【VALORANT】過去最多48チームによる公式大会「VCT 2025」の大会フォーマットを徹底解説!——フォーマット改善でさらに高まる競技性
2025年1月に開幕する『VALORANT』の最高峰リーグ「VALORANT Champions Tour 2025」(以下、VCT 2025)。昨年の「VCT 2024」では、🇰🇷Gen.G(🇰🇷GEN)がアジアリージョン初の世界大会優勝をもたらすなど大きな盛り上がりを見せた。
リーグ制導入後、3シーズン目となるVCT 2025は、過去の2シーズンを踏まえてさまざまな変更点が追加されている。出場チームも最多の48チームとなり、今まで以上に白熱した戦いが見られるだろう。
今回はそんなVCT 2025の開幕に先駆け、年間のスケジュールや大会フォーマット、VCT 2024からの変更点を紹介していこう。
リーグ制導入後2シーズン目となったVCT 2024は、アジア勢の大躍進が目立つシーズンとなった。最初の世界大会、Masters MadridではVCT Pacificの🇰🇷GENが準優勝、🇸🇬Paper Rexが3位と好成績を収めた。
さらにMasters Shanghaiでは🇰🇷GENが悲願のアジア勢初となる世界大会優勝。年間王者を決める最高峰の世界大会、Champions 2024では🇨🇳EDward Gaming(🇨🇳EDG)が中国勢として初となる世界チャンピオンに輝くなど3大会すべてでアジア勢が結果を残した。
さて、ここからは今年のVCT 2025に焦点を当てて解説をしていこう。アセンションチームの待遇変更や、フォーマットの改善などVCT 2025も更なる変化を遂げている。
VCT 2025からは新たに地域リーグの最終決戦VCT Ascensionを勝ち抜いた4チームが加わり、過去最多となる48チームが参戦する。これによりVCT Ascensionから昇格したチームは各リーグ2チームとなり、VCT 2025からは残留・防衛・降格が発生する。これまでになかった新たなシステムの追加に、シーズンの見方も少し分かってくるだろう。
VCT 2024から復活したチャンピオンシップポイント。VCT 2025では微調整が入り、チャンピオンシップポイントを獲得できるチーム数や量に変更が入った。
VCT 2024では各Stage1勝につき1ポイント、グループを首位で抜けると追加で1ポイント。さらには、Masters優勝チームに3ポイントが付与されるシステムだった。
VCT 2025でのチャンピオンシップポイントは、優勝チームのみならず上位入賞チームにもポイントが付与。さらにPlayoffでの順位に応じても付与されるよう修正が入った。
これにより消化試合の数が減り、大会終盤まで目が離せない、さらに競技性の高いシーズンとなるだろう。
以前から問題視されていた過密なスケジュールにも大きな変更が入った。シーズンは1月から10月へと拡大。VCT 2024では8月中にChampions 2024が終了していたため、1カ月以上も期間が延びることとなった。
これによりオフシーズンは短くなるものの、リーグ戦と世界大会の間が短すぎるという問題の解決に繋がるかもしれない。
また、試合数も増加。チーム数が増えたため当然のことではあるが、チャンピオンシップポイントの改善と相まってさらに白熱した試合を見られるだろう。
VCT 2025は昨シーズンとほとんど同じ流れになっているが、スケジュールはゆとりのあるものになっている。ここではVCTの中でも日本チームが所属するVCT Pacificのスケジュールを紹介していこう。
◾️VCT Pacific KICKOFF
期間:1月18日(土)〜2月9日(日)
VCT 2025の開幕戦となるKICKOFFは1月18日(土)から2月9日(日)にかけて開催される。出場チームはVCT Pacificに所属している全12チームで、Champions 2024に出場した4チームにはシード権が与えられる。
ダブルエリミネーション方式の見慣れたフォーマットとなっており、上位2チームはVCT 2025最初の世界大会であるMasters Bangkokへと出場できる。
◾️Masters Bangkok
期間:2月20日(木)〜3月3日(月)
各リーグのKICKOFFを勝ち抜いた8チームが出場。スイスステージで上位4チームを決定したのち、ダブルエリミネーション方式のPlayoffを戦う。昨年のVCT 2024 Masters Madridと同じフォーマットだ。
◾️VCT Pacific Stage 1
期間:3月末〜4月
Stage 1ではKICKOFFの成績に応じて全12チームが2つのグループに分けられ、グループ内でシングルラウンドロビン(総当たり戦)を開催。
その後各グループの上位4チーム、計8チームがPlayoffへと進出。Playoffではダブルエリミネーション方式で戦い、Masters Torontoへ出場する上位3チームを決定する。
◾️Masters Toronto
期間:6月8日(日)〜6月20日(金)
VCT 2025 2度目となる世界大会は全12チームが出場。こちらもVCT 2024 Masters Shanghaiの大会フォーマットと同様で、各リーグ1位通過のチームはPlayoffから出場。他8チームはスイスステージを戦い、上位4チームがPlayoffへと進出し、ダブルエリミネーション方式で戦う。
◾️VCT Pacific Stage 2
期間:7月中旬〜8月
VCT 2025最後となるリーグ戦Stage 2ではStage 1のチーム成績に基づいてグループを再編成。その後、バランスを保つためにチームの入れ替えを実施。
フォーマットはStage 1と変わりないが、Playoffから Champions 2025へと出場できるのは2チームのみ。そこにチャンピオンシップポイント獲得数上位2チームが加わり、計4チームがChampions 2025への出場資格を獲得できる。
また、VCT 2024と異なる点はStage 1の結果を引き継がないことだ。年間を通して結果を残したチームはチャンピオンシップポイントで勝ち上がり、Stage 2では今一番強いチームが勝ち上がることになる。
◾️Champions 2025
期間:9月12日(金)〜10月6日(月)
年間王者を決めるChampions 2025へ出場できるのは各リーグから4チーム、計16チームだ。こちらもChampions 2024からフォーマットの変更はなく、初めにグループステージが行われる。4つのグループに振り分けられ、ダブルエリミネーション方式で対戦。上位2チームの計8チームがPlayoffへと進出し、ダブルエリミネーション方式により年間王者を決定する。
以上がVCT Pacific 2025の大会フォーマットだ。他リーグも日程こそ違えど、同様の流れで進行していく。
さらなる進化を遂げて競技性が年々増していくVCT。今年はチャンピオンシップポイントとレギュラーシーズンに重点を当ててシステムが改善されたように思う。世界大会出場の条件自体は大きく変わらないが、贔屓チーム以外の試合結果も非常に重要になってくる場面が増えるだろう。
また、スケジュールの改善も行われた一方でオフシーズンは減少。現在も公式オフシーズン大会が行われているように、オフはオフで忙しいスケジュールとなっている。オフシーズンの減少がかえって過密なスケジュールを生み出してしまうのではないかと筆者は考える。
2025年シーズンは日本チームの大躍進とVCTのさらなる盛り上がりに期待したい。
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編集:いのかわゆう
リーグ制導入後、3シーズン目となるVCT 2025は、過去の2シーズンを踏まえてさまざまな変更点が追加されている。出場チームも最多の48チームとなり、今まで以上に白熱した戦いが見られるだろう。
今回はそんなVCT 2025の開幕に先駆け、年間のスケジュールや大会フォーマット、VCT 2024からの変更点を紹介していこう。
アジア勢が大躍進を見せたVCT 2024
リーグ制導入後2シーズン目となったVCT 2024は、アジア勢の大躍進が目立つシーズンとなった。最初の世界大会、Masters MadridではVCT Pacificの🇰🇷GENが準優勝、🇸🇬Paper Rexが3位と好成績を収めた。
さらにMasters Shanghaiでは🇰🇷GENが悲願のアジア勢初となる世界大会優勝。年間王者を決める最高峰の世界大会、Champions 2024では🇨🇳EDward Gaming(🇨🇳EDG)が中国勢として初となる世界チャンピオンに輝くなど3大会すべてでアジア勢が結果を残した。
VCT China設立1年目で初のChampions制覇
Champions 2022から『VALORANT』の国際大会に初めて出場すると、年々その実力をつけてきた。Masterss Tokyoでは、🇨🇳EDGが世界大会においての中国勢初勝利を収めると、勢いそのままに5-6位入賞。Champions 2023では🇨🇳EDGと🇨🇳Bilibili Gaminigの2チームがPlayoffへと進出した。
そして2024年。満を持してVCTに4つ目のリーグとなるVCT Chinaが設立。さらには🇨🇳EDGがChampions 2024を制し中国勢として初の世界大会優勝に輝いた。
Champions 2022から『VALORANT』の国際大会に初めて出場すると、年々その実力をつけてきた。Masterss Tokyoでは、🇨🇳EDGが世界大会においての中国勢初勝利を収めると、勢いそのままに5-6位入賞。Champions 2023では🇨🇳EDGと🇨🇳Bilibili Gaminigの2チームがPlayoffへと進出した。
そして2024年。満を持してVCTに4つ目のリーグとなるVCT Chinaが設立。さらには🇨🇳EDGがChampions 2024を制し中国勢として初の世界大会優勝に輝いた。
見せ場のなかった日本勢
盛り上がりを見せた昨年のVCT Pacificだったが、日本勢にとっては悔しい結果となったシーズンだった。Champions 2023にも出場した🇯🇵ZETA DIVISIONだったがVCT 2024では1度もPlayoffに進出することができなかった。また、VCT 2023で全敗に終わった🇯🇵DetonatioN FocusMeは、大会初勝利こそ収めたものの最下位付近で停滞していた。
日本2チームが1度も世界大会に出場することなく幕を閉じたVCT 2024。日本のファンにとってはやや物足りないと感じた人も多かっただろう。
盛り上がりを見せた昨年のVCT Pacificだったが、日本勢にとっては悔しい結果となったシーズンだった。Champions 2023にも出場した🇯🇵ZETA DIVISIONだったがVCT 2024では1度もPlayoffに進出することができなかった。また、VCT 2023で全敗に終わった🇯🇵DetonatioN FocusMeは、大会初勝利こそ収めたものの最下位付近で停滞していた。
日本2チームが1度も世界大会に出場することなく幕を閉じたVCT 2024。日本のファンにとってはやや物足りないと感じた人も多かっただろう。
🇯🇵ZETA Laz 10年の選手生活に幕を閉じる
『VALORANT』黎明期からチームを支え続け、長年にわたってチームの顔として活躍したLaz選手が引退を発表した。
『CS:GO』の競技シーンで5年間活動したのちに、2020年からVALORANT部門に移籍。同年には出場したほとんどの大会で優勝。VCT 2022 Masters Reykjavíkでの3位入賞やChampions 2022,2023への出場など日本の競技シーンに数々の功績をもたらし、常にトップシーンを走り続けた。
プロ選手としての立ち振る舞いや、そのストイックな姿勢でファンや選手問わずに尊敬されていたLaz選手。今後は別の形でVALORANT競技シーンを盛り上げたいと語っている。
👋
— Laz (@lazvell) August 26, 2024
みなさん長い間たくさんの応援をありがとうございました! https://t.co/OXFRlSmb38
『VALORANT』黎明期からチームを支え続け、長年にわたってチームの顔として活躍したLaz選手が引退を発表した。
『CS:GO』の競技シーンで5年間活動したのちに、2020年からVALORANT部門に移籍。同年には出場したほとんどの大会で優勝。VCT 2022 Masters Reykjavíkでの3位入賞やChampions 2022,2023への出場など日本の競技シーンに数々の功績をもたらし、常にトップシーンを走り続けた。
プロ選手としての立ち振る舞いや、そのストイックな姿勢でファンや選手問わずに尊敬されていたLaz選手。今後は別の形でVALORANT競技シーンを盛り上げたいと語っている。
🇯🇵DFM ロスター変更でオフシーズンに覚醒!
VCT 2023では0勝で最下位。VCT 2024でもわずか2勝とインターナショナルリーグのレベルの高さに苦戦していた🇯🇵DFM。大幅なロスター変更を経て迎えたオフシーズンで大躍進を見せている。
中国で開催されたオフシーズンイベント「VALORANT Radiant Asia Invitation」ではChampions 2024覇者の🇨🇳EDG、VCT Pacific 2024 Stage 1優勝の🇸🇬Paper Rexなど強豪を次々と撃破し準優勝。続くRiot Games ONE 2024ではVCT Americas 優勝の🇨🇱LEVIATÁN相手に勝利を収めた。
この大番狂せの連続には来シーズンの🇯🇵DFMに期待せざるを得ない。
VCT 2023では0勝で最下位。VCT 2024でもわずか2勝とインターナショナルリーグのレベルの高さに苦戦していた🇯🇵DFM。大幅なロスター変更を経て迎えたオフシーズンで大躍進を見せている。
中国で開催されたオフシーズンイベント「VALORANT Radiant Asia Invitation」ではChampions 2024覇者の🇨🇳EDG、VCT Pacific 2024 Stage 1優勝の🇸🇬Paper Rexなど強豪を次々と撃破し準優勝。続くRiot Games ONE 2024ではVCT Americas 優勝の🇨🇱LEVIATÁN相手に勝利を収めた。
この大番狂せの連続には来シーズンの🇯🇵DFMに期待せざるを得ない。
VCT 2025の大まかな変更点
さて、ここからは今年のVCT 2025に焦点を当てて解説をしていこう。アセンションチームの待遇変更や、フォーマットの改善などVCT 2025も更なる変化を遂げている。
過去最多となる48チームが参戦
VCT 2025からは新たに地域リーグの最終決戦VCT Ascensionを勝ち抜いた4チームが加わり、過去最多となる48チームが参戦する。これによりVCT Ascensionから昇格したチームは各リーグ2チームとなり、VCT 2025からは残留・防衛・降格が発生する。これまでになかった新たなシステムの追加に、シーズンの見方も少し分かってくるだろう。
Ascension昇格チームの残留条件
これまでAscension昇格チームは2年間のインターナショナルリーグ参入が認められていた。しかし、VCT 2025からはこれが撤廃され、1年単位で残留・降格が決まるシステムに。
Ascension昇格チームは、Championsに出場することができれば、来シーズンの参入権を獲得。逆にStage 2 Playoffに進出することができなければ、地域リーグのChallengersリーグへと降格する。また、ベスト8に入ることができればVCT Ascensionにて防衛戦が行われる。
2チームがChampionsへと出場した場合はより良い成績を残したチームが残留。もう一方のチームは防衛戦を行うことになる。
これまでAscension昇格チームは2年間のインターナショナルリーグ参入が認められていた。しかし、VCT 2025からはこれが撤廃され、1年単位で残留・降格が決まるシステムに。
Ascension昇格チームは、Championsに出場することができれば、来シーズンの参入権を獲得。逆にStage 2 Playoffに進出することができなければ、地域リーグのChallengersリーグへと降格する。また、ベスト8に入ることができればVCT Ascensionにて防衛戦が行われる。
2チームがChampionsへと出場した場合はより良い成績を残したチームが残留。もう一方のチームは防衛戦を行うことになる。
🇸🇬Bleed Esportsが除名。🇮🇩Boom Esportsが繰り上がりで昇格へ
Ascension Pacific 2023でSCARZとの激闘を勝ち抜き、インターナショナルリーグ入りを果たした🇸🇬Bleed Esports。しかしながら、重大な報告義務およびその他重要な責務の遵守を怠ったとしてVCT Pacificを除名されることに。
Riot Gamesから直接的な理由は発表されていないが、チーム内部から給与未払いが告発。さらにはAscention Pacific 2023後の2023年11月に法人登録が抹消されていることが明らかとなった。
また、CEOが失踪するなどチームを運営できる状態でないことも報告されている。
今回の件によって開いた1枠には、Ascension Pacific 2024準優勝の🇮🇩Boom Esportsが繰上げで昇格となった。
An important update regarding VCT Pacific in 2025:https://t.co/EyE3R9RWb1 pic.twitter.com/A8onIcF3p5
— VCT Pacific (@vctpacific) October 4, 2024
Ascension Pacific 2023でSCARZとの激闘を勝ち抜き、インターナショナルリーグ入りを果たした🇸🇬Bleed Esports。しかしながら、重大な報告義務およびその他重要な責務の遵守を怠ったとしてVCT Pacificを除名されることに。
Riot Gamesから直接的な理由は発表されていないが、チーム内部から給与未払いが告発。さらにはAscention Pacific 2023後の2023年11月に法人登録が抹消されていることが明らかとなった。
また、CEOが失踪するなどチームを運営できる状態でないことも報告されている。
今回の件によって開いた1枠には、Ascension Pacific 2024準優勝の🇮🇩Boom Esportsが繰上げで昇格となった。
改善されるチャンピオンシップポイント
VCT 2024から復活したチャンピオンシップポイント。VCT 2025では微調整が入り、チャンピオンシップポイントを獲得できるチーム数や量に変更が入った。
VCT 2024では各Stage1勝につき1ポイント、グループを首位で抜けると追加で1ポイント。さらには、Masters優勝チームに3ポイントが付与されるシステムだった。
VCT 2025でのチャンピオンシップポイントは、優勝チームのみならず上位入賞チームにもポイントが付与。さらにPlayoffでの順位に応じても付与されるよう修正が入った。
これにより消化試合の数が減り、大会終盤まで目が離せない、さらに競技性の高いシーズンとなるだろう。
試合数が増加し、ゆとりのあるスケジュールに
以前から問題視されていた過密なスケジュールにも大きな変更が入った。シーズンは1月から10月へと拡大。VCT 2024では8月中にChampions 2024が終了していたため、1カ月以上も期間が延びることとなった。
これによりオフシーズンは短くなるものの、リーグ戦と世界大会の間が短すぎるという問題の解決に繋がるかもしれない。
また、試合数も増加。チーム数が増えたため当然のことではあるが、チャンピオンシップポイントの改善と相まってさらに白熱した試合を見られるだろう。
VCT 2025の大会スケジュール
VCT 2025は昨シーズンとほとんど同じ流れになっているが、スケジュールはゆとりのあるものになっている。ここではVCTの中でも日本チームが所属するVCT Pacificのスケジュールを紹介していこう。
◾️VCT Pacific KICKOFF
期間:1月18日(土)〜2月9日(日)
VCT 2025の開幕戦となるKICKOFFは1月18日(土)から2月9日(日)にかけて開催される。出場チームはVCT Pacificに所属している全12チームで、Champions 2024に出場した4チームにはシード権が与えられる。
ダブルエリミネーション方式の見慣れたフォーマットとなっており、上位2チームはVCT 2025最初の世界大会であるMasters Bangkokへと出場できる。
◾️Masters Bangkok
期間:2月20日(木)〜3月3日(月)
各リーグのKICKOFFを勝ち抜いた8チームが出場。スイスステージで上位4チームを決定したのち、ダブルエリミネーション方式のPlayoffを戦う。昨年のVCT 2024 Masters Madridと同じフォーマットだ。
◾️VCT Pacific Stage 1
期間:3月末〜4月
Stage 1ではKICKOFFの成績に応じて全12チームが2つのグループに分けられ、グループ内でシングルラウンドロビン(総当たり戦)を開催。
その後各グループの上位4チーム、計8チームがPlayoffへと進出。Playoffではダブルエリミネーション方式で戦い、Masters Torontoへ出場する上位3チームを決定する。
◾️Masters Toronto
期間:6月8日(日)〜6月20日(金)
VCT 2025 2度目となる世界大会は全12チームが出場。こちらもVCT 2024 Masters Shanghaiの大会フォーマットと同様で、各リーグ1位通過のチームはPlayoffから出場。他8チームはスイスステージを戦い、上位4チームがPlayoffへと進出し、ダブルエリミネーション方式で戦う。
◾️VCT Pacific Stage 2
期間:7月中旬〜8月
VCT 2025最後となるリーグ戦Stage 2ではStage 1のチーム成績に基づいてグループを再編成。その後、バランスを保つためにチームの入れ替えを実施。
フォーマットはStage 1と変わりないが、Playoffから Champions 2025へと出場できるのは2チームのみ。そこにチャンピオンシップポイント獲得数上位2チームが加わり、計4チームがChampions 2025への出場資格を獲得できる。
また、VCT 2024と異なる点はStage 1の結果を引き継がないことだ。年間を通して結果を残したチームはチャンピオンシップポイントで勝ち上がり、Stage 2では今一番強いチームが勝ち上がることになる。
◾️Champions 2025
期間:9月12日(金)〜10月6日(月)
年間王者を決めるChampions 2025へ出場できるのは各リーグから4チーム、計16チームだ。こちらもChampions 2024からフォーマットの変更はなく、初めにグループステージが行われる。4つのグループに振り分けられ、ダブルエリミネーション方式で対戦。上位2チームの計8チームがPlayoffへと進出し、ダブルエリミネーション方式により年間王者を決定する。
以上がVCT Pacific 2025の大会フォーマットだ。他リーグも日程こそ違えど、同様の流れで進行していく。
まとめ
さらなる進化を遂げて競技性が年々増していくVCT。今年はチャンピオンシップポイントとレギュラーシーズンに重点を当ててシステムが改善されたように思う。世界大会出場の条件自体は大きく変わらないが、贔屓チーム以外の試合結果も非常に重要になってくる場面が増えるだろう。
また、スケジュールの改善も行われた一方でオフシーズンは減少。現在も公式オフシーズン大会が行われているように、オフはオフで忙しいスケジュールとなっている。オフシーズンの減少がかえって過密なスケジュールを生み出してしまうのではないかと筆者は考える。
2025年シーズンは日本チームの大躍進とVCTのさらなる盛り上がりに期待したい。
© 2025 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.
■関連SNS
VALORANT // JAPAN:
https://x.com/VALORANTjp
VALORANT Challengers Japan:
https://x.com/valesportscl_jp
■配信URL
Twitch:
https://www.twitch.tv/valorant_jpn
YouTube:
https://youtube.com/@VALORANTjp
編集:いのかわゆう
【nemuminimizu プロフィール】
学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレー。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き!
X:@ongakucas
学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレー。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き!
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