【大会レポート】世界大会最後の一枠を賭けた戦い「Last Chance Qualifier」が閉幕!アジアの強豪に日本勢が挑む!

2021.10.19 eSports World編集部
VALORANTの年間王者を決める大会「VALORANT Champions 2021」に参加する最後のチームを決める「APAC Last Chance Qualifier(LCQ)」が10月11日(月)~10月17日(日)に開催された。

「VALORANT Champions Tour」ではVALORANTの年間王者を決める大会でChallengers・Masters・Championsの3段階で構成されている。地域大会Challengersとその勝者が出場する国際大会Mastersが全3回にわたって開催。そこで成績上位のチームと各地域のLCQで優勝した4チームがVALORANT年間チャンピオンを決める大会Championsへの出場権を獲得する。

ここでは日本代表としてLCQに出場した🇯🇵REJECT、🇯🇵Northeption、🇯🇵FENNELの試合の模様を振り返っていこう。


🇯🇵FENNEL(FL) 


🇯🇵FLはDay1の第一試合からスタートした。

vs 🇮🇩BOOM Esports(BME) 


🇮🇩BMEと対戦した🇯🇵FLは、事前の対策が光り序盤から一進一退の攻防に。しかし積極的にオペレーターでワンピックを狙うfl1pzjder選手(BME)に苦しめられ、2マップ連続で13-10・15-13と接戦の末に敗戦。試合後のインタビューでは「自分たちのミスがあまりにも目立ちすぎた」と反省を口にした。

▲ジャッジの1vs3クラッチを見せたmittiii選手(FL)。「キャラプールを広げている」と話した通りアイスボックスでのキルジョイはこれまでないピックだった

vs 🇰🇷F4Q


1戦目に敗北を喫した🇯🇵FLは、後がない試合で🇰🇷F4Q相手に自分たちのプレーを押し付けて1stマップを取得し先に王手をかけた。しかし2nd・3rdでは相手の積極的な前での撃ち合いでエリアを広げることができず終始劣勢に立たされた。タイムアウトでも流れを変えられずマップ合計1-2で惜しくも敗戦。しかしmittiii選手は「海外チームのメタを理解できた」と語り今後に向けた貴重な経験になったようだ。

▲2ndマップではわずか4デスでK/D5.5を叩き出したBunny選手(F4Q)。世界大会で見せたレイズ&ジャッジではなく、この日はオペレーターでのワンピックが目立った

🇯🇵REJECT(RC)


🇯🇵RCもDay1からの対戦カードが切られていたが、オンラインのアクシデントにより試合はなかなか開始されず。結果アクシデントは解決できないままDay1は終了となり、急きょDay2の1戦目からのスタートとなった。

vs 🇹🇭FULL SENSE(FS) 


🇯🇵RCはこのLCQに向けてDep選手(RC)・HaReeee選手(RC)からSamuraiD選手(RC)・Skeeyy選手(RC)にロスター変更。連携面が不安視されていたがロングレンジの撃ち合いで強さを見せて2ndマップのブリーズで勝利を収めた。3rdマップでは広いマップコントロールと個々の強さを尊重した柔軟性を見せた🇹🇭FSに敗戦したが、期待の持てる内容となった。

▲半年以上競技シーンから離れていたにもかかわらずチームを牽引したSamuraiD選手。マーシャルで幾度となくチームを救うプレーを見せた

vs 🇰🇷DAMWON Gaming(DK)


Lowerで🇰🇷DKに挑んだ🇯🇵RCだったが、韓国らしいアビリティの合わせで不利な打ち合いを強いられた。バインド・アセントと2マップ連続で大差で敗戦してしまいLCQから姿を消すことになった。しかしNorisen選手(RC)が「Dep選手・HaReeee選手頼りではなく安定して勝てるように練習した」と話した通り、新たなRCの姿を見せてくれた。

▲この試合で🇯🇵RCを苦しめたのが元🇯🇵Crazy RaccoonのiNTRO選手(DK)。インファイトの強さは韓国でも屈指だろう

🇯🇵Northeption(Nth)


🇯🇵NthはDay2のMATCHDからスタート。

vs 🇰🇷F4Q


Stage3ではあと一歩で世界大会進出を逃した🇯🇵Nthは、世界大会に出場した🇰🇷F4Qと対戦。厳しい試合が予想されていたが、🇯🇵Nthは自分たちから積極的に撃ち合いに行き、試合のペースを終始握り続けた。Stage3からロール変更があったにもかかわらず、完成度の高さを見せつけた🇯🇵Nthが2マップ連続で勝利し、次のラウンドに駒を進めた。

▲ブリンクとショットガンでの積極的な前詰めが光ったSeoldam選手(Nth)。「韓国最強ジェット」と称される実力を遺憾なく発揮した

vs 🇸🇬PaperRex(PRX)


Upperを勝ち上がった🇯🇵Nthは、LCQの優勝候補でもある🇸🇬PRXに挑んだ。1stマップの前半は10-2と大差を付けられた🇯🇵Nthだったが、攻守交代後は一転🇯🇵Nthがラウンドを取り続けた。OTの末に大逆転で勝利した🇯🇵Nthは、勢いそのままに2ndマップでも11-13と接戦の末に勝利。TENN選手🇯🇵(Nth)は、このLCQについて「練習で培ったものが発揮されている」と自信をのぞかせた。

▲1stマップの最終ラウンドでドローンキャンセルから最後のキルを奪ったTENN選手。勝敗を決めるラウンドでも落ち着いたプレーが光った

vs 🇹🇭FULL SENSE(FS)


東南アジア代表の🇹🇭FSは世界大会で3位に輝いた🇰🇷NUTURN Gamingにアセントで13-0で勝利を収めるなど勢いに乗っているチーム。そんな🇹🇭FS相手に1stマップのアセントは前半を10-2で折り返す苦しい展開となった。しかし🇸🇬PRX戦同様に徐々にペースを握り始めると、1stマップこそ取られたものの、その後は試合を支配し続けて2マップ連続で勝利。並みいる強豪を押しのけてGrand Finalに一番乗りした。

▲🇯🇵Nthの流れを作ったのはSeoldam選手のブレイドストームでの連続キル。驚異のプレーに解説のYukishiroさんも「oh my God!」と口にした

vs 🇹🇭FULL SENSE(FS)


グランドファイナルではLowerを勝ち上がった🇹🇭FSと再戦。勝ったチームがChampions進出の決勝は両チーム一歩も譲らない一進一退の攻防になった。1stマップ・2ndマップをお互いが取り合って迎えた3rdマップは長いOTの末に18-16で🇯🇵Nthが勝利。先に王手をかけたが、後がない状況でも強気な詰めを見せる🇹🇭FSがマップを取り返し勝負の行方は最終マップへ。世界への切符を賭けた最後の戦いは一度敗戦したものの、対策をしっかり講じてきた🇹🇭FSが勝利を収めて優勝を果たした。

▲5マップすべて異なるエージェントを使用しながら幾度となくクラッチプレーを見せたPTC選手(FS)。LCQを通してその存在感は群を抜いていた

▲Championsまであと一歩に迫った🇯🇵Nth。試合後のインタビューでは各選手が悔しさをにじませた


まとめ


LCQのトーナメント結果は以下の通り。


惜しくも優勝とはならなかったが、アジアの強豪相手に強さを見せた日本代表。🇯🇵RC・🇯🇵Nth・🇯🇵FLの出場チームは貴重な経験を得られたはずだ。この経験が彼らの今後の成長、引いては日本の『VALORANT』シーンの成長につながることを期待したい。


関連インタビュー:
新生REJECTが世界と戦って感じた新たな課題とは【REJECT Norisen×feez選手インタビュー
https://esports-world.jp/interview/15180

ただの惜敗ではない!Nthが見せた底力!【Northeption Astell × seoldam選手独占インタビュー】
https://esports-world.jp/interview/15285

© 2020 Riot Games, Inc. All Rights Reserved

VALORANT - Japan YouTube:
https://www.youtube.com/channel/UCzVgCrOcBAWYEHTtVOMPAtw

valorant_jpn Twitch:
https://www.twitch.tv/valorant_jpn

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます