【SG Misaya選手インタビュー】プレーは負けていなかった、差は日本一というプライドだけ——SGブース突撃インタビュー!

2024.4.2 まいる
VALORANT』の国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2024 Split 1」のプレーオフ準決勝戦・決勝戦が、3月30日(土)〜31日(日)に開催された。大熱戦の末、見事日本一の座に輝いたのはFENNEL(FL)だった。

今回は会場のレポートおよび、チームブースでインタビューに応じてくれたSengoku Gaming(SG)misaya選手のインタビューをお届けしよう。

初の名古屋開催!熱気に溢れたポートメッセ


本大会の会場はポートメッセ名古屋。昨年の大阪に引き続き、関東以外でのVCJ開催となる。名古屋駅からポートメッセ名古屋へと向かうあおなみ線の車内は、チームのグッズを身にまとうファンでごった返した。

▲選手たちが入場すると、盛大な歓声と拍手が会場を揺らした

▲円陣の掛け声は、マイクで拾われて会場内にも聞こえていた。見ているこちらも気合が入る

▲会場ではチアボードを書くことができ、思い思いのメッセージを綴る。そこに現れたRCのスタッフが「#RCWIN」のステッカーを配布し、草の根でファンを増やしていた

▲推し選手の前で記念撮影! 自作のチアボードを持つファンもたくさん見られた

会場内ではコミュニティーブースが設けられており、各チームや企業などがブースを出店していた。これらのチームブースでは、グッズ販売や選手交流など、各チーム趣向を凝らしたさまざまな企画が用意されていた。

▲試合が開始した後も行列が途絶えることはなかった

▲決勝戦のこの日は、特にRCやFLのブースは開場直後から凄まじい行列を作っていた

▲RCブースでは、さまざまなグッズが当たる「ガチャ」ができた。あまりの人気に、試合が始まる13時半には完売

今回はその中でも、準決勝で惜しくもFENNEL(FL)に敗れるも、今大会3位という好成績を収めたSengoku Gaming(SG)のブースにお邪魔した。

ファンで大盛況!
選手自らお出迎えするSGチームブース



決勝戦のあった31日(日)、SGのチームブース内では、選手たちが一同に集結した。選手たちの勇姿を見ようとファンが訪れたほか、ブース前では一日店長のArt(あーと)選手が大きな声でお客さんの呼び込みをする。Art選手に目を惹かれて、ふらふらと立ち寄った観客も多くいた。

▲率先してお客さんを呼び込むArt選手。集客効果は抜群のようだ

▲ブースには途絶えることのない長蛇の列が! その多くが選手目当てでもある

▲グッズを5000円以上購入するとチェキが撮れる。ファンには堪らない企画である

▲メインロスター全員分のチアボードを持参した猛者まで!

ちなみに、グッズのラインアップは非常に豊富だ。ステッカーにキーホルダー、マスク、マグカップなど、普段遣いできるアイテムも多い。

▲ブースでは実際に商品を間近で見ることができる

おすすめはこのスカジャンとのこと。赤と白の映えるデザインがおしゃれだ。応援グッズとしても、普段用の上着としても便利そう。

▲選手が着用しているものと同じとのこと

▲裏には「Sengoku Gaming」の刺繍

なお、筆者はステッカーを購入した。以前のイベントで1種類は購入していたので、今回で2種類目だ。またそれとは別に、なぜかJinboong選手のチェキを頂いた(ありがとうございます)。

鋭いその眼光は、彼の鋭いエイムを表しているかのよう。これを作った人のセンスが爆発している。

▲これが全選手の中で一番人気とのこと。そりゃそうだ

Misaya選手インタビュー


続いて、ブースの中で同チームのMisaya選手がインタビューに応じてくれたので、その様子をお届けしよう。

▲SengokuポーズをするMisaya選手。余談だが、この撮影を見た近くのファンが、自身のチェキでも同じポーズを要求していた

——まずは、試合おつかれさまでした。すさまじい接戦でしたね。

Misaya:そうですね、アツかったですね。

——1日たった今の感想をお聞かせください。

Misaya:いい負け方だったなと思います。

「自分たち、日本一になれるんだな」というのを経験できたSplit1だったので、Split2に向けての自信に大きく繋がったと思います。

——先日のインタビューで、チームの課題は「緊張」だとありましたが、初のオフライン大会で緊張はどうでしたか?

Misaya:みんな試合中の緊張はゼロでした。試合開始前の円陣が一番緊張しましたね(笑)。


——克服できた理由はどういったところにあると思いますか?

Misaya:今までは、将来を考えすぎていたというか、先のことを見すぎていたのかなって思いますね。目の前のことのほうが大事なんだなって気付けてから、緊張はなくなりました。

——今回FL相手に喰らいつけたのもそういった部分が理由なのでしょうか。

Misaya:緊張を克服したのが、僕たちにとって大きな進歩ですね。

——なにか意識したことはありましたか?

Misaya:戦術的なことは話せないんですけど、メンタル的な話だと「いい意味で開き直る」ことですかね。

プロゲーマーはなんというか、デカい進化を求めちゃうんですよ。でも、人はそんなにすぐ成長できないし——。そう思うと、格上のFL相手に何をしてもいいんじゃないかというか、気楽なマインドで挑めた感じがします。

——そんな中、FLの何がキツかったと思いますか。

Misaya:やっぱり、日本一位というプライドで差がついたかなと。そう考えると、プレー自体は全然負けてなかったと思います。

▲あと一歩届かなかった日本一。だが、十分にそのポテンシャルはある

——ブリーズについて「お楽しみに」と、前回のインタビューで話されていましたが、それはなんだったのでしょうか。

参考:

【単独インタビュー】ブリーズの変更点は僕たちにとって大きい——Sengoku Gaming misaya選手が語るチームの強みとは

Misaya:実は、ブリーズは結構いろんなエージェント構成を試していて、面白そうなヤツが3つくらいあったんですよ。

▲「ブリーズ」では、ヨル+オーメン・ヴァイパーの構成を選択したSG

今回は、その中でも一番良さそうなヤツにしました。正直、あまり自信のないマップだったので、ウォームアップ感覚でプレーしていました。たまたま取れてラッキーだったなと。

——昨年のVCJに比べて、今日のファン交流で何か変わったことはありましたか?

Misaya:ファンの数が増えましたね。

ただ共通していえるのは、戦国のファンはみんな温かいですね。僕たちがすごくアットホームだからかわからないですけど、アットホームというか、ファミリーみたいな人たちが集まってくれている気がして、本当にうれしいです。元気になります。

——FLとRC、今はどちらを応援していますか。

Misaya:FLには勝ってほしいですけど、RCが勝つような気がしてます。

——今大会では負けてしまったものの、Split2のMain Stageへのシード権は既に獲得しています。次に向けての意気込みをぜひ、お聞かせください。

Misaya:昔からあった明確な課題が解決できなかったから負けたような気がしてて、それを改善できれば、日本一になれるポテンシャルはあると思います。そこに向けて頑張りたいと思いますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします!

——ありがとうございました!

———

夢のオフラインへの切符を掴んだSG。しかし、2:3という惜敗の結果に終わり、決勝へと進むことは叶わなかった。ただ、Misaya選手の言う通り、この敗北は決して無駄なものではないはずだ。他の強豪相手にも通用すると、間違いなく証明されたことだろう。Playoff開幕前にも一度インタビューをさせていただいたが、その時とは顔つきが変わっているように感じた。

緊張という枷を外し、怖いものがなくなったSG。今後はどのような活躍を見せてくれるのか、注目していきたいところだ。


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撮影:まいる
編集:いのかわゆう


【まいるプロフィール】
関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。

X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
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