5対5における最も大切なことはコミュニケーション【SCARZリーダー marin選手インタビュー】
『Call of Duty』や『Apex Legeds』など、数々のFPSタイトルで活躍している日本を代表するeスポーツチーム「SCARZ」。
そんな「SCARZ」が、2020年6月に新作FPSの『VALORANT』部門を設立。『Counter-Strike: Global Offensive』(以下、『CS:GO』)で活躍していた精鋭たちが集結した。
彼らにとってまったくの新しいステージで、新たなる挑戦がはじまろうとしている。
今回はそんな「SCARZ」のリーダーmarin選手に、チーム結成から今までの軌跡、そしてこれからの展望をうかがってみた。
なお、今回は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みて、オンラインでのインタビューを実施した。
——数々のFPSタイトルで活躍している「SCARZ」ですが、2020年6月18日に『VALORANT』部門を設立しましたね。もともとは『CS:GO』で活躍していたメンバーが集まったとのことですが、チーム結成のいきさつをお聞かせください。
marin選手(以下、marin):『VALORANT』は5月に韓国でクローズドベータが開催されていたのですが、その頃には僕とsak、ade、ryota-はメンバーとして決まっていて、一緒にプレイしていました。彼らとは『CS:GO』でも同じチームとして活動していましたね。
——Npoint選手やNerCy選手は同じチームではなかった?
marin:はい。彼らも『CS:GO』出身ではありますが、もともとはライバルチームだった選手ですね。なので、『VALORANT』ではじめて同じチームになったという感じです。
——そう考えると、できたてほやほやのチームだったんですね。そんな中、リリースほどなくして日本初の公認大会「RAGE VALORANT JAPAN Invitational」が開催されました。「SCARZ」は惜しくも1試合目の対戦相手「野良連合」に敗れてしまいました。この試合、一体何があったのでしょうか?
marin:実は「RAGE VALORANT JAPAN Invitational」の直前に開催されていた「VALORANT JCG TOURNAMENT #2」にも出場していたのですが、そこでプロチームではない、いわゆるミックスチームに負けてしまったんです。
さすがに「このままではダメだ」と思い、各選手の使用エージェントや役割分担など再構成し直したのですが、新しい構成での練習がままならないこともあり、初戦敗退してしまいました。
『VALORANT』は『CS:GO』とは違い、各エージェントによって役割がほぼ確定してしまいます。『CS:GO』ではキャラ差がないため、臨機応変に役割を変更できますが、それができない『VALORANT』では、新しい構成に慣れるまでに時間を要するのが敗因のひとつでもありますね。
——確かにエージェントによって使用できるアビリティーが異なるというのは、『CS:GO』出身の選手からすると難しいポイントではありますもんね。
marin:そうですね。
——「RAGE VALORANT JAPAN Invitational」から1週間後に、FVS(FivenessEsports)が主催する、『VALORANT』のオンラインコミュニティ大会「Fiveness Japan Cup VALORANT 2020」が開催された訳ですが、そこでの「SCARZ」はまったくの別次元のように思えました。
「Absolute JUPITER」を破り、決勝戦では「Zooted」に無敗で勝利! オンラインで拝見していましたが、「SCARZ」の試合はものすごい盛り上がりでした。この1週間どのような練習をしてきたのですか?
marin:一番大きかったのはコーチの参加ですね。今まではメンバーで試合を回しているだけの練習だったのですが、コーチが参加してからはコミュニケーションを重視した作戦だったり、反省会だったりを導入したのが勝因のひとつだと思います。
あと「Fiveness Japan Cup VALORANT 2020」の前に、別の大会にも出場していたのですが、そこでは「AKIHABARA ENCOUNT」というチームに負けてしまったんです。この試合でも「Absolute JUPITER」と戦った、スプリットというマップだったので、そこでの反省会がうまく機能したところですね。
——なるほど。しかしスプリットはどちらかというと防衛側が有利な気がします。そんな状況で攻撃側からスタートした「SCARZ」がポイントを重ねていけたのはどうしてでしょうか?
marin:やはり1ラウンド目のピストルラウンドで勝てたところはポイント高いと思います。ピストルラウンドに勝てたことで、「Absolute JUPITER」が得意なオペレーターを購入するタイミングを遅らせることができましたしね。
https://youtu.be/Xi_3iWEEL_8?t=16493
——このピストルラウンドもそうなんですが、本当に試合の展開が速いなあと思いました。選手がAとBに分散していると思いきや、気がついたらみんな集まっている。こういったチームワークは練習によって生まれるものなんですか?
marin:この部分が先ほどお話しした「コミュニケーションを大事にする」というところにつながっています。以前は各々がやりたいことやって戦うスタイルだったのでまとまりがなかったのですが、コーチのアドバイスによってメンバーの統制がとれるようになり、このような連携がバシバシ決まるようになりました。
——なるほど。やっぱりコミュニケーションは大事! あともうひとつ。準決勝と決勝で使用しているエージェントががらりと変わったことでも会場を沸かせていました。これにもなにか作戦があったのですか?
https://youtu.be/Xi_3iWEEL_8?t=22082
marin:これ、実を言うとまだチームで役割分担がちゃんと決まっていなかったからなんです(笑)。
——ええっ、そうだったんですか!
marin:結果的にいい方向にいけてよかったんですけどね(笑)。ただ、決勝戦の相手だった「Zooted」も『CS:GO』の頃から知っている強豪選手ばかりのチームでした。「Absolute JUPITER」に勝てたことで気が緩んでは決して勝てない相手でしたので、気持ちを切り替えて全力で挑みました。
——だからこそ成し遂げた無敗だったんですね! すごい!
marin:それまでは一試合目で負けてしまったり、決勝まで進んだものの普段勝っているチームに負けて優勝を逃したりと、落ち込む試合が多かったので、「Fiveness Japan Cup VALORANT 2020」で優勝できてよかったです。
——ところで、コミュニケーションを重視した練習はどのように行っているのですか?
marin:今はオンラインで集まって練習試合をしています。普段は17時くらいから2試合やって軽く反省会をしたあとに食事休憩。21時頃再び集合して2試合+反省会。大体0時とか1時くらいまでやっていますね。
また、8月からはゲーミングハウスに居住して、フルタイムで活動する予定です。
——練習相手は決まっているんですか?
marin:練習相手は日本のチームが多いですね。海外のチームともたまにやっています。
——海外のチームといえば、7月13日に開催されたアジア大会「The Valorant ZOWIE Cup」にも出場されていましたね。海外のチームと実際に戦ってみてどう感じましたか?
marin:試合に対する考え方が根本的に違いすぎて、なかなか思うようにプレイできませんでした。
なんだろう。攻め方の緩急がうまいというか、気がつくと攻められているというイメージが強いです。逆にそれをこちらがやろうするとなぜか読まれている……。こちらが見ていないタイミングで詰めてくるのがとてもうまいです。
こういう立ち回りを読みでやっているのか、なにか理論付けされてやっているのかがわからなくてとても苦戦しています。
——日本の選手とは違う「何か」がそこにあるんですね。
marin:そうですね。それにまだリリースされたばかりのタイトルということもあるので、まずはひたすらプレイをしてゲームに慣れるということも大切だと思っています。
なので、個人的な練習としてはボット撃ちのほかに、ひたすらランクマッチをこなすという練習もしています。また、いろんなエージェントを使うというのも大切だと思います。
自分で使っていれば、敵として使われたときにどういう風に動くのかわかってきますしね。
——なるほど。プロを目指しているアマチュアのチームへのアドバイスにもなりますね。
marin:そうですね。ただ、アマチュアのチームへのアドバイスならば、エージェントを使いこなすというよりは、5対5における基礎を学ぶことが最も大切だと思っています。
『VALORANT』では、個性のあるアビリティーに目がいきがちですが、チーム間でコミュニケーションをしっかりとり、「自分はここを見ている」とか「ここが死角になってるからフォローしてほしい」とか、射線管理をしっかりするとチーム全体の統制がとれるので、まずはそこを重点に練習するといいと思います。
——そんな中、今週末に再び日本で公式大会が開催されますが、意気込みをお願いします!
marin:正直言うと、ほかの大会とタイミングが重なっていることもあって、あまり対策ができていないのが現状です……。
もちろん「Absolute JUPITER」や「Lag Gaming」、「BlackBird」、「Crazy Raccoon」という強豪チームは警戒しています。
現在の目標は、直近でもある「RAGE VALORANT JAPAN TOURNAMENT Powered by GALLERIA」の優勝です。出場するからには優勝目指して頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします!
——ありがとうございました!
———
もともとはライバルだった選手とのチームワークは思いのほか苦戦を強いられる。特にコミュニケーションが重要視される5対5の爆弾設置型のFPSでは、コミュニケーション不足は死活問題につながる。
彼らの潤滑油となったコーチの参加によって、選手同士のコミュニケーションが円滑になり、結果見事なまでのチームプレイを魅せてくれた「SCARZ」の選手たち。
たった1週間で初戦敗退から優勝まで返り咲いた彼らの今後の活動に期待していきたい。
SCARZ公式:https://www.scarz.net/
SCARZ Twitter:https://twitter.com/SCARZ5
そんな「SCARZ」が、2020年6月に新作FPSの『VALORANT』部門を設立。『Counter-Strike: Global Offensive』(以下、『CS:GO』)で活躍していた精鋭たちが集結した。
彼らにとってまったくの新しいステージで、新たなる挑戦がはじまろうとしている。
今回はそんな「SCARZ」のリーダーmarin選手に、チーム結成から今までの軌跡、そしてこれからの展望をうかがってみた。
なお、今回は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みて、オンラインでのインタビューを実施した。
SCARZとは
国内外のeスポーツシーンで活躍するゲーミングチームであり、FPSタイトルを皮切りに、格闘、スポーツ、MOBAなどさまざまなジャンルで活躍している。2020年6月18日(木)には『VALORANT』部門を設立。6月28日(日)に開催された、「Fiveness Japan Cup VALORANT 2020」で、強豪「Absolute JUPITER」に勝利し、決勝戦では「Zooted」に無敗で勝利するなど、はやくも『VALORANT』部門で頭角を現している。
国内外のeスポーツシーンで活躍するゲーミングチームであり、FPSタイトルを皮切りに、格闘、スポーツ、MOBAなどさまざまなジャンルで活躍している。2020年6月18日(木)には『VALORANT』部門を設立。6月28日(日)に開催された、「Fiveness Japan Cup VALORANT 2020」で、強豪「Absolute JUPITER」に勝利し、決勝戦では「Zooted」に無敗で勝利するなど、はやくも『VALORANT』部門で頭角を現している。
もともとライバルだった選手が集結した「SCARZ VALORANT部門」
——数々のFPSタイトルで活躍している「SCARZ」ですが、2020年6月18日に『VALORANT』部門を設立しましたね。もともとは『CS:GO』で活躍していたメンバーが集まったとのことですが、チーム結成のいきさつをお聞かせください。
marin選手(以下、marin):『VALORANT』は5月に韓国でクローズドベータが開催されていたのですが、その頃には僕とsak、ade、ryota-はメンバーとして決まっていて、一緒にプレイしていました。彼らとは『CS:GO』でも同じチームとして活動していましたね。
——Npoint選手やNerCy選手は同じチームではなかった?
marin:はい。彼らも『CS:GO』出身ではありますが、もともとはライバルチームだった選手ですね。なので、『VALORANT』ではじめて同じチームになったという感じです。
——そう考えると、できたてほやほやのチームだったんですね。そんな中、リリースほどなくして日本初の公認大会「RAGE VALORANT JAPAN Invitational」が開催されました。「SCARZ」は惜しくも1試合目の対戦相手「野良連合」に敗れてしまいました。この試合、一体何があったのでしょうか?
marin:実は「RAGE VALORANT JAPAN Invitational」の直前に開催されていた「VALORANT JCG TOURNAMENT #2」にも出場していたのですが、そこでプロチームではない、いわゆるミックスチームに負けてしまったんです。
さすがに「このままではダメだ」と思い、各選手の使用エージェントや役割分担など再構成し直したのですが、新しい構成での練習がままならないこともあり、初戦敗退してしまいました。
『VALORANT』は『CS:GO』とは違い、各エージェントによって役割がほぼ確定してしまいます。『CS:GO』ではキャラ差がないため、臨機応変に役割を変更できますが、それができない『VALORANT』では、新しい構成に慣れるまでに時間を要するのが敗因のひとつでもありますね。
——確かにエージェントによって使用できるアビリティーが異なるというのは、『CS:GO』出身の選手からすると難しいポイントではありますもんね。
marin:そうですね。
わずか1週間で見違えるようなチームプレイを見せた新生「SCARZ」
——「RAGE VALORANT JAPAN Invitational」から1週間後に、FVS(FivenessEsports)が主催する、『VALORANT』のオンラインコミュニティ大会「Fiveness Japan Cup VALORANT 2020」が開催された訳ですが、そこでの「SCARZ」はまったくの別次元のように思えました。
「Absolute JUPITER」を破り、決勝戦では「Zooted」に無敗で勝利! オンラインで拝見していましたが、「SCARZ」の試合はものすごい盛り上がりでした。この1週間どのような練習をしてきたのですか?
marin:一番大きかったのはコーチの参加ですね。今まではメンバーで試合を回しているだけの練習だったのですが、コーチが参加してからはコミュニケーションを重視した作戦だったり、反省会だったりを導入したのが勝因のひとつだと思います。
あと「Fiveness Japan Cup VALORANT 2020」の前に、別の大会にも出場していたのですが、そこでは「AKIHABARA ENCOUNT」というチームに負けてしまったんです。この試合でも「Absolute JUPITER」と戦った、スプリットというマップだったので、そこでの反省会がうまく機能したところですね。
——なるほど。しかしスプリットはどちらかというと防衛側が有利な気がします。そんな状況で攻撃側からスタートした「SCARZ」がポイントを重ねていけたのはどうしてでしょうか?
marin:やはり1ラウンド目のピストルラウンドで勝てたところはポイント高いと思います。ピストルラウンドに勝てたことで、「Absolute JUPITER」が得意なオペレーターを購入するタイミングを遅らせることができましたしね。
https://youtu.be/Xi_3iWEEL_8?t=16493
——このピストルラウンドもそうなんですが、本当に試合の展開が速いなあと思いました。選手がAとBに分散していると思いきや、気がついたらみんな集まっている。こういったチームワークは練習によって生まれるものなんですか?
marin:この部分が先ほどお話しした「コミュニケーションを大事にする」というところにつながっています。以前は各々がやりたいことやって戦うスタイルだったのでまとまりがなかったのですが、コーチのアドバイスによってメンバーの統制がとれるようになり、このような連携がバシバシ決まるようになりました。
——なるほど。やっぱりコミュニケーションは大事! あともうひとつ。準決勝と決勝で使用しているエージェントががらりと変わったことでも会場を沸かせていました。これにもなにか作戦があったのですか?
https://youtu.be/Xi_3iWEEL_8?t=22082
marin:これ、実を言うとまだチームで役割分担がちゃんと決まっていなかったからなんです(笑)。
——ええっ、そうだったんですか!
marin:結果的にいい方向にいけてよかったんですけどね(笑)。ただ、決勝戦の相手だった「Zooted」も『CS:GO』の頃から知っている強豪選手ばかりのチームでした。「Absolute JUPITER」に勝てたことで気が緩んでは決して勝てない相手でしたので、気持ちを切り替えて全力で挑みました。
——だからこそ成し遂げた無敗だったんですね! すごい!
marin:それまでは一試合目で負けてしまったり、決勝まで進んだものの普段勝っているチームに負けて優勝を逃したりと、落ち込む試合が多かったので、「Fiveness Japan Cup VALORANT 2020」で優勝できてよかったです。
海外チームとの壁、それを乗り越えるのが当面の課題
——ところで、コミュニケーションを重視した練習はどのように行っているのですか?
marin:今はオンラインで集まって練習試合をしています。普段は17時くらいから2試合やって軽く反省会をしたあとに食事休憩。21時頃再び集合して2試合+反省会。大体0時とか1時くらいまでやっていますね。
また、8月からはゲーミングハウスに居住して、フルタイムで活動する予定です。
——練習相手は決まっているんですか?
marin:練習相手は日本のチームが多いですね。海外のチームともたまにやっています。
——海外のチームといえば、7月13日に開催されたアジア大会「The Valorant ZOWIE Cup」にも出場されていましたね。海外のチームと実際に戦ってみてどう感じましたか?
marin:試合に対する考え方が根本的に違いすぎて、なかなか思うようにプレイできませんでした。
なんだろう。攻め方の緩急がうまいというか、気がつくと攻められているというイメージが強いです。逆にそれをこちらがやろうするとなぜか読まれている……。こちらが見ていないタイミングで詰めてくるのがとてもうまいです。
こういう立ち回りを読みでやっているのか、なにか理論付けされてやっているのかがわからなくてとても苦戦しています。
——日本の選手とは違う「何か」がそこにあるんですね。
marin:そうですね。それにまだリリースされたばかりのタイトルということもあるので、まずはひたすらプレイをしてゲームに慣れるということも大切だと思っています。
なので、個人的な練習としてはボット撃ちのほかに、ひたすらランクマッチをこなすという練習もしています。また、いろんなエージェントを使うというのも大切だと思います。
自分で使っていれば、敵として使われたときにどういう風に動くのかわかってきますしね。
——なるほど。プロを目指しているアマチュアのチームへのアドバイスにもなりますね。
marin:そうですね。ただ、アマチュアのチームへのアドバイスならば、エージェントを使いこなすというよりは、5対5における基礎を学ぶことが最も大切だと思っています。
『VALORANT』では、個性のあるアビリティーに目がいきがちですが、チーム間でコミュニケーションをしっかりとり、「自分はここを見ている」とか「ここが死角になってるからフォローしてほしい」とか、射線管理をしっかりするとチーム全体の統制がとれるので、まずはそこを重点に練習するといいと思います。
射線管理とは
射線とは相手の視点を示していて、射線管理とは相手が撃ってくる場所を考えるということ。相手の視点に入らないように立ち回ることで、安全を確保したり、逆に相手を誘導したりすることができる。FPSにおける最も重要なテクニックのひとつ。
射線とは相手の視点を示していて、射線管理とは相手が撃ってくる場所を考えるということ。相手の視点に入らないように立ち回ることで、安全を確保したり、逆に相手を誘導したりすることができる。FPSにおける最も重要なテクニックのひとつ。
今週末に開催される「RAGE VALORANT JAPAN TOURNAMENT Powered by GALLERIA」への意気込みは!
——そんな中、今週末に再び日本で公式大会が開催されますが、意気込みをお願いします!
marin:正直言うと、ほかの大会とタイミングが重なっていることもあって、あまり対策ができていないのが現状です……。
もちろん「Absolute JUPITER」や「Lag Gaming」、「BlackBird」、「Crazy Raccoon」という強豪チームは警戒しています。
現在の目標は、直近でもある「RAGE VALORANT JAPAN TOURNAMENT Powered by GALLERIA」の優勝です。出場するからには優勝目指して頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします!
——ありがとうございました!
———
もともとはライバルだった選手とのチームワークは思いのほか苦戦を強いられる。特にコミュニケーションが重要視される5対5の爆弾設置型のFPSでは、コミュニケーション不足は死活問題につながる。
彼らの潤滑油となったコーチの参加によって、選手同士のコミュニケーションが円滑になり、結果見事なまでのチームプレイを魅せてくれた「SCARZ」の選手たち。
たった1週間で初戦敗退から優勝まで返り咲いた彼らの今後の活動に期待していきたい。
【ちょっと番外編】
——もともと『CS:GO』の選手だったmarin選手ですが、『VALORANT』のプレイ感はどうですか?
marin:やっぱりアビリティーによって役割が決まってしまうのが難しいところですね。『CS:GO』よりも、ひとりひとりの約割りが限定されてしまう点が面白くもあり、難しくもあります。
あとは、体力削ってあともうちょっとってところでも、逃げられて体力を回復させられたりと、『CS:GO』の常識が通用しない点もこのゲームの難しいポイントですね。
——逆に楽な点はありますか?
marin:マップにピンがさせるところはいいですね。
以前は、マップの細かい場所にも名称をつけて「○○にいる」って報告する必要があったのですが、『VALORANT』では、ピンをさして「ここにいる」っていえばメンバーに通じるようになったので、そういった点は楽になりました。
——確かに、倒された後でもピンはさせますもんね。死体がピンを刺して指示することに関してはどう思いますか?
marin:これに関しては賛否両論ありますが、「SCARZ」では積極的に死体の選手がピンで報告しています。
戦場から去ったことによって、冷静な立場で全体を見ることができるので、観戦視点で指示を出すことは多いです。ただ、細かすぎる指示は出さないようにはしています(笑)。
——なるほど! そういった見方もあるんですね!
——もともと『CS:GO』の選手だったmarin選手ですが、『VALORANT』のプレイ感はどうですか?
marin:やっぱりアビリティーによって役割が決まってしまうのが難しいところですね。『CS:GO』よりも、ひとりひとりの約割りが限定されてしまう点が面白くもあり、難しくもあります。
あとは、体力削ってあともうちょっとってところでも、逃げられて体力を回復させられたりと、『CS:GO』の常識が通用しない点もこのゲームの難しいポイントですね。
——逆に楽な点はありますか?
marin:マップにピンがさせるところはいいですね。
以前は、マップの細かい場所にも名称をつけて「○○にいる」って報告する必要があったのですが、『VALORANT』では、ピンをさして「ここにいる」っていえばメンバーに通じるようになったので、そういった点は楽になりました。
——確かに、倒された後でもピンはさせますもんね。死体がピンを刺して指示することに関してはどう思いますか?
marin:これに関しては賛否両論ありますが、「SCARZ」では積極的に死体の選手がピンで報告しています。
戦場から去ったことによって、冷静な立場で全体を見ることができるので、観戦視点で指示を出すことは多いです。ただ、細かすぎる指示は出さないようにはしています(笑)。
——なるほど! そういった見方もあるんですね!
SCARZ公式:https://www.scarz.net/
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