【レポート】『シャドバ」の祭典「RAGE Shadowverse 2021」2次予選が終了!プレーオフ出場者25名が決定!
デジタルカードゲーム『シャドウバース』のeスポーツ大会「RAGE Shadowverse 2021 Summer」の1次予選が2021年5月2日(日)、2次予選が5月4日(火・祝)にオンラインにて開催され、5月16日(日)のプレーオフ出場者25名が決定した。
2次予選からはシード選手も参戦。シードには過去1年間の「RAGE Shadowverse」優勝者である西野選手、Shimon選手、Gale選手、山選手を筆頭に、他13名の2020冬と2021春のRAGEファイナリストたちが名を連ねる。
「暗黒のウェルサ」リリース後の現環境ローテーションはこれまでと比較すると、さまざまなクラスのデッキが活躍している傾向にあるが、中でも目立っているのが「進化ヴァンプ」である。
今大会の2次予選配信卓においては、16名中8名が「進化ヴァンプ」を使用。またプレーオフ進出者25名のうち、16名が「進化ヴァンプ」を採用していた。
「進化ヴァンプ」は中盤までに進化回数を稼ぎ、虚無ノ哭風・グリームニルや神狼・シスといった強力なフィニッシャーを繰り出すミッドレンジ気味のデッキだ。
「セッカエルフ」「清浄ビショップ」「AFネメシス」といった他の環境デッキに対しても五分、または有利を取っているため非常に汎用性が高い。大幅な能力調整がない限りは、アディショナルカードが出るまで現在の環境が続くことだろう。
そのため今大会は「進化ヴァンプ」を最大限活用するのはもちろんのこと、「進化ヴァンプ」をいかに対策するかも大きな課題となる。
今大会は「進化ヴァンプ」をいかに活かすか、またはどのような対策をとるかが出場者の大きな課題である。そんな現環境を象徴するような試合を、2次予選配信卓から2試合紹介する。
1戦目はコロッケs選手の「AFネメシス」 VS つるおか(かものはし)選手の「ボルテオヴァンプ」。
「ボルテオヴァンプ」はボルテオで強力な盤面展開を狙う構築だ。一方の「AFネメシス」はアーティファクトによる盤面処理を得意としているため、「ボルテオヴァンプ」に対して有利な構築。序盤からつるおか(かものはし)選手の体力を大きく削り、コロッケs選手が勝利した。
2戦目はコロッケs選手の「進化ヴァンプ」VS つるおか(かものはし)選手の「ボルテオヴァンプ」。
つるおか(かものはし)選手が7ターン目にボルテオで強力な盤面展開を行う。コロッケs選手も応戦するが盤面を返しきれず、つるおか(かものはし)選手が勝利した。
3戦目はコロッケs選手の「進化ヴァンプ」VS つるおか(かものはし)選手の「OTKドラゴン」。
PPブーストをして終盤一気に大ダメージを与える「OTKドラゴン」の特性が活き、9ターン目に神魚・ディズレスター2枚とオーバーヒートデーモンを展開。コロッケs選手も神魚・ディズレスター1枚とオーバーヒートデーモンパワーを処理するが、虚無ノ哭風・グリームニルのダメージにより、つるおか(かものはし)選手が勝利した。
2次予選配信卓は徹底した「進化ヴァンプ」メタ構築を見せたつるおか(かものはし)選手の勝利となった。そのデッキはいずれも環境デッキである「進化ヴァンプ」対策の構築だ。勝利者インタビューでは「『進化ヴァンプ』を抜けるため、1戦目を落としたとしても巻き返せる」と語った。
ミラーマッチでは、いかに相手より先にキーカードを引き盤面を形成するかが重要になる。iDeal|下上選手は前回大会の準優勝者、Gemo選手はプレーオフに過去2回進出という実力者同士の対戦だ。
1戦目は「進化ヴァンプ」同士の対決。相手より先に進化回数を稼ぎ、虚無ノ哭風・グリームニルやクリムゾンウォー・ラウラでのフィニッシュを狙いたいところだ。
お互いフォロワーを展開しては処理をし、仕掛けるタイミングをうかがい続ける展開が続く。ゲームが大きく動いたのは9ターン目。
Gemo選手がグリームニルを展開し、ファンファーレで一気に体力を削る。iDeal|下上選手も盤面を広げ虚無ノ哭風・グリームニル対策を行うが、最後はGemo選手が紅の牙と永劫の吸血鬼・アルザードで守護をはがし、クリムゾンウォー・ラウラでフィニッシュ。11ターンにも及ぶ死闘の末、Gemo選手が勝利した。
2戦目はiDeal|下上選手が「進化ヴァンプ」、Gemo選手が「ロキサスエルフ」を使用。デッキ相性としてはGemo選手の方が不利である。Gemo選手としては「進化ヴァンプ」の準備が整う前に決着したいところだ。
5ターン目までにiDeal|下上選手がGemo選手の体力を10まで詰める。一方のGemo選手は、閃光のエルフ・アルバータで相手盤面上にある霹靂の悪魔を処理。次ターンでの決着を狙う。
しかしiDeal|下上選手の手札にはクリムゾンウォー・ラウラの姿が。最後は疾走を持ったクリムゾンウォー・ラウラと、盤面に残った永劫の吸血鬼・アルザードでぴったり10点リーサルとなり、iDeal|下上選手が勝利した。
3戦目は「ロキサスエルフ」同士の対決。iDeal|下上選手は通常型、Gemo選手はアクセラレート型だ。
iDeal|下上選手は相手がアクセラレート型という特性から、序盤からフォロワーを広く展開し体力を削るも、Gemo選手が4ターン目に森を彩る者・エルフクイーンで盤面を一掃。次ターンでの開拓のロデオガイ・ロキサスの展開を狙う。
狙い通り5ターン目に開拓のロデオガイ・ロキサスを出すと、一気にフォロワーを展開し体力を6まで削る。iDeal|下上選手もゼノ・サジタリウスで処理するが、Gemo選手がヴァーミンハンターの効果でiDeal|下上選手の体力を4まで削り、フォレストレンジャー・ヴェルダーと優美な猫姉妹・シャム&シャマでフィニッシュ。Gemo選手が勝利した。
実力者同士のミラーマッチは、Gemo選手の勝利となった。同タイプのデッキ同士のミラーマッチは、手札の運と駆け引きが重要となる。
引き次第ではiDeal|下上選手が勝っていてもおかしくない。それだけに限られた時間の中でカードを残す、展開するの駆け引きが熱い試合であった。熾烈を極めるミラーマッチを経たGemo選手は、勝利者インタビューで一言「しんどかった」とこぼした。
5月4日の2次予選を通過し、晴れて5月16日開催のプレーオフ進出を決めた25名は以下の通りだ。
以上の選手たちが、8つのトーナメントに分かれて決勝トーナメント進出を狙う。
注目は「RAGE Shadowverse 2020 Autumn」優勝者のShimon選手だ。
Shimon選手は「RAGE Shadowverse 2020 Spring」でも準優勝という好成績を残している。毎回独創的なデッキを使用するが、今大会では今期不遇気味のネクロマンサーを使って見事に勝利をつかんでいる。果たして3度目の決勝トーナメント進出達成なるのだろうか。
5月16日開催のプレーオフにて、いよいよ決勝トーナメント出場者が決定する。プレーオフでは25名の出場者が8名まで絞られる。
今大会は2次予選シード選手が、Shimon選手以外全員落選という波乱の展開だ。果たして決勝トーナメント進出を決め、優勝賞金400万円を手にするのは誰なのか、今後も注目したい。
RAGE Shadowverse:https://rage-esports.jp/shadowverse/
予選配信OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/live/nqz5wk139zv
予選配信YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=Spvrd7uuVAc
プレーオフ大会情報はこちら。
2次予選からはシード選手も参戦。シードには過去1年間の「RAGE Shadowverse」優勝者である西野選手、Shimon選手、Gale選手、山選手を筆頭に、他13名の2020冬と2021春のRAGEファイナリストたちが名を連ねる。
使用率トップは「進化ヴァンプ」
「暗黒のウェルサ」リリース後の現環境ローテーションはこれまでと比較すると、さまざまなクラスのデッキが活躍している傾向にあるが、中でも目立っているのが「進化ヴァンプ」である。
今大会の2次予選配信卓においては、16名中8名が「進化ヴァンプ」を使用。またプレーオフ進出者25名のうち、16名が「進化ヴァンプ」を採用していた。
「進化ヴァンプ」は中盤までに進化回数を稼ぎ、虚無ノ哭風・グリームニルや神狼・シスといった強力なフィニッシャーを繰り出すミッドレンジ気味のデッキだ。
「セッカエルフ」「清浄ビショップ」「AFネメシス」といった他の環境デッキに対しても五分、または有利を取っているため非常に汎用性が高い。大幅な能力調整がない限りは、アディショナルカードが出るまで現在の環境が続くことだろう。
そのため今大会は「進化ヴァンプ」を最大限活用するのはもちろんのこと、「進化ヴァンプ」をいかに対策するかも大きな課題となる。
2次予選ハイライト
今大会は「進化ヴァンプ」をいかに活かすか、またはどのような対策をとるかが出場者の大きな課題である。そんな現環境を象徴するような試合を、2次予選配信卓から2試合紹介する。
第2試合 環境メタで盤面を制圧! コロッケs選手 VS つるおか(かものはし)選手
ゲーム配信者でもある“つるおか(かものはし)選手”は、毎回趣向を凝らしたデッキで大会に参戦し、観戦者を湧かせている。今大会でも独創的な構築で参戦。一方“コロッケs選手”は手堅い環境デッキを使用。実に対照的な対戦となった。1戦目はコロッケs選手の「AFネメシス」 VS つるおか(かものはし)選手の「ボルテオヴァンプ」。
「ボルテオヴァンプ」はボルテオで強力な盤面展開を狙う構築だ。一方の「AFネメシス」はアーティファクトによる盤面処理を得意としているため、「ボルテオヴァンプ」に対して有利な構築。序盤からつるおか(かものはし)選手の体力を大きく削り、コロッケs選手が勝利した。
2戦目はコロッケs選手の「進化ヴァンプ」VS つるおか(かものはし)選手の「ボルテオヴァンプ」。
つるおか(かものはし)選手が7ターン目にボルテオで強力な盤面展開を行う。コロッケs選手も応戦するが盤面を返しきれず、つるおか(かものはし)選手が勝利した。
3戦目はコロッケs選手の「進化ヴァンプ」VS つるおか(かものはし)選手の「OTKドラゴン」。
PPブーストをして終盤一気に大ダメージを与える「OTKドラゴン」の特性が活き、9ターン目に神魚・ディズレスター2枚とオーバーヒートデーモンを展開。コロッケs選手も神魚・ディズレスター1枚とオーバーヒートデーモンパワーを処理するが、虚無ノ哭風・グリームニルのダメージにより、つるおか(かものはし)選手が勝利した。
2次予選配信卓は徹底した「進化ヴァンプ」メタ構築を見せたつるおか(かものはし)選手の勝利となった。そのデッキはいずれも環境デッキである「進化ヴァンプ」対策の構築だ。勝利者インタビューでは「『進化ヴァンプ』を抜けるため、1戦目を落としたとしても巻き返せる」と語った。
第4試合 熾烈なミラーマッチ iDeal|下上選手 VS Gemo選手
iDeal|下上選手とGemo選手の対戦は、環境デッキ同士のミラーマッチとなった。ミラーマッチでは、いかに相手より先にキーカードを引き盤面を形成するかが重要になる。iDeal|下上選手は前回大会の準優勝者、Gemo選手はプレーオフに過去2回進出という実力者同士の対戦だ。
1戦目は「進化ヴァンプ」同士の対決。相手より先に進化回数を稼ぎ、虚無ノ哭風・グリームニルやクリムゾンウォー・ラウラでのフィニッシュを狙いたいところだ。
お互いフォロワーを展開しては処理をし、仕掛けるタイミングをうかがい続ける展開が続く。ゲームが大きく動いたのは9ターン目。
Gemo選手がグリームニルを展開し、ファンファーレで一気に体力を削る。iDeal|下上選手も盤面を広げ虚無ノ哭風・グリームニル対策を行うが、最後はGemo選手が紅の牙と永劫の吸血鬼・アルザードで守護をはがし、クリムゾンウォー・ラウラでフィニッシュ。11ターンにも及ぶ死闘の末、Gemo選手が勝利した。
2戦目はiDeal|下上選手が「進化ヴァンプ」、Gemo選手が「ロキサスエルフ」を使用。デッキ相性としてはGemo選手の方が不利である。Gemo選手としては「進化ヴァンプ」の準備が整う前に決着したいところだ。
5ターン目までにiDeal|下上選手がGemo選手の体力を10まで詰める。一方のGemo選手は、閃光のエルフ・アルバータで相手盤面上にある霹靂の悪魔を処理。次ターンでの決着を狙う。
しかしiDeal|下上選手の手札にはクリムゾンウォー・ラウラの姿が。最後は疾走を持ったクリムゾンウォー・ラウラと、盤面に残った永劫の吸血鬼・アルザードでぴったり10点リーサルとなり、iDeal|下上選手が勝利した。
3戦目は「ロキサスエルフ」同士の対決。iDeal|下上選手は通常型、Gemo選手はアクセラレート型だ。
iDeal|下上選手は相手がアクセラレート型という特性から、序盤からフォロワーを広く展開し体力を削るも、Gemo選手が4ターン目に森を彩る者・エルフクイーンで盤面を一掃。次ターンでの開拓のロデオガイ・ロキサスの展開を狙う。
狙い通り5ターン目に開拓のロデオガイ・ロキサスを出すと、一気にフォロワーを展開し体力を6まで削る。iDeal|下上選手もゼノ・サジタリウスで処理するが、Gemo選手がヴァーミンハンターの効果でiDeal|下上選手の体力を4まで削り、フォレストレンジャー・ヴェルダーと優美な猫姉妹・シャム&シャマでフィニッシュ。Gemo選手が勝利した。
実力者同士のミラーマッチは、Gemo選手の勝利となった。同タイプのデッキ同士のミラーマッチは、手札の運と駆け引きが重要となる。
引き次第ではiDeal|下上選手が勝っていてもおかしくない。それだけに限られた時間の中でカードを残す、展開するの駆け引きが熱い試合であった。熾烈を極めるミラーマッチを経たGemo選手は、勝利者インタビューで一言「しんどかった」とこぼした。
プレーオフ出場者25名が決定
5月4日の2次予選を通過し、晴れて5月16日開催のプレーオフ進出を決めた25名は以下の通りだ。
- あつし
- 新垣菫
- Ry
- モリモリエース
- Rgrey
- ぷうきち
- Rumoi
- 達磨
- SNOW
- ふじおか。
- ももせ
- そ
- 藤村和晃
- だいろん
- ノノネキ
- Shimon
- ハザマ大尉
- Cappuccino
- 梅干し
- 津田三蔵
- かき
- kendama
- アカシキフ
- きょうま
- レモン
以上の選手たちが、8つのトーナメントに分かれて決勝トーナメント進出を狙う。
注目は「RAGE Shadowverse 2020 Autumn」優勝者のShimon選手だ。
Shimon選手は「RAGE Shadowverse 2020 Spring」でも準優勝という好成績を残している。毎回独創的なデッキを使用するが、今大会では今期不遇気味のネクロマンサーを使って見事に勝利をつかんでいる。果たして3度目の決勝トーナメント進出達成なるのだろうか。
決勝トーナメントの座をつかむのは誰か!?
5月16日開催のプレーオフにて、いよいよ決勝トーナメント出場者が決定する。プレーオフでは25名の出場者が8名まで絞られる。
今大会は2次予選シード選手が、Shimon選手以外全員落選という波乱の展開だ。果たして決勝トーナメント進出を決め、優勝賞金400万円を手にするのは誰なのか、今後も注目したい。
RAGE Shadowverse:https://rage-esports.jp/shadowverse/
予選配信OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/live/nqz5wk139zv
予選配信YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=Spvrd7uuVAc
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