🇯🇵ZETA DIVISON、🇧🇷LOUD相手にリベンジ果たせず!2022シーズンに幕【合同カンファレンス】
『VALORANT』の年間王者を決める国際大会「VALORANT Champions Tour 2022 Champions」(以下、「VCT 2022 Champions」)が8月31日(水)よりトルコ・イスタンブールで開催中。
日本代表として🇯🇵ZETA DIVISON(🇯🇵ZETA)が出場。初戦となる🇧🇷LOUD(🇧🇷LLL)戦では、0:2で敗退してしまったものの、敗者復活戦では🇮🇩BOOM Esports相手に2:1で勝利。プレイオフ進出に王手をかけた。
しかし、その行く手を阻んだのが初戦で敗退してしまった🇧🇷LLL。初戦での雪辱を果たすべくアツイ戦いが切って落とされたが、再び0:2と世界の壁を感じる結果となってしまった。この敗北で🇯🇵ZETAの「VCT 2022 Champions」は幕を下ろし、同時に2022年シーズンも終焉を迎えた。
今回は、試合直後の合同カンファレンスの様子をおとどけ。試合直後に何を感じていたのか、両チームのインタビューを紹介しよう。
——リベンジマッチとなった🇧🇷LLL戦ですが、どのようなことを準備して挑みましたか? また、実際に戦ってみた感想をお聞かせください。
crow選手:元々情報がなかったマップに関しては、前回の大会や予選を見てかなり研究して挑みました。また、アセントに関しては初戦を振り返って研究をしたのですが、🇧🇷LLLのアセントがめちゃめちゃ強かったという印象です。
——特に🇧🇷LLLのアセントの強さをどのように感じていましたか?
XQQコーチ:ひと言で表すならば「熟練度の違い」だと感じています。彼らはあの構成で長い間戦っていて、相手がどうであれどのように対応すればいいのかを瞬時に判断できていて、その情報を共有されているからこそ安定した戦い方ができるのかなと感じました。
——今年一年、国際大会で世界のチームと戦ってみて、通じたと感じた部分また通じなかったと感じた部分があれば教えてください。また、今後どのような部分を改善して伸ばしていきたいと感じていますか?
Laz選手:実力とか戦略といった自分たちの持っているものを、短期間でちゃんと修正して成長できたという点においてはほかのチームより優れているのではないかと感じています。
XQQコーチ:トップチーム同士の試合と比べるとまだまだプレイに粗いところが目立つので、そういった部分をオフシーズンで改善していきたいと思っています。今後はStage1のMastersを含めた試合の結果などを吸収していければと思います。
——マップのBANピック(ブリーズとアイスボックスをBANビックしたこと)にどのような狙いがあったのでしょうか。
XQQコーチ:🇧🇷LLLのBANビックで印象的だったのが、彼らが勝利していたフラクチャーをBANしていたことです。また一度🇺🇸OpTic Gaming戦で見せているパールをBANしていることから、再戦を意識していたのではないかと感じています。
その結果、僕たちは勝負したかったフラクチャーやパールを選択できなくなってしまったので、元々情報の少ないバインドやアセントをプレイせざるを得なかったというのが正直なところです。
——🇯🇵ZETAにとって2022年の『VALORANT』シーンはとても大きなシーンだったのではないでしょうか。
Laz選手:「VCT 2022 Champions」に負けてしまったあとで、いい感情は出てこないのですが、Stage1ではいいところまで行ったとは思いますが、Stage2、Championsと負けてしまっていい結果が残せなかったので、これからもっとがんばろうとは思います。
——今年は🇯🇵ZETAのファンの応援が、皆さんの活躍を後押ししていたと感じています。来年に向けて『VALORANT』の競技シーンにどのような期待を抱いていますか?
XQQコーチ:今までと同じように、国際大会に挑戦できるチャンスがしっかりあることが最大条件として必要だと思っています。日本の競技シーンは🇯🇵ZETAをはじめ、🇯🇵NORTHEPTIONなどまだまだ伸びてくるチームは多いと思っているので、来年以降は今まで以上に日本のシーンのレベルが上がっていけばいいと感じています。
——最後に、今回の「VCT 2022 Champions」を振り返った感想とファンに向けてひと言お願いします。
Dep選手:僕的には最悪の状態で最悪のグループで「どうなっちゃうかな?」って思っていたんですが、自分たちが用意してきたものが通用していた部分もあったので来年が楽しみでもあります。
またファンの皆さんには、やれることはやって負けてしまったので、また来年楽しみにしていただけたらと思います。
——ありがとうございました。
——まずはプレイオフ進出おめでとうございます。試合前のインタビューで🇯🇵ZETA戦の対策として「彼らにペースを与えないこと」という話をしていて、初戦では見事その対策通り試合は進みました。今回🇯🇵ZETAのリベンジに挑むに当たり、どのような点に気をつけましたか?
Saadhak選手:まず1マップ目のバインドについてですが、🇯🇵ZETAのエージェント構成を変えてきたことに驚きました。とても速いペースで動いていたので、それに対して対応するという形で挑みました。
🇯🇵ZETAのリベンジマッチに向けて準備してきたことは、アグレッシブな動きをいかに食い止めるかという点に注力しました。
——aspas選手はジェットやレイズ、チェンバーといったエージェントを使用していましたが、これらのエージェントを十分に使いこなすためにどのようなことに取り組んで来ましたか?
aspas選手:ランクマッチで多くのエージェントをプレイするようにはしています。
——bzkAコーチに質問です。今回パールやフラクチャーをBANしていましたが、このふたつのマップをBANした理由をお聞かせください。
bzkAコーチ:🇧🇷LLLはすべてのマップを練習しているので固定のマップをBANすることはありません。今回パールをBANした理由に関しては🇯🇵ZETAが得意としているマップだと感じたからです。また、フラクチャーをBANした理由は前回の🇺🇸OpTic Gaming戦でうまくいかなかったマップというところでBANしました。
——とにかくアセントの完成度の高さに驚かされました。あえておうかがいします。🇧🇷LLLのアセントに打ち勝つ秘訣はなんでしょうか。
選手一同:(Secret...Secret...)
bzkAコーチ:🇧🇷LLLのプレイの仕方として、マップの理解度が非常に高いこと、ポジショニングやローテーションといった部分でも熟練度が高いです。もし、ほかのチームが私たちの理解度や熟練度の穴を見つけることができたら、ぜひ挑戦してみてください。
——ありがとうございました。
———
🇯🇵ZETAのリベンジは失敗となり『VALORANT』の2022シーズンに幕を下ろした。とにもかくにも🇧🇷LLLの熟練度の高さは、試合を通して、またインタビューを通して痛感した。日本にとって再び世界の壁というのがのしかかってきた——そんな気持ちにさせられるような試合とも言える。
初戦と今回のふたつの試合でピックされたアセントのマップでは、🇯🇵ZETAの攻めはまったくといっていいほど通用していなかった。アタッカーサイドの成績だけを見れば、2試合を通して取れたラウンドはたったの1ラウンド。🇯🇵ZETAにとっては多くの課題を残す結果となってしまった。それに加え🇯🇵ZETAのピックマップであるバインドを11:13という僅差で落としてしまったのも悔しさが残る。あのマップが取れていれた世界線も見たかったのは正直なところ。
しかし、さまざまな事象が重なって本調子ではなかったということを考えれば、まだまだ来年の『VALORANT』シーンに期待できる点は多いのではないだろうか。振り変えれば『VALORANT』における日本の競技シーンは、今年で大きな成長を見せた。試合直後のインタビューも、日本のメディアはほとんど参加していなかった以前とは異なり、今ではさまざまな日本のメディアが合同カンファレンスに参加してきている。多くのメディアが、『VALORANT』の競技シーンを記事として取り上げている点を見ても、日本全体が『VALORANT』という競技シーンに注目しているということがわかる。
これもひとえに🇯🇵ZETA DIVISONを筆頭とした日本のチームの活躍、そして時差のある世界大会を日本語配信で実況解説をして『VALORANT』を共に盛り上げてくれる運営サイドによる応援のたまものではないだろうか。
来年からは「VALORANT Champions Tour」の試合形式も変わり、まったく新しい競技シーンがスタートする。今後、日本のチームがどのような形で世界と渡り歩くのか——。今後も彼らを応援していきたい。そして同じ戦友として、今度は #LOUDWIN で「VCT 2022 Champions」の結末を見届けよう!
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日本代表として🇯🇵ZETA DIVISON(🇯🇵ZETA)が出場。初戦となる🇧🇷LOUD(🇧🇷LLL)戦では、0:2で敗退してしまったものの、敗者復活戦では🇮🇩BOOM Esports相手に2:1で勝利。プレイオフ進出に王手をかけた。
しかし、その行く手を阻んだのが初戦で敗退してしまった🇧🇷LLL。初戦での雪辱を果たすべくアツイ戦いが切って落とされたが、再び0:2と世界の壁を感じる結果となってしまった。この敗北で🇯🇵ZETAの「VCT 2022 Champions」は幕を下ろし、同時に2022年シーズンも終焉を迎えた。
今回は、試合直後の合同カンファレンスの様子をおとどけ。試合直後に何を感じていたのか、両チームのインタビューを紹介しよう。
アラが目立った結果となってしまった🇧🇷LLL戦【🇯🇵ZETAインタビュー】
——リベンジマッチとなった🇧🇷LLL戦ですが、どのようなことを準備して挑みましたか? また、実際に戦ってみた感想をお聞かせください。
crow選手:元々情報がなかったマップに関しては、前回の大会や予選を見てかなり研究して挑みました。また、アセントに関しては初戦を振り返って研究をしたのですが、🇧🇷LLLのアセントがめちゃめちゃ強かったという印象です。
——特に🇧🇷LLLのアセントの強さをどのように感じていましたか?
XQQコーチ:ひと言で表すならば「熟練度の違い」だと感じています。彼らはあの構成で長い間戦っていて、相手がどうであれどのように対応すればいいのかを瞬時に判断できていて、その情報を共有されているからこそ安定した戦い方ができるのかなと感じました。
——今年一年、国際大会で世界のチームと戦ってみて、通じたと感じた部分また通じなかったと感じた部分があれば教えてください。また、今後どのような部分を改善して伸ばしていきたいと感じていますか?
Laz選手:実力とか戦略といった自分たちの持っているものを、短期間でちゃんと修正して成長できたという点においてはほかのチームより優れているのではないかと感じています。
XQQコーチ:トップチーム同士の試合と比べるとまだまだプレイに粗いところが目立つので、そういった部分をオフシーズンで改善していきたいと思っています。今後はStage1のMastersを含めた試合の結果などを吸収していければと思います。
——マップのBANピック(ブリーズとアイスボックスをBANビックしたこと)にどのような狙いがあったのでしょうか。
XQQコーチ:🇧🇷LLLのBANビックで印象的だったのが、彼らが勝利していたフラクチャーをBANしていたことです。また一度🇺🇸OpTic Gaming戦で見せているパールをBANしていることから、再戦を意識していたのではないかと感じています。
その結果、僕たちは勝負したかったフラクチャーやパールを選択できなくなってしまったので、元々情報の少ないバインドやアセントをプレイせざるを得なかったというのが正直なところです。
——🇯🇵ZETAにとって2022年の『VALORANT』シーンはとても大きなシーンだったのではないでしょうか。
Laz選手:「VCT 2022 Champions」に負けてしまったあとで、いい感情は出てこないのですが、Stage1ではいいところまで行ったとは思いますが、Stage2、Championsと負けてしまっていい結果が残せなかったので、これからもっとがんばろうとは思います。
——今年は🇯🇵ZETAのファンの応援が、皆さんの活躍を後押ししていたと感じています。来年に向けて『VALORANT』の競技シーンにどのような期待を抱いていますか?
XQQコーチ:今までと同じように、国際大会に挑戦できるチャンスがしっかりあることが最大条件として必要だと思っています。日本の競技シーンは🇯🇵ZETAをはじめ、🇯🇵NORTHEPTIONなどまだまだ伸びてくるチームは多いと思っているので、来年以降は今まで以上に日本のシーンのレベルが上がっていけばいいと感じています。
——最後に、今回の「VCT 2022 Champions」を振り返った感想とファンに向けてひと言お願いします。
Dep選手:僕的には最悪の状態で最悪のグループで「どうなっちゃうかな?」って思っていたんですが、自分たちが用意してきたものが通用していた部分もあったので来年が楽しみでもあります。
またファンの皆さんには、やれることはやって負けてしまったので、また来年楽しみにしていただけたらと思います。
——ありがとうございました。
僕たちのアセントに勝つためには僕たちの穴を見つけることかな【🇧🇷LLLインタビュー】
——まずはプレイオフ進出おめでとうございます。試合前のインタビューで🇯🇵ZETA戦の対策として「彼らにペースを与えないこと」という話をしていて、初戦では見事その対策通り試合は進みました。今回🇯🇵ZETAのリベンジに挑むに当たり、どのような点に気をつけましたか?
Saadhak選手:まず1マップ目のバインドについてですが、🇯🇵ZETAのエージェント構成を変えてきたことに驚きました。とても速いペースで動いていたので、それに対して対応するという形で挑みました。
🇯🇵ZETAのリベンジマッチに向けて準備してきたことは、アグレッシブな動きをいかに食い止めるかという点に注力しました。
——aspas選手はジェットやレイズ、チェンバーといったエージェントを使用していましたが、これらのエージェントを十分に使いこなすためにどのようなことに取り組んで来ましたか?
aspas選手:ランクマッチで多くのエージェントをプレイするようにはしています。
——bzkAコーチに質問です。今回パールやフラクチャーをBANしていましたが、このふたつのマップをBANした理由をお聞かせください。
bzkAコーチ:🇧🇷LLLはすべてのマップを練習しているので固定のマップをBANすることはありません。今回パールをBANした理由に関しては🇯🇵ZETAが得意としているマップだと感じたからです。また、フラクチャーをBANした理由は前回の🇺🇸OpTic Gaming戦でうまくいかなかったマップというところでBANしました。
——とにかくアセントの完成度の高さに驚かされました。あえておうかがいします。🇧🇷LLLのアセントに打ち勝つ秘訣はなんでしょうか。
選手一同:(Secret...Secret...)
bzkAコーチ:🇧🇷LLLのプレイの仕方として、マップの理解度が非常に高いこと、ポジショニングやローテーションといった部分でも熟練度が高いです。もし、ほかのチームが私たちの理解度や熟練度の穴を見つけることができたら、ぜひ挑戦してみてください。
——ありがとうございました。
———
🇯🇵ZETAのリベンジは失敗となり『VALORANT』の2022シーズンに幕を下ろした。とにもかくにも🇧🇷LLLの熟練度の高さは、試合を通して、またインタビューを通して痛感した。日本にとって再び世界の壁というのがのしかかってきた——そんな気持ちにさせられるような試合とも言える。
初戦と今回のふたつの試合でピックされたアセントのマップでは、🇯🇵ZETAの攻めはまったくといっていいほど通用していなかった。アタッカーサイドの成績だけを見れば、2試合を通して取れたラウンドはたったの1ラウンド。🇯🇵ZETAにとっては多くの課題を残す結果となってしまった。それに加え🇯🇵ZETAのピックマップであるバインドを11:13という僅差で落としてしまったのも悔しさが残る。あのマップが取れていれた世界線も見たかったのは正直なところ。
しかし、さまざまな事象が重なって本調子ではなかったということを考えれば、まだまだ来年の『VALORANT』シーンに期待できる点は多いのではないだろうか。振り変えれば『VALORANT』における日本の競技シーンは、今年で大きな成長を見せた。試合直後のインタビューも、日本のメディアはほとんど参加していなかった以前とは異なり、今ではさまざまな日本のメディアが合同カンファレンスに参加してきている。多くのメディアが、『VALORANT』の競技シーンを記事として取り上げている点を見ても、日本全体が『VALORANT』という競技シーンに注目しているということがわかる。
これもひとえに🇯🇵ZETA DIVISONを筆頭とした日本のチームの活躍、そして時差のある世界大会を日本語配信で実況解説をして『VALORANT』を共に盛り上げてくれる運営サイドによる応援のたまものではないだろうか。
来年からは「VALORANT Champions Tour」の試合形式も変わり、まったく新しい競技シーンがスタートする。今後、日本のチームがどのような形で世界と渡り歩くのか——。今後も彼らを応援していきたい。そして同じ戦友として、今度は #LOUDWIN で「VCT 2022 Champions」の結末を見届けよう!
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