【ストリートファイター6】日本人初!——全盲プレーヤーが上位ランク「マスター」に到達

2025.4.28 eSports World編集部
ePARA所属で全盲プレーヤーの北村直也氏(プレーヤーネーム:NAOYA)が、『ストリートファイター6』において最上位ランクの「マスター」に到達したことが本人Xにて発表された。


『ストリートファイター6』ではランクマッチでほかのプレーヤーと戦い勝利をすることでポイントを取得。そのポイントに応じてランクが振り分けられるシステムとなっている。多くのプレーヤーは上級者の指標となる「マスター」ランクを目指している。

そんな多くのプレーヤーが目指すマスターランクに全盲のプレーヤーが到達。なお海外ではSven Van de Wege氏(プレーヤーネーム:BlindWarriorSven)が2年前にマスターランクに到達しているが、日本人の全盲プレーヤーとしては初となる快挙に、発表Xには多くのコメントが寄せられている。

勝利の秘訣はサウンドアクセシビリティ


目が見えないプレーヤーが果たしてどのように格闘ゲームをプレーしているのかというと、本作におけるサウンドアクセシビリティが大きな手助けとなっている。


『ストリートファイター6』におけるサウンドアクセシビリティは、敵との距離や向いている方向など、さまざまな情報が効果音で確認することができる。この革新的な機能を監修しているのが、何を隠そう北村直也氏が所属しているePARAのメンバーなのだ。

参考:
【相手との間合いや体力が音でわかる!】『ストリートファイター6』でサウンドアクセシビリティが強化! 障害者eスポーツユニットePARAが全面協力

またメニューの選択や音だけでプレーする際の話は2021年に実施した下記インタビューも参考にしてほしい。

参考:
全盲プレイヤーが語るeスポーツの魅力【Fortia なおや選手インタビュー】

彼らが監修した機能を駆使してマスターランクに到達したということは、いかに全盲プレーヤーにとってサウンドアクセシビリティが洗練された機能であるかを証明しただけでなく、eスポーツの可能性をさらに広げたといっても過言ではないだろう。
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