最適解を更新した攻略でハイレベルな戦いを繰り広げた「モンストプロツアー 2019-2020」第7戦レポート!
2月15日(土)に「名古屋市のポートメッセなごや」にて、「モンストプロツアー 2019-2020」の第7戦 名古屋が開催されました。
モンストプロツアーは、プロライセンス保持チームのみが参加を許される大会で、全12チームが参加しています。第1戦から第6戦までは、全12チーム中8チームのみの参加で、各チーム全7戦中5戦に参戦することになっています。
レギュラーシーズン最終戦となる第7戦のみ12チーム参加となっており、今シーズン初の全チームが勢ぞろいする大会です。第7戦終了時のポイント上位4チームは2月29日(土)に「ユナイテッドシネマ アクアシティお台場スクリーンNo.1」にて開催されるツアーファイナルへの出場権が得られます。
第7戦は第6戦までのポイントよりも高いポイントが得られるようになっており、第6戦までのポイントランキング下位チームでもまだまだ出場するチャンスが残されています。第6戦終了時で、ツアーファイナル出場を確定しているのはGVのみで、2位チームでも第7戦の成績によってツアーファイナルへの出場ができなくなってしまいます。
ツアーファイナルへの出場権を得たのは、
結果はすでにeSportsworldでもお伝えしているとおり、アラブルズが優勝し、AliceWithAceが準優勝となりました。第7戦終了時のポイント獲得数も確定し、最終的な順位は下記の通りです。
1位:アラブルズ
2位:GV
3位:【華】獣神亭一門
4位:今池壁ドンズα
5位:4Sleepers
6位:Cats
7位:練習不足。
8位:どんどんススムンガ
9位:AliceWithAce
10位:はなっぷ
11位:ろくまる
12位:らぶましーん
ツアーファイナルへの出場権を得たのは、アラブルズ、GV、【華】獣神亭一門、今池壁ドンズαの4チームです。
【華】獣神亭一門以外は昨年のツアーファイナルにも出場しており、安定した強さを見せつけた結果となりました。
最適解で2手短縮を目指す!
モンストプロツアーは、それぞれの大会で規定のステージをクリアするタイムを競う「タイムアタックラウンド」と2チームクリアタイムを争う「バトルラウンド」に分かれて行います。
タイムアタックラウンドでの順位でもポイントを獲得でき、バトルラウンドではタイムアタックラウンドのタイム上位チームが初戦と2回戦はピック先行後攻選択権(ピックとは試合開始前に使用するモンスターを順番に選ぶルール。同じモンスターを使用できないので、ピックの順番や獲得する組み合わせで戦力が大きく変化する)、準決勝ではピック先行後攻選択権もしくはステージ選択権のどちらかを選ぶことができます。つまりタイムアタックラウンドで好成績を残すとバトルラウンドで優位な状況で戦えるようになります。
第7戦はそのタイムアタックラウンドから、いつも以上の熱戦が繰り広げられました。タイムアタックラウンドは「紅音の鶴少女」ステージで行われましたが、以前は11手クリアが最適解とされていたところ、最近の攻略で9手クリアも可能となったステージです。
多くのチームが9手クリアを目指し、ミスがあっても10手、11手でクリアするハイレベルな展開。12チームとも3分を切る好タイムをたたき出しています。また、今回は12チーム参戦なので、上位4チームはトーナメントシードとなるため、タイムアタックラウンドの高ポイントに加え、2回戦からのバトルラウンドのポイントも獲得できるというかなり優位な状態につけることができます。
タイムアタックラウンドが終了時で注目されるのが、ツアーファイナル当落線上にある今池壁ドンズαと【華】獣神亭一門、4Sleepers、アラブルズの4チーム。【華】獣神亭一門がタイムアタックラウンド11位と大幅に出遅れ、2戦連続優勝の勢いに陰りを見せているように感じました。
アラブルズはタイムアタックラウンド4位と好成績ながら、アラブルズより上位ポイントチームの今池壁ドンズαと4Sleepersがさらに上位につけたことにより、逆転の目はバトルラウンドでの優勝しかなくなってしまいました。
バトルラウンドでダークホースとして存在感を発揮していたのがAliceWithAce。今シーズンは今年からプロチームとなった新規加入組がプロの洗礼を浴び、苦しい戦いを強いられてきましたが、特にAliceWithAceは第6戦終了時までツアー勝利がなく、11位と低迷。他のチームは苦しみながらも準優勝を1回ずつ経験していたので、新規4チームの中でも取り残されていた感のあるチームでした。
それが第7戦になって大爆発。初戦では、すでにツアーファイナルの出場を決めているGVが相手。GooglePlayでの勝敗予想は、GV 72%、AliceWithAce 28%と多くのファンはGVの勝利を確信していました。そんな逆風をもろともせず、GVを連勝で撃破、シードの4Sleepers、準決勝ではなっぷを撃破し、決勝戦へとコマを進めました。
対するのはアラブルズ。先述したとおり、勝たなければツアーファイナル出場が叶わない崖っぷちで気合い十分です。ただ、AliceWithAceはツアーファイナル出場の目は残っていませんが、勝てば新規チーム初の優勝となる大一番です。優勝賞金の430万円でプロとしては当然狙って行きます。
結果は周知の通り、アラブルズの勝利となりましたが、第7戦はAliceWithAceのドラマがあったからこその盛り上がりだったと言えるのではないでしょうか。
eスポーツはまだまだ地域との繋がりが薄いと感じますが、ことモンストに関してはその繋がりの濃さを感じます。第7戦の舞台となった名古屋、中部地区は、『モンスト』の聖地と言えるほどの盛り上がりを見せる土地です。プロチームも今シーズン圧倒的な強さを見せたGV、絶対王者の今池壁ドンズα、昨年グランプリ優勝のどんどんススムンガは中部地区のチームです。
さらにアラブルズのリーダーKEVIN選手は愛知県出身。まさに『モンスト』王国と言えます。当然、第7戦には王国らしい様相で、会場はチケット完売の超満員。各チームカラーのパーカーやトレーナーを着たファンで埋め尽くされていました。
やはり特定のチームを応援するファンが居てからこその盛り上がりであることを、今一度確かめられた思いです。次回はいよいよツアーファイナル。長かったプロツアーの頂点が決まります。会場のお近くの方はぜひ会場へ……と言いたいところですが、コロナウイルスの影響で、今回は残念ながら無観客試合になるとのことです。選手の安全を祈願しながら、勝敗予想をし、配信動画を観て応援をしましょう。
ちなみに、筆者の第7戦の勝敗予想は11戦中7試合当選の386.18ポイントで30位でした。100位以内はGooglePlay Pointが4000ポイントももらえるとのことです。大会をあれだけ楽しんだ上に、4000ポイントも貰えるなんて申し訳ない気分にすらなってしまいます。
モンストプロツアーは、プロライセンス保持チームのみが参加を許される大会で、全12チームが参加しています。第1戦から第6戦までは、全12チーム中8チームのみの参加で、各チーム全7戦中5戦に参戦することになっています。
レギュラーシーズン最終戦となる第7戦のみ12チーム参加となっており、今シーズン初の全チームが勢ぞろいする大会です。第7戦終了時のポイント上位4チームは2月29日(土)に「ユナイテッドシネマ アクアシティお台場スクリーンNo.1」にて開催されるツアーファイナルへの出場権が得られます。
第7戦は第6戦までのポイントよりも高いポイントが得られるようになっており、第6戦までのポイントランキング下位チームでもまだまだ出場するチャンスが残されています。第6戦終了時で、ツアーファイナル出場を確定しているのはGVのみで、2位チームでも第7戦の成績によってツアーファイナルへの出場ができなくなってしまいます。
ツアーファイナルへの出場権を得たのは、
アラブルズ、GV、【華】獣神亭一門、今池壁ドンズα!
結果はすでにeSportsworldでもお伝えしているとおり、アラブルズが優勝し、AliceWithAceが準優勝となりました。第7戦終了時のポイント獲得数も確定し、最終的な順位は下記の通りです。
1位:アラブルズ
2位:GV
3位:【華】獣神亭一門
4位:今池壁ドンズα
5位:4Sleepers
6位:Cats
7位:練習不足。
8位:どんどんススムンガ
9位:AliceWithAce
10位:はなっぷ
11位:ろくまる
12位:らぶましーん
ツアーファイナルへの出場権を得たのは、アラブルズ、GV、【華】獣神亭一門、今池壁ドンズαの4チームです。
【華】獣神亭一門以外は昨年のツアーファイナルにも出場しており、安定した強さを見せつけた結果となりました。
最適解で2手短縮を目指す!
新たな攻略で白熱した戦いをみせたタイムアタックラウンド
モンストプロツアーは、それぞれの大会で規定のステージをクリアするタイムを競う「タイムアタックラウンド」と2チームクリアタイムを争う「バトルラウンド」に分かれて行います。
タイムアタックラウンドでの順位でもポイントを獲得でき、バトルラウンドではタイムアタックラウンドのタイム上位チームが初戦と2回戦はピック先行後攻選択権(ピックとは試合開始前に使用するモンスターを順番に選ぶルール。同じモンスターを使用できないので、ピックの順番や獲得する組み合わせで戦力が大きく変化する)、準決勝ではピック先行後攻選択権もしくはステージ選択権のどちらかを選ぶことができます。つまりタイムアタックラウンドで好成績を残すとバトルラウンドで優位な状況で戦えるようになります。
第7戦はそのタイムアタックラウンドから、いつも以上の熱戦が繰り広げられました。タイムアタックラウンドは「紅音の鶴少女」ステージで行われましたが、以前は11手クリアが最適解とされていたところ、最近の攻略で9手クリアも可能となったステージです。
多くのチームが9手クリアを目指し、ミスがあっても10手、11手でクリアするハイレベルな展開。12チームとも3分を切る好タイムをたたき出しています。また、今回は12チーム参戦なので、上位4チームはトーナメントシードとなるため、タイムアタックラウンドの高ポイントに加え、2回戦からのバトルラウンドのポイントも獲得できるというかなり優位な状態につけることができます。
タイムアタックラウンドが終了時で注目されるのが、ツアーファイナル当落線上にある今池壁ドンズαと【華】獣神亭一門、4Sleepers、アラブルズの4チーム。【華】獣神亭一門がタイムアタックラウンド11位と大幅に出遅れ、2戦連続優勝の勢いに陰りを見せているように感じました。
アラブルズはタイムアタックラウンド4位と好成績ながら、アラブルズより上位ポイントチームの今池壁ドンズαと4Sleepersがさらに上位につけたことにより、逆転の目はバトルラウンドでの優勝しかなくなってしまいました。
ダークホースのAliceWithAceが大活躍のバトルラウンド
バトルラウンドでダークホースとして存在感を発揮していたのがAliceWithAce。今シーズンは今年からプロチームとなった新規加入組がプロの洗礼を浴び、苦しい戦いを強いられてきましたが、特にAliceWithAceは第6戦終了時までツアー勝利がなく、11位と低迷。他のチームは苦しみながらも準優勝を1回ずつ経験していたので、新規4チームの中でも取り残されていた感のあるチームでした。
それが第7戦になって大爆発。初戦では、すでにツアーファイナルの出場を決めているGVが相手。GooglePlayでの勝敗予想は、GV 72%、AliceWithAce 28%と多くのファンはGVの勝利を確信していました。そんな逆風をもろともせず、GVを連勝で撃破、シードの4Sleepers、準決勝ではなっぷを撃破し、決勝戦へとコマを進めました。
対するのはアラブルズ。先述したとおり、勝たなければツアーファイナル出場が叶わない崖っぷちで気合い十分です。ただ、AliceWithAceはツアーファイナル出場の目は残っていませんが、勝てば新規チーム初の優勝となる大一番です。優勝賞金の430万円でプロとしては当然狙って行きます。
結果は周知の通り、アラブルズの勝利となりましたが、第7戦はAliceWithAceのドラマがあったからこその盛り上がりだったと言えるのではないでしょうか。
『モンスト』で繋がるeスポーツと地域の垣根
eスポーツはまだまだ地域との繋がりが薄いと感じますが、ことモンストに関してはその繋がりの濃さを感じます。第7戦の舞台となった名古屋、中部地区は、『モンスト』の聖地と言えるほどの盛り上がりを見せる土地です。プロチームも今シーズン圧倒的な強さを見せたGV、絶対王者の今池壁ドンズα、昨年グランプリ優勝のどんどんススムンガは中部地区のチームです。
さらにアラブルズのリーダーKEVIN選手は愛知県出身。まさに『モンスト』王国と言えます。当然、第7戦には王国らしい様相で、会場はチケット完売の超満員。各チームカラーのパーカーやトレーナーを着たファンで埋め尽くされていました。
やはり特定のチームを応援するファンが居てからこその盛り上がりであることを、今一度確かめられた思いです。次回はいよいよツアーファイナル。長かったプロツアーの頂点が決まります。会場のお近くの方はぜひ会場へ……と言いたいところですが、コロナウイルスの影響で、今回は残念ながら無観客試合になるとのことです。選手の安全を祈願しながら、勝敗予想をし、配信動画を観て応援をしましょう。
ちなみに、筆者の第7戦の勝敗予想は11戦中7試合当選の386.18ポイントで30位でした。100位以内はGooglePlay Pointが4000ポイントももらえるとのことです。大会をあれだけ楽しんだ上に、4000ポイントも貰えるなんて申し訳ない気分にすらなってしまいます。
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