【続報】『LoL』ベトナムリーグ「VCS」、不正に関わった32名を公表&一時出場停止に
『リーグ・オブ・レジェンド』のベトナムプロリーグ「VCS 2024 Spring Split」のグループステージにて、競技場の違反のために大会が休止している問題で、VCS公式X「VCS English」は不正に関与していたというチーム名と選手名を公表した。
3月28日のXのポストによれば、「VCS」に参戦している8チームすべてに不正に関わったメンバーがいる異例の事態となっている。メンバーは以下の通り。
GAM ESPORTS
Blazes(ミッド)
Pyshiro(ADC)
TEAM SECRET
Eddie(ADC)
Qiang(ジャングル)
TEAM WHALES ※3月28日時点でチームを離脱
Bean J(ジャングル)
Glory(ミッド)
Vikings Esports
Kratos(トップ)
Gury(ジャングル)
Kairi(サポート)
Bunn(サポート・サブ)
CERBERUS Esports
Pun(トップ)
Ikigai(ジャングル)
Richard I(ミッド)
Slowz(ADC)
MGN Blue Esports
Sorn(ジャングル)
Froggy(ミッド)
Ryuk(トップ)
Rigel(トップ)
Zodiac(サポート)
TEAM FLASH
Dzung(マネージャー)
Marcus(トップ)
Draktharr(ジャングル)
Jane(ミッド)
Puddin(ADC)
RAINBOW WARRIORS
Raze(コーチ)
Hinieeec(マネージャー)
Hyo(ジャングル)
Yuki(トップ)
Spot(ジャングル)
Artifact(ミッド)
Killer(ADC)
2T(トップ)
ライアットゲームズは自社のゲームを用いたいかなる賭博行為も容認してはいないが、残念ながらeスポーツを対象としたブックメーカーサイトは多数存在しており、昨今話題となっているロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏が依存してしまったのも、ゲームに関する違法賭博だったと言われている。
参考:Riot Games Esports グローバル行動規範
https://assets.contentstack.io/v3/assets/bltad9188aa9a70543a/blta756437a411276ac/656f0d6919f33779868d119b/JP_-_Riot_Games_Esports_-_Global_Code_of_Conduct_-_2023.11.27.docx.pdf
調査では、Spring Splitで行われた試合中の異常な行動やデータを確認した上で、ルールと照らし合わせて処分の決定を下したという。具体的な不正の疑いとして、「VCS」を対象とした賭博(ブックメーカー)に合わせて、試合時間を意図的に伸ばすなどした疑いがかけられていた。
あるブックメーカーサイトでの『LoL』の項目を見てみると、勝敗数(ゲーム数)だけでなく、破壊されたタワー、ドラゴン、インヒビターの数なども対象とされている。そのため、選手たちが試合中に特定の利敵行為を、しかも対戦チームの選手と共謀して行うことができれば、大きな利益を上げることもできてしまう。
こうしたブックメーカーサイトでは、現在実施されている「PCS プレイオフ」や「LJL」はもちろん、『VALORANT』や『Dota 2』といったeスポーツタイトルでも賭博が行われているのが実情だ。
ちなみに、「VCS Spring Split」の賞金総額は「LJL」とほぼ同じ1000万円で、全8チームに対して賞金が分配される。1位は日本円で約370万円(605,000,000ベトナムドン)、8位は約45万円(73,000,000ベトナムドン)だが、日本に対して物価は3分の1程度、大卒初任給は約3万円と日本の7分の1と言われており、賞金額は決して安い額ではない。
それでもリーグ全体に違法賭博が蔓延しているという事実については、「VCS」だけの問題ではなく、国の経済状況による難しい状況があるとも考えられる。
今回公表された32名は、公式トーナメントやそれ以外の大会などを含む、ライアットゲームズのeスポーツ活動に一切参加できない。ただし、今回発表された32名の選手は一時出場停止であり、最終的な出場停止リストではない。また公表されていないメンバーも含めて、今後コンプライアンス上の追加調査や、情報の追加が行われる可能性もある。
VCSを運営するVESは、大会の再開を第一に行動しているとし、「VCS」の透明性の確保と共に、「VCS 2024 Spring Split 」の再開に向けて最大限の努力を続けているとコメントしている。
VCSは3月29日(金)に、上位4チームによるプレイオフの再開を発表した。足りない選手の補充も許可されるという。
詳細は以下の記事を参照のこと。
【速報】「VCS 2024 Spring Split」プレイオフの再開が決定 上位4チームで4月3日〜7日まで
https://esports-world.jp/news/37593
VCSのX(旧Twitter) 英語版
https://twitter.com/vcs_english
[NEWS]
— VCS English (@vcs_english) March 28, 2024
VCS officials has announced a list of 32 players and personals in suspended due to the VCS Spring 2024 investigations.#VCS #VCSEnglish pic.twitter.com/NjI420ch09
全8チームから32名が出場停止に
3月28日のXのポストによれば、「VCS」に参戦している8チームすべてに不正に関わったメンバーがいる異例の事態となっている。メンバーは以下の通り。
GAM ESPORTS
Blazes(ミッド)
Pyshiro(ADC)
TEAM SECRET
Eddie(ADC)
Qiang(ジャングル)
TEAM WHALES ※3月28日時点でチームを離脱
Bean J(ジャングル)
Glory(ミッド)
Vikings Esports
Kratos(トップ)
Gury(ジャングル)
Kairi(サポート)
Bunn(サポート・サブ)
CERBERUS Esports
Pun(トップ)
Ikigai(ジャングル)
Richard I(ミッド)
Slowz(ADC)
MGN Blue Esports
Sorn(ジャングル)
Froggy(ミッド)
Ryuk(トップ)
Rigel(トップ)
Zodiac(サポート)
TEAM FLASH
Dzung(マネージャー)
Marcus(トップ)
Draktharr(ジャングル)
Jane(ミッド)
Puddin(ADC)
RAINBOW WARRIORS
Raze(コーチ)
Hinieeec(マネージャー)
Hyo(ジャングル)
Yuki(トップ)
Spot(ジャングル)
Artifact(ミッド)
Killer(ADC)
2T(トップ)
賭けの対象は勝敗だけでなく、ドラゴン、タワーの数なども
ライアットゲームズは自社のゲームを用いたいかなる賭博行為も容認してはいないが、残念ながらeスポーツを対象としたブックメーカーサイトは多数存在しており、昨今話題となっているロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏が依存してしまったのも、ゲームに関する違法賭博だったと言われている。
参考:Riot Games Esports グローバル行動規範
https://assets.contentstack.io/v3/assets/bltad9188aa9a70543a/blta756437a411276ac/656f0d6919f33779868d119b/JP_-_Riot_Games_Esports_-_Global_Code_of_Conduct_-_2023.11.27.docx.pdf
調査では、Spring Splitで行われた試合中の異常な行動やデータを確認した上で、ルールと照らし合わせて処分の決定を下したという。具体的な不正の疑いとして、「VCS」を対象とした賭博(ブックメーカー)に合わせて、試合時間を意図的に伸ばすなどした疑いがかけられていた。
あるブックメーカーサイトでの『LoL』の項目を見てみると、勝敗数(ゲーム数)だけでなく、破壊されたタワー、ドラゴン、インヒビターの数なども対象とされている。そのため、選手たちが試合中に特定の利敵行為を、しかも対戦チームの選手と共謀して行うことができれば、大きな利益を上げることもできてしまう。
こうしたブックメーカーサイトでは、現在実施されている「PCS プレイオフ」や「LJL」はもちろん、『VALORANT』や『Dota 2』といったeスポーツタイトルでも賭博が行われているのが実情だ。
ちなみに、「VCS Spring Split」の賞金総額は「LJL」とほぼ同じ1000万円で、全8チームに対して賞金が分配される。1位は日本円で約370万円(605,000,000ベトナムドン)、8位は約45万円(73,000,000ベトナムドン)だが、日本に対して物価は3分の1程度、大卒初任給は約3万円と日本の7分の1と言われており、賞金額は決して安い額ではない。
それでもリーグ全体に違法賭博が蔓延しているという事実については、「VCS」だけの問題ではなく、国の経済状況による難しい状況があるとも考えられる。
「VCSプレイオフ」の再開に向けて尽力
今回公表された32名は、公式トーナメントやそれ以外の大会などを含む、ライアットゲームズのeスポーツ活動に一切参加できない。ただし、今回発表された32名の選手は一時出場停止であり、最終的な出場停止リストではない。また公表されていないメンバーも含めて、今後コンプライアンス上の追加調査や、情報の追加が行われる可能性もある。
VCSを運営するVESは、大会の再開を第一に行動しているとし、「VCS」の透明性の確保と共に、「VCS 2024 Spring Split 」の再開に向けて最大限の努力を続けているとコメントしている。
追記:VCSプレイオフは上位4チームで4月3日から再開
VCSは3月29日(金)に、上位4チームによるプレイオフの再開を発表した。足りない選手の補充も許可されるという。
詳細は以下の記事を参照のこと。
【速報】「VCS 2024 Spring Split」プレイオフの再開が決定 上位4チームで4月3日〜7日まで
https://esports-world.jp/news/37593
VCSのX(旧Twitter) 英語版
https://twitter.com/vcs_english
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