FENNELが目指す“eスポーツの熱狂”とは——【FENNEL オーナー仏氏インタビュー】

2021.12.23 井ノ川結希(いのかわゆう)
大学在学中から「荒野行動」のシーンで、それも海外で活躍されてきたFENNELの設立者、仏。多数のフォロワーを抱え、自身もインフルエンサーとして活躍しているが、その人物像はネット前提の現代においてはなかなか見えにくい。

しかし、在学中にFENNELを立ち上げ、わずか23歳という若さで日本を代表するチームを築き上げた手腕とスピード感には、これまで取材してきた若手eスポーツチームオーナーたちと同様に、才覚と力強さを感じる。

eスポーツネイティブの第1世代ともいえる彼が、eスポーツという世界に感じている可能性と魅力はなんなのかをおうかがいした。

仏(ほとけ)


eスポーツチーム「FENNEL」の代表取締役。1998年12月2日生まれ。本名、堀田マキシムアレクサンダー。「eスポーツに熱狂を」というミッションの下、プロeスポーツチーム、およびeスポーツ大会運営を中心に事業を展開。現在はファッション事業にも進出するなど、幅広い顔を持つ。

人生のターニングポイントだったオーストラリア留学


——今めきめきと実力を上げてきているFENNELですが、オーナーの仏さん自身もインフルエンサーとして活躍されているのを拝見しております。まず、eスポーツに興味を持ったばかりの読者のためにも、仏さんがeスポーツにふれたきっかけからお話いただけないでしょうか。

仏さん(以下、仏):小中学生の頃は野球をやっていたので、どちらかといえば体育会系でした。とはいえ、eスポーツに興味がなかったわけではなく、小さい頃はコンシューマー機も買ってもらえなかったこともあり『PUBG』のようなバトルロイヤル系タイトルは配信を見て憧れていましたね。

そんな中、大学の友人から『荒野行動』を教えてもらい、これならスマートフォンでもできるということで、始めたのがきっかけですね。なので、本格的にFPSタイトルをやるようになったのは、大学1年生からです。

▲『荒野行動』はNetEase Gamesが開発、運営するTPSバトルロイヤルゲーム。『PUBG』ライクなゲーム性で人気を博している(出典:荒野High League王者戦

——なるほど。小さい頃はゲームに興味なかった?

仏:高校時代の10カ月間、オーストラリアに留学していたんですが、その時のホストブラザーと一緒に「コール オブ デューティ」シリーズをプレイしていましたし、高校生ぐらいの頃は『スプラトゥーン』もプレイしてましたね。まあでも、めちゃめちゃのめり込んでいたってわけではないですけど。

——もともとゲームが好きだったんですね。逆に、野球やラクロスの道を進むという選択肢はなかったのですか?

仏:野球は全国大会に優勝するほどの実力のある中学のクラブチームで活動していたのですが、僕自身成長期が遅く、中学の頃は体格や体力差で実力を発揮できませんでした。そういったこともあり、「俺、才能ないのかな……」って思うようになってしまって、スポーツの道を進むこと自体少しずつ遠のいてしまいました。あと、中学生の時点で留学も考えていたので、スポーツより学問を優先したというのもあります。

ただ留学してから、何か競技に本気で打ち込みたいという気持ちが芽生え、大学生のころにラクロス部に入りました。その後に出会った『荒野行動』で腕前を磨くことの方が楽しくて、最終的には『荒野行動』にのめり込むようになりました。

——留学先ではどのような経験をしましたか?

仏:僕にとって留学は人生のターニングポイントだと思っていて、留学経験なくして今の自分はなかったと言えます。

学んだ点に関して簡単に言うと、さまざまな価値観がこの世界にはあるってことを知ったのと、一般的に正しい事もすべて疑うという二点です。価値観に関してはオーストラリア独特のゆったりとした生活とかですね。

——確かに、日本人は良くも悪くもキッチリしているところはありますもんね。

仏:ですね。例えば優先順位の価値観なんかは大きく影響を受けました。日本では学校に出席することが大前提だったり、部活を優先することが当たり前のような文化でしたが、オーストラリアって家族旅行に行くっていう理由で2週間学校を休んだり、勉強に集中したいから部活を当たり前に休んだりするんです。

そういうことが当たり前な価値観の方が、人生が豊かになると考えるようになって、物事の根本を考えるようになりました。

——まあ、日本で同じことやったら「はあ?」っていわれちゃいますもんね(笑)。

仏:そうなんですよ。あとは、学校の授業もただただ正解を教えるだけの内容ではなく、それが本当に正しいのか否かをインターネットや文献などをリサーチして、その物事を多角的に評価した上でレポートを書くことが多かったんですよ。

今までは言われたことをただただやっていた人生でしたが、留学を機に自分で是非を判断する批判的思想が培われましたね。


——そういった考えはゲームの攻略にも影響しましたか?

仏:そうですね。実際留学を経験してから、ゲームの上達も早くなりましたしね。常に自分の練習方法が正しいのか、自分の立ち回りやプレイは相手から見たらどう見えるのか——など、自分のプレイをさまざまな視点から見るようになりました。

——おおっ。物事を俯瞰で見られるようになったという感じですね。

FENNELのオーナーになるきっかけはYouTube


——そんな人生の転機ともいえる留学を終えた仏さんですが、学校を卒業してからの将来像は考えていなかったのでしょうか?

仏:大学は大学でアメリカに留学していたのですが、そもそも大学生の頃に抱く夢なんてすぐ変わると思っていたので、当時は特に考えていませんでしたね。僕自身、いろんなことに興味がありましたし、それらひとつひとつから楽しさを見出すことも得意な性格だったんで、その段階で「eスポーツのオーナーや経営者を目指す!」とかはなかったですね。

ただ、自分が楽しいと思えない仕事でお金のために働くのは嫌だなとは思ってました(笑)。

——あはは。その頃から独立心はあったんですね。

仏:そうですね。会社に入るのであれば裁量権のある組織に属したいと思っていました。

——実際にそういう企業を探した就職活動をしていた?

仏:先ほど大学1年の頃に『荒野行動』をはじめたと話しましたが、そのタイミングでYouTubeもはじめていました。もともとしゃべるのも好きだったこともあり、そこそこ人気のあるチャンネルになっていたんです。そんな中、配信で「就活の一環として、新しいことにチャレンジしてみたい」という感じで話していたら、共同経営者の方からオファーをいただきました。

▲仏さんのYouTubeチャンネル。チャンネル登録者数は20万弱で、再生回数10万超えの動画もズラリ

——まさかの、配信からのオファーだったんですか!

仏:はい。(笑)

——そこまでいろんな人に認められていたチャンネルだったら、YouTuberとして生きていくという選択肢もあったのではないでしょうか?

仏:YouTubeは常にエンタメ性の高いコンテンツを提供したいという思いしかなかったですね。ゲームがうまくて、面白い配信をする——。そのためにはバラエティ番組を見たり、ほかの配信を見たりして勉強してました。そういう経験は、今FENNELとして開催している大会やFENNELのコンテンツのノウハウにも生かされているのではないかと思ってますね。

——なるほど。配信からチャンスをつかんでチームを運営していくというのはすごいことね。

仏:ありがとうございます。チーム運営にあたり、多額の資金がある状態でスタートできたのは大きなアドバンテージだと思っています。その割にはなかなか結果が振るわないのが難しいところですね。

——やっぱり企業したからには、成功し続けなければチームを存続させるのは難しいですもんね。

仏:特にeスポーツ事業をはじめるぞってなったと時は、ビジネスにおける成功の定義も知らなかったので、とにかくFENNELとして、『荒野行動』における影響力を高めることに注力していました。

——仏さんご自身の配信がきっかけで誕生したFENNELですが、チーム結成から今までで、成功したエピソードや、挫折したエピソードってありますか?

仏:FENNELを結成して2年になりますが、挫折という経験は正直ありませんね。やはり、資金のある状態からの起業だったので。ただ、自分が想定していた成長はしていないと思っているので、ある意味失敗続きかなとは感じています。

また、成功もあまり感じてはいません。成功って自分の予想以上の結果を残した時に僕は感じるので、そう考えるとまだまだ成功とはいえない部分が多いですね。

——側から見ていると、FENNELというブランドがめきめきと存在感を高めてきている印象があるのですが。

仏:そういう意味で、ひとつ挙げるならば、ファッション事業は成功したと思っています。才能のあるデザイナーやディレクターを採れたことで、自分の想像以上のアイテムを作ってくれています。

▲FENNELは定期的にPOP UP SHOPを展開。スタイリッシュなアパレルやグッズが購入できるほか、選手との交流の場としても定着している

——確かに、FENNELのアパレルかっこいいですもんね。逆に、ゲームの強さだったり、大会における存在感でいうとまだまだというところですか?

仏:そうですね。そこはまだ満足できていませんね。2022年以降の成長を見据えて投資している部分もあるので、まだまだ準備段階というところですね。

——ゲームの実力といえば、仏さん自身もゲームの腕前もあることで有名ですが、ご自身が選手になることは考えてはいないんですか。

仏:正直やりたかったですよ。バトロワ系のタイトルは好きですし、知識も十分あるし、競技シーンでの緊張感と勝った時の幸福感がたまらないので。

▲『Apex Legends』は1日平均8〜9時間練習するほどバトロワ系が好きだと自負する仏さん

ただ、会社経営を優先するために、今年の1月からゲームをするのは辞めました。

チームの強さはヘッドコーチで決まる!


——そうだったんですね。選手としての目線も持つ仏さんにズバリおうかがいしたいのですが、チームの強さ決めてはなんだと思いますか。

仏:強いチームを作る秘訣をここで話しちゃうと、ほかに真似されちゃうんで詳しくは話せません(笑)。

まあでも曖昧に説明するならば、ヘッドコーチが重要というところですね。サッカーなんかでも、選手よりも高い報酬をもらっているヘッドコーチはザラですし、いかに優秀なヘッドコーチがいるかがeスポーツにおいても最重要だと考えています。

——eスポーツでヘッドコーチを導入しているチームって、日本だとまだまだ少ないイメージですね。

仏:そうですね。多分ほとんどないんじゃないかな。ただ、ヘッドコーチの指導で、選手たちのポテンシャル以上のチームを作り上げることもできるので、非常に重要なポジションです。FENNELでは『PUBG Mobile』と『荒野行動』の部門がヘッドコーチを導入したことで、僕が想像する以上の強さを引き出せています。

——なるほど。選手の勧誘も含め、ヘッドコーチにすべてを委ねる感じですか?

仏:はい。ヘッドコーチの仕事は組織とその文化を創ることなので、彼がアナリスト、スタッフ、選手を見極めてチームを形成します。


——ゲームにおけるテクニックはあまり重要視していないんですか?

仏:現状eスポーツのコーチというと、技術的なことばかりを教えてばかりで、組織を作ったり、文化を創ったりできるコーチが少ないんです。そういう部分を形成できるヘッドコーチの存在はゲームのテクニックよりも大切だと思っています。

eスポーツでヘッドコーチを導入したロールモデルが日本にはまだありませんし、そもそもeスポーツのヘッドコーチの経験者がいないので、中々難しい問題でもあるんですけどね。

——やはりヘッドコーチを探すとなると、選手経験者になりますか?

仏:必ずしも選手経験が必要だとは思っていないです。ヘッドコーチに求められるのは経営者的な能力なので、プロ選手でそのレベルの能力を持っている人材は少ないと思います。なので、もっと広く他の業界からも採用したいと思ってます。ただしeスポーツが大好きであって欲しいですね。

——そうなるとヘッドコーチを探すのも大変そうですね!

仏:選手上がりになると20代がほとんどなので、ほんと難しいですよ(笑)。

——FENNELに入りたいと思っている選手に求めるものは?

仏:FENNELはポテンシャル至上主義なので、エイム力や撃ち合いの能力に重きを置いています。それに加え、後からでも身につけられる戦術や立ち回りなどの知識を学ぶモチベーションが高いってことぐらいですね。


——エイム力を重視している理由は?

仏:エイム力って才能なんで、コーチがどれだけ教えても成長しない部分なんですよ。逆に立ち回りや戦術は、本人の努力やモチベーション次第ですが、誰でもうまくなれるものだと思ってます。エイム力は個々の天井が決まっているので、そこは才能ベースで押さえておきたいですね。

あとは、ユーモアを言える人かな。ただかしこまるだけじゃなくて、人を笑わせる能力がある人。そういう人は物事をポジティブに考えられる人なので、チームに好影響を与えますし結果的にいいチーム文化ができるんですよ。

——なるほど。ゲームに対する能力とは別に、ここ最近eスポーツ界隈では問題発言や問題行為といったセンシティブな部分が見えるようになってきました。そういった状況についてどう思いますか?

仏:SNSでの発現や振る舞いのことですよね。僕はもっと寛容であってもいいのかなとは思っています。

特にFPSタイトルのeスポーツ選手は10代や20代前半といった、まだまだ善悪を知らない若い子ばかりです。なので、そういった失敗はするものだと思います。

それをみんなで批判したり、排除したりするのではなく、問題を起こしてしまった選手たちがその後の努力で立派な人間に成長して社会に貢献した方が、結果的に社会のためにもなると思いますしね。

彼らが努力して成長していく姿を見守ることで、eスポーツ業界全体が成長するのではないかと考えています。

——そう考えると仏さんって、選手にとっての親でもあり兄貴のような存在に見えてきました!

仏:僕は選手を「ひとりの対等な人間」として接しています。僕は人の上に人を作ったり優劣を作ったりするのが嫌いなので。

なので経営者として接するのではなく、選手もファンも対等に接しますし、逆にどんなに偉い人が相手でも、対等な人間として接しようとします。

まあ選手からしたら社長として見られているのかもしれないけど(笑)。

——あはは。まあやっぱり社長として見ている部分もあるとは思いますよ(笑)。

FENNELが求める「eスポーツの熱狂」とは


——現在、チーム運営、大会運営、ファッション事業の3つの柱で活動しているFENNELですが、実際のところうまくいっていますか?

仏:ファッション事業はうまくいっていますが、大会運営は難しい課題が残っていますね。

というもの、eスポーツの大会で一番難しいのがスポンサーをつけることです。eスポーツの大会は長期にわたるものよりも、単発の大会が多いのが現状です。そのひとつひとつにスポンサーしてくれる企業は少ないですし、また探すのも大変です。

——ただ、FENNELの活動内容を見ると、大会が一番アクティブにも見えます。

▲FENNEL主催のグローバル大会「FFL×GALLERIA GLOBAL CHALLENGE」では、日本のみならずアメリカのチームが参加する『Apex Legends』の大会

仏:実際は赤字ですが、それでも大会は続けなければならないと思っています。新しいスポンサーを見つけるには、eスポーツを知らない企業をいかに引き込むかにかかっています。

eスポーツという言葉は聞いたことはあるけど、何をやっているのかはわからない。

そんな企業さんにeスポーツを知ってもらい、eスポーツ事業を拡大していくことが、今僕らがやるべきこと。安いスポンサー料でもいいので、eスポーツ業界に参入してもらって、とにかくeスポーツの熱量を体感してもらう。


いわゆる熱狂ですよね。eスポーツ大会を見ているファンとか、大会で活躍している選手とか、そういう目に見える熱狂をスポンサー企業さんにも感じ取ってもらって、彼らと新しいことにチャレンジしていきたいですね。

今はとにかく種をまいてeスポーツ業界という芽を育てていくことだと僕は感じています。

——確かに、現状ある大会のスポンサーは、大体eスポーツとシナジーのある企業さんばかりですもんね。eスポーツを知らない企業さんに知ってもらうには、体験してもらうことが最善のような気がします。

仏:そうですね。「eスポーツとはなんなのか」を説明するならば、ここ(FENNELゲーミングベース)に来てもらって、選手たちの練習に取り組む姿を見てもらったり、実際にゲームをやってもらったりして、eスポーツを肌で感じてもらう。


▲横浜某所にあるFENNELのゲーミングベース。洗練されたデザインの内装とは裏腹に、熱狂的に練習に取り組む選手の姿が垣間見える

また、実際に大会を見に来てもらって、eスポーツ業界に対する解像度を高めてもらうことに注力しています。

——確かに、ただたんにスポンサードしてもらうだけじゃないという熱意が仏さんから伝わります!

仏:スポンサードという形にとらわれず、何か面白いことを一緒に生み出したり、化学反応を起こしたりして新しい価値を見出す関係を築いていきたいですね。

ここの部分は饒舌にしゃべれたな(笑)。

——あはは。今のひとことですよね。ユーモアがあるところって(笑)。

仏:ですね(笑)。まあまとめると、僕がeスポーツで作りたいものは熱狂的な何十万から何百万人からなる「コミュニティ」なんです。例えば僕の留学先だったオーストラリアでは、オーストラリアンフットボールという競技があって、日曜の試合の開催されると街全体がチームを応援するんです。

試合が開催される日曜日になると、みんなユニフォームを着て電車に乗って応援しに行く。会場では3万人前後のファンがめちゃくちゃ騒ぎながらガッツポーズをしたりジャンプして喜びを表現したり——。そういう街全体がコミュニティとなって、ひとつチームを応援するという文化は正直うらやましいですし、eスポーツもそうあって欲しいと感じています。

それがFENNELが掲げている「eスポーツと熱狂」というコンセプトにつながっています。

——最後に仏さんにおうかがいしたいです。今の日本のeスポーツチームって未来はあるのでしょうか?

仏:ふたつの問題が解決できれば日本のeスポーツチームも世界で活躍できると考えています。

ひとつ目は競技人口の少なさ。やはり競技人口が増えなければ競争率も高まりませんし選手のレベルも上がりません。また、時間を掛けて育てた選手が抜けてしまったときに、その穴を埋められる実力のある選手もなかなか見つけられません。

eスポーツの大会は年々増えてきていて、カジュアルな大会はここ1年でものすごく増えたと思っています。逆に、競技向けの大会はあまり増えていないのが現状ですので、eスポーツチームが足並みをそろえて、競技大会を増やすための投資をしていくことがかなり重要だと思っています。

ふたつ目は監督がいない現状です。肩書きこそコーチやヘッドコーチですが、本質的には監督といえるほどのレベルがある人はほとんどいません。僕の言う監督というのは、先ほどにもお話したように組織を作ったり、文化を創ったりできる能力のある人を示していて、そういった能力のある監督がいないと、チームは強くなれないと断言できます。

そういったことも踏まえて、FENNELでは監督を育てるような人材を採用していますし、ほかのチームでも素晴らしい監督が増えていくことで日本のeスポーツチームも世界で戦えるようになるのではと思っています。

あとは経営陣側次第ですね。選手たちがどれだけ努力をしても、経営陣側が市場を大きくできなければ意味がないので、もっと能力の高い経営者がeスポーツ業界に生まれるといいですね。

まあまとめると、日本のeスポーツの未来は「ちょっと大変そう」かな(笑)。

——ありがとうございました! これはもう仏さんに期待するしかなーい!

仏:いやいや勘弁してください。大口叩いてますけど、実際はヒーヒーいってますから(笑)。


———

2018年のeスポーツ元年を皮切りに、さまざまなeスポーツチームが誕生。それに伴い、各チームの特色も千差万別となってきた。FENNELをひとことでいうならば、アスリート系。おしゃれで洗練されながらも、瞳の奥にある真剣なまなざしや、野心はどのチームよりも強く感じた。

また、仏さん自身がオーストラリアで学んだ文化を取り入れた、明るくユーモアのある環境は、これからeスポーツ選手を目指すプレイヤー、ひいてはeスポーツチーム結成を夢見るオーナーが憧れる存在になるのではないだろうか。

PUBG MOBILE』のオープン大会「「PUBG MOBILE CHALLENGE LEAGUE」(PMCL)で見事1位を獲得し、トップリーグ「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE」(PMJL)への出場権を獲得したFENNEL PUBG MOBILE部門。来年の活躍も期待したい。


仏さんTwitter:
https://twitter.com/MaximusHotoke

FENNEL 公式サイト:
https://fennel-esports.com/

【番外編】

——eスポーツ業界で仲がいいチームは?

仏:仲がいいのはREJECTのなすてる(甲山)です。同い年で境遇も似てますからね。あとは会社方針とかブランド志向が似ているライバルチームとは結構コミュニケーション取ってます。それに『荒野行動』出身のチームとは仲がいいですね。僕の庭みたいな場所ですから。

REJECTのなすてるは、よくご飯食べに行ったりする仲ですよ。

▲若干21歳の若き青年によって設立されたeスポーツチーム「REJECT」のオーナー。なすてること、甲山翔也氏

——では、尊敬するチームや選手は?

仏:尊敬する人といえば、ウメハラさんですね。

——おおっ、まさかの格ゲー勢!

仏:選手としてのプロ意識も大好きですし、彼は「ストリートファイター」のコミュニティを盛り上げるために、さまざまな企画をやっているんですよ。別のタイトルの企画をみんなでやったり。

どうやってコミュニティを維持して行くのかを選手ひとりひとりが考えているという部分を見ると、「ストリートファイター」で活躍しているプロ選手の皆さんは素晴らしいと思いますし、全eスポーツプレイヤーが見習うべき形だと思いますね。実際企画もめちゃくちゃ面白いし。


——仏さんからウメハラさんの話が出るのは意外でした!

仏:ウメハラさんの本も読んでいますけど、めっちゃいいっすよ(笑)。「全eスポーツ選手読め。バイブルにしろ」ってくらい。(笑)

eスポーツは興行です。要するにエンタメ。見ている人、ファン、関係者の全員を楽しませて魅了しないといけない。結果を残すのも大事ですけどそれと同等に人を楽しませられる選手が増えてくると今後の日本eスポーツもめちゃくちゃ面白くなると思います。

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