【大会レポート】『VALORANT』国際大会「VCT 2022 Stage 2 Masters – Copenhagen」は🇨🇳🇪🇺FunPlus Phoenixが初の栄冠に輝く!日本代表NORTHEPTIONも価値ある一勝を掴む!
『VALORANT』の世界王者を決める大会「VCT 2022 Stage 2 Masters – Copenhagen」が7月10日(日)~7月25日(月)にかけて開催。各地域の厳しい予選を勝ち上がった12チームがデンマークのコペンハーゲンで開催される戦いに挑んだ。
ここでは日本代表として出場した🇯🇵NORTHEPTIONの試合結果、そして見事優勝に輝いた🇨🇳🇪🇺FunPlus Phoenixの動向を振り返っていこう。
まずは日本代表の🇯🇵NORTHEPTIONの試合を振り返ってみよう。
世界大会初戦の相手は国際経験が豊富な🇰🇷DRX。綺麗かつ独特なセットアップが特徴で、初見での対応が非常に難しい相手だ。
1マップ目のアセントではKAY/O・フェイドを生かしたセットアップでサイト内を制圧。🇯🇵Nthも要所で受け身にならず積極的にミッドを詰める動きも見せるが、相手にうまく対応されてしまった。
続く2マップ目のバインドではMeteor選手(🇯🇵Nth)がネオンをピック。単独で前に出てワンピック狙う動きを見せるが、🇰🇷DRXの徹底した詰め待ちから時間をかけたセットアップとかみ合わない。また詰めでアビリティを使うためリテイクも厳しく相手にラウンドを連取されてしまう。完全に🇯🇵Nthの動きを読んでいた🇰🇷DRXが、🇯🇵Nthにわずか1ラウンドしかとられずに圧倒した。
負ければ敗退が確定する大事な一戦。🇹🇭XIAはChampionsも確定している安定感のあるチームで厳しい試合が予想された。
1マップ目のスプリットで脅威となったのがSurf選手(🇹🇭XIA)。チェンバーのランデブーで、さまざまな立ち位置から斜線を広げてキルを重ねた。また、時には大胆な裏取りで相手の意表を突くなどエリアコントロールでも一枚上手だった🇹🇭XIA。ピックマップでありながら🇯🇵Nthが落としてしまい、先に🇹🇭XIAに王手を握られてしまう。
ただ、2マップ目のヘイヴンでは日本予選でも見られた強気な撃ち合いで主導権を握ると、アタッカー側で8ラウンド連取して勢いに乗る。また1マップ目では悔しいプレーとなったDerialy選手(🇯🇵Nth)がチームを牽引するなどメンタル面のリセットもうまくくできていた。13-8で🇯🇵Nthが勝利を収めて勝負は3マップ目にもつれる。
3マップ目のバインドでは🇰🇷DRX戦から大きく構成を変更してダブルコントローラーを採用した🇯🇵Nth。🇰🇷DRX戦とは異なり、ディフェンダー側ではチーム全体で高めの防衛ラインを敷いて相手のエリアコントロールを許さなかった。ただ🇹🇭XIAも一歩も引かず、お互いがラウンドを取り合う試合展開の末、勝負はOT(オーバータイム)にもつれる。一度は先に王手を握られるが、落ち着いて最後までチームとしての連携を保った🇯🇵Nthが見事に勝利を収めた。
プレイオフ進出をかけた大事な一戦の対戦相手は🇨🇳🇪🇺FPX。初の国際大会で経験こそ少ないが、世界屈指のフィジカルを誇っているチームだ。
1マップ目のフラクチャーではレイズ・ネオンのダブルデュエリストを採用した🇯🇵Nth。素早いセットプレイをしたいという狙いが見えたが、🇨🇳🇪🇺FPXは一歩も引かずに前で撃ち合いに来ることで見事な防衛を見せた。アタッカーで思うようにラウンドを重ねられなかった🇯🇵Nthはピックマップを落としてしまう。
続く2マップ目のアセントでは🇨🇳🇪🇺FPXがフラクチャーで見せたフィジカルの強さだけでなく、EMEAらしい柔軟なエリアコントロールで🇯🇵Nthを翻弄する。後半に入り🇯🇵Nthも徐々にやりたい動きを見せるようになるが、要所で🇨🇳🇪🇺FPXのクラッチプレイが光り、13-9で敗戦となった。
初のMastersで優勝に輝いた🇨🇳🇪🇺FPX。ここでは🇨🇳🇪🇺FPXのプレイオフでの歩みを振り返っていこう。
プレイオフの一回戦で🇬🇧Fnatic(FNC)に2-0で敗れてしまい、早い段階でLowerに回った🇨🇳🇪🇺FPX。しかしビザ問題が解消されたSUYGETSU選手(🇨🇳🇪🇺FPX)がLower一回戦から復帰すると、流れは一変。グループステージで敗れた🇰🇷DRX、EMEA地域から勝てていなかった🇬🇧Fnatic、Stage1優勝チームの🇺🇸OpTic Gamingを次々と破って勢いに乗る。
そして迎えた決勝戦はプレイオフでわずか1マップしか落とさない完成度の高さを見せて、アジア勢初の優勝を狙うPaper Rex。
お互いがマップを取り合う一進一退の攻防になった決勝戦はBO5の最終マップまでもつれる。しのぎを削る両チームだが、最後2on4の状況から神がかり的なクラッチプレイを見せたSUYGETSU選手が🇨🇳🇪🇺FPXに栄冠をもたらした。
初の国際大会でありながら、見事勝利をつかみ取った🇯🇵NORTHEPTION。残念ながらChampions進出確定とはならなかったが、彼らの得た経験はLCQで必ず生きてくるだろう。
長らく🇯🇵Crazy Raccoon・🇯🇵ZETA DIVISIONの二強だった日本のVALORANT競技シーン。そこに風穴を開けた🇯🇵Nthのこれから、そして刺激を受けた各チームのさらなるレベルアップに期待したい。
配信アーカイブ
Twitch:
https://twitch.tv/valorant_jpn
YouTube:
https://youtube.com/c/VALORANTjp
© 2020 Riot Games, Inc. All Rights Reserved
ここでは日本代表として出場した🇯🇵NORTHEPTIONの試合結果、そして見事優勝に輝いた🇨🇳🇪🇺FunPlus Phoenixの動向を振り返っていこう。
初の世界大会で勝利を収めたNORTHEPTION(Nth)
まずは日本代表の🇯🇵NORTHEPTIONの試合を振り返ってみよう。
Day1:🇰🇷DRX VS(DRX) vs 🇯🇵NORTHEPTION(Nth)
世界大会初戦の相手は国際経験が豊富な🇰🇷DRX。綺麗かつ独特なセットアップが特徴で、初見での対応が非常に難しい相手だ。
1マップ目のアセントではKAY/O・フェイドを生かしたセットアップでサイト内を制圧。🇯🇵Nthも要所で受け身にならず積極的にミッドを詰める動きも見せるが、相手にうまく対応されてしまった。
続く2マップ目のバインドではMeteor選手(🇯🇵Nth)がネオンをピック。単独で前に出てワンピック狙う動きを見せるが、🇰🇷DRXの徹底した詰め待ちから時間をかけたセットアップとかみ合わない。また詰めでアビリティを使うためリテイクも厳しく相手にラウンドを連取されてしまう。完全に🇯🇵Nthの動きを読んでいた🇰🇷DRXが、🇯🇵Nthにわずか1ラウンドしかとられずに圧倒した。
Day3:🇯🇵NORTHEPTION(Nth) vs 🇹🇭XERXIA(XIA)
負ければ敗退が確定する大事な一戦。🇹🇭XIAはChampionsも確定している安定感のあるチームで厳しい試合が予想された。
1マップ目のスプリットで脅威となったのがSurf選手(🇹🇭XIA)。チェンバーのランデブーで、さまざまな立ち位置から斜線を広げてキルを重ねた。また、時には大胆な裏取りで相手の意表を突くなどエリアコントロールでも一枚上手だった🇹🇭XIA。ピックマップでありながら🇯🇵Nthが落としてしまい、先に🇹🇭XIAに王手を握られてしまう。
ただ、2マップ目のヘイヴンでは日本予選でも見られた強気な撃ち合いで主導権を握ると、アタッカー側で8ラウンド連取して勢いに乗る。また1マップ目では悔しいプレーとなったDerialy選手(🇯🇵Nth)がチームを牽引するなどメンタル面のリセットもうまくくできていた。13-8で🇯🇵Nthが勝利を収めて勝負は3マップ目にもつれる。
3マップ目のバインドでは🇰🇷DRX戦から大きく構成を変更してダブルコントローラーを採用した🇯🇵Nth。🇰🇷DRX戦とは異なり、ディフェンダー側ではチーム全体で高めの防衛ラインを敷いて相手のエリアコントロールを許さなかった。ただ🇹🇭XIAも一歩も引かず、お互いがラウンドを取り合う試合展開の末、勝負はOT(オーバータイム)にもつれる。一度は先に王手を握られるが、落ち着いて最後までチームとしての連携を保った🇯🇵Nthが見事に勝利を収めた。
Day4:🇨🇳🇪🇺FunPlus Phoenix(FPX) vs 🇯🇵NORTHEPTION(Nth)
プレイオフ進出をかけた大事な一戦の対戦相手は🇨🇳🇪🇺FPX。初の国際大会で経験こそ少ないが、世界屈指のフィジカルを誇っているチームだ。
1マップ目のフラクチャーではレイズ・ネオンのダブルデュエリストを採用した🇯🇵Nth。素早いセットプレイをしたいという狙いが見えたが、🇨🇳🇪🇺FPXは一歩も引かずに前で撃ち合いに来ることで見事な防衛を見せた。アタッカーで思うようにラウンドを重ねられなかった🇯🇵Nthはピックマップを落としてしまう。
続く2マップ目のアセントでは🇨🇳🇪🇺FPXがフラクチャーで見せたフィジカルの強さだけでなく、EMEAらしい柔軟なエリアコントロールで🇯🇵Nthを翻弄する。後半に入り🇯🇵Nthも徐々にやりたい動きを見せるようになるが、要所で🇨🇳🇪🇺FPXのクラッチプレイが光り、13-9で敗戦となった。
優勝チームは🇨🇳🇪🇺FunPlus Phoenix
初のMastersで優勝に輝いた🇨🇳🇪🇺FPX。ここでは🇨🇳🇪🇺FPXのプレイオフでの歩みを振り返っていこう。
プレイオフの一回戦で🇬🇧Fnatic(FNC)に2-0で敗れてしまい、早い段階でLowerに回った🇨🇳🇪🇺FPX。しかしビザ問題が解消されたSUYGETSU選手(🇨🇳🇪🇺FPX)がLower一回戦から復帰すると、流れは一変。グループステージで敗れた🇰🇷DRX、EMEA地域から勝てていなかった🇬🇧Fnatic、Stage1優勝チームの🇺🇸OpTic Gamingを次々と破って勢いに乗る。
そして迎えた決勝戦はプレイオフでわずか1マップしか落とさない完成度の高さを見せて、アジア勢初の優勝を狙うPaper Rex。
お互いがマップを取り合う一進一退の攻防になった決勝戦はBO5の最終マップまでもつれる。しのぎを削る両チームだが、最後2on4の状況から神がかり的なクラッチプレイを見せたSUYGETSU選手が🇨🇳🇪🇺FPXに栄冠をもたらした。
まとめ
初の国際大会でありながら、見事勝利をつかみ取った🇯🇵NORTHEPTION。残念ながらChampions進出確定とはならなかったが、彼らの得た経験はLCQで必ず生きてくるだろう。
長らく🇯🇵Crazy Raccoon・🇯🇵ZETA DIVISIONの二強だった日本のVALORANT競技シーン。そこに風穴を開けた🇯🇵Nthのこれから、そして刺激を受けた各チームのさらなるレベルアップに期待したい。
配信アーカイブ
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https://twitch.tv/valorant_jpn
YouTube:
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【Asuka プロフィール】
『Apex Legends』『VALORANT』などのFPSの競技シーン好きが高じてライター活動を開始。特に『VALORANT』はリリース開始からずっと追いかけており、大会レポートを執筆している。これまであまりゲームに馴染みのなかった人に楽しさを伝えるのが目標。
『Apex Legends』『VALORANT』などのFPSの競技シーン好きが高じてライター活動を開始。特に『VALORANT』はリリース開始からずっと追いかけており、大会レポートを執筆している。これまであまりゲームに馴染みのなかった人に楽しさを伝えるのが目標。
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