【現地レポート】『VALORANT』公式大会はオフライン開催がメジャーに!ファンサービスも充実した「Challengers Japan Playoff Finals」の熱量はさいたまスーパーアリーナ超え!?
3月18日(土)〜19日(日)にインテックス大阪にて、「VALORANT Challengers Japan 2023 Split1(以下、Challengers Japan)」のPlayoff Finalsが行われました。結果はすでに当サイトでも報じていますので、今回は大会自体の様子をお届けします。
チケットは即完売!
まずインテックス大阪ですが、大阪ベイエリアにある国際展示場です。新大阪駅から地下鉄で40~50分の位置にあり、東京で言えば、お台場のような感じです。水族館や大観覧車のある天保山やユニバーサルスタジオなどもあるエリアで、2025年開催予定の大阪・関西万博もこのエリアで行われる予定です。
Challengers Japanは、インテックス大阪の5号館を使用して開催されました。広さ的には、幕張メッセの1ホールの半分ちょっと位で、席数は3000をちょっと超えるくらいでしょうか。昨年、さいたまスーパーアリーナで行われたChallengers Japanは約1万3000人の収容だったので、1/4くらいの規模となっています。
『VALORANT』の公式イベントとしては、はじめての地方開催だったので、まあ妥当な規模の会場だったのではないでしょうか。実際は超満員の上、チケットも数分で売り切れたとのことなので、もう少し大きめの会場でも十分チケットはさばけたとは思われます。
会場は展示場なので、常設の席はなく基本的にアリーナ席のみとなっていました。ステージは会場中央にありますが、さいたまスーパーアリーナのように4面すべてから観戦できるのではなく、一方のみが壁に設置した3面を観客席で取り囲む感じです。どの席も同じ高さになっているので後方の方が見えにくくなると思われましたが、会場が小さめだったのでステージとの距離は近く、それほど見づらさは感じませんでした。
インテックス大阪のレギュレーションだったかどうかは確認しませんでしたが、今回のChallengers Japanではバルーンによる応援が禁止。拍手のみの応援となっており、マスクをしていれば声出しの応援もできるようでした。
会場の盛り上がりですが、個人的には熱量的にはChallengers JapanのさいたまスーパーアリーナやRAGEの東京ガーデンシアターと遜色のないように感じました。来場者は首都圏からの遠征組も多いかもとの懸念があったようでしたが、実際は関西地区からの来場者が多かったとのこと。『VALORANT』やeスポーツが全国的なムーブメントであることが実感できました。大阪以外の各地でも『VALORANT』の公式大会が開催される可能性を示唆したのではないでしょうか。
会場横にはコミュニティエリアを設置。公式グッズを販売するブースのほかに、Challengers JapanのPlayOffに進出したチームからFENNEL、IGZIST、Sengoku Gaming、REJECT、SCARZ、CREST GAMING ZSTの6チームのブースも展示。RAGEではお馴染みの展開ですが、さいたまスーパーアリーナではチームブースの設置がなかったので、Challengers Japanとしては初の試みとなるのではないでしょうか。
大阪のファンにとっては、各チームの公式グッズを実際にふれたり、観ることができたりすることは滅多になく、いい機会となっており、どのブースも人気となっていました。Day2にSCARZブースでは、販売のみならず選手が訪れ、ファンミーティングとしても機能していました。中々選手と会う機会のない地方にとってはうれしいサプライズといえます。
スポンサーであるnosh、ZOWIE、ふもっふのおみせもブースを展示。さらにキッチンカーやREDBULL Barも用意していました。
コミュニティエリアは両日とも1オープンから14時までがChallengers Japanのチケット購入者のみの入場でしたが、それ以降はチケットを持っていないインテックス大阪に遊びに来た人も自由に入れました。試合と試合の合間のインターバルでは多くの観客が訪れ、入場規制が出るほど。特にMAP2終了後の約1時間のインターバルはかなりの混みようでした。
コミュニティエリアと試合会場の入り口脇の壁には、フォトスポットを用意。『VALORANT』のロゴや出場3チームの選手による大型パネルの前で撮影を楽しむこともできました。時間によってはコスプレイヤーもおり、撮影に応じてくれました。
インテックス大阪の中にはには、キッチンカーが何台も展開しており、テイクアウト用の常設店舗も充実していたので、食事には困らない感じです。しかも、今回は会場内に飲食を持ち込むことも禁止されていなかったので、長時間の試合でお腹を空かせて観るようなことにはなりませんでした。会場によっては飲食禁止の場所も多いですが、eスポーツがスポーツ観戦のように、飲食を楽しみながら観られる環境が整うとよりいっそう、観戦の楽しみが増すといえるでしょう。
大会最後には、Challengers JapanのSplit2 Playoff Finalsも大阪で開催されることが発表されました。次回はエディオンアリーナ大阪での開催です。2階席もあり、キャパは8,000人、ステージありのライブで6,000人程度とのことなので、インテックス大阪の2倍は収容できる感じです。Split2ではいよいよVCT Pacificに向け、日本代表チームが決定する戦いとなるので、関西地区のファンの方々は、今から正座待機ですよ。
コロナ禍が完全に収束したとは言い難い状況ですが、世間的にはかなりコロナ前の日常が取り戻されています。eスポーツも今年はオフライン大会がデフォルトとなり、数多くの大会がリアル開催に踏み切るのではないでしょうか。
その中でもっとも注目されるのは地方開催です。
今回のChallengers Japanのような公式大会の地方開催を始め、各地方自治体や地方を拠点とするチームによる大会が増えていくでしょう。オンラインで浸透してきたeスポーツがようやくオフラインとして実体験できるようになるわけです。各地で新たなeスポーツ施設が続々とオープンしているので、ちょっと足を運ぶ距離で大会やイベントが開催していたら、ぜひとも足を運んでみてはいかがでしょうか。
チケットは即完売!
大阪初開催の公式大会は超満員の大盛り上がり
まずインテックス大阪ですが、大阪ベイエリアにある国際展示場です。新大阪駅から地下鉄で40~50分の位置にあり、東京で言えば、お台場のような感じです。水族館や大観覧車のある天保山やユニバーサルスタジオなどもあるエリアで、2025年開催予定の大阪・関西万博もこのエリアで行われる予定です。
Challengers Japanは、インテックス大阪の5号館を使用して開催されました。広さ的には、幕張メッセの1ホールの半分ちょっと位で、席数は3000をちょっと超えるくらいでしょうか。昨年、さいたまスーパーアリーナで行われたChallengers Japanは約1万3000人の収容だったので、1/4くらいの規模となっています。
『VALORANT』の公式イベントとしては、はじめての地方開催だったので、まあ妥当な規模の会場だったのではないでしょうか。実際は超満員の上、チケットも数分で売り切れたとのことなので、もう少し大きめの会場でも十分チケットはさばけたとは思われます。
会場は展示場なので、常設の席はなく基本的にアリーナ席のみとなっていました。ステージは会場中央にありますが、さいたまスーパーアリーナのように4面すべてから観戦できるのではなく、一方のみが壁に設置した3面を観客席で取り囲む感じです。どの席も同じ高さになっているので後方の方が見えにくくなると思われましたが、会場が小さめだったのでステージとの距離は近く、それほど見づらさは感じませんでした。
インテックス大阪のレギュレーションだったかどうかは確認しませんでしたが、今回のChallengers Japanではバルーンによる応援が禁止。拍手のみの応援となっており、マスクをしていれば声出しの応援もできるようでした。
会場の盛り上がりですが、個人的には熱量的にはChallengers JapanのさいたまスーパーアリーナやRAGEの東京ガーデンシアターと遜色のないように感じました。来場者は首都圏からの遠征組も多いかもとの懸念があったようでしたが、実際は関西地区からの来場者が多かったとのこと。『VALORANT』やeスポーツが全国的なムーブメントであることが実感できました。大阪以外の各地でも『VALORANT』の公式大会が開催される可能性を示唆したのではないでしょうか。
各チームによるチームブースでファンサービスを展開
会場横にはコミュニティエリアを設置。公式グッズを販売するブースのほかに、Challengers JapanのPlayOffに進出したチームからFENNEL、IGZIST、Sengoku Gaming、REJECT、SCARZ、CREST GAMING ZSTの6チームのブースも展示。RAGEではお馴染みの展開ですが、さいたまスーパーアリーナではチームブースの設置がなかったので、Challengers Japanとしては初の試みとなるのではないでしょうか。
大阪のファンにとっては、各チームの公式グッズを実際にふれたり、観ることができたりすることは滅多になく、いい機会となっており、どのブースも人気となっていました。Day2にSCARZブースでは、販売のみならず選手が訪れ、ファンミーティングとしても機能していました。中々選手と会う機会のない地方にとってはうれしいサプライズといえます。
スポンサーであるnosh、ZOWIE、ふもっふのおみせもブースを展示。さらにキッチンカーやREDBULL Barも用意していました。
コミュニティエリアは両日とも1オープンから14時までがChallengers Japanのチケット購入者のみの入場でしたが、それ以降はチケットを持っていないインテックス大阪に遊びに来た人も自由に入れました。試合と試合の合間のインターバルでは多くの観客が訪れ、入場規制が出るほど。特にMAP2終了後の約1時間のインターバルはかなりの混みようでした。
コミュニティエリアと試合会場の入り口脇の壁には、フォトスポットを用意。『VALORANT』のロゴや出場3チームの選手による大型パネルの前で撮影を楽しむこともできました。時間によってはコスプレイヤーもおり、撮影に応じてくれました。
インテックス大阪の中にはには、キッチンカーが何台も展開しており、テイクアウト用の常設店舗も充実していたので、食事には困らない感じです。しかも、今回は会場内に飲食を持ち込むことも禁止されていなかったので、長時間の試合でお腹を空かせて観るようなことにはなりませんでした。会場によっては飲食禁止の場所も多いですが、eスポーツがスポーツ観戦のように、飲食を楽しみながら観られる環境が整うとよりいっそう、観戦の楽しみが増すといえるでしょう。
大会最後には、Challengers JapanのSplit2 Playoff Finalsも大阪で開催されることが発表されました。次回はエディオンアリーナ大阪での開催です。2階席もあり、キャパは8,000人、ステージありのライブで6,000人程度とのことなので、インテックス大阪の2倍は収容できる感じです。Split2ではいよいよVCT Pacificに向け、日本代表チームが決定する戦いとなるので、関西地区のファンの方々は、今から正座待機ですよ。
コロナ禍が完全に収束したとは言い難い状況ですが、世間的にはかなりコロナ前の日常が取り戻されています。eスポーツも今年はオフライン大会がデフォルトとなり、数多くの大会がリアル開催に踏み切るのではないでしょうか。
その中でもっとも注目されるのは地方開催です。
今回のChallengers Japanのような公式大会の地方開催を始め、各地方自治体や地方を拠点とするチームによる大会が増えていくでしょう。オンラインで浸透してきたeスポーツがようやくオフラインとして実体験できるようになるわけです。各地で新たなeスポーツ施設が続々とオープンしているので、ちょっと足を運ぶ距離で大会やイベントが開催していたら、ぜひとも足を運んでみてはいかがでしょうか。
【岡安学 プロフィール】
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)
Twitter:@digiyas
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)
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