【インタビュー】CLZ「正直メンタルは終わってます」——“日本一”のIGLの苦悩、苦戦するFENNELの最適解とは
『VALORANT』の公式国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2024 Split 2」(以下、Challengers Japan Split 2)。6月28日(土)の試合をもってMain Stageが終了し、Playoffへと進出する全チームが確定した。
Main Stageでは苦戦を強いられたFENNEL(FL)。最終日の6月28日(土)に行われたREJECT(RC)戦は、勝利すればPlayoff進出、敗北すればSplit2から敗退という、お互い崖っぷちの中での戦いとなった。
Split 1の決勝戦——激闘した名古屋の再戦ということもあり、多くの注目が集まった本試合。結果はFLが2:0で勝利し、ギリギリのところでPlayoff進出を決めた。
前回王者であるFLがここまで苦戦した理由とは、そして、そんな崖っぷちの中でも勝利を収めることができた理由とは。今回は、そんなFLのCLZ(くるず)選手とEuler(おいらー)コーチがインタビューに応じてくれたので、その様子をお届けしよう。
——まずは、試合を終えた今の感想をお願いします。
Euler:この試合に勝つしかないことは1週間前からわかっていたんですが、むしろ「こっから俺らが一番上まで行くストーリーだろ」みたいに思っていました。とにかく自分たちの練習のプロセスを信じてっていう。
Johnta(じょんた)コーチが基本的には大きな指針を示すんですけど、それをみんなで徹底しやっていくというところで、ちゃんといい練習ができていたので自信を持つことができました。
例えばミスが起きたとしても、次は絶対できるように意識をしてやっていたので、それが今日はいい形で表れたのだと思いますね。今日勝てば今後も全部勝てるぞ、という気持ちです。
CLZ:負けたら終わりの試合ってなっちゃって、正直めちゃめちゃ緊張していました。ただEulerが話した通り、みんな規律正しくやってくれて、そのルールを守れたから相手を圧倒できたのかなって思いますね。
——このRC戦は、Split 1からの再戦でもあります。実際に戦ってみて、なにか感じたことはありますか?
CLZ:試合数を重ねるに連れ、IGLをやっていく中で「作戦を読まれてるんじゃないか」と感じるようになりました。考えすぎなのかもしれないですけど、普段やっいてた一番強い行動を取れないというか——。相手にバレてるって思っちゃって、妥協の作戦を取らざるを得なくなったり——。
その辺りの負けている時のプレースタイルがちょっと悪かったなと思います。で、それを改善したから今日勝てたかなと思っています。
——Split 2で苦戦を強いられたのには、そういった理由があるのでしょうか。
Euler:実際に読まれてるのかどうかは別として、読まれているんじゃないかという恐怖と戦わなきゃいけない瞬間はとにかく多かったです。
負けた一戦一戦ごとに別の大まかな敗因があると思っています。RIDDLE戦は雰囲気に、Sengoku Gaming戦では僕らの準備に、SCARZ戦は規律に問題がありましたね。大まかにこういうのが課題だよねってのは明確に見えていて、もちろんそれは練習中から取り組んでいるし、みんな意識しているんだけど、何らかの要因によってそれができないっていうのがあって——。
それに向き合わなきゃいけないんだけど、それがまたいい経験値になったかなとは思っています。
——CLZ選手自身、IGLについて結構苦悩されていたように思います。それを脱出するために、どのような方法で解決したのでしょうか。
CLZ:今まではすべて完璧に頭の中でやろうとしていて、相手の位置とか人数とかを全部把握しようとしていたんですけど、自信持ってやれって言われたんで、自信持ってやったら解決しました。
——メンタルを変える努力はされていたんですか?
CLZ:いや、正直メンタルは終わってますね。(笑)
メンバーがいいだけに、負けるとIGLとしての責任を重く感じてしまいます。負けているうちはテンションが上がることはないし、メンタルも本当に終わっていたんですけど今日で取り戻しましたね!
——では今は、Playoffも今のメンタルのまま行けるぞっていう感じですか?
CLZ:ここからはもう負けたら終わりなんで、メンタルよくってわけじゃないですけど、自信持ってメンバー信じてやろうかって感じですね。
——ちなみに、試合中の雰囲気はどんな感じでしたか?
CLZ:割とみんな声出していた気がします。
Euler:負けたら終わりというのは今シーズン初めてだったので、みんないつもとは違いましたね。しかも、今日は盛り上げ役のみぞ(Xdll選手)が喉を痛めて全然声が出せなくて。
——試合後のインタビューでも声を出しづらそうにしていましたが、最初からだったんですか?
Euler:そうですね。最初から声出せない状態で、結構それってヤバいな俺らって思ったんですけど、SyouTaとXdllを去年の配置に戻す席替えをしました。彼らを2人組にしたら、試合だけでなく練習からいい雰囲気を生んでくれましたね。今日はXdllがキツイんだけど、SyouTaが支えるみたいな。
SyouTaは一番難しいポジションをやりつつ、しかもチームの雰囲気も支えてくれて最高でした。
——サンセットではSplit 1でのセージを採用したエージェント構成に戻っていました。これはどんな意図があったのでしょうか。
Euler:元々サンセットは自信があって、前のイニシエーターふたりの試合では負けちゃったんですけど、こっちの構成の方も自信はあって。
今回構成を変更したのは、それが単にRCに有効だと思ったからですね。
——最適解を選んだ結果というわけですね。
Euler:そうです、そういうことです。
——Split 2から新たに、ZETA DIVISIONのTENNN選手がレンタル移籍という形で加入しました。選手目線で、一緒に戦ってみてどう感じますでしょうか。
CLZ:TENNNさん、めちゃめちゃエイムがいいのですね。今はあまりやってこなかったセンチネルをやってもらっているので、センチネルとしての課題感はあるんですけど、地のプレースキルは本当にすごいなって思います。
それにみんなTENNNさんのことをリスペクトしているし、もちろんZETAとして世界3位も取っているしで、そのおかげでみんなのモチベーションにも繋がっている気もします。
Euler:ZETA時代に経験したこと、世界大会で見た他のチームがやっていたことを共有してくれました。例えば「Fnaticがこういう取り組みしてたよ」みたいなのは本当にありがたかったです。
——やはり世界を感じますか?
Euler:本番の落ち着きとかもそうだし、TENNNがいるからこそのいい影響っていうのは絶対にありますね。
——Playoffからは新パッチが適用され、環境も変わってくるかと思います。この新たな環境に向けて、何か考えていることはありますか。
Euler:ゲームに大きな変化は出るし、僕ら以外もみんな嫌だと思うんですけど、でも僕たちが一番そういう変化に適応できると思っています。どのチームもほぼ同じ時間が与えられていると思うんですけど、僕らはみんなゲームIQが高いので、一番適応できるだろうという自信があります。
CLZ:マッププールの変更というのがすごくありがたいです。僕らが一番環境に適応するのが早い自信があるので。
——一度リセットできるからということですね。
CLZ:そうですね、リセットできるのがうれしいです。
——エージェントの変更はいかがですか?
CLZ:アイソがめちゃめちゃ強かったっていうのが印象に残っていて、シールドを自分で付けられるっていうのもヤバいし、さらに敵を倒したら無限にシールドを張れるのが一番の衝撃でしたね。
——これからアイソが見られる可能性はあると思いますか?
CLZ:全然あると思います。
Euler:隣のキョトンとした顔のヤツが……(笑)。
——新マップの「アビス」はプレーされましたか?
CLZ:デスマッチとかで何回かはやりました。
——どんな試合になりそうか、イメージはありますか?
Euler:僕はある程度イメージはできてはいますが、どのエージェントが最適かはまだ全然つかめてないです。ただこういう戦い方が絶対強いな、強そうだなみたいのはありますね。
CLZ:とにかくプリエイムがしにくいマップだなって印象が一番あります。すごく高低差があって、「置きながらエイムして出る」っていうのがめっちゃ難しそうですね。
だけどやはり新マップが来てくれて変化があるのはうれしいです。
——FLの強みが出せますね。
CLZ:そうですね。個人的には嫌だけど、チーム的にはめっちゃうれしいです。
——Playoffの開幕も間近に迫っています。これから試合が続いていくにあたって、どのような点を意識していきたいと考えていますか?
Euler:Johntaがどう勝つべきかっていうのを理解しているので、僕たちはそれをとにかく徹底するのみです。
これはずっと今シーズンだけなくて、前のシーズンから頑張ってことだし、学ぶ段階は既に終わっているので、毎試合どうやったら100%の力に近づけられるか。そういうのを頑張っていくことですね。
——これから対戦していく中で、気をつけたいチームや選手はいますか?
CLZ:MURASH GAMINGのTonbo(とんぼ)選手は、チームをずっと引っ張っている感じがしているので警戒しています。
あとはSCARZのYoshiii(よしー)選手ですかね。めちゃめちゃエイムがいいので怖いです(笑)。今までの大会でずっと対戦してきて、毎回強いんですよね。
——最後に応援してくださるファンの方に向けてのメッセージと、今後に向けての意気込みをお聞かせください。
CLZ:Main Stageをギリギリ突破することができたのは、負けた時も勝った時もずっと応援してくださったファンの皆さんのおかげだと思います。
Euler:間違いない。
CLZ:ここから全部勝って、Split 1のFLが戻ってきたなって思ってもらえるようなプレーをし続けたいなと思います。本当に応援よろしくお願いします。
——ありがとうございました!
———
このMain Stage、正真正銘の最後の試合であるこのRC対FL戦。Playoffへの進出を懸けた重要な一戦ということもあり、以前から注目していた対局である。もちろんRCのチームとしての戦い方や個人の技量は、目を見張るほどにハイレベルなものだった。
だが今回の試合を見ていて感じたのは、FLの戦い方の変化だ。個人の判断やフィジカルに若干比重を傾けることで、見違えるようなバランスのいいプレーを見せてくれた印象がある。多人数戦では作戦を、少人数戦ではその場のアドリブを。それらが優れていたからこそ、RC相手にも快勝することができたのだと感じる。
もうまもなく開幕するPlayoffでは、このMain Stageを勝ち抜いた上位6チームが出場する。ここでは、文字通り一度たりとも負けられない戦いとなる。Split 1に続く日本一、そしてアセンションへの切符を掴むため、ここからのリベンジを期待したい。
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編集:いのかわゆう
Main Stageでは苦戦を強いられたFENNEL(FL)。最終日の6月28日(土)に行われたREJECT(RC)戦は、勝利すればPlayoff進出、敗北すればSplit2から敗退という、お互い崖っぷちの中での戦いとなった。
Split 1の決勝戦——激闘した名古屋の再戦ということもあり、多くの注目が集まった本試合。結果はFLが2:0で勝利し、ギリギリのところでPlayoff進出を決めた。
前回王者であるFLがここまで苦戦した理由とは、そして、そんな崖っぷちの中でも勝利を収めることができた理由とは。今回は、そんなFLのCLZ(くるず)選手とEuler(おいらー)コーチがインタビューに応じてくれたので、その様子をお届けしよう。
苦戦を強いられたSplit 2
——まずは、試合を終えた今の感想をお願いします。
Euler:この試合に勝つしかないことは1週間前からわかっていたんですが、むしろ「こっから俺らが一番上まで行くストーリーだろ」みたいに思っていました。とにかく自分たちの練習のプロセスを信じてっていう。
Johnta(じょんた)コーチが基本的には大きな指針を示すんですけど、それをみんなで徹底しやっていくというところで、ちゃんといい練習ができていたので自信を持つことができました。
例えばミスが起きたとしても、次は絶対できるように意識をしてやっていたので、それが今日はいい形で表れたのだと思いますね。今日勝てば今後も全部勝てるぞ、という気持ちです。
CLZ:負けたら終わりの試合ってなっちゃって、正直めちゃめちゃ緊張していました。ただEulerが話した通り、みんな規律正しくやってくれて、そのルールを守れたから相手を圧倒できたのかなって思いますね。
——このRC戦は、Split 1からの再戦でもあります。実際に戦ってみて、なにか感じたことはありますか?
CLZ:試合数を重ねるに連れ、IGLをやっていく中で「作戦を読まれてるんじゃないか」と感じるようになりました。考えすぎなのかもしれないですけど、普段やっいてた一番強い行動を取れないというか——。相手にバレてるって思っちゃって、妥協の作戦を取らざるを得なくなったり——。
その辺りの負けている時のプレースタイルがちょっと悪かったなと思います。で、それを改善したから今日勝てたかなと思っています。
——Split 2で苦戦を強いられたのには、そういった理由があるのでしょうか。
Euler:実際に読まれてるのかどうかは別として、読まれているんじゃないかという恐怖と戦わなきゃいけない瞬間はとにかく多かったです。
負けた一戦一戦ごとに別の大まかな敗因があると思っています。RIDDLE戦は雰囲気に、Sengoku Gaming戦では僕らの準備に、SCARZ戦は規律に問題がありましたね。大まかにこういうのが課題だよねってのは明確に見えていて、もちろんそれは練習中から取り組んでいるし、みんな意識しているんだけど、何らかの要因によってそれができないっていうのがあって——。
それに向き合わなきゃいけないんだけど、それがまたいい経験値になったかなとは思っています。
——CLZ選手自身、IGLについて結構苦悩されていたように思います。それを脱出するために、どのような方法で解決したのでしょうか。
CLZ:今まではすべて完璧に頭の中でやろうとしていて、相手の位置とか人数とかを全部把握しようとしていたんですけど、自信持ってやれって言われたんで、自信持ってやったら解決しました。
——メンタルを変える努力はされていたんですか?
CLZ:いや、正直メンタルは終わってますね。(笑)
メンバーがいいだけに、負けるとIGLとしての責任を重く感じてしまいます。負けているうちはテンションが上がることはないし、メンタルも本当に終わっていたんですけど今日で取り戻しましたね!
——では今は、Playoffも今のメンタルのまま行けるぞっていう感じですか?
CLZ:ここからはもう負けたら終わりなんで、メンタルよくってわけじゃないですけど、自信持ってメンバー信じてやろうかって感じですね。
——ちなみに、試合中の雰囲気はどんな感じでしたか?
CLZ:割とみんな声出していた気がします。
Euler:負けたら終わりというのは今シーズン初めてだったので、みんないつもとは違いましたね。しかも、今日は盛り上げ役のみぞ(Xdll選手)が喉を痛めて全然声が出せなくて。
——試合後のインタビューでも声を出しづらそうにしていましたが、最初からだったんですか?
Euler:そうですね。最初から声出せない状態で、結構それってヤバいな俺らって思ったんですけど、SyouTaとXdllを去年の配置に戻す席替えをしました。彼らを2人組にしたら、試合だけでなく練習からいい雰囲気を生んでくれましたね。今日はXdllがキツイんだけど、SyouTaが支えるみたいな。
SyouTaは一番難しいポジションをやりつつ、しかもチームの雰囲気も支えてくれて最高でした。
マッププールの変更は「ありがたい」
——サンセットではSplit 1でのセージを採用したエージェント構成に戻っていました。これはどんな意図があったのでしょうか。
Euler:元々サンセットは自信があって、前のイニシエーターふたりの試合では負けちゃったんですけど、こっちの構成の方も自信はあって。
今回構成を変更したのは、それが単にRCに有効だと思ったからですね。
——最適解を選んだ結果というわけですね。
Euler:そうです、そういうことです。
——Split 2から新たに、ZETA DIVISIONのTENNN選手がレンタル移籍という形で加入しました。選手目線で、一緒に戦ってみてどう感じますでしょうか。
CLZ:TENNNさん、めちゃめちゃエイムがいいのですね。今はあまりやってこなかったセンチネルをやってもらっているので、センチネルとしての課題感はあるんですけど、地のプレースキルは本当にすごいなって思います。
それにみんなTENNNさんのことをリスペクトしているし、もちろんZETAとして世界3位も取っているしで、そのおかげでみんなのモチベーションにも繋がっている気もします。
Euler:ZETA時代に経験したこと、世界大会で見た他のチームがやっていたことを共有してくれました。例えば「Fnaticがこういう取り組みしてたよ」みたいなのは本当にありがたかったです。
——やはり世界を感じますか?
Euler:本番の落ち着きとかもそうだし、TENNNがいるからこそのいい影響っていうのは絶対にありますね。
——Playoffからは新パッチが適用され、環境も変わってくるかと思います。この新たな環境に向けて、何か考えていることはありますか。
Euler:ゲームに大きな変化は出るし、僕ら以外もみんな嫌だと思うんですけど、でも僕たちが一番そういう変化に適応できると思っています。どのチームもほぼ同じ時間が与えられていると思うんですけど、僕らはみんなゲームIQが高いので、一番適応できるだろうという自信があります。
CLZ:マッププールの変更というのがすごくありがたいです。僕らが一番環境に適応するのが早い自信があるので。
——一度リセットできるからということですね。
CLZ:そうですね、リセットできるのがうれしいです。
——エージェントの変更はいかがですか?
CLZ:アイソがめちゃめちゃ強かったっていうのが印象に残っていて、シールドを自分で付けられるっていうのもヤバいし、さらに敵を倒したら無限にシールドを張れるのが一番の衝撃でしたね。
——これからアイソが見られる可能性はあると思いますか?
CLZ:全然あると思います。
Euler:隣のキョトンとした顔のヤツが……(笑)。
——新マップの「アビス」はプレーされましたか?
CLZ:デスマッチとかで何回かはやりました。
——どんな試合になりそうか、イメージはありますか?
Euler:僕はある程度イメージはできてはいますが、どのエージェントが最適かはまだ全然つかめてないです。ただこういう戦い方が絶対強いな、強そうだなみたいのはありますね。
CLZ:とにかくプリエイムがしにくいマップだなって印象が一番あります。すごく高低差があって、「置きながらエイムして出る」っていうのがめっちゃ難しそうですね。
だけどやはり新マップが来てくれて変化があるのはうれしいです。
——FLの強みが出せますね。
CLZ:そうですね。個人的には嫌だけど、チーム的にはめっちゃうれしいです。
どう勝つべきかは理解している、僕たちはそれを徹底するのみ
——Playoffの開幕も間近に迫っています。これから試合が続いていくにあたって、どのような点を意識していきたいと考えていますか?
Euler:Johntaがどう勝つべきかっていうのを理解しているので、僕たちはそれをとにかく徹底するのみです。
これはずっと今シーズンだけなくて、前のシーズンから頑張ってことだし、学ぶ段階は既に終わっているので、毎試合どうやったら100%の力に近づけられるか。そういうのを頑張っていくことですね。
——これから対戦していく中で、気をつけたいチームや選手はいますか?
CLZ:MURASH GAMINGのTonbo(とんぼ)選手は、チームをずっと引っ張っている感じがしているので警戒しています。
あとはSCARZのYoshiii(よしー)選手ですかね。めちゃめちゃエイムがいいので怖いです(笑)。今までの大会でずっと対戦してきて、毎回強いんですよね。
——最後に応援してくださるファンの方に向けてのメッセージと、今後に向けての意気込みをお聞かせください。
CLZ:Main Stageをギリギリ突破することができたのは、負けた時も勝った時もずっと応援してくださったファンの皆さんのおかげだと思います。
Euler:間違いない。
CLZ:ここから全部勝って、Split 1のFLが戻ってきたなって思ってもらえるようなプレーをし続けたいなと思います。本当に応援よろしくお願いします。
——ありがとうございました!
———
このMain Stage、正真正銘の最後の試合であるこのRC対FL戦。Playoffへの進出を懸けた重要な一戦ということもあり、以前から注目していた対局である。もちろんRCのチームとしての戦い方や個人の技量は、目を見張るほどにハイレベルなものだった。
だが今回の試合を見ていて感じたのは、FLの戦い方の変化だ。個人の判断やフィジカルに若干比重を傾けることで、見違えるようなバランスのいいプレーを見せてくれた印象がある。多人数戦では作戦を、少人数戦ではその場のアドリブを。それらが優れていたからこそ、RC相手にも快勝することができたのだと感じる。
もうまもなく開幕するPlayoffでは、このMain Stageを勝ち抜いた上位6チームが出場する。ここでは、文字通り一度たりとも負けられない戦いとなる。Split 1に続く日本一、そしてアセンションへの切符を掴むため、ここからのリベンジを期待したい。
© 2024 Riot Games, Inc. Used With Permission
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VALORANT // JAPAN:
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■配信URL
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https://www.twitch.tv/valorant_jpn
YouTube:
https://youtube.com/@VALORANTjp
編集:いのかわゆう
【まいるプロフィール】
関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。
X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。
X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
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