【小池小百合知事も参戦!?】盛り上がりを見せた「東京eスポーツフェスタ」レポート
2020年1月11日(土)〜12日(日)に東京ビッグサイトにて、東京都がはじめて開催するeスポーツイベント「東京eスポーツフェスタ」が開催されました。11日には、小池百合子都知事も訪れ、各ゲームにふれていました。
今回はスケジュールの都合で2日目しか取材することができませんでしたが、メインタイトルである『パズル&ドラゴンズ』(以下、『パズドラ』)と『モンスターストライク』(以下、『モンスト』)の大会の様子を中心にレポートしていきます。1日目には『ポケモンGO』のゲット&バトルトーナメントもあったので、ぜひ見てみたかったので、残念でした。
もうひとつのメインタイトルである『太鼓の達人』も1日目に決勝トーナメントを開催していましたが、2日目にもJTB主催の「小学生ドンカツ王決定戦!」があったので、その様子も観ることができました。そういえば、これまでeスポーツタイトルとして取り上げられなかった『太鼓の達人』ですが、今回の東京eスポーツフェスタに採用されたのは、小池都知事の鶴の一声で決まったとの話です。
「私でも知っているゲーム」ということだったのですが、実はリズムゲームは腕前の差がわかりやすいゲームのひとつであるので、eスポーツに向いていたりします。偶然とは言え、『太鼓の達人』を選ぶところは持っている感じがします。
その『太鼓の達人』ですが、以前、東京都の職員の方に東京eスポーツフェスタについて話を聞いた時、かなり緩い大会になるよう印象を持たれていました。当日予選もあり、飛び入りでみんな楽しく参加って言う感じでしょうか。しかし、実際に大会が開始してみると小学生ながら決勝トーナメントに残った選手猛者ぞろい。
高難易度の曲をほとんどミスすることなくクリアしていきます。勝敗も2曲の合計点で数千点差と言う拮抗した勝負で、最初に思い浮かべていたゆるふわな印象はなく、まさに熟練プレイヤーのガチ勝負になっていました。中には『太鼓の達人』プレイ歴7年の選手もおり、人生の半分以上を『太鼓の達人』と付き合っていると考えると感慨深いものがあります。
小学生が太鼓を叩いている姿を見ている限りでは、「みんながんばれー」って言う気持ちになってしまいますが、勝負内容はバチバチでした。まさに羊の皮被ったオオカミ状態です。
プロライセンス獲得のチャンス!
次に『パズドラ』の「パズドラチャレンジカップ2020」です。この大会での優勝者はプロライセンス認定権利が与えられます。つまりプロになるための登竜門としても存在しているわけです。優勝したのは中学2年生の海斗★選手。現在『パズドラ』のプロ選手には中学生のゆわ選手が在籍していますが、ゆわ選手よりも年下の最年少プロが誕生しました。
パズドラチャレンジカップ2020は、『パズドラレーダー』内にあるスコアアタックダンジョン「東京eスポーツフェスタ 2020winter」の決勝スコアアタックのスコアを競い合います。4人同時に対戦し、3試合行い、合計ポイントの高い選手が優勝となります。海斗選手は、2セット目に4位となりましたが、1、3セットで1位を獲得し、優勝を果たしました。2位のグリーンフォレスト選手とわずか116点差と言う僅差での決着となりました。
最後に『モンスト』です。これまでの『モンスト』の公式大会では、モンストグランプリが18歳以上、モンストジュニアグランプリが18歳未満と言う年齢制限がありましたが、今回が初となる年齢制限がない大会となっています。また出場条件も既定がないので、プロ選手も初心者も誰でも参加できるオープン大会となっているのが特徴です。その結果、多くのプロチーム、プロ選手、またジュニアグランプリのファイナリストなど、界隈での有名人が多く参加していました。
ルールはスイスドロー形式のBo1で予選を行い、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出します。決勝トーナメントはBo3のシングルエリミネーショントーナメントで行われます。モンストグランプリやモンストプロツアーのようにモンスターのドラフトはなく、相手チームと同じキャラクターが使用できます。
つまり、どのチームも最適解で挑むことができる大会となっていました。
優勝したのは、Sonrisa。プロチームもしくはプロ選手擁するチームが次々と敗退していく中、【華】獣神亭一門の監督を務めるリオン選手が唯一決勝まで勝ち残り、プロの意地を見せた結果となりました。
最後に優勝チーム、優勝選手による取材が行われましたが、ほとんどの選手が、東京eスポーツフェスタが東京都の主催の大会だと言うこと知らなかったと言います。東京都としてはアピール不足だったのかも知れませんが、参加する選手にとってはどこが主催であろうと、参加できることの喜びや大会の楽しさの方が重要だということなのでしょう。
東京eスポーツフェスタが開催することを発表した直後には、賞金がない、タイトルが微妙など、ネガティブな意見も出ていましたが、開催してみれば多くのプレイヤーは大会を楽しんでいましたし、思った以上の来場者もあったのではないでしょうか。
また、東京都がeスポーツイベントを行い、前例を作ったことにより、他の地方自治体が今後eスポーツイベントの開催がしやすくなったと思います。そういう意味でも、今回のeスポーツイベントは、開催する意義が大いにあったのではないでしょうか。東京都を始め、多くの自治体にeスポーツイベントの開催を推進していただきたいところです。
今回はスケジュールの都合で2日目しか取材することができませんでしたが、メインタイトルである『パズル&ドラゴンズ』(以下、『パズドラ』)と『モンスターストライク』(以下、『モンスト』)の大会の様子を中心にレポートしていきます。1日目には『ポケモンGO』のゲット&バトルトーナメントもあったので、ぜひ見てみたかったので、残念でした。
強豪が集まる「小学生ドンカツ王決定戦!」
もうひとつのメインタイトルである『太鼓の達人』も1日目に決勝トーナメントを開催していましたが、2日目にもJTB主催の「小学生ドンカツ王決定戦!」があったので、その様子も観ることができました。そういえば、これまでeスポーツタイトルとして取り上げられなかった『太鼓の達人』ですが、今回の東京eスポーツフェスタに採用されたのは、小池都知事の鶴の一声で決まったとの話です。
「私でも知っているゲーム」ということだったのですが、実はリズムゲームは腕前の差がわかりやすいゲームのひとつであるので、eスポーツに向いていたりします。偶然とは言え、『太鼓の達人』を選ぶところは持っている感じがします。
その『太鼓の達人』ですが、以前、東京都の職員の方に東京eスポーツフェスタについて話を聞いた時、かなり緩い大会になるよう印象を持たれていました。当日予選もあり、飛び入りでみんな楽しく参加って言う感じでしょうか。しかし、実際に大会が開始してみると小学生ながら決勝トーナメントに残った選手猛者ぞろい。
高難易度の曲をほとんどミスすることなくクリアしていきます。勝敗も2曲の合計点で数千点差と言う拮抗した勝負で、最初に思い浮かべていたゆるふわな印象はなく、まさに熟練プレイヤーのガチ勝負になっていました。中には『太鼓の達人』プレイ歴7年の選手もおり、人生の半分以上を『太鼓の達人』と付き合っていると考えると感慨深いものがあります。
小学生が太鼓を叩いている姿を見ている限りでは、「みんながんばれー」って言う気持ちになってしまいますが、勝負内容はバチバチでした。まさに羊の皮被ったオオカミ状態です。
プロライセンス獲得のチャンス!
「パズドラチャレンジカップ2020」
次に『パズドラ』の「パズドラチャレンジカップ2020」です。この大会での優勝者はプロライセンス認定権利が与えられます。つまりプロになるための登竜門としても存在しているわけです。優勝したのは中学2年生の海斗★選手。現在『パズドラ』のプロ選手には中学生のゆわ選手が在籍していますが、ゆわ選手よりも年下の最年少プロが誕生しました。
パズドラチャレンジカップ2020は、『パズドラレーダー』内にあるスコアアタックダンジョン「東京eスポーツフェスタ 2020winter」の決勝スコアアタックのスコアを競い合います。4人同時に対戦し、3試合行い、合計ポイントの高い選手が優勝となります。海斗選手は、2セット目に4位となりましたが、1、3セットで1位を獲得し、優勝を果たしました。2位のグリーンフォレスト選手とわずか116点差と言う僅差での決着となりました。
プロも参戦した「モンストグランプリ2019 アジアチャン ピオンシップ」
最後に『モンスト』です。これまでの『モンスト』の公式大会では、モンストグランプリが18歳以上、モンストジュニアグランプリが18歳未満と言う年齢制限がありましたが、今回が初となる年齢制限がない大会となっています。また出場条件も既定がないので、プロ選手も初心者も誰でも参加できるオープン大会となっているのが特徴です。その結果、多くのプロチーム、プロ選手、またジュニアグランプリのファイナリストなど、界隈での有名人が多く参加していました。
ルールはスイスドロー形式のBo1で予選を行い、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出します。決勝トーナメントはBo3のシングルエリミネーショントーナメントで行われます。モンストグランプリやモンストプロツアーのようにモンスターのドラフトはなく、相手チームと同じキャラクターが使用できます。
つまり、どのチームも最適解で挑むことができる大会となっていました。
優勝したのは、Sonrisa。プロチームもしくはプロ選手擁するチームが次々と敗退していく中、【華】獣神亭一門の監督を務めるリオン選手が唯一決勝まで勝ち残り、プロの意地を見せた結果となりました。
まとめ
最後に優勝チーム、優勝選手による取材が行われましたが、ほとんどの選手が、東京eスポーツフェスタが東京都の主催の大会だと言うこと知らなかったと言います。東京都としてはアピール不足だったのかも知れませんが、参加する選手にとってはどこが主催であろうと、参加できることの喜びや大会の楽しさの方が重要だということなのでしょう。
東京eスポーツフェスタが開催することを発表した直後には、賞金がない、タイトルが微妙など、ネガティブな意見も出ていましたが、開催してみれば多くのプレイヤーは大会を楽しんでいましたし、思った以上の来場者もあったのではないでしょうか。
また、東京都がeスポーツイベントを行い、前例を作ったことにより、他の地方自治体が今後eスポーツイベントの開催がしやすくなったと思います。そういう意味でも、今回のeスポーツイベントは、開催する意義が大いにあったのではないでしょうか。東京都を始め、多くの自治体にeスポーツイベントの開催を推進していただきたいところです。
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