入学のきっかけは全国高校eスポーツ選手権での優勝! クラーク記念国際高校 eスポーツコースの新入生3人にインタビュー

2022.6.21 eSports World編集部
国際大会で日本勢の活躍が続き、大きな盛り上がりを見せているeスポーツ業界。世界を相手に戦う選手の姿を見て、「プロゲーマー」を将来の夢に掲げる若者も増えています。

そんな中、eスポーツコースを開設しているクラーク記念国際高等学校・クラークネクスト東京キャンパスに3人の女子学生が入学しました。

「一番レベルの高い環境で学んで、全国大会に出場したい」「ゲームがうまくなりたくて入学した」——と話す彼女たち。入学して数カ月経った今、どんな高校生活を送っているのでしょうか。そんな3人への寄稿インタビューをお届けします。

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高校eスポーツ選手権の配信で、チームの雰囲気に憧れて


クラーク記念国際高等学校eスポーツコースは創設5年目を迎え、ますます盛り上がりを見せています。

2021年12月に開催された第4回全国高校eスポーツ選手権リーグ・オブ・レジェンド』部門で、クラークネクスト秋葉原キャンパスのチーム「Yuki飯食べ隊」が悲願の初優勝。次々と強豪校に打ち勝ち、全国114校164チームの頂点に輝きました。

今年4月には待望の女子生徒が入学。男女の区別なく同じ舞台で活躍できるのも、eスポーツの魅力です。

クラークネクスト東京キャンパス1年の武友陽菜さんは、配信で全国高校eスポーツ選手権の決勝戦を見て、eスポーツコースへの入学を決めたといいます。

「大会の配信を見て、クラークのeスポーツコースはチームメートの仲がよさそうで、雰囲気がいいなと思いました。キャプテンのsiroshi15選手(3月に卒業した鬼島至雄さん)がチームを引っ張っていて憧れました」(武友さん)

武友さんは滋賀県の出身。ほかのキャンパスにもeスポーツコースはありますが、なぜ東京・板橋にあるクラークネクスト東京キャンパスを選んだかと聞くと、「一番レベルの高い環境で学んで、全国大会に出場したいから」(武友さん)。eスポーツを極めるべく単身で上京。洗濯や掃除など慣れない一人暮らしに奮闘しながら、大好きなeスポーツや勉強に打ち込んでいます。

eスポーツコースで学ぶ『リーグ・オブ・レジェンド』は、5人対5人のチーム戦。ゲームスキルだけでなく、綿密に戦略を立てる思考力やコミュニケーション能力も高められ、人として成長できるゲームです。

「チーム内で話し合わないとゲームができません。自然とチームの子たちと仲良くなれますし、みんなゲームが大好きで、ゲームという共通の話題があるからいくらでも話せます」(武友さん)。


武友陽菜さんは全国高校eスポーツ選手権を見て、クラークネクスト東京キャンパスに入学。一人暮らしにもチャレンジしています

eスポーツコースでできたゲーム友達。プロの指導も楽しみ


同じくクラークネクスト東京キャンパス1年の江袋彩未さん、近藤りらさんも、eスポーツコースでたくさんの友達ができたと話します。

「もともと兄や友達の影響で小さい頃からゲームにハマっていて、ゲームを本格的に学べる高校を探していました。ホームページで『“好き”こそが、未来の力になる』という言葉を見て、ここが私に一番合っていると思いました。最初は誰も知らないから不安でいっぱいだったけど、新しい友達とはいつもゲームの話で盛り上がります。みんな私より知識があるから、知らない情報を教えてもらったり、テクニックを磨けます」(江袋さん)

「母の影響で小学生ぐらいからゲームが好きで、ゲームがうまくなりたくて入学しました。eスポーツコースでは『リーグ・オブ・レジェンド』以外でも、友達から知らないゲームを教えてもらえますし、自分のやっているゲームをやっている人と話すと話題が広がって楽しいです」(近藤さん)

全国的な大会も開催可能なeスポーツアリーナなど、プロ仕様の最高の環境で、元プロeスポーツ選手から直接指導を受けられるのもクラークのeスポーツコースの特長です。1年生たちはまだプロ講師による授業は始まっていませんが、武友さん、江袋さん、近藤さんの3人は「プロの先生に会うのが楽しみ!」と目を輝かせます。

「プロで活躍されていた先生からゲームについて、プロの世界についていろいろお話を聞いてみたいです」(近藤さん)


大の負けず嫌いだという江袋彩未さん。「配信で画面越しに見ていたから大会が楽しみ」と話します

夢は『LoL』全国大会での優勝! プロを目指す気持ちも


インタビューの最後に、3人はそれぞれ高校生活の目標と将来の夢を語ってくれました。

「私のロール(ポジション)はサポート。チームを支えていい雰囲気をつくり、クラークの代表として全国大会で優勝したい。プロをめざしたいです」(武友さん)

「これまでは何も考えないで前線に出て戦うタイプだったけれど、『リーグ・オブ・レジェンド』は戦略が必要。友達と戦略を考えるのは楽しいし、負けず嫌いなのでみんなに置いて行かれないようにがんばって大会に出たいです。将来は裏方にも興味があるので、そのためにもゲーム以外の勉強もがんばって両立していきたい」(江袋さん)

「私も大会に出たいです。将来はプロになりたいし、大会の運営にも興味があります。eスポーツコースには運営についての授業もあるので、それも楽しみにしています」(近藤さん)

「好き」を共有する仲間たちが集うクラークのeスポーツコース。お互いに学び合い、競い合いながら成長していく生徒たちの今後に注目です。

「パソコンゲームを始めたばかりなので、まずは友達や先生に教わりながらパソコンの操作に慣れたい」と話す近藤りらさん

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「好き」という力を武器に突き進む彼女たちの姿に、eスポーツの明るい未来が見えた気がしました。

日本のeスポーツのレベル向上には、次世代を担う若い力が不可欠です。若者の間でますますeスポーツが盛り上がっていくことに期待したいですね。


クラークネクスト東京
https://www.clark.ed.jp/kanto/nexttokyo/

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