🇯🇵ZETA DIVISIONが🇩🇪G2相手に激闘!VCT Masters Reykjavík 2022 プレイオフ【Laz選手×crow選手 インタビュー】
『VALORANT』の国際大会「VCT 2022: Masters Stage 1 – Reykjavík」がアイスランドはレイキャビクで開催中。日本代表として出場した「ZETA DIVISION」(以下、ZETA)は、LOWER BRACKETでの熱戦を勝ち抜き見事プレイオフ進出。
第1戦はEMEA地域の強豪🇩🇪G2 Esports(以下、🇩🇪G2)との戦い。🇯🇵ZETAは1マップ目のスプリット、2マップ目のバインドと、果敢な攻めで🇩🇪G2に食らいつくも、細かいミスが敗因となって0:2で敗北。再びLOWER BRACKETへ進むこととなった。
今回は試合直後にLaz選手とcrow選手に独占インタビューをする機会をいただけたので、その様子をお届けしよう。
細かいミスを逃さず潰された
——改めてプレイオフ進出おめでとうございます。はじめてのプレイオフでの戦いいかがでしたか?
crow選手(以下、crow):🇩🇪G2は本当に強いチームなんですけど、「(ミスがなければ)勝てたなぁ」という気持ちで悔しいです。
大会では自分たちのミスをいかに減らしていくかが大切で、「ミスの数の減らし合い」でもあります。試合中にもっとミスが減らせれば勝てたかも知れない試合だったと思います。
Laz選手(以下、Laz):ありがとうございます。プレイオフというとんでもない舞台に立ててめちゃめちゃうれしいです。
ただプレイオフ進出が決まってから今日の試合がはじまるまで、あまり時間がなくてできるだけ早く休んで、次の試合の準備をしなければならないという状況ではあったので、感覚的にはちょっと焦っています。
——そこはLOWER BRACKETの弱みですね。私は昨日の興奮が残っていたり、試合やインタビューを見返しては感動して涙してしまったりでなかなか寝付けなかったんですが、みなさんはちゃんと眠れましたか?
crow:僕は6時間くらいは眠れましたね。
Laz:僕は微妙でしたね。「早く休まなきゃ」って無理矢理寝た感じはあります(笑)。
——ちなみに前日の🇧🇷NIP戦では落としてしまったスプリットを本日もピックしていました。ピックしたわけや、前回の修正点などを言える範囲でお聞かせください。
crow:スプリットもバインドもですが、自分たちはどのマップでも十分に戦えると思っています。マップピックに関しては相手のBANマップとの兼ね合いで一番ベストなマップを選んだ結果という感じですね。
——なるほど。マップピックがうんぬんではなく全体的に🇩🇪G2が一枚上手だったという感じだったんですね。ただ、初戦に比べると全体的にチームの雰囲気は良くなっているような気がします。入場シーンから選手の表情に余裕があるというか、リラックスしているというか——。選手全員が試合を楽しんでいるという雰囲気が見受けられました。
crow:雰囲気は本当に良くて、だんだんリラックスしている感じはありましたね。
Laz:試合を重ねてきたということもあり、多少リラックスして試合に取り組めている感じはありますね。試合中の雰囲気もとてもいいのですが、連続でラウンドを取られてしまったり、重要なラウンドを落としてしまったりと、良くない負け方が続いたところはあったので、そこのダメージは結構大きいです。
——確かに、ピストルラウンドやアンチエコラウンドなど、状況が有利な状態からの負けが多かった気がして「もったいない!」と思ってしまうラウンドが目立ってしまいましたね。
Laz:本当にそうですね。人数有利な状況だったり、アンチエコラウンドはめちゃめちゃ重要なラウンドなので、しっかり取らなければならない試合でもあります。そういったラウンドを落としたのは良くなかったですね。
——そういった、いわば「勝てるラウンド」を落としてしまった要因ってなんだったのでしょうか。
Laz:もちろん自分たちのミスが原因なのは大前提なのですが、ピークの順番だったり、射線管理だったりといった🇩🇪G2の基本的な立ち回りが非常に丁寧で、かつ個人技も高いというところの差で負けてしまった感じはしました。
一方、僕たちは足並みそろえる部分が合わなかったり、タイミングが合わずにひとりが先に顔を出してしまったりで、そこも反省点ではあります。
——試合内容は決して悪くないですもんね! SugarZ3ro選手やTENNN選手がACEを取るシーンもあったし、全体的に熱戦だと感じています。
crow:はい、そこは最高です!
Laz:いやあ、めちゃくちゃ強かったですね。
——次にの修正点というのはLaz選手の中では決まっている感じはしますね。
Laz:そうですね。大会を見直して、直せるところは全部直そうと思っています。まずは、試合を見返してからという感じですね。
特に少人数戦での戦いは見返して、絶対に焦らないような対策をしていきたいと思っています。
——『VALORANT』シーンを見続けていて感じたのですが、本当に全体的に作戦や戦術が高度なものになってきているような気がします。配信のような全体の状況が把握できる、いわゆる神視点でも何をしているのかわからないようなスピーディーな展開だったり、理解が追いつかないというか(笑)。
Laz:『VALORANT』は常にレベルが上がっている競技シーンでもあって、これからさらに難しくなっていくんじゃないかなとは思っています(笑)。
高度になっていく戦術を瞬時に判断して実況しなければならないキャスター陣の方もめちゃめちゃ大変だと思います。
——では、最後にファンに向けて、次の試合に向けてひとことお願いします。
crow:次の試合は1日開くのでゆっくり休んで疲れを取り、今までの試合を見返して自分たちのミスをできるだけ減らしていきたいと思っています。
まだ相手のチームは決まっていませんが、LOWER BRACKETに向けてがんばりたいと思いますので、応援よろしくお願いします!
Laz選手:みなさんいつも応援ありがとうございます。
プレイオフ1戦目では、あまりパフォーマンスが出せず悔しい思いをしましたが、次の試合までの時間はあるので、直すべきところをしっかり直して勝ちに行きたいと思っています!
引き続き応援よろしくお願いします!
——ありがとうございました! ちょっと今日は3マップ目のアイスボックス見たかったですねー。
Laz:あはは。めっちゃやりたかったです(笑)。
———
連戦続きでの大舞台。計り知れない緊張と疲弊があったことは間違いない。その中でも、EMEA強豪ともいえる🇩🇪G2に、ここまで拮抗した戦いができたというのは、それだけ🇯🇵ZETAがこのMastersの中で力をつけてきている現れではないかと感じた。
特に印象的なのはLaz選手がインタビューでとてもリラックスしていたこと。もちろん負けて悔しいのは当たり前だが、何より今こうして大舞台で戦えていることを楽しんでいる。負けたことに対しても、「どうしようもない」というよりも、「絶対に勝てる」という自信に満ちた受け答えで、逆に筆者がリラックスさせてもらった感じすらあった。
合同インタビューでも多くの海外メディアが🇯🇵ZETAに質問を投げかけるなど、国内のみならず世界各国で注目を浴びている日本の『VALORANT』シーン。
LOWER BRACKETは4月17日(日)2時から🇯🇵ZETA VS 🇳🇱Team Liquid開催する。いよいよ後がない状況に追い込まれた🇯🇵ZETAがどんな底力を見せてくれるのか——。今後も全力で応援するのはもちろん、試合直後にもかかわらず毎回嫌な顔せずにインタビューに答えてくれる選手らには改めて感謝したい。
#ZETAWIN
なお、RIOTの公式noteでは選手の裏側に密着した特別インタビューが公開されている。選手のよりディープな一面が見られるので併せてチェックしてほしい。
BACKSTAGE(RIOT 公式note):
https://note.com/backstage_riot/
Laz選手Twitter:
https://twitter.com/lazvell
crow選手Twitter:
https://twitter.com/no960fps
SugarZ3ro選手Twitter:
https://twitter.com/SugarZ3roVL
Dep選手Twitter:
https://twitter.com/Dep_ow
TENN選手Twitter:
https://twitter.com/tenhakyou
XQQコーチTwitter:
https://twitter.com/IAMXQ
JUNiORコーチTwitter:
https://twitter.com/junior27015
gya9アナリストTwitter:
https://twitter.com/gya9_
配信アーカイブ
Twitch:
https://twitch.tv/valorant_jpn
YouTube:
https://youtube.com/c/VALORANTjp
© 2020 Riot Games, Inc. All Rights Reserved
第1戦はEMEA地域の強豪🇩🇪G2 Esports(以下、🇩🇪G2)との戦い。🇯🇵ZETAは1マップ目のスプリット、2マップ目のバインドと、果敢な攻めで🇩🇪G2に食らいつくも、細かいミスが敗因となって0:2で敗北。再びLOWER BRACKETへ進むこととなった。
今回は試合直後にLaz選手とcrow選手に独占インタビューをする機会をいただけたので、その様子をお届けしよう。
細かいミスを逃さず潰された
🇩🇪G2のプレッシャーにのまれた戦い
——改めてプレイオフ進出おめでとうございます。はじめてのプレイオフでの戦いいかがでしたか?
crow選手(以下、crow):🇩🇪G2は本当に強いチームなんですけど、「(ミスがなければ)勝てたなぁ」という気持ちで悔しいです。
大会では自分たちのミスをいかに減らしていくかが大切で、「ミスの数の減らし合い」でもあります。試合中にもっとミスが減らせれば勝てたかも知れない試合だったと思います。
Laz選手(以下、Laz):ありがとうございます。プレイオフというとんでもない舞台に立ててめちゃめちゃうれしいです。
ただプレイオフ進出が決まってから今日の試合がはじまるまで、あまり時間がなくてできるだけ早く休んで、次の試合の準備をしなければならないという状況ではあったので、感覚的にはちょっと焦っています。
——そこはLOWER BRACKETの弱みですね。私は昨日の興奮が残っていたり、試合やインタビューを見返しては感動して涙してしまったりでなかなか寝付けなかったんですが、みなさんはちゃんと眠れましたか?
crow:僕は6時間くらいは眠れましたね。
Laz:僕は微妙でしたね。「早く休まなきゃ」って無理矢理寝た感じはあります(笑)。
——ちなみに前日の🇧🇷NIP戦では落としてしまったスプリットを本日もピックしていました。ピックしたわけや、前回の修正点などを言える範囲でお聞かせください。
crow:スプリットもバインドもですが、自分たちはどのマップでも十分に戦えると思っています。マップピックに関しては相手のBANマップとの兼ね合いで一番ベストなマップを選んだ結果という感じですね。
——なるほど。マップピックがうんぬんではなく全体的に🇩🇪G2が一枚上手だったという感じだったんですね。ただ、初戦に比べると全体的にチームの雰囲気は良くなっているような気がします。入場シーンから選手の表情に余裕があるというか、リラックスしているというか——。選手全員が試合を楽しんでいるという雰囲気が見受けられました。
crow:雰囲気は本当に良くて、だんだんリラックスしている感じはありましたね。
Laz:試合を重ねてきたということもあり、多少リラックスして試合に取り組めている感じはありますね。試合中の雰囲気もとてもいいのですが、連続でラウンドを取られてしまったり、重要なラウンドを落としてしまったりと、良くない負け方が続いたところはあったので、そこのダメージは結構大きいです。
——確かに、ピストルラウンドやアンチエコラウンドなど、状況が有利な状態からの負けが多かった気がして「もったいない!」と思ってしまうラウンドが目立ってしまいましたね。
Laz:本当にそうですね。人数有利な状況だったり、アンチエコラウンドはめちゃめちゃ重要なラウンドなので、しっかり取らなければならない試合でもあります。そういったラウンドを落としたのは良くなかったですね。
——そういった、いわば「勝てるラウンド」を落としてしまった要因ってなんだったのでしょうか。
Laz:もちろん自分たちのミスが原因なのは大前提なのですが、ピークの順番だったり、射線管理だったりといった🇩🇪G2の基本的な立ち回りが非常に丁寧で、かつ個人技も高いというところの差で負けてしまった感じはしました。
一方、僕たちは足並みそろえる部分が合わなかったり、タイミングが合わずにひとりが先に顔を出してしまったりで、そこも反省点ではあります。
——試合内容は決して悪くないですもんね! SugarZ3ro選手やTENNN選手がACEを取るシーンもあったし、全体的に熱戦だと感じています。
crow:はい、そこは最高です!
Laz:いやあ、めちゃくちゃ強かったですね。
——次にの修正点というのはLaz選手の中では決まっている感じはしますね。
Laz:そうですね。大会を見直して、直せるところは全部直そうと思っています。まずは、試合を見返してからという感じですね。
特に少人数戦での戦いは見返して、絶対に焦らないような対策をしていきたいと思っています。
——『VALORANT』シーンを見続けていて感じたのですが、本当に全体的に作戦や戦術が高度なものになってきているような気がします。配信のような全体の状況が把握できる、いわゆる神視点でも何をしているのかわからないようなスピーディーな展開だったり、理解が追いつかないというか(笑)。
Laz:『VALORANT』は常にレベルが上がっている競技シーンでもあって、これからさらに難しくなっていくんじゃないかなとは思っています(笑)。
高度になっていく戦術を瞬時に判断して実況しなければならないキャスター陣の方もめちゃめちゃ大変だと思います。
——では、最後にファンに向けて、次の試合に向けてひとことお願いします。
crow:次の試合は1日開くのでゆっくり休んで疲れを取り、今までの試合を見返して自分たちのミスをできるだけ減らしていきたいと思っています。
まだ相手のチームは決まっていませんが、LOWER BRACKETに向けてがんばりたいと思いますので、応援よろしくお願いします!
Laz選手:みなさんいつも応援ありがとうございます。
プレイオフ1戦目では、あまりパフォーマンスが出せず悔しい思いをしましたが、次の試合までの時間はあるので、直すべきところをしっかり直して勝ちに行きたいと思っています!
引き続き応援よろしくお願いします!
——ありがとうございました! ちょっと今日は3マップ目のアイスボックス見たかったですねー。
Laz:あはは。めっちゃやりたかったです(笑)。
———
特に印象的なのはLaz選手がインタビューでとてもリラックスしていたこと。もちろん負けて悔しいのは当たり前だが、何より今こうして大舞台で戦えていることを楽しんでいる。負けたことに対しても、「どうしようもない」というよりも、「絶対に勝てる」という自信に満ちた受け答えで、逆に筆者がリラックスさせてもらった感じすらあった。
合同インタビューでも多くの海外メディアが🇯🇵ZETAに質問を投げかけるなど、国内のみならず世界各国で注目を浴びている日本の『VALORANT』シーン。
LOWER BRACKETは4月17日(日)2時から🇯🇵ZETA VS 🇳🇱Team Liquid開催する。いよいよ後がない状況に追い込まれた🇯🇵ZETAがどんな底力を見せてくれるのか——。今後も全力で応援するのはもちろん、試合直後にもかかわらず毎回嫌な顔せずにインタビューに答えてくれる選手らには改めて感謝したい。
#ZETAWIN
なお、RIOTの公式noteでは選手の裏側に密着した特別インタビューが公開されている。選手のよりディープな一面が見られるので併せてチェックしてほしい。
BACKSTAGE(RIOT 公式note):
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Laz選手Twitter:
https://twitter.com/lazvell
crow選手Twitter:
https://twitter.com/no960fps
SugarZ3ro選手Twitter:
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Dep選手Twitter:
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