【単独インタビュー】ブリーズの変更点は僕たちにとって大きい——Sengoku Gaming misaya選手が語るチームの強みとは
1月22日(月)から開幕した『VALORANT』の公式国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2024 Split1」(以下、VCJ 2024 Split1)。現在はMain Stageの前半戦が終了し、残すところは3戦。
VARREL(VL)との直接対決の結果を受け、現在3位につけるSengoku Gaming(SG)。2勝2敗が3チーム並ぶ中、今後の結果次第で十分にPlayoff出場も見えている。今回はそんなSGのmisaya(みさや)選手がインタビューに応じてくれたのでその様子をお届けしよう。
——本日はよろしくお願いします! まずMain Stage前半戦を終えての振り返りをお願いします。
misaya:VL戦は、チームとして成長できる一試合だったと思います。もちろん悔しいんですけど、「いい意味での負け」というか、得られるものが多かった試合だったなと感じています。
NORTHEPTION(Nth)戦とSCARZ(SZ)戦は、普通にやったら負けないなとは思っていたので、結構順当に進んだイメージです。
直近のFENNEL(FL)戦は、勝てるとは思ってたんですけど、王者の風格というか、結構大事なところで落としてしまった印象があります。
——オーバータイムになったりと、惜しかった試合も多かったですもんね。
misaya:そうですね、特にVL戦は惜しかったです。
——FL戦では惜しくも破れてしまったわけですが、次の試合に向けてどのような課題が残りましたか?
misaya:FLと僕たちの違いを考えたときに、戦略面よりかは「落ち着かなきゃいけない展開での落ち着きのレベル」が違うと思いました。最近は普段の練習からそういうところを意識していますね。
——それはメンタル面ということでしょうか。
misaya:カオスな場面になるほど、プレーヤーはどんどん焦って、ミスも増えるんですよ。FLはそういうミスが本当に少ないし、プラスの展開が二枚も三枚も上手なので、ほかのチームよりも強いんだと思います。
——昨シーズンから引き続きSGでプレーされていますが、メンバーなどの入れ替わりで何か変化した点はありますか?
misaya:コミュニケーション面はかなり変わりましたね。以前のsomething・Viciがいた頃は、共通の言語が英語だったので難しかったんですけど、今はJinboong(じんぶー)がすごく日本語が流暢なので、コミュニケーション面では本当に助かってます。
——メンバー同士の雰囲気はどうですか?
misaya:どこのチームよりも仲がいいですね! 仲の良さは多分一番です。
——ちなみに、ムードメーカーは誰ですか?
misaya:僕ですね。普段からどんなときでも声を出すようにしています。
——試合後のインタビュー中、misaya選手以外の選手が静かにしている様子がありますが、練習中もそんな感じですか?
misaya:あれインタビューの時のノリですね(笑)。練習中はそうでもないです。
——misaya選手は以前からイニシエーターをメインで使用されていますが、イニシエーターをうまく使うコツというのはありますか?
misaya:インスタのDMでもよくいただく質問ですが、シンプルな答えがひとつあります。それは「相手のアクションに対して、自分からアクションをする」というところですね。
例えば、A側にアビリティーが来たら、B側に索敵アビリティーを使ってみるとか、何かしらを返すということです。
——パッチ8.0から新武器「アウトロー」が登場しましたが、実際に戦ってみた印象はいかがですか。
misaya:個人的には、正直そんなに変わったとは思ってないですね。REJECT(RC)のAkameレベルで出してくる敵だったら、ヘヴィーシールドを買うようになるんですけど、普段の大会や練習でもそこまで出るわけではないんで、そこまで意識はしていないです。
まあでも強いとは思います。アウトローが得意なプレーヤーがいたら、相手にヘヴィーシールドを強制できるので、マネーゲームにおいては大きい要素なのかなとは思います。
——そこまでインパクトのあるものではないと?
misaya:FNATICのChronicleが「すごく強い」みたいなこといってたけど、別に僕はそこまでは思ってないですね。
——パッチ8.01から、ブリーズのA ホールが開放されました。ブリーズをBANすることが多いSGにとって、この変更についてどう思いますか?
misaya:僕たちの構成ではかなり大きな変更ですね。なので、ブリーズに関してはお楽しみにって感じです。
——SGの強みが出せる構成が見られるということでしょうか。
misaya:僕たちの連携力が生きる構成になります。
——Jinboong選手とGwangboong(ぐわぁんぶー)選手といった韓国人選手が加入して、チームにどんな影響がありましたか?
misaya:コミュニケーション面という意味では大きいですね。
あと、Jinboongはsomethingレベルでフィジカルが強い選手だし、GwangboongもiZuを超えるくらいのポテンシャルがあるので、シーズン通してまだまだ伸びると思います。
——試合中、メインや中央をプッシュしたりするなど、かなりアグレッシブなプレーが印象に残ったんですが、チームとしてどのような意図があるのでしょうか。
misaya:チームとしてのプレースタイルは、もうずっと前から決まっていました。コーチの戦略と自分の考えを組み合わせている感じですね。
——注目してほしいポイントはありますか。
misaya:とにかくアグレッシブというのは昔から意識していました。それこそsomething・Viciがいた時から、その点は変わっていないですね。そこは自分たちにしかできないことだと思うので、ぜひこのアグレッシブさに注目してほしいです。
——福岡の「チャレパ」ではパブリックビューイングが実施されるなど、定期的にファンとの交流の機会が設けられているかと思います。このような「ファンの声」についてどう思いますか?
misaya:とてもうれしいです。でもうれしい反面、頑張らないといけないプレッシャーも感じるので、僕は試合当日はTwitterを見ないようにしています(笑)。
——試合後に見る形ですかね?
misaya:試合後に見て「うれしいなあ、ニコニコ」って感じですね(笑)。
——(笑)。残すところ3試合ですが、気をつけたいチームや選手はありますか。
misaya:REJECTのAkameです。
——具体的にどういったところですか?
misaya:パワーだけ見れば、something並に強いと思ってます。
REJECT戦は勝てれば2位抜けも見えてきますし、一番大事な試合だと僕は感じていて。やっぱりその中でもAkameっすね。
——では今後の試合に向けての意気込みをお願いします!
misaya:一番早く結成して、一番長く練習してきたチームで、連携力はほかのどのチームにも負けてないと思います。でも緊張してしまうというのが、僕たちのウィークポイントだと思っているので、どれだけエンジョイできるかというか、緊張を乗り越えられるかどうかが重要だと思います。
スクリム通りにできれば、正直僕たちが最強で、リーグチームにも負けないし、ボコボコにできちゃうんで、それを大会でも見せられればなと思います。
——「緊張してしまうことがウィークポイント」について何か対策していることはありますか?
misaya:めちゃくちゃシンプルなんですけど、「声を出す」ということです。声を出して、何もなかったことにするくらいエンジョイすることですかね。
緊張って、なんというか精神的な病気だと思っているので、とにかく声を出すしかないですね。テンション上げて、その場を楽しむしかないです。
——効果はありますか?
misaya:効いてますけど、僕も緊張との向き合い方はわかってないんで、とりあえず声を出すしかないですね。まだまだ緊張による課題はデカいです、正直。
——折角なので、RC戦に向けての意気込みもお願いします。
misaya:RCがフィジカル強いみたいにいわれてますけど、こっちにはGwangboongいるんで(笑)。トントンかそれ以上かなって思ってます! なので負けないです!
——ありがとうございました!
———
思い切った戦略ながらも、堅実なプレーが魅力のSengoku Gaming。3月3日(日)に行われるREJECT戦を筆頭に、名古屋でのオフライン大会に向けて負けられない戦いが続く。misaya選手自身も言った「緊張」にどう打ち勝つか、それが勝利の鍵となることは間違いないだろう。
残すところあと3戦、今後の活躍が非常に楽しみである。配信に映る選手たちの賑やかなワイプ映像にも注目だ。
■関連SNS
misaya:
https://twitter.com/misaya_vl
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編集:いのかわゆう
VARREL(VL)との直接対決の結果を受け、現在3位につけるSengoku Gaming(SG)。2勝2敗が3チーム並ぶ中、今後の結果次第で十分にPlayoff出場も見えている。今回はそんなSGのmisaya(みさや)選手がインタビューに応じてくれたのでその様子をお届けしよう。
VL戦は「いい意味での負け」だった
——本日はよろしくお願いします! まずMain Stage前半戦を終えての振り返りをお願いします。
misaya:VL戦は、チームとして成長できる一試合だったと思います。もちろん悔しいんですけど、「いい意味での負け」というか、得られるものが多かった試合だったなと感じています。
NORTHEPTION(Nth)戦とSCARZ(SZ)戦は、普通にやったら負けないなとは思っていたので、結構順当に進んだイメージです。
直近のFENNEL(FL)戦は、勝てるとは思ってたんですけど、王者の風格というか、結構大事なところで落としてしまった印象があります。
——オーバータイムになったりと、惜しかった試合も多かったですもんね。
misaya:そうですね、特にVL戦は惜しかったです。
——FL戦では惜しくも破れてしまったわけですが、次の試合に向けてどのような課題が残りましたか?
misaya:FLと僕たちの違いを考えたときに、戦略面よりかは「落ち着かなきゃいけない展開での落ち着きのレベル」が違うと思いました。最近は普段の練習からそういうところを意識していますね。
——それはメンタル面ということでしょうか。
misaya:カオスな場面になるほど、プレーヤーはどんどん焦って、ミスも増えるんですよ。FLはそういうミスが本当に少ないし、プラスの展開が二枚も三枚も上手なので、ほかのチームよりも強いんだと思います。
——昨シーズンから引き続きSGでプレーされていますが、メンバーなどの入れ替わりで何か変化した点はありますか?
misaya:コミュニケーション面はかなり変わりましたね。以前のsomething・Viciがいた頃は、共通の言語が英語だったので難しかったんですけど、今はJinboong(じんぶー)がすごく日本語が流暢なので、コミュニケーション面では本当に助かってます。
——メンバー同士の雰囲気はどうですか?
misaya:どこのチームよりも仲がいいですね! 仲の良さは多分一番です。
——ちなみに、ムードメーカーは誰ですか?
misaya:僕ですね。普段からどんなときでも声を出すようにしています。
——試合後のインタビュー中、misaya選手以外の選手が静かにしている様子がありますが、練習中もそんな感じですか?
misaya:あれインタビューの時のノリですね(笑)。練習中はそうでもないです。
misaya選手に聞くイニシエーターのコツとは
——misaya選手は以前からイニシエーターをメインで使用されていますが、イニシエーターをうまく使うコツというのはありますか?
misaya:インスタのDMでもよくいただく質問ですが、シンプルな答えがひとつあります。それは「相手のアクションに対して、自分からアクションをする」というところですね。
例えば、A側にアビリティーが来たら、B側に索敵アビリティーを使ってみるとか、何かしらを返すということです。
——パッチ8.0から新武器「アウトロー」が登場しましたが、実際に戦ってみた印象はいかがですか。
misaya:個人的には、正直そんなに変わったとは思ってないですね。REJECT(RC)のAkameレベルで出してくる敵だったら、ヘヴィーシールドを買うようになるんですけど、普段の大会や練習でもそこまで出るわけではないんで、そこまで意識はしていないです。
まあでも強いとは思います。アウトローが得意なプレーヤーがいたら、相手にヘヴィーシールドを強制できるので、マネーゲームにおいては大きい要素なのかなとは思います。
——そこまでインパクトのあるものではないと?
misaya:FNATICのChronicleが「すごく強い」みたいなこといってたけど、別に僕はそこまでは思ってないですね。
——パッチ8.01から、ブリーズのA ホールが開放されました。ブリーズをBANすることが多いSGにとって、この変更についてどう思いますか?
misaya:僕たちの構成ではかなり大きな変更ですね。なので、ブリーズに関してはお楽しみにって感じです。
——SGの強みが出せる構成が見られるということでしょうか。
misaya:僕たちの連携力が生きる構成になります。
キーワードは「アグレッシブ」
——Jinboong選手とGwangboong(ぐわぁんぶー)選手といった韓国人選手が加入して、チームにどんな影響がありましたか?
misaya:コミュニケーション面という意味では大きいですね。
あと、Jinboongはsomethingレベルでフィジカルが強い選手だし、GwangboongもiZuを超えるくらいのポテンシャルがあるので、シーズン通してまだまだ伸びると思います。
——試合中、メインや中央をプッシュしたりするなど、かなりアグレッシブなプレーが印象に残ったんですが、チームとしてどのような意図があるのでしょうか。
misaya:チームとしてのプレースタイルは、もうずっと前から決まっていました。コーチの戦略と自分の考えを組み合わせている感じですね。
——注目してほしいポイントはありますか。
misaya:とにかくアグレッシブというのは昔から意識していました。それこそsomething・Viciがいた時から、その点は変わっていないですね。そこは自分たちにしかできないことだと思うので、ぜひこのアグレッシブさに注目してほしいです。
——福岡の「チャレパ」ではパブリックビューイングが実施されるなど、定期的にファンとの交流の機会が設けられているかと思います。このような「ファンの声」についてどう思いますか?
misaya:とてもうれしいです。でもうれしい反面、頑張らないといけないプレッシャーも感じるので、僕は試合当日はTwitterを見ないようにしています(笑)。
——試合後に見る形ですかね?
misaya:試合後に見て「うれしいなあ、ニコニコ」って感じですね(笑)。
——(笑)。残すところ3試合ですが、気をつけたいチームや選手はありますか。
misaya:REJECTのAkameです。
——具体的にどういったところですか?
misaya:パワーだけ見れば、something並に強いと思ってます。
REJECT戦は勝てれば2位抜けも見えてきますし、一番大事な試合だと僕は感じていて。やっぱりその中でもAkameっすね。
——では今後の試合に向けての意気込みをお願いします!
misaya:一番早く結成して、一番長く練習してきたチームで、連携力はほかのどのチームにも負けてないと思います。でも緊張してしまうというのが、僕たちのウィークポイントだと思っているので、どれだけエンジョイできるかというか、緊張を乗り越えられるかどうかが重要だと思います。
スクリム通りにできれば、正直僕たちが最強で、リーグチームにも負けないし、ボコボコにできちゃうんで、それを大会でも見せられればなと思います。
——「緊張してしまうことがウィークポイント」について何か対策していることはありますか?
misaya:めちゃくちゃシンプルなんですけど、「声を出す」ということです。声を出して、何もなかったことにするくらいエンジョイすることですかね。
緊張って、なんというか精神的な病気だと思っているので、とにかく声を出すしかないですね。テンション上げて、その場を楽しむしかないです。
——効果はありますか?
misaya:効いてますけど、僕も緊張との向き合い方はわかってないんで、とりあえず声を出すしかないですね。まだまだ緊張による課題はデカいです、正直。
——折角なので、RC戦に向けての意気込みもお願いします。
misaya:RCがフィジカル強いみたいにいわれてますけど、こっちにはGwangboongいるんで(笑)。トントンかそれ以上かなって思ってます! なので負けないです!
——ありがとうございました!
———
思い切った戦略ながらも、堅実なプレーが魅力のSengoku Gaming。3月3日(日)に行われるREJECT戦を筆頭に、名古屋でのオフライン大会に向けて負けられない戦いが続く。misaya選手自身も言った「緊張」にどう打ち勝つか、それが勝利の鍵となることは間違いないだろう。
残すところあと3戦、今後の活躍が非常に楽しみである。配信に映る選手たちの賑やかなワイプ映像にも注目だ。
■関連SNS
misaya:
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https://youtube.com/@VALORANTjp
AfreecaTV:
https://bj.afreecatv.com/valorantjp
編集:いのかわゆう
【まいるプロフィール】
関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。
X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。
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