『LoL』2022シーズン開幕に向けて知っておきたい6つの変化
- サモナースペル「テレポート」が変更!最序盤のトップレーンの影響力を下げたい意図が思わぬ結果に
- 新ドラゴン「ヘクステックドレイク」と「ケミテックドレイク」が登場!
- 全体的に負けていると、オブジェクト獲得時にボーナスをゲット! 新システム「オブジェクト賞金」
- 新アイテムが追加!ファイターアイテムの調整も
- ルーンの一部が大変更!フルリワークされた「グレイシャルオーグメント」が強い!
- 新チャンピオンが次々と登場!プロシーンでは昨夏以降の追加キャラクターが早くも活躍
例年のように年明け直後の1月から新シーズンが始まった『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』。eSports World読者の皆さんも、フレンドといっしょにノーマルやARAMをプレイしたり、昨年以上の飛躍を目指してランク戦に挑んだり、各地で開幕しているプロシーン観戦を楽しんだりと、さっそく『LoL』にどっぷりな生活を送っていることと思う。
本日2月11日からはいよいよ日本のプロリーグ「LJL 2022 Spring Split」もスタートしているが、2021年11~12月の「プレシーズン」の変更を皮切りとして、2022シーズンの『LoL』には大きな変更がいくつも実装されている。
本記事では、高スキル帯のメタゲームや、押さえておきたいゲーム情報について、6つのポイントに絞って見ていきたい。
2022シーズン最初のパッチとなった12.1で、サモナースペル「テレポート」に大きな変更が加えられた。試合開始から14分までの間はテレポートで指定できる対象が味方タワーへのみと大幅に弱体化された。14分以降は、対象が味方ワードや味方ミニオンなどにも拡張された「真テレポート」へとアップグレードされ、以前と同じように使うことができる。
この変更の背景にあるのは、2021シーズンまでの試合序盤の動きだ。ここ数年の『LoL』では、ドラゴン(とソウル)の獲得が試合の勝敗に及ぼす影響が大きいため、ドラゴンに近いボットレーンの勝敗は非常に重要だ。序盤にボットレーンで行われる主導権争いに対してトップレーンの選手は「テレポート」を用いて加勢し、ボットレーン側の戦闘でチーム全体の有利を獲得しようとする動きが目立った。また、ボットレーン側の戦闘は、数的不利を踏まえて防御に徹し、敵トップレーナーが「テレポート」でボットレーンに介入している間に対面不在となったトップレーン側を押し上げ、タワープレートを獲得してトップレーン側を優勢にして勝利を目指す、という作戦も成立していた。
テレポートの変更は、トップレーナーがボットレーンの戦いに駆け付けることを重要視するよりも、自分のレーンでの戦いに注力してほしいという意図で行われた。実際に、試合開始から14分までの間、テレポートの対象が大きく制限されたことでプロの試合の展開とメタゲームは変化を見せている。試合開始から14分までトップレーンは他のポジションに干渉しづらいレーンとなったため、トップレーンのチャンピオン選択も様変わりした。
プロの試合では、序盤から有利を作ってそれを大きくするのが基本となるため、トップレーンはお互いに対峙した相手を打ちのめす能力の高さが優先される傾向が以前よりも強くなった。この方向をさらに推し進めて、一人でレーンを大きく押し上げるスプリットプッシュを特に得意とするチャンピオンは以前よりも出番が増えていたのだが、シーズンが始まって研究が進んだ結果、さらに極端な戦略が見出されている。これについては後述の「オブジェクト賞金」も関係するので、後ほど紹介する。
また、トップレーン・ミッドレーンから最序盤の介入を受けることが減ったボットレーンでは、チーム全体でぶつかり合うよりも、細かくダメージを与えてレーンから追い出す展開が以前より目立つようになった。射程が長くダメージ圧の高い「ケイトリン」+「ラックス」の組み合わせや、「ルル」、「カルマ」、「ユーミ」といったサポートたちの顔ぶれは、この潮流に沿ったものだ。もちろん以前から信頼されてきたタフなサポートたちの出番がなくなったわけではない。
2022シーズンでーム全体に行われた大きな変更といえば、2体の新しいドラゴンについて触れないわけにはいかない。アニメシリーズ『Arcane』(アーケイン)にフィーチャーされた「ヘクステックドレイク」と「ケミテックドレイク」が新たなドラゴンとして登場するようになった。
既存のドラゴン同様、新ドラゴン2種も戦闘に有利なボーナスやドラゴンソウルを与えてくれるが、何よりも特徴があるのはやはりそれぞれのエレメンタルリフト(マップ地形)だろう。
ヘクステックリフトでは、壁を越えて2点を繋ぐ「ヘクスゲート」が複数発生し、従来と異なるルートでの移動が可能となる。一方のケミテックリフトでは、通常の茂みが減少し、代わりにチャンピオンをカモフラージュ状態にするガス地帯が発生する。
いずれも新しい戦場をプレイヤーに体験させる変更だったが、ケミテックリフトはパッチ12.3より一時削除となっている。負けているチームにとって、カモフラージュ状態のガス地帯に踏み入り、ばったり出会った相手チームと戦わなくてはいけないという状況があまり良い体験ではないためだ。現在は開発チームにより、ケミテックというテーマの見直しや、全体的な調整が行われている最中である。
プレシーズン2022最初のパッチだった11.23から新たに導入されたシステムが「オブジェクト賞金」だ。以前からチャンピオンに対して発生していた賞金と同様に、不利に陥ったチームに挽回のチャンスを与えるシステムとなっている。経験値やゴールド、タワー、ドラゴンの獲得状況で差が発生した際に、負けているチームがオブジェクト獲得で得られるゴールドに賞金が追加されるというのがシステムの内容だ。
このシステムは逆転のチャンスを生む一方で、試合の展開に対して非常に大きな影響を与えている。テレポートの変更でトップレーンが試合の序盤にほかのポジションを助けることは難しくなり、対峙したトップレーン同士での戦いを重視するような変更が行われたことはすでに説明したが、オブジェクト賞金の存在でさらに新しい戦略が採用されるようになっているのだ。
それが、「ジャンナ」や「カルマ」といったサポートタイプのチャンピオンをトップレーンで選択し、早い時間帯から同じトップレーンでの戦いは避けて他のレーンやジャングルに干渉するというスタイルである。
この方式は、対面のトップレーンからすると相手がいなくなるので、序盤からレーンを押し込んでのタワー破壊や経験値、ゴールド獲得の面で一度は優位に立つことができる。しかし、中盤以降は支援を受けた他のポジションから巻き返され、視界の奪い合いや中盤以降のオブジェクト獲得を経て、序盤にトップレーンが作った有利が打ち消されることになる。
トップレーンで非常に大きなリードを築いたとしても、試合により寄与できるポジションで巻き返し、オブジェクト賞金のシステムも利用して終盤に追いつくという戦略が成立してしまっている。「トップレーンで戦うべし」という変更は残念ながら現在、「トップレーンは最初放棄して後から取り戻す」という戦略を発生させている。
パッチ11.23から新たに5つのアイテムが追加されている。これらのアイテムは、メイジやタンクサポート、アサシンなど、購入するアイテムの選択肢があまり多くないロールに向けて追加されたものだ。2022年2月時点でも何度か調整を経ており、状況とチャンピオンに合わせて使われている。
一方で直近の変更として、パッチ12.3ではファイター向けアイテムの調整が行われた。どんなファイターでも定番となるアイテムを購入することで、十分な能力を得られるうえに、チャンピオンごとの性質や弱点を補いすぎて同じように活躍できている、という問題にメスを入れるための変更となっている。
大きな変更としては、どんなファイターにも耐久力を与えていてほぼ必須アイテムだった「ステラックの篭手」が、耐久力重視のアイテムビルドをスケールさせる性能になった。一方で、軽快な動きで攻撃的に戦うファイター向けには「デス ダンス」や「マルモティウスの胃袋」を強化することで、取るべきリスクがそれぞれ異なるファイターの個性を強調するよう、アイテム性能が変化している。
2022シーズンを迎えるにあたって、以下のキーストーンにも変更が加えられている。
天啓ツリーではキーストーンの入れ替えが行われた。ランダムなキーストーンへと変化する「プロトタイプ:オムニストーン」は削除され、敵チャンピオンに対して先手を取ることでさまざまなメリットを得られる「ファーストストライク」が新しく実装された。
また、それ以外のキーストーンも調整を受け、差別化が図られているが、その中でも大きく変更されたのが「グレイシャルオーグメント」だ。従来は通常攻撃やアイテムの効果にスロウを追加する効果があり、本命となるスキルを当てるための準備として使われるキーストーンだった。
しかし、2022シーズンの「グレイシャルオーグメント」の効果は大きく変化している。所持者が行動不能効果を与えた際に、追加で周辺に氷のフィールドを発生させるようになり、そのフィールドは従来のスロウに加え、相手チャンピオンの与えるダメージを軽減する効果も伴うようになった。
強力な行動妨害からダメージ交換までを支援する、大きな強化を受けたことで「グレイシャルオーグメント」を見かけるシーンは大きく増えた。「ノーチラス」や「レオナ」といったサポートチャンピオンが、冷凍光線を発射しながら活躍する光景は今では一般的なものだ。
「毎年各ポジションに1体ずつ、計5体の新チャンピオンを実装する」という目標を掲げていた『LoL』では、今年もさっそく新チャンピオンが登場している。
2022年1月に新登場したマークスマン「ゼリ」は、2月初週末に各地のプロリーグでの使用が解禁された。スキルのひとつであるQが方向指定の通常攻撃扱い、通常攻撃はスキル扱いという特殊なマークスマンだ。非常に癖の強いチャンピオンだが、実装当初は一部の運用でかなり強かったため、今後のパッチで弱体化が予定されている。
プロシーンでは、昨夏以降に実装された新チャンピオンが、各リーグの開幕とともに登場している。ミッドアサシン&マークスマンの「アクシャン」はあまり結果を出せていないが、ミッドメイジの「ヴェックス」は各地域の試合で結果を出している。
2月16日に実装予定のサポート「レナータ・グラスク」はヴィラン系エンチャンター。うまくすれば味方が復活できるバフをつけるスキルや、敵を同士討ちさせるアルティメットなど、なかなかパンチが効いた性能をしている。どのようなスーパープレイが生まれるかが楽しみだ。
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本日2月11日からはいよいよ日本のプロリーグ「LJL 2022 Spring Split」もスタートしているが、2021年11~12月の「プレシーズン」の変更を皮切りとして、2022シーズンの『LoL』には大きな変更がいくつも実装されている。
本記事では、高スキル帯のメタゲームや、押さえておきたいゲーム情報について、6つのポイントに絞って見ていきたい。
サモナースペル「テレポート」が変更!最序盤のトップレーンの影響力を下げたい意図が思わぬ結果に
2022シーズン最初のパッチとなった12.1で、サモナースペル「テレポート」に大きな変更が加えられた。試合開始から14分までの間はテレポートで指定できる対象が味方タワーへのみと大幅に弱体化された。14分以降は、対象が味方ワードや味方ミニオンなどにも拡張された「真テレポート」へとアップグレードされ、以前と同じように使うことができる。
この変更の背景にあるのは、2021シーズンまでの試合序盤の動きだ。ここ数年の『LoL』では、ドラゴン(とソウル)の獲得が試合の勝敗に及ぼす影響が大きいため、ドラゴンに近いボットレーンの勝敗は非常に重要だ。序盤にボットレーンで行われる主導権争いに対してトップレーンの選手は「テレポート」を用いて加勢し、ボットレーン側の戦闘でチーム全体の有利を獲得しようとする動きが目立った。また、ボットレーン側の戦闘は、数的不利を踏まえて防御に徹し、敵トップレーナーが「テレポート」でボットレーンに介入している間に対面不在となったトップレーン側を押し上げ、タワープレートを獲得してトップレーン側を優勢にして勝利を目指す、という作戦も成立していた。
テレポートの変更は、トップレーナーがボットレーンの戦いに駆け付けることを重要視するよりも、自分のレーンでの戦いに注力してほしいという意図で行われた。実際に、試合開始から14分までの間、テレポートの対象が大きく制限されたことでプロの試合の展開とメタゲームは変化を見せている。試合開始から14分までトップレーンは他のポジションに干渉しづらいレーンとなったため、トップレーンのチャンピオン選択も様変わりした。
プロの試合では、序盤から有利を作ってそれを大きくするのが基本となるため、トップレーンはお互いに対峙した相手を打ちのめす能力の高さが優先される傾向が以前よりも強くなった。この方向をさらに推し進めて、一人でレーンを大きく押し上げるスプリットプッシュを特に得意とするチャンピオンは以前よりも出番が増えていたのだが、シーズンが始まって研究が進んだ結果、さらに極端な戦略が見出されている。これについては後述の「オブジェクト賞金」も関係するので、後ほど紹介する。
また、トップレーン・ミッドレーンから最序盤の介入を受けることが減ったボットレーンでは、チーム全体でぶつかり合うよりも、細かくダメージを与えてレーンから追い出す展開が以前より目立つようになった。射程が長くダメージ圧の高い「ケイトリン」+「ラックス」の組み合わせや、「ルル」、「カルマ」、「ユーミ」といったサポートたちの顔ぶれは、この潮流に沿ったものだ。もちろん以前から信頼されてきたタフなサポートたちの出番がなくなったわけではない。
新ドラゴン「ヘクステックドレイク」と「ケミテックドレイク」が登場!
2022シーズンでーム全体に行われた大きな変更といえば、2体の新しいドラゴンについて触れないわけにはいかない。アニメシリーズ『Arcane』(アーケイン)にフィーチャーされた「ヘクステックドレイク」と「ケミテックドレイク」が新たなドラゴンとして登場するようになった。
既存のドラゴン同様、新ドラゴン2種も戦闘に有利なボーナスやドラゴンソウルを与えてくれるが、何よりも特徴があるのはやはりそれぞれのエレメンタルリフト(マップ地形)だろう。
ヘクステックリフトでは、壁を越えて2点を繋ぐ「ヘクスゲート」が複数発生し、従来と異なるルートでの移動が可能となる。一方のケミテックリフトでは、通常の茂みが減少し、代わりにチャンピオンをカモフラージュ状態にするガス地帯が発生する。
いずれも新しい戦場をプレイヤーに体験させる変更だったが、ケミテックリフトはパッチ12.3より一時削除となっている。負けているチームにとって、カモフラージュ状態のガス地帯に踏み入り、ばったり出会った相手チームと戦わなくてはいけないという状況があまり良い体験ではないためだ。現在は開発チームにより、ケミテックというテーマの見直しや、全体的な調整が行われている最中である。
全体的に負けていると、オブジェクト獲得時にボーナスをゲット! 新システム「オブジェクト賞金」
プレシーズン2022最初のパッチだった11.23から新たに導入されたシステムが「オブジェクト賞金」だ。以前からチャンピオンに対して発生していた賞金と同様に、不利に陥ったチームに挽回のチャンスを与えるシステムとなっている。経験値やゴールド、タワー、ドラゴンの獲得状況で差が発生した際に、負けているチームがオブジェクト獲得で得られるゴールドに賞金が追加されるというのがシステムの内容だ。
このシステムは逆転のチャンスを生む一方で、試合の展開に対して非常に大きな影響を与えている。テレポートの変更でトップレーンが試合の序盤にほかのポジションを助けることは難しくなり、対峙したトップレーン同士での戦いを重視するような変更が行われたことはすでに説明したが、オブジェクト賞金の存在でさらに新しい戦略が採用されるようになっているのだ。
それが、「ジャンナ」や「カルマ」といったサポートタイプのチャンピオンをトップレーンで選択し、早い時間帯から同じトップレーンでの戦いは避けて他のレーンやジャングルに干渉するというスタイルである。
この方式は、対面のトップレーンからすると相手がいなくなるので、序盤からレーンを押し込んでのタワー破壊や経験値、ゴールド獲得の面で一度は優位に立つことができる。しかし、中盤以降は支援を受けた他のポジションから巻き返され、視界の奪い合いや中盤以降のオブジェクト獲得を経て、序盤にトップレーンが作った有利が打ち消されることになる。
トップレーンで非常に大きなリードを築いたとしても、試合により寄与できるポジションで巻き返し、オブジェクト賞金のシステムも利用して終盤に追いつくという戦略が成立してしまっている。「トップレーンで戦うべし」という変更は残念ながら現在、「トップレーンは最初放棄して後から取り戻す」という戦略を発生させている。
新アイテムが追加!ファイターアイテムの調整も
- メイジ向け自衛ミシック:シャタードクイーン クラウン
- サポート向け味方火力増幅ミシック:イーブンシュラウド
- メイジ向けシールド貫通アイテム:シャドウフレイム
- アサシン向けスキルヘイストアイテム:アクシオム アーク
- タンク向けマナアイテム:冬の訪れ(条件を満たすとフィンブルウィンターに変化)
パッチ11.23から新たに5つのアイテムが追加されている。これらのアイテムは、メイジやタンクサポート、アサシンなど、購入するアイテムの選択肢があまり多くないロールに向けて追加されたものだ。2022年2月時点でも何度か調整を経ており、状況とチャンピオンに合わせて使われている。
一方で直近の変更として、パッチ12.3ではファイター向けアイテムの調整が行われた。どんなファイターでも定番となるアイテムを購入することで、十分な能力を得られるうえに、チャンピオンごとの性質や弱点を補いすぎて同じように活躍できている、という問題にメスを入れるための変更となっている。
大きな変更としては、どんなファイターにも耐久力を与えていてほぼ必須アイテムだった「ステラックの篭手」が、耐久力重視のアイテムビルドをスケールさせる性能になった。一方で、軽快な動きで攻撃的に戦うファイター向けには「デス ダンス」や「マルモティウスの胃袋」を強化することで、取るべきリスクがそれぞれ異なるファイターの個性を強調するよう、アイテム性能が変化している。
ルーンの一部が大変更!フルリワークされた「グレイシャルオーグメント」が強い!
2022シーズンを迎えるにあたって、以下のキーストーンにも変更が加えられている。
- [性能変更]リーサルテンポ(栄華ツリー)
- [削除]プロトタイプ:オムニストーン(天啓ツリー)
- [NEW]ファーストストライク(天啓ツリー)
- [性能変更]グレイシャルオーグメント(天啓ツリー)
天啓ツリーではキーストーンの入れ替えが行われた。ランダムなキーストーンへと変化する「プロトタイプ:オムニストーン」は削除され、敵チャンピオンに対して先手を取ることでさまざまなメリットを得られる「ファーストストライク」が新しく実装された。
また、それ以外のキーストーンも調整を受け、差別化が図られているが、その中でも大きく変更されたのが「グレイシャルオーグメント」だ。従来は通常攻撃やアイテムの効果にスロウを追加する効果があり、本命となるスキルを当てるための準備として使われるキーストーンだった。
しかし、2022シーズンの「グレイシャルオーグメント」の効果は大きく変化している。所持者が行動不能効果を与えた際に、追加で周辺に氷のフィールドを発生させるようになり、そのフィールドは従来のスロウに加え、相手チャンピオンの与えるダメージを軽減する効果も伴うようになった。
強力な行動妨害からダメージ交換までを支援する、大きな強化を受けたことで「グレイシャルオーグメント」を見かけるシーンは大きく増えた。「ノーチラス」や「レオナ」といったサポートチャンピオンが、冷凍光線を発射しながら活躍する光景は今では一般的なものだ。
新チャンピオンが次々と登場!プロシーンでは昨夏以降の追加キャラクターが早くも活躍
「毎年各ポジションに1体ずつ、計5体の新チャンピオンを実装する」という目標を掲げていた『LoL』では、今年もさっそく新チャンピオンが登場している。
2022年1月に新登場したマークスマン「ゼリ」は、2月初週末に各地のプロリーグでの使用が解禁された。スキルのひとつであるQが方向指定の通常攻撃扱い、通常攻撃はスキル扱いという特殊なマークスマンだ。非常に癖の強いチャンピオンだが、実装当初は一部の運用でかなり強かったため、今後のパッチで弱体化が予定されている。
プロシーンでは、昨夏以降に実装された新チャンピオンが、各リーグの開幕とともに登場している。ミッドアサシン&マークスマンの「アクシャン」はあまり結果を出せていないが、ミッドメイジの「ヴェックス」は各地域の試合で結果を出している。
2月16日に実装予定のサポート「レナータ・グラスク」はヴィラン系エンチャンター。うまくすれば味方が復活できるバフをつけるスキルや、敵を同士討ちさせるアルティメットなど、なかなかパンチが効いた性能をしている。どのようなスーパープレイが生まれるかが楽しみだ。
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