連ねる。
初のMain Stage出場へ向けてなんとかAdvance Stageを勝ち上がりたいところだ。
その他の出場チームは以下の通り
- FAV gaming youth
- Premier EP10 Act 3から2チーム
まとめ
今回はSplit 3のフォーマットや出場チームについて紹介してきた。これまでのSplit 1,2とは異なり、Split 3での順位以上に最終的なサーキットポイント数の順位が重要となる本大会。
ロスターの変更はあまりないものの、各チームPlayoff進出へ向けてどのような対策をしてくるのか非常に楽しみだ。Challengers Japan 2025 Split 3の幕開けとなるAdvance Stageは7月1日(火)に開幕する。
© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.
■関連SNS
VALORANT // JAPAN:
https://x.com/VALORANTjp
VALORANT Challengers Japan:
https://x.com/valesportscl_jp
■配信URL
Twitch:
https://www.twitch.tv/valorant_jpn
YouTube:
https://youtube.com/@VALORANTjp
編集:いのかわゆう
【nemuminimizu プロフィール】

学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレー。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き!
X:@ongakucas

学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレー。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き!
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