【EVO Japan 2025 GBVSR部門優勝インタビュー】 フェリ一筋の傘兎選手が無欲で大規模大会初優勝!

- 一瞬のミスが勝敗を分ける緊迫した戦い
- 傘兎選手「アークの作るキャラグラフィックはずば抜けている」
- EVO Japan 2025 presented by レバテック グランブルーファンタジーヴァーサス ライジング部門 リザルト(ベスト8)
世界規模の格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2025 presented by レバテック」が2025年5月9日(金)〜11日(日)にかけて開催され、『Granblue Fantasy Versus: Rising』(グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-。GBVSR)部門で、日本の傘兎(かさうさぎ)選手が「EVO Japan」初優勝を果たした。
『GBVSR』部門のエントリー総数は481名。9日(金)にラウンド1〜3までを実施し、10日(土)にラウンド4〜ファイナルまでが実施された。
今大会は、昨年の大会で上位に入賞していた選手の多くが予選で敗退。オフライン大会ならではの強豪プレーヤーが出そろった。
『GBVSR』は他のタイトルと比べても相性などに合わせて多キャラを使い分ける選手が多く、今大会でも多彩なキャラクターが登場。Bo5のカウントもフルセット・フルカウントまでもつれることが多く、最後の一撃まで気が抜けない熱い戦いが繰り広げられた。
そんなトップ8、ウイナーズ側はひのきの棒選手を下したしお選手と、Zangief_Dream選手を下した傘兎選手というベテランふたりがぶつかったが、傘兎選手が落ち着いた立ち回りで無敗のままグランドファイナルに歩を進めた。

一方、一度でも負ければ敗退が決まるルーザーズ側では、中国のa1r0ke選手がIBUSHIGINのとろろ選手に、debagame選手がOGAの小雨選手に勝利した。
しかし、ウイナーズから降りてきたふたりがそのまま勝利。そして、ルーザーズファイナルでは、Zangief_Dream選手としお選手が激突。Zangief_Dream選手のカリオストロに対して、しお選手はローアインをピックしたが噛み合わず、グリームニルに変更したものの勢いは止められず、Zangief_Dream選手がグランドファイナルで再び傘兎選手の前に立った。

勢いづくZangief_Dream選手のカリオストロに対し、迎え打つ傘兎選手はあくまでフェリ一択。トリッキーな置き技でリセットを狙うZangief_Dream選手が序盤から押していくが、長いリーチでカリオストロの攻撃の外からタッチする傘兎選手が冷静に対処していく。

そして、Zangief_Dream選手が2-2のフルセットまで追い込んだ最終セット、傘兎選手が通常技対空からコンボを決めて勝利。自身初となる大規模大会での優勝を手にした。
優勝した傘兎選手には、賞金112万5000円が贈られた。

──「EVO Japan」での初優勝、おめでとうございます! 率直な感想をお聞かせください。
傘兎:私は前作の無印『グランブルファンタジー ヴァーサス』の発売日からずっと、フェリというキャラ一筋で使ってきたんですが、今回このような大会で優勝するのは初めてなので、素直にうれしいです。
──格闘ゲーム歴としてはどれくらいですか?
傘兎:みなさんと同じように、子どもの頃にふれたゲームを含めるとかなり昔になりますが、本格的に格ゲーを始めたのは20年以上前、同人ゲームの『東方非想天則』をずっとやっていました。メジャーな格闘ゲームはあまり遊んでいません。
──『GBVSR』はどれくらい練習していますか?
傘兎:練習のつもりで練習はしていないんです。『GBVSR』はロビー機能が素晴らしくて、対戦を待ちながら人が来るまで裏でYouTubeとかを見たりもできるので、そういうことをやっていると5時間くらいは経っちゃいますね。
──傘兎選手と言えばフェリですが、こだわっている一番の理由は?
傘兎:はっきり言うと、見た目です(笑)。かわいいので。
──ただ、格闘ゲームは使い続ける中でアップデートとかで苦しい時期などもあったと思います。それでもフェリ一筋で乗り越えられた理由は?
傘兎:私、不器用なので、多少弱くなったくらいだとフェリの方が他のキャラよりも全然勝ててしまったんですね。なので、結果的にまだ勝てるからフェリでいいかなと。
──昨年の「EVO Japan」は13位、他の大きな大会でも優勝経験はなかったとのことですが、大会にはこれまでどんなスタンスで臨まれてきたのでしょうか?
傘兎:優勝は特に意識していなくて、今回も目標はベスト8だったんですよ。メダルとか記念品が欲しくて参加していたんですけど、まさか優勝できるとは思っていなかったです。

──ベスト8に入ったライバルとは、これまでも対戦経験があったと思います。メンバーを見てどう思われましたか?
傘兎:私はあまり自分に自信がないので、普段ランクマッチとかで戦って勝っていたとしても、やっぱり大会だと負けるんじゃないかと思っちゃうところがあって、常に不安でした。
──そんな中でも見事に優勝を勝ち取りました。勝因をひとつ挙げるとしたらなんでしょうか?
傘兎:やっぱり組み合わせの巡り合わせですかね。今大会は、私が負ける可能性が高そうな相手が、トーナメントの途中で脱落したりしているんです。そこはかなり大きかったと思います。
──「EVO Japan」というタイトルを獲得したわけですが、次の目標はありますか?
傘兎:いや、特にないですね。いい思い出ができました。
──「EVO Japan」ウイナーとして、このゲームの魅力をお聞かせください。
傘兎:一番の魅力は、アーク(システムワークス)さんの作るキャラグラフィックです。失礼ながら、この点は他の格闘ゲームよりもずば抜けている部分だと思います。なので、『グラブル』が好きな方たちにはぜひさわってほしいです。
──優勝賞金の使い道は?
傘兎:直ちに欲しいものはあまりないんです。なので、貯金ですかね。
EVO Japan 2025 presented by レバテック

優勝 傘兎
2位 Zangief_Dream
3位 しお
4位 ひのきの棒
5位 Debagame
5位 a1r0ke
7位 小雨
7位 とろろ
EVO Japan 2025 GBVSR リザルト(start.gg)
https://www.start.gg/tournament/evo-japan-2025-presented-by-levtech/event/evo-japan-2025-granblue-fantasy-versus-rising
EVO Japan 2025 presented by レバテック
https://www.evojapan.gg/
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©︎EVO Japan 2025
一瞬のミスが勝敗を分ける緊迫した戦い
『GBVSR』部門のエントリー総数は481名。9日(金)にラウンド1〜3までを実施し、10日(土)にラウンド4〜ファイナルまでが実施された。
今大会は、昨年の大会で上位に入賞していた選手の多くが予選で敗退。オフライン大会ならではの強豪プレーヤーが出そろった。
『GBVSR』は他のタイトルと比べても相性などに合わせて多キャラを使い分ける選手が多く、今大会でも多彩なキャラクターが登場。Bo5のカウントもフルセット・フルカウントまでもつれることが多く、最後の一撃まで気が抜けない熱い戦いが繰り広げられた。
そんなトップ8、ウイナーズ側はひのきの棒選手を下したしお選手と、Zangief_Dream選手を下した傘兎選手というベテランふたりがぶつかったが、傘兎選手が落ち着いた立ち回りで無敗のままグランドファイナルに歩を進めた。

一方、一度でも負ければ敗退が決まるルーザーズ側では、中国のa1r0ke選手がIBUSHIGINのとろろ選手に、debagame選手がOGAの小雨選手に勝利した。
しかし、ウイナーズから降りてきたふたりがそのまま勝利。そして、ルーザーズファイナルでは、Zangief_Dream選手としお選手が激突。Zangief_Dream選手のカリオストロに対して、しお選手はローアインをピックしたが噛み合わず、グリームニルに変更したものの勢いは止められず、Zangief_Dream選手がグランドファイナルで再び傘兎選手の前に立った。

勢いづくZangief_Dream選手のカリオストロに対し、迎え打つ傘兎選手はあくまでフェリ一択。トリッキーな置き技でリセットを狙うZangief_Dream選手が序盤から押していくが、長いリーチでカリオストロの攻撃の外からタッチする傘兎選手が冷静に対処していく。

そして、Zangief_Dream選手が2-2のフルセットまで追い込んだ最終セット、傘兎選手が通常技対空からコンボを決めて勝利。自身初となる大規模大会での優勝を手にした。
優勝した傘兎選手には、賞金112万5000円が贈られた。

傘兎選手「アークの作るキャラグラフィックはずば抜けている」
──「EVO Japan」での初優勝、おめでとうございます! 率直な感想をお聞かせください。
傘兎:私は前作の無印『グランブルファンタジー ヴァーサス』の発売日からずっと、フェリというキャラ一筋で使ってきたんですが、今回このような大会で優勝するのは初めてなので、素直にうれしいです。
──格闘ゲーム歴としてはどれくらいですか?
傘兎:みなさんと同じように、子どもの頃にふれたゲームを含めるとかなり昔になりますが、本格的に格ゲーを始めたのは20年以上前、同人ゲームの『東方非想天則』をずっとやっていました。メジャーな格闘ゲームはあまり遊んでいません。
──『GBVSR』はどれくらい練習していますか?
傘兎:練習のつもりで練習はしていないんです。『GBVSR』はロビー機能が素晴らしくて、対戦を待ちながら人が来るまで裏でYouTubeとかを見たりもできるので、そういうことをやっていると5時間くらいは経っちゃいますね。
──傘兎選手と言えばフェリですが、こだわっている一番の理由は?
傘兎:はっきり言うと、見た目です(笑)。かわいいので。
──ただ、格闘ゲームは使い続ける中でアップデートとかで苦しい時期などもあったと思います。それでもフェリ一筋で乗り越えられた理由は?
傘兎:私、不器用なので、多少弱くなったくらいだとフェリの方が他のキャラよりも全然勝ててしまったんですね。なので、結果的にまだ勝てるからフェリでいいかなと。
──昨年の「EVO Japan」は13位、他の大きな大会でも優勝経験はなかったとのことですが、大会にはこれまでどんなスタンスで臨まれてきたのでしょうか?
傘兎:優勝は特に意識していなくて、今回も目標はベスト8だったんですよ。メダルとか記念品が欲しくて参加していたんですけど、まさか優勝できるとは思っていなかったです。

──ベスト8に入ったライバルとは、これまでも対戦経験があったと思います。メンバーを見てどう思われましたか?
傘兎:私はあまり自分に自信がないので、普段ランクマッチとかで戦って勝っていたとしても、やっぱり大会だと負けるんじゃないかと思っちゃうところがあって、常に不安でした。
──そんな中でも見事に優勝を勝ち取りました。勝因をひとつ挙げるとしたらなんでしょうか?
傘兎:やっぱり組み合わせの巡り合わせですかね。今大会は、私が負ける可能性が高そうな相手が、トーナメントの途中で脱落したりしているんです。そこはかなり大きかったと思います。
──「EVO Japan」というタイトルを獲得したわけですが、次の目標はありますか?
傘兎:いや、特にないですね。いい思い出ができました。
──「EVO Japan」ウイナーとして、このゲームの魅力をお聞かせください。
傘兎:一番の魅力は、アーク(システムワークス)さんの作るキャラグラフィックです。失礼ながら、この点は他の格闘ゲームよりもずば抜けている部分だと思います。なので、『グラブル』が好きな方たちにはぜひさわってほしいです。
──優勝賞金の使い道は?
傘兎:直ちに欲しいものはあまりないんです。なので、貯金ですかね。
EVO Japan 2025 presented by レバテック
グランブルーファンタジーヴァーサス ライジング部門 リザルト(ベスト8)

優勝 傘兎
2位 Zangief_Dream
3位 しお
4位 ひのきの棒
5位 Debagame
5位 a1r0ke
7位 小雨
7位 とろろ
EVO Japan 2025 GBVSR リザルト(start.gg)
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