【VALORANT】出場チームは過去最多の48チームに!——1年を通して年間王者を決める公式大会「VALORANT Champions Tour」2025年度の大会フォーマットが発表

2024.8.26 nemuminimizu
VALORANT』の年間王者を決める世界大会「VALORANT Champions 2024」で🇨🇳Edward Gaming(EDG)が中国勢初の世界大会優勝を果たしたことで大きな盛り上がりを見せている中、2025年シーズンの大会フォーマットが発表された。


2025年で5周年を迎える『VALORANT』の公式大会「VALORANT Champions Tour」(以下、VCT)。インターナショナルリーグは過去最大の48チームとなり、シーズンの延長や3回の国際大会がすべて初開催地で行われるなど、さまざまな変更が発表された。

今回はそんなVCT 2025シーズンの大会フォーマットや変更点についてまとめていこう。

VCT 2025シーズンの大会フォーマット


▲VALORANT Champions Tour 2025 フォーマット説明

VCT 2025年シーズンは例年よりも期間が長くなり、スケジュールに余裕のあるフォーマットとなっている。シーズンの開幕はVCT 2024同様に1月のKICKOFFからスタート。

▲VCT 2025 KICKOFFの大会フォーマット

今年開催された「VCT 2024 KICKOFF」は、3つのグループに分かれるグループステージを含む3つのフェーズで順位を決めていたが、「VCT 2025 KICKOFF」はよりシンプルな大会フォーマットに変更。全12チームによるダブルエリミネーション方式となっている。

そして、この「VCT 2025 KICKOFF」から上位2チーム(各地域4リーグ計8チーム)が2月に行われるVCT 2025最初の国際大会であるMasters Bangkokへと出場する。

▲通常リーグであるSTAGE 1は3月から実施されるのが図から読み取れる

その後は、3月から通常のリーグ戦であるSTAGE 1が開幕。詳しい大会フォーマットは発表されていないが、上位3チームが6月に行われる2度目の国際大会Masters Torontへ出場。

「VCT 2024」ではSTAGE 1から2度目のMastersまでの期間が10日間という過密なスケジュールになっていたが、「VCT 2025」ではMasters Torontの前後に余裕があるように感じる。

▲STAGE 2からは変更点が加えられた

7月に行われるSTAGE 2からはふたつの変更点が入っている。

ひとつ目はSTAGE 1の成績を持ち越さないことだ。「VCT 2024」ではSTAGE 1の成績を持ち越し、ふたつのSTAGEから順位を算出。上位6チームがPLAYOFFSへと進出するフォーマットだった。そのため、STAGE 1で思うような結果を残せなかったチームが巻き返しを図ることが難しく、常に厳しい状況に置かれていた。

結果だけで見ると、STAGE 1、2両方のPLAYOFFSに進出したチームはVCT PACIFIC 5チーム、VCT CHINA 4チーム、VCT AMERICAS 5チーム、VCT EMEA 5チーム。STAGE 2のPlayoffへ割って入ったのは、直接対決の結果で勝ち上がれなかったチームや、後1勝足りなかったチームがほとんどであった。

しかし、「VCT 2025」のSTAGE 2は完全に独立しているため、STAGE 1と大きく異なる結果になる可能性が高くなっている。

▲PLAYOFFS進出チーム数にも変更が加えられた

ふたつ目はPLAYOFFSへと進出できるチームが6チームから8チームに増加した。その分チーム数も12チームと増加しているが、「VCT 2024」でPLAYOFFSに1度も出場できなかった日本チームにとっても、いい方向に進むだろう。

▲地域は今年と同様に4つの地域に分かれている

STAGE 2 PLAYOFFSを勝ち抜いた2チームとチャンピオンシップポイントの獲得上位2チーム(4リーグ計16チーム)が、9月から10月にかけて行われる「VALORANT Champions 2025」に出場する。

「VCT 2024」ではSTAGE 2 PLAYOFFSから上位3チーム、チャンピオンシップポイント最多チームの選出だったが若干の変更が加わった。

以上がVCT 2025 インターナショナルリーグの大まかな大会フォーマットだ。

そのほかの変更点


大会フォーマット以外にも「VCT 2025」からいくつかの変更点が加えられている。

インターナショナルリーグチームのアカデミー保有


一番大きな変更点は、インターナショナルリーグ参入チームがChallengersリーグにアカデミーチームを保有可能になる点だろう。

アセンショントーナメントには出場できないため、昇格することはできないが、Main StageにZETA DIVISION(ZETA)やDetonatioN FocusMe(DFM)のアカデミーチームが出場する姿を観られるかもしれない。

▲この変更に伴ってか、DFMもアカデミー部門の募集を開始

▲ZETAも新たにアカデミー部門のメンバーを募集している

ZETAは今年4月に10名のアカデミー選手を獲得している。この時点では、ChallengersリーグにZETAのアカデミー部門は出場することができなかったため、出場年齢を満たしていない16歳未満を中心に構成されている。


チャンピオンシップポイントの新システム


Champions出場に欠かせないチャンピオンシップポイントの新システム導入も発表された。詳しい概要は発表されていないが、年間を通してポイントを獲得できるように変更される。

▲VCT 2024で導入されたチャンピオンシップポイント

「VCT 2024」ではSTAGE 1、2で勝利するごとに1ポイント、STAGE 2以外の大会で優勝すると3ポイント獲得できるシステムだった。

このシステムが変更となり、Mastersで活躍する意義が大きくなると発表されている。

まとめ


『VALORANT』は5周年の節目を迎え、公式大会であるVCTにリーグ制が導入されて3年目となる2025年シーズン。

今回紹介した大会フォーマットに加え、「VCT 2023 LOCK//IN」に合わせて発売された「2023 LOCK//INバンドル」のような新カプセルのリリースや、チームスキンとして販売されているクラシックスキンが刷新されるなど多くの発表がされた。

毎年フォーマットが改善されていくVCT。来シーズンこそは日本チームの大躍進に期待したい。


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編集:いのかわゆう


【nemuminimizu プロフィール】

学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレー。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き!

X:@ongakucas
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