本性はクソキャラ? 強キャラ? 『ストV』完全オリジナル新キャラ、ルークのプロゲーマーによるプレイ動画集

2021.12.1 eSports World編集部
eSports World編集部が厳選した動画配信番組/アーカイブをご紹介する「eSports Worldレコメンド動画」シリーズ。

今回は、『ストリートファイターV チャンピオンエディション』の新キャラクター「ルーク」編です。まったく新しいキャラの割に、「キャラクターストーリー」の内容の薄さはどうしたこと!?


テロで父を失った若者の「俺の闘い」とは?


ルークは、これまでのどの『ストリートファイター』シリーズにも登場しない、まったく新しいキャラクターです。『ストリートファイターV』の完全新キャラとしては、ネカリ、ラシード、ファン、ファルケなどがいましたが、ルークはベガ率いるシャドルーや、ギル率いる秘密結社とも関わりがありません。

幼少期に出会ったある事件をきっかけに陸軍特殊部隊に入隊したものの、自分の闘いとは何かを模索して悶々とする日々。そんな中でガイル大佐との出会いから、軍をやめて自分の闘いを選ぶ……のですが、ともかく情報量が少ない! どんなキャラなのか、どんな裏設定があるのかも今回のストーリーではまったくわかりません。父の名前がロバートということくらいです。

そんな状況から、一部では『ストVI』につながるキャラとして、今後ストーリーが描かれていくのでは、という憶測も飛び交っています。今のところは、プロフィールにあるようにゲームとマンガが好きな元軍人、それがルークです。

バトルスタイルは、短い飛び道具と突進系の技、強制浮かせ技、対空技などを持っていますが、基本は地に足をつけて手数で押していくタイプ。キックも使いますが基本はボクシングスタイルで、バイソンやフェイロンなどに近いイメージです。特にパンチ系の通常技は前に出ながらの攻撃が多く、壁際に追い詰めていく戦い方がベースになっています。

VスキルやVトリガーも押せ押せ系。スラッシュ系の短めの飛び道具と、ボタンため技でタイミングを遅らせたりしながら大ダメージを狙っていく印象です。



プロゲーマーによるルーク攻略動画まとめ


それでは、今回も例によって、プロゲーマーがアップしている動画を紹介していきます。

ただし、今回アップデートが行われた11月29日は、毎週チーム戦が行われる『ストV』の国内最高峰リーグ「ストリートファイターリーグ:Pro-JP」(SFL)の真っ最中ということもあり、まだまだインプレッション動画を公開している日本人選手は多くないため、追加され次第足していきます。

※選手の動画収益に配慮し、原則として本人の公式YouTubeチャンネルのみを対象としています。公認以外の切り抜き動画は対象外です。


ウメハラ選手


ウメハラ選手は自身の配信の中でルークをチェック。ボンちゃんのかりんといきなり戦って勝利したりと、適応能力の高さはさすがです。

そんなウメハラ選手のルークの評価はかなり高めな印象。弾があってのキャラと語りながらも、逆に飛び道具を持ったキャラに対しては厳しさも感じているようです。と言いながらも、戦い方は近距離打撃を防御させていくスタイルで、ルークの特徴に合わせた押せ押せなイメージです。

自分からいかなければならない組み合わせはVトリガーII、VスキルIIの組み合わせをオススメしています。また、コンボの難しさを指摘しつつ、「技が揃っている」という意味でも好印象なようですね。


TOPANGA TV


TOPANGA TV恒例の「ルーク世界最速最強決定戦」が12月1日放送の「TOPANGA TV #500」にて開催されました。同キャラ対戦ながら、練度の高いコンボや立ち回りが多数見られ、ルーク使いを志す人には参考になったでしょう。

また、試合後にはマゴ選手によるルーク解説も。Vトリガーを絡めたスラッシュナックルの連携など、現時点で判明している連携についても紹介されました。




ちなみに、記念すべき最初のルーク世界一の称号を手にしたのは、以前インタビューもさせていただいた女子ゲーマーのNyanpi選手でした。

「グラマス(元)女子高生プロゲーマー」は本気で世界を目指す!【ゲーミングチームMOF・Nyanpi選手インタビュー
https://esports-world.jp/interview/10542


ネモ選手


新キャラの中ではオロをかなり使い込んでいたネモ選手。「アーケードモード」で実装前に対戦相手としてルークが登場すると聞き、見事に引き当ててまずや各種の技をチェックしていきます。

そんなルークの初見プレイ時は、ネモ選手によるここ数回の新キャラ追加時の配信の中でも、群を抜いて笑い声が多く聞かれました。特にこれから『ストV』を始めたい初心者には強くオススメとのこと。ターンパンチ(スラッシュナックル)、飛び道具(サンドブラスト)の組み合わせでかなり押していけるキャラになっており、コンボを詰める時間がないことを悔やんでいるほどです。

ネモ選手のメインキャラであるユリアンやギルにも突進系の技と飛び道具があり、雰囲気が似ていることも好印象の理由かもしれませんね。

なお、ネモ選手の動画は公認切り抜き動画として、YouTubeに公開されるようになりました。


Punk選手


なにかとお騒がせ中(?)の『ストV』界の暴れん坊、Punk選手も、実装からすぐにルーク攻略に着手。「ルーク、仕上がったけどなにか?」(意訳)という動画とともに、勝利を積み重ねる様子を配信しています。

その戦い方は、波動拳コマンドの短距離飛び道具「サンドブラスト」で徹底して動きを抑制するというもの。前進しながらの通常攻撃はあまり使っていない様子ですが、逆にそれらも慣れればさらに勝率を伸ばせるかもしれませんね。


ジャスティン・ウォン選手


多彩なタイトルで活躍するジャスティン・ウォン選手もさっそくルークをプレイ。真骨頂とも言えるボタン長押しの「スラッシュナックル」を絡めた連続技はまだあまり見られませんが、やはりスキが少ない飛び道具の「サンドブラスト」を主体として勝ち星を重ね、早くも「ぶっ壊れキャラだ!」という評価。

接近戦主体の肉弾戦キャラかと思いきや、実はリュウ・ケンのように波動昇竜を主体に戦うキャラなのかも?

ももち選手


忍ism代表のももち選手は、新キャラ登場時のルーティーンワークとも言える通常技の当たり判定やフレーム、キャンセルの可否などをしっかりチェック。動画を見ていくだけでひととおり調べたのと同じ学習効果が得られそうです。さらに、視聴者と一緒にコンボのチェックもしています。

動画後半の対人戦でも接近戦主体に立ち回りつつ、スキを見て連続技を決めていくところはさすがテクニシャン。現時点での評価は67点ですが、1〜2ヶ月後に大化けするようなポテンシャルを秘めたキャラではないとのことで、他のプレイヤーも含めてこの1〜2週間の動向が気になるところですね。


ストーム久保選手


古来からの“本物のルーク使い”を標榜するストーム久保選手。『ストII』や『ZERO2』などの時代に比べると強くないと、古来からのルーク(妄想)を思い出しながらコンボを探っていきます。

そんな中で見つけたのが、強Pからの「強フラッシュナックル」。強Pガードでマイナス2ということで、弱KやEXライジングアッパーでの拓をかけていきます。この辺は古来からのダン使いの片鱗も垣間見えますね。


まとめ


カプコンは配信の中で、今回の発表が『ストV』として最後となることを明言しており、キャラクターの追加もひと段落する予定。となると見えてくるのが、『ストVI』の可能性です。

バージョンが上がるごとに必ず新しいシステムを盛り込んできた『ストリートファイター』シリーズですが、特に次回作があるとすると、120Hzのフレームレート表示に対応し、大幅にスペックが上がったPlayStation5が基準となるはず。これまでのシリーズとはまた違ったリッチな表現が楽しめる可能性もあります。

次回作に登場するかどうかはわかりませんが、すでにオンラインのカジュアルマッチ、ランクマッチともに多数のルーク使いが登場している様子。果たして誰が覇権を握るのか、「SFL」での登場はあり得るか……引き続きチェックしていきましょう!


ルーク コマンドリスト:https://game.capcom.com/cfn/sfv/character/luke/movelist
ストリートファイターV チャンピオンエディション:https://www.capcom.co.jp/sfv/
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