【VALORANT】VCT Pacificへ参入するのはどのチームに!? VCT Ascension Pacific出場10チーム&注目選手紹介
- 大会フォーマットおさらい
- 🇰🇷Dplus KIA(DK)
- 🇯🇵SCARZ(SZ)
- 🇸🇬BLEED eSports(BLD)
- 🇹🇭XERXIA Esports(XIA)
- 🇦🇺Bonkers(BONK)
- 🇮🇳Orangutan(OGS)
- 🇻🇳Fancy United Esports(FCY)
- 🇮🇩BOOM Esports(BME)
- 🇵🇭NAOS Esports(NAOS)
- 🇹🇼ONE Team Esports(ONE)
- まとめ
6月28日(水)から7月9日(日)にかけて開催される『VALORANT』2軍リーグの集大成ともいえる「VCT Ascension Pacific(ぶいしーてぃーあせんしょんぱしふぃっく)」。
🇯🇵日本、🇰🇷韓国、オセアニア、🇵🇭フィリピン、🇮🇩インドネシア、🇹🇭タイ、🇻🇳ベトナム、🇲🇾マレーシア&🇸🇬シンガポール、🇭🇰香港、🇹🇼台湾、南アジアの10地域で行われたChallengersリーグを制した各チームが、タイ・バンコクに集結。
『VALORANT』最高峰リーグであるインターナショナルリーグのひとつ、「VCT Pacific」への唯一の出場権を争う大会だ。
今回はそんなアセンショントーナメントに出場する10チームと各チームの注目選手を紹介していこう。
出場チームの紹介の前に、VCT Ascension Pacificのフォーマットについておさらいしていこう。
グループステージでは、10チームがふたつのグループに分かれ、Bo3の総当たり戦を行う。各グループの上位3チームのみが次のステージとなるPlayoffへと進出。
Playoffは基本的にBo3のシングルエリミネーションで行われるが、決勝戦のみBo5となる。なお、各グループ1位通過のチームはシード権が与えられ準決勝からのスタート。一方、2位、3位通過の4チームは準々決勝からのスタート。インターナショナルリーグ参入のためには1度も負けられない険しい道のりが続く。
■ロスター
🇰🇷Esperanza(えすぺらんざ)
🇰🇷exy(えくしー)
🇰🇷Lakia(らきあ)
🇰🇷allow(あろー)
🇰🇷Estrella(えすとれーら)
🇰🇷Wenty(うぇんてぃー)
■ヘッドコーチ
🇰🇷solo
■コーチ
🇰🇷peri
eスポーツ大国として知られる韓国のリーグを2連覇で勝ち上がってきたのはこの🇰🇷Dplus KIAだ。自分たちの強みを押し付けられるマップを持っており、特にロータス、パール、アセントでの勝率がかなり高い。さらにPlayoffではチームクラッチ率が約20%と少人数戦の強さが見て取れる。
全選手が横並びで高いスタッツを残す中でもコントローラーのexy、イニシエーターのEstrellaは死なずに長い間戦場に立ち続けることができるサポーターだ。連携力が高く、セットアップを許してしまったら崩すことは難しいだろう。優勝候補ではあるが昨年末に🇯🇵SZと対戦し、1:2で🇯🇵SZが勝利を収めている。
🇰🇷DRXのVALORANT部門創設メンバーとして活躍し、のちにMastersやChampionsに出場。その後日本のプロゲーミングチーム、IGZISTに移籍したことで日本でも知っているファンの方は多いだろう。
🇯🇵DetonatioN FocusMeのSuggestの元チームメイトでもあり、ソーヴァ使いとして知られるLakia。数字だけ見ると突出したスタッツはないものの、IGL能力と索敵スキルの練度はずば抜けている。"死なないDK"の心臓部分となっているLakiaのサポート力に注目だ。
■ロスター
🇷🇺Kr1stal(くりすたる)
🇷🇺Jemkin(じぇむきん)
🇯🇵TORANECO(とらねこ)
🇯🇵Allen(あれん)
🇵🇭🇯🇵Yoshiii(よしー)
■ヘッドコーチ
🇷🇺fadezis(ふぁでじす)
注目のChallengers Japanを勝ち上がったのは今シーズン安定した強さを見せていた🇯🇵SCARZだ。日本のプロチームながら試合中は英語でのコミュニケーションを取るこのチームは、ロシア人プレイヤーのkr1stal、Jemkinを筆頭に破壊力のある選手がそろっている。
また、Split2前にREJECTから移籍したAllenがイニシエーターとして堅実な活躍を見せ、その破壊力に底上げがされた。土壇場で幾度となくクラッチを見せたTORANECOや、フレックスとしてさまざまなロールを高い水準でこなすYoshiiiと、タレントがそろった🇯🇵SCARZ。公式大会初優勝の勢いそのままにVCT Ascension Pacificも勝ち進めるか。
🇯🇵SCARZのエースとしてチームを引っ張るJemkin。デュエリストとしてトップレベルのフィジカルを持ち、とにかく正面の撃ち合いに負けないのが強み。シーズン中に衝撃的なプレーを何度も見せてくれたのは記憶に新しいだろう。
Playoffに入ると少し調子を落とすデュエリストが多い中でACS283をマーク。大舞台でも萎縮せずにいつも通りのプレーが期待できそうだ。
■ロスター
🇸🇬Deryeon(でりおん)
🇸🇬juicy(じゅーしー)
🇻🇳Crazyguy(くれいじーがい)
🇸🇬JayH(じぇいえいち)
🇹🇭sScary(すきゃりー)
🇸🇬nephh(ねふ)
■ヘッドコーチ
🇩🇪LEGIJA
■アシスタントコーチ
🇮🇳s3rius
■アナリスト
🇸🇬Ominous
マレーシア/シンガポール地域を圧倒的な強さで勝ち進んだ🇸🇬BLEED esports。グループステージ、Playoff共に無敗で勝ち上がり準決勝、決勝では共に1マップも落とさずストレート勝ち。さらに直近15試合で落としたマップ数は4マップと圧倒的な強さを見せている。
豊富な資金力でも知られており、現Natus VincereのcNedに超高額のオファーをかけるなど、以前から注目されていた。グループステージでK/D1.41、クラッチ率41%をマークしたデュエリストのJuicyを筆頭に、フレックスながらACS261.8のDeryon、KAST率82%のIGL nephhなど国内リーグでは敵なし状態だった同チームが国際大会でどのような活躍を見せてくれるのか注目だ。
インターナショナルリーグ5チームからのオファーを断り🇸🇬BLDへと加入したsScary。国際大会での実績も多くコントローラーとして安定した活躍を見せるアジアトッププレイヤーのひとりだ。正式な額は発表されていないが、アジアで最も給料の高い選手の可能性があり、期待値の高さがうかがえる。世界大会での6キルACEやコントローラーならではのIQが高いプレイなど、VCT Ascension Pacificをわかせてくれるに違いない。
■ロスター
🇹🇭RoLEX(ろれっくす)
🇹🇭aLerT(あらーと)
🇯🇵LBY(えるびーわい)
🇹🇭xZe(えっくすじー)
🇹🇭siraphop(しらぽっぷ)
🇹🇭Surf(さーふ)
■ヘッドコーチ
🇹🇭bnwgiggs
■アナリスト
🇹🇭nuttito
Challengers Thailandを勝ち上がった🇹🇭XERXIA Esports。現在、インターナショナルリーグの🇹🇭TALON ESPORTSで活躍するsushiboysやCrws、foxzが以前所属していたチームでもある。コアメンバーが抜けたこともありSplit1は苦戦し、Playoff進出すら逃した。
ロスターを変更して挑んだSplit2では、グループステージこそ4勝3敗の2位と苦戦したものの、Playoffではグループステージ無敗のMade in Thailandなどを破り優勝。高いレベルでまとまりのあるチームになった。ロスターの変更があってから日が浅く、実力が未知数なためどこまで結果を残せるか注目だ。
Split2を前に🇹🇭Team NKTから移籍加入したxZe。チームでは主にコントローラを担当している。過去にはデュエリストを担当していたこともあり撃ち合いが強いのはもちろんのことだが、特筆すべきはヘッドショット率(HS率)である。
使用武器によって差は出るものの、15%から高くても30%程に収まるHS率だが、xZeはSplit1のグループステージで47%をマーク。さらにSplit2のグループステージ、Playoff共に40%超えと安定して高いHS率を誇る。マイクロフリックの精度は世界一といっても過言ではないだろう。
■ロスター
🇦🇺Minimise(みにまいず)
🇦🇺rDeew(あーるでぃーだぶりゅ)
🇦🇺WAT(わっと)
🇬🇧LEW(るー)
🇦🇺dragon(どらごん)
🇦🇺Ciko(ちこ)
■ヘッドコーチ
🇦🇺Papasumurf
■コーチ
🇺🇸Fr0m
■アナリスト
🇸🇬Eno
🇯🇵SCARZの初戦の相手であるオセアニア代表🇦🇺Bonkers。以前は95x Esportsとして活動していていたがSplit2の途中で放出され、以降は組織に属さないアマチュアチームとしてリーグを戦った。
ロスターの変更はあったもののSplit1.2ともに優勝を果たし文句なしでVCT Ascension Pacificへ。ゲッコーやハーバーを採用した最新の構成やジェット環境といわれる中、レイズを多く採用するなど見応えのある構成が特徴。
全選手、撃ち負けることが少なく、それぞれの勝負にしっかりと勝つことができるため高い確率で人数有利状況を作ることができる。あまり実績のないオセアニア地域だが、国際大会ではどのような結果を残せるのか注目だ。
チームではセンチネルを担当しているDragon。しかしながら時にはゲッコーやレイズなど幅広い役割をこなす。グループステージでも安定した活躍を見せていたがPlayoffに入ってからはさらにギアを上げACS257.7とリーグトップ。毎試合のように活躍しチームをVCT Ascension Pacificへと導いた。世界という大舞台でどこまで暴れられるのか。
■ロスター
🇮🇳Levi(れび)
🇵🇭tesseract(てっせらくと)
🇵🇭azys(あずぃーず)
🇮🇳Rvk(あーるぶいけー)
🇮🇳Antidote(あんちどーて)
🇮🇳rawfiul(ろーふぃうる)
■コーチ
🇲🇾theDoctorr
■アナリスト
🇸🇬skye
未だ負けなしの14連勝でVCT Ascension Pacificへの切符を勝ち取った🇮🇳Orangutan。その間、落としたマップ数はなんと5マップのみ。Split1.2共にグループステージではazys、rawfiul、tesseractの2人がACSトップ3を占めるなど圧倒的な強さを見せた。
この3人はピックプールも広く、マップによってさまざまなロールをこなしており、チームのコアとなっている。2デュエリスト構成を採用することが多く火力の自信がうかがえる。リーグではオフラインの経験を積めたこともあり、VCT Ascension Pacificでの活躍に期待だ。
Challengers South Asiaを荒らしたといっても過言ではない活躍をしたazys。🇮🇳OGSの2デュエリスト構成を支えるサブデュエリストでもあり、イニシエーターでもあるこの選手だが何をやっても破壊力抜群。
Split2のグループステージではACS300近い数字を残しADR(ラウンドあたりの平均ダメージ数)も200超えと異次元の活躍を見せた。Split1でも同等の成績を残しており、この選手を乗せてしまうと手がつけられないだろう。
■ロスター
🇻🇳WUKONG(うーこん)
🇻🇳Hyzee(はいずぃー)
🇻🇳YESicaN(いぇすあいきゃん)
🇻🇳f1cio(ふぃしお)
🇻🇳n1zzy(にじー)
🇻🇳gin(じん)
■コーチ
🇻🇳Kawa
Challengers Vietnamを2連覇で制した🇻🇳Fancy United Esports。面白い構成を多用してくるチームで、昨年行われた「VCT 2022 APAC Stage2 Challengers」ではノーデュエリスト3コントローラー構成を見せ、注目された。
ロスター変更した現在でもその特殊な構成は健在で、ヘイヴンではヨル、チェンバー、ゲッコーに2コントローラーという変わった構成を採用。ノーデュエリストの構成を見せる場面も多くあった。チーム全体で高いフィジカルとHS率を持ち、撃ち合いはトップレベルだろう。国際大会で🇻🇳FCYの構成がどこまで刺さるのか注目だ。
チームではフレックスとして全ロールを幅広くプレイするn1zzy。その中でも特に印象的なのがヨルを使用した際のスタッツだ。主にヘイヴンでヨルを使用しており、その実力は本物。Split2アッパーファイナルでは24キル8デス、ACS390、HS率41%、レーティングは脅威の1.93と異次元のスタッツを残した。限定された場面でのピックだが、VCT Ascension Pacificでn1zzyのヨルが見られることを期待したい。
■ロスター
🇮🇩blaZek1ng(ぶれいずきんぐ)
🇮🇩Famouz(ふぇいます)
🇮🇩severiNe(せべりーん)
🇮🇩Shiro(しろ)
🇮🇩BerserX(ばーさーくす)
■コーチ
🇰🇷meow
■アナリスト
🇮🇩6fingers
大混戦となったChallengers Indonesiaを制したのは🇮🇩BOOM Esportsだ。Split1ではグループステージを1位通過したものの、Playoff決勝でまさかの敗戦。負けられないSplit2でも再度グループステージを1位通過。
Playoffのアッパーファイナルでは🇮🇩Dominatusに敗戦するも、決勝でリベンジを果たした。個々の選手の強さはインドネシアトップクラスで、特にFamouzとblaZek1ngのフィジカルの強さが目立つ。このふたりとBerserXは2022年のChampionsにも出場しており、実績と経験は十分。この経験を生かし、VCT Ascension Pacificを勝ち抜くことはできるのか。
🇮🇩BMEの火力を支えるデュエリスト、Famouz。キルに対する嗅覚がとても高く、インドネシアNo.1デュエリストといえるだろう。安定してACS250以上をマークすることができ、撃ち合いの強さは一級品。その分Famouzの活躍に勝利が依存することもあり、VCT Ascension Pacificではどこまで安定して活躍できるかが鍵となりそうだ。
■ロスター
🇵🇭NDG(えぬでぃーじー)
🇵🇭Mojer(もじゃ)
🇵🇭JA(じぁ)
🇵🇭PapiChulo(ぱぴちゅろ)
🇵🇭witz(うぃっつ)
🇵🇭senyorcarL(せにょーるかーる)
■コーチ
🇰🇷VaZe
Challengers Philippinesを2連覇で勝ち上がってきた🇵🇭NAOS Esports。しかし、その道は決して簡単ではなかった。同リーグ内のライバルである🇵🇭Oasis Gaming(OAS)との激しい優勝争いが続き、今シーズンは4勝2敗と🇵🇭NAOSが勝ち越したもののSplit2グループステージのスタッツはトップ6が🇵🇭OASとやや力の差が見えた。
しかしグランドファイナルでは2戦2勝と大舞台での強さが目立った。VCT Ascension Pacificの舞台でもその力を発揮することができるのか。
チームではイニシエーターをメインにセージやハーバーなどさまざまなロールをこなしているwitz。現在PACIFICリーグで活躍する🇵🇭Team Secret(TS)にも在籍していたこともあり、実績は十分の選手だ。過去には🇵🇭TSでデュエリストを担当していたこともあり、撃ち合いの強さも持ち合わせている。すべてのスタッツがリーグトップレベルと高い完成度を誇る選手だ。
■ロスター
🇹🇼ChiaWei(ちあうぇい)
🇹🇼Rainy(れいにー)
🇹🇼W1nner(うぃなー)
🇹🇼XyuS(じあす)
🇹🇼SunfaN(すんふぁん)
🇹🇼YanLi(やんり)
Challengers Taiwan/Hong Kongを制した🇹🇼ONE Team Esports。Split1のグループステージは3位に終わったものの、Playoffを全勝で優勝。続くSplit2も無傷での優勝を決め、現在17連勝中。
もはやリーグ内に敵なしの状態だ。Split1では固定できていなかったロールがやっと固まり、チームの練度も上昇。デュエリストのXyuSが暴れ、周りがそのサポートをするといった試合運びをする。作戦XyuSが国際大会でどこまで刺さるのか注目だ。
Split1ではフレックスとして活躍していたXyuSだがSplit2からはデュエリストになると力を発揮。グループステージではACS290、K/D1.82と圧倒的な力を見せ、チームを優勝へと導いた。
Playoffではややスタッツを落としたがそれでも高いレベルを保っている選手だ。プレッシャーを跳ね除けて自由に動くことができれば間違いなく脅威となる選手だろう。
各国のリーグを勝ち上がってきた強豪たちが集うVCT Ascension Pacific。インターナショナルリーグにいてもおかしくない選手や実力未知数の選手などが多くそろい、非常に楽しみだ。
この中から来年のインターナショナルリーグに参入するチームが決まるほか、引き抜きされる選手もいるだろう。
日本人のVALORANTファンとして🇯🇵SZを応援するのはもちろんだが、🇻🇳FCYにも注目したい。極端なオフメタ構成やヨル、チェンバー採用などロマン溢れるチームだ。結果を残すことができれば注目の的になること間違い無いだろう。
日本から出場する🇯🇵SCARZは6月28日(水)21時ごろからオセアニア代表🇦🇺Bonkersと対戦する。試合開催前に🇯🇵SCARZ公式YouTubeチャンネルから公開されている特別インタビュー動画も要チェックだ!
© 2023 Riot Games, Inc. Used With Permission
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🇯🇵日本、🇰🇷韓国、オセアニア、🇵🇭フィリピン、🇮🇩インドネシア、🇹🇭タイ、🇻🇳ベトナム、🇲🇾マレーシア&🇸🇬シンガポール、🇭🇰香港、🇹🇼台湾、南アジアの10地域で行われたChallengersリーグを制した各チームが、タイ・バンコクに集結。
『VALORANT』最高峰リーグであるインターナショナルリーグのひとつ、「VCT Pacific」への唯一の出場権を争う大会だ。
VCT Ascension Pacificに優勝すると
各地域のChallengersリーグを勝ち抜いたチームのみが出場できるVCT Ascension Pacific。優勝したチームは次のシーズンからインターナショナルリーグのひとつ「VCT Pacific」へと2年間限定で昇格することができる。
つまり2023年シーズンのVCT Ascension Pacificに優勝すると2024、2025年シーズンのインターナショナルリーグへの参入権が与えられるのだ。しかし、そこでどんなに結果を残しても残留することはできず、2年経つと再びChallengersリーグから昇格を目指さなければならない。
各地域のChallengersリーグを勝ち抜いたチームのみが出場できるVCT Ascension Pacific。優勝したチームは次のシーズンからインターナショナルリーグのひとつ「VCT Pacific」へと2年間限定で昇格することができる。
つまり2023年シーズンのVCT Ascension Pacificに優勝すると2024、2025年シーズンのインターナショナルリーグへの参入権が与えられるのだ。しかし、そこでどんなに結果を残しても残留することはできず、2年経つと再びChallengersリーグから昇格を目指さなければならない。
今回はそんなアセンショントーナメントに出場する10チームと各チームの注目選手を紹介していこう。
大会フォーマットおさらい
出場チームの紹介の前に、VCT Ascension Pacificのフォーマットについておさらいしていこう。
グループステージでは、10チームがふたつのグループに分かれ、Bo3の総当たり戦を行う。各グループの上位3チームのみが次のステージとなるPlayoffへと進出。
Playoffは基本的にBo3のシングルエリミネーションで行われるが、決勝戦のみBo5となる。なお、各グループ1位通過のチームはシード権が与えられ準決勝からのスタート。一方、2位、3位通過の4チームは準々決勝からのスタート。インターナショナルリーグ参入のためには1度も負けられない険しい道のりが続く。
🇰🇷Dplus KIA(DK)
■ロスター
🇰🇷Esperanza(えすぺらんざ)
🇰🇷exy(えくしー)
🇰🇷Lakia(らきあ)
🇰🇷allow(あろー)
🇰🇷Estrella(えすとれーら)
🇰🇷Wenty(うぇんてぃー)
■ヘッドコーチ
🇰🇷solo
■コーチ
🇰🇷peri
eスポーツ大国として知られる韓国のリーグを2連覇で勝ち上がってきたのはこの🇰🇷Dplus KIAだ。自分たちの強みを押し付けられるマップを持っており、特にロータス、パール、アセントでの勝率がかなり高い。さらにPlayoffではチームクラッチ率が約20%と少人数戦の強さが見て取れる。
全選手が横並びで高いスタッツを残す中でもコントローラーのexy、イニシエーターのEstrellaは死なずに長い間戦場に立ち続けることができるサポーターだ。連携力が高く、セットアップを許してしまったら崩すことは難しいだろう。優勝候補ではあるが昨年末に🇯🇵SZと対戦し、1:2で🇯🇵SZが勝利を収めている。
日本でも活躍した「Lakia」
🇰🇷DRXのVALORANT部門創設メンバーとして活躍し、のちにMastersやChampionsに出場。その後日本のプロゲーミングチーム、IGZISTに移籍したことで日本でも知っているファンの方は多いだろう。
🇯🇵DetonatioN FocusMeのSuggestの元チームメイトでもあり、ソーヴァ使いとして知られるLakia。数字だけ見ると突出したスタッツはないものの、IGL能力と索敵スキルの練度はずば抜けている。"死なないDK"の心臓部分となっているLakiaのサポート力に注目だ。
🇯🇵SCARZ(SZ)
■ロスター
🇷🇺Kr1stal(くりすたる)
🇷🇺Jemkin(じぇむきん)
🇯🇵TORANECO(とらねこ)
🇯🇵Allen(あれん)
🇵🇭🇯🇵Yoshiii(よしー)
■ヘッドコーチ
🇷🇺fadezis(ふぁでじす)
注目のChallengers Japanを勝ち上がったのは今シーズン安定した強さを見せていた🇯🇵SCARZだ。日本のプロチームながら試合中は英語でのコミュニケーションを取るこのチームは、ロシア人プレイヤーのkr1stal、Jemkinを筆頭に破壊力のある選手がそろっている。
また、Split2前にREJECTから移籍したAllenがイニシエーターとして堅実な活躍を見せ、その破壊力に底上げがされた。土壇場で幾度となくクラッチを見せたTORANECOや、フレックスとしてさまざまなロールを高い水準でこなすYoshiiiと、タレントがそろった🇯🇵SCARZ。公式大会初優勝の勢いそのままにVCT Ascension Pacificも勝ち進めるか。
ロシアンデュエリスト「Jemkin」
🇯🇵SCARZのエースとしてチームを引っ張るJemkin。デュエリストとしてトップレベルのフィジカルを持ち、とにかく正面の撃ち合いに負けないのが強み。シーズン中に衝撃的なプレーを何度も見せてくれたのは記憶に新しいだろう。
Playoffに入ると少し調子を落とすデュエリストが多い中でACS283をマーク。大舞台でも萎縮せずにいつも通りのプレーが期待できそうだ。
🇸🇬BLEED eSports(BLD)
■ロスター
🇸🇬Deryeon(でりおん)
🇸🇬juicy(じゅーしー)
🇻🇳Crazyguy(くれいじーがい)
🇸🇬JayH(じぇいえいち)
🇹🇭sScary(すきゃりー)
🇸🇬nephh(ねふ)
■ヘッドコーチ
🇩🇪LEGIJA
■アシスタントコーチ
🇮🇳s3rius
■アナリスト
🇸🇬Ominous
マレーシア/シンガポール地域を圧倒的な強さで勝ち進んだ🇸🇬BLEED esports。グループステージ、Playoff共に無敗で勝ち上がり準決勝、決勝では共に1マップも落とさずストレート勝ち。さらに直近15試合で落としたマップ数は4マップと圧倒的な強さを見せている。
豊富な資金力でも知られており、現Natus VincereのcNedに超高額のオファーをかけるなど、以前から注目されていた。グループステージでK/D1.41、クラッチ率41%をマークしたデュエリストのJuicyを筆頭に、フレックスながらACS261.8のDeryon、KAST率82%のIGL nephhなど国内リーグでは敵なし状態だった同チームが国際大会でどのような活躍を見せてくれるのか注目だ。
アジアトッププレイヤー「sScary」
インターナショナルリーグ5チームからのオファーを断り🇸🇬BLDへと加入したsScary。国際大会での実績も多くコントローラーとして安定した活躍を見せるアジアトッププレイヤーのひとりだ。正式な額は発表されていないが、アジアで最も給料の高い選手の可能性があり、期待値の高さがうかがえる。世界大会での6キルACEやコントローラーならではのIQが高いプレイなど、VCT Ascension Pacificをわかせてくれるに違いない。
🇹🇭XERXIA Esports(XIA)
■ロスター
🇹🇭RoLEX(ろれっくす)
🇹🇭aLerT(あらーと)
🇯🇵LBY(えるびーわい)
🇹🇭xZe(えっくすじー)
🇹🇭siraphop(しらぽっぷ)
🇹🇭Surf(さーふ)
■ヘッドコーチ
🇹🇭bnwgiggs
■アナリスト
🇹🇭nuttito
Challengers Thailandを勝ち上がった🇹🇭XERXIA Esports。現在、インターナショナルリーグの🇹🇭TALON ESPORTSで活躍するsushiboysやCrws、foxzが以前所属していたチームでもある。コアメンバーが抜けたこともありSplit1は苦戦し、Playoff進出すら逃した。
ロスターを変更して挑んだSplit2では、グループステージこそ4勝3敗の2位と苦戦したものの、Playoffではグループステージ無敗のMade in Thailandなどを破り優勝。高いレベルでまとまりのあるチームになった。ロスターの変更があってから日が浅く、実力が未知数なためどこまで結果を残せるか注目だ。
ヘッドショットマシーン「xZe」
Split2を前に🇹🇭Team NKTから移籍加入したxZe。チームでは主にコントローラを担当している。過去にはデュエリストを担当していたこともあり撃ち合いが強いのはもちろんのことだが、特筆すべきはヘッドショット率(HS率)である。
使用武器によって差は出るものの、15%から高くても30%程に収まるHS率だが、xZeはSplit1のグループステージで47%をマーク。さらにSplit2のグループステージ、Playoff共に40%超えと安定して高いHS率を誇る。マイクロフリックの精度は世界一といっても過言ではないだろう。
🇦🇺Bonkers(BONK)
■ロスター
🇦🇺Minimise(みにまいず)
🇦🇺rDeew(あーるでぃーだぶりゅ)
🇦🇺WAT(わっと)
🇬🇧LEW(るー)
🇦🇺dragon(どらごん)
🇦🇺Ciko(ちこ)
■ヘッドコーチ
🇦🇺Papasumurf
■コーチ
🇺🇸Fr0m
■アナリスト
🇸🇬Eno
🇯🇵SCARZの初戦の相手であるオセアニア代表🇦🇺Bonkers。以前は95x Esportsとして活動していていたがSplit2の途中で放出され、以降は組織に属さないアマチュアチームとしてリーグを戦った。
ロスターの変更はあったもののSplit1.2ともに優勝を果たし文句なしでVCT Ascension Pacificへ。ゲッコーやハーバーを採用した最新の構成やジェット環境といわれる中、レイズを多く採用するなど見応えのある構成が特徴。
全選手、撃ち負けることが少なく、それぞれの勝負にしっかりと勝つことができるため高い確率で人数有利状況を作ることができる。あまり実績のないオセアニア地域だが、国際大会ではどのような結果を残せるのか注目だ。
大舞台で輝く「Dragon」
RAHHHHHHHHHHHHHH pic.twitter.com/TRuihuj5i3
— dragon (@dragonworldyy) October 19, 2022
チームではセンチネルを担当しているDragon。しかしながら時にはゲッコーやレイズなど幅広い役割をこなす。グループステージでも安定した活躍を見せていたがPlayoffに入ってからはさらにギアを上げACS257.7とリーグトップ。毎試合のように活躍しチームをVCT Ascension Pacificへと導いた。世界という大舞台でどこまで暴れられるのか。
🇮🇳Orangutan(OGS)
■ロスター
🇮🇳Levi(れび)
🇵🇭tesseract(てっせらくと)
🇵🇭azys(あずぃーず)
🇮🇳Rvk(あーるぶいけー)
🇮🇳Antidote(あんちどーて)
🇮🇳rawfiul(ろーふぃうる)
■コーチ
🇲🇾theDoctorr
■アナリスト
🇸🇬skye
未だ負けなしの14連勝でVCT Ascension Pacificへの切符を勝ち取った🇮🇳Orangutan。その間、落としたマップ数はなんと5マップのみ。Split1.2共にグループステージではazys、rawfiul、tesseractの2人がACSトップ3を占めるなど圧倒的な強さを見せた。
この3人はピックプールも広く、マップによってさまざまなロールをこなしており、チームのコアとなっている。2デュエリスト構成を採用することが多く火力の自信がうかがえる。リーグではオフラインの経験を積めたこともあり、VCT Ascension Pacificでの活躍に期待だ。
デュエリストとイニシエーターの二刀流「azys」
Challengers South Asiaを荒らしたといっても過言ではない活躍をしたazys。🇮🇳OGSの2デュエリスト構成を支えるサブデュエリストでもあり、イニシエーターでもあるこの選手だが何をやっても破壊力抜群。
Split2のグループステージではACS300近い数字を残しADR(ラウンドあたりの平均ダメージ数)も200超えと異次元の活躍を見せた。Split1でも同等の成績を残しており、この選手を乗せてしまうと手がつけられないだろう。
🇻🇳Fancy United Esports(FCY)
■ロスター
🇻🇳WUKONG(うーこん)
🇻🇳Hyzee(はいずぃー)
🇻🇳YESicaN(いぇすあいきゃん)
🇻🇳f1cio(ふぃしお)
🇻🇳n1zzy(にじー)
🇻🇳gin(じん)
■コーチ
🇻🇳Kawa
Challengers Vietnamを2連覇で制した🇻🇳Fancy United Esports。面白い構成を多用してくるチームで、昨年行われた「VCT 2022 APAC Stage2 Challengers」ではノーデュエリスト3コントローラー構成を見せ、注目された。
ロスター変更した現在でもその特殊な構成は健在で、ヘイヴンではヨル、チェンバー、ゲッコーに2コントローラーという変わった構成を採用。ノーデュエリストの構成を見せる場面も多くあった。チーム全体で高いフィジカルとHS率を持ち、撃ち合いはトップレベルだろう。国際大会で🇻🇳FCYの構成がどこまで刺さるのか注目だ。
ヨル使いの「n1zzy」
チームではフレックスとして全ロールを幅広くプレイするn1zzy。その中でも特に印象的なのがヨルを使用した際のスタッツだ。主にヘイヴンでヨルを使用しており、その実力は本物。Split2アッパーファイナルでは24キル8デス、ACS390、HS率41%、レーティングは脅威の1.93と異次元のスタッツを残した。限定された場面でのピックだが、VCT Ascension Pacificでn1zzyのヨルが見られることを期待したい。
🇮🇩BOOM Esports(BME)
■ロスター
🇮🇩blaZek1ng(ぶれいずきんぐ)
🇮🇩Famouz(ふぇいます)
🇮🇩severiNe(せべりーん)
🇮🇩Shiro(しろ)
🇮🇩BerserX(ばーさーくす)
■コーチ
🇰🇷meow
■アナリスト
🇮🇩6fingers
大混戦となったChallengers Indonesiaを制したのは🇮🇩BOOM Esportsだ。Split1ではグループステージを1位通過したものの、Playoff決勝でまさかの敗戦。負けられないSplit2でも再度グループステージを1位通過。
Playoffのアッパーファイナルでは🇮🇩Dominatusに敗戦するも、決勝でリベンジを果たした。個々の選手の強さはインドネシアトップクラスで、特にFamouzとblaZek1ngのフィジカルの強さが目立つ。このふたりとBerserXは2022年のChampionsにも出場しており、実績と経験は十分。この経験を生かし、VCT Ascension Pacificを勝ち抜くことはできるのか。
インドネシアNo.1デュエリスト「Famouz」
🇮🇩BMEの火力を支えるデュエリスト、Famouz。キルに対する嗅覚がとても高く、インドネシアNo.1デュエリストといえるだろう。安定してACS250以上をマークすることができ、撃ち合いの強さは一級品。その分Famouzの活躍に勝利が依存することもあり、VCT Ascension Pacificではどこまで安定して活躍できるかが鍵となりそうだ。
🇵🇭NAOS Esports(NAOS)
■ロスター
🇵🇭NDG(えぬでぃーじー)
🇵🇭Mojer(もじゃ)
🇵🇭JA(じぁ)
🇵🇭PapiChulo(ぱぴちゅろ)
🇵🇭witz(うぃっつ)
🇵🇭senyorcarL(せにょーるかーる)
■コーチ
🇰🇷VaZe
Challengers Philippinesを2連覇で勝ち上がってきた🇵🇭NAOS Esports。しかし、その道は決して簡単ではなかった。同リーグ内のライバルである🇵🇭Oasis Gaming(OAS)との激しい優勝争いが続き、今シーズンは4勝2敗と🇵🇭NAOSが勝ち越したもののSplit2グループステージのスタッツはトップ6が🇵🇭OASとやや力の差が見えた。
しかしグランドファイナルでは2戦2勝と大舞台での強さが目立った。VCT Ascension Pacificの舞台でもその力を発揮することができるのか。
元Team Secret「witz」
チームではイニシエーターをメインにセージやハーバーなどさまざまなロールをこなしているwitz。現在PACIFICリーグで活躍する🇵🇭Team Secret(TS)にも在籍していたこともあり、実績は十分の選手だ。過去には🇵🇭TSでデュエリストを担当していたこともあり、撃ち合いの強さも持ち合わせている。すべてのスタッツがリーグトップレベルと高い完成度を誇る選手だ。
🇹🇼ONE Team Esports(ONE)
■ロスター
🇹🇼ChiaWei(ちあうぇい)
🇹🇼Rainy(れいにー)
🇹🇼W1nner(うぃなー)
🇹🇼XyuS(じあす)
🇹🇼SunfaN(すんふぁん)
🇹🇼YanLi(やんり)
Challengers Taiwan/Hong Kongを制した🇹🇼ONE Team Esports。Split1のグループステージは3位に終わったものの、Playoffを全勝で優勝。続くSplit2も無傷での優勝を決め、現在17連勝中。
もはやリーグ内に敵なしの状態だ。Split1では固定できていなかったロールがやっと固まり、チームの練度も上昇。デュエリストのXyuSが暴れ、周りがそのサポートをするといった試合運びをする。作戦XyuSが国際大会でどこまで刺さるのか注目だ。
破壊力トップレベル「XyuS」
Split1ではフレックスとして活躍していたXyuSだがSplit2からはデュエリストになると力を発揮。グループステージではACS290、K/D1.82と圧倒的な力を見せ、チームを優勝へと導いた。
Playoffではややスタッツを落としたがそれでも高いレベルを保っている選手だ。プレッシャーを跳ね除けて自由に動くことができれば間違いなく脅威となる選手だろう。
まとめ
各国のリーグを勝ち上がってきた強豪たちが集うVCT Ascension Pacific。インターナショナルリーグにいてもおかしくない選手や実力未知数の選手などが多くそろい、非常に楽しみだ。
この中から来年のインターナショナルリーグに参入するチームが決まるほか、引き抜きされる選手もいるだろう。
日本人のVALORANTファンとして🇯🇵SZを応援するのはもちろんだが、🇻🇳FCYにも注目したい。極端なオフメタ構成やヨル、チェンバー採用などロマン溢れるチームだ。結果を残すことができれば注目の的になること間違い無いだろう。
日本から出場する🇯🇵SCARZは6月28日(水)21時ごろからオセアニア代表🇦🇺Bonkersと対戦する。試合開催前に🇯🇵SCARZ公式YouTubeチャンネルから公開されている特別インタビュー動画も要チェックだ!
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【nemuminimizu プロフィール】
学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレイ。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き! Twitter:@ongakucas
学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレイ。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き! Twitter:@ongakucas
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