【「フィアレスドラフト」本格導入へ】 『LoL』の新アジア太平洋リーグ「LCP」のフォーマットが判明 3スプリット制+3度の国際大会に入れ替え戦も導入

2024.11.1 eSports World編集部
ライアットゲームズは、2025年からのアジア太平洋地域のプロリーグ「LCP」(League of Legends Championship Pacific)のフォーマットについて発表した。また、2025年の「LCP」に参戦する8チームについては、11月2日(土)の「Worlds 2024」の配信の中で発表される。

2025年から国際大会が夏の「MSI」、秋の「Worls」に加えて、年明け早々にもう1戦増え、3つのスプリットに増えるということは既報のとおり。今回の発表では、2025年シーズンの3つの国際戦とそれに紐づくレギュラーシーズンの試合フォーマットが紹介された。

まず、年頭に新たに追加されるスプリット1「シーズンキックオフ」は、Bo3(2ゲーム先取)またはBo5(3ゲーム先取)で行われ、「フィアレスドラフト」が採用される。

「フィアレスドラフト」は、その試合中に前のゲームでピックしたチャンピオンが使えなくなる。これにより、長期戦の中で同じようなチャンピオンが頻出することがなくなり、多様な戦術が見られることが期待されている。

3つのスプリットのレギュラーシーズンを勝ち抜くと国際大会に参戦できるが、そのチーム数は「シーズンキックオフ」は1チーム、「ミッドシーズン」は2チーム、「シーズンファイナル」は3チームとなる。

そして、シーズンオフには「LCP」の8チームのうち4チームが、各地域のティアー2リーグ(PCS、VCS、LJL、OCE、ワイルドカード)との昇格/降格戦により入れ替わる可能性があるという。これにより、ティアー2リーグで実力をつけてステップアップが可能になる。

なお、「LCP」対象となる各地域ティアー2リーグの詳細については、それぞれの地域から今後発表される予定だ。


<以下、ニュースリリースより>

LCPの出場チームは日本時間11月2日23:00より開催する、Worlds Finalで発表!


Riot Games, Inc.(米国)の日本法人である合同会社ライアットゲームズ(港区六本木、社長/CEO:藤本 恭史)は、2025年よりアジア太平洋の複数の地域にまたがる新たなリーグである「League of Legends Championship Pacific (以下、LCP)」のフォーマットに関する詳細情報をお知らせします。


League of Legends Championship Pacific(LCP)、それは2025年のLoL Esportsを象徴する存在のひとつであり、アジア太平洋地域におけるLoL競技シーンの新時代を切り開くものです。そんなLCPのフォーマットに関する詳細情報をお届けし、参加チームが頂点を目指す上で辿ることになる道筋を紹介していきます。

来年はさらに昇格/降格システムも導入され、アジア太平洋エコシステムの全チームにLCPの頂点を目指す権利が開かれることになり、競争はより一層熾烈さを増します。

ティア1フォーマット



2025シーズンはSeason Kickoff、Mid Season、Season Finalsという3つのスプリットから構成されます。国際大会出場権を獲得できるのは、各スプリットで優れた成績を残した各リーグのチームのみ。また、Season Finalsの優勝チームはシーズンのLCP王者となります。

●Season Kickoff
シーズンの幕開けを飾るのがLCP Season Kickoffで、参加8チームはレギュラーシーズンを通じてBO3形式のシングルラウンドロビン(1回の総当たり戦)を戦います。上位6チームは続くQualifying Seriesに進出し、新国際大会の初代LCP代表の座をかけてBO3およびBO5形式のマッチを戦います。


Season Kickoffではスプリットを通じてフィアレス ドラフトが採用されます。このドラフト形式では、両チームはBO形式のマッチにおいて同じチャンピオンを複数回ピックできなくなるため、必然的に幅広いチーム構成が登場することになります。

●Mid Season
新設の国際大会後は各地域のリーグが再開され、Mid Seasonがスタートします。このスプリットではMid-Season Invitational(MSI)の地域出場枠2枠をめぐって各チームがしのぎを削ります。

Mid SeasonスプリットのレギュラーシーズンはBO1形式のダブルラウンドロビン(2回の総当たり戦)で、上位6チームがQualifying Seriesに進出します。Qualifying Seriesは第1~2ラウンドがBO3形式、ファイナルラウンドがBO5形式でそれぞれ進行し、上位2チームがMSI出場権を獲得します。またMid Seasonの成績は次のLCPスプリット「Season Finals」のシード順にも影響します。


●Season Finals
MSIが終わるとLCP Season Finalsが始まります。このスプリットではMid Seasonの成績に基づくシード順が考慮されます。また、本スプリットの優勝チームが初代LCP王者となります。この戦いは同時に、LCPのWorlds出場権3枠*をめぐる戦いでもあります。
Season Finalsフォーマットのより詳細な情報は、スプリット開幕が近づいた段階で改めて発表します。

*MSI優勝地域、および次点成績を収めた地域にはそれぞれ追加出場枠が付与されるため、Worldsの総出場チーム数は17となります。

昇格/降格トーナメント


LCP昇格/降格(P&R)トーナメントは、競技性の強化と地域代表性の成長というふたつの目標を推進する重要な役割を担っています。

・ゲストチームの顔ぶれは実力で評価されるもの。この理念に沿って、LCPを下位で終えたゲストチームはP&Rトーナメントで参加権防衛のため競争に臨む必要があります。

・LCP P&Rトーナメントには、アジア太平洋エコシステム内の国内リーグ首位チームが招待されます。

・将来的には既存の国内リーグ以外のチームにも招待枠を拡大していく予定です。これが導入されればワイルドカードスロットを通じてより幅広いチームがLCPを目指せるようになるでしょう。現時点でワイルドカードスロット参加が予定されているのは、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアですが、それ以外の地域にも門戸は開かれています。より詳細な情報については続報をお待ちください。

昇格/降格システムは、競技性の強化と地域代表性の成長の両方を加速してくれることになるでしょう。チームは国内リーグで好成績を残し、上位入賞することで、P&Rトーナメントの出場権を勝ち取ることができますし、LCP参戦中のゲストチームもリーグ残留をかけて強さを磨き続けることになります。なお、P&Rトーナメントのフォーマット詳細は2025年に発表予定です。


アジア太平洋地域のティア2国内リーグ(PCS、VCS、LJLを含む)のフォーマットについては各地域のパートナーから発表される予定です。発表まで今しばらくお待ちください。

OCEの新たな競技サーキットについては現在積極的に検討を重ねており、こちらも来年にはLCP参加経路が整備される見込みとなっています。現時点では詳細は未確定ですが、本件も近日中に進捗状況をお知らせする予定です。

「Worlds」配信で「LCP」参加チーム発表

日本時間11月2日23:00からの放送をどうぞお見逃しなく。

LCPの出場チームが、なんとWorlds Finalの配信上で発表されます。
LCP 2025参加チームを最速でチェックし、Worlds優勝の行方も見届けましょう!

Twitch:https://www.twitch.tv/riotgamesjp
YouTube:https://www.youtube.com/LoLeSportsJP


Riot Games(ライアットゲームズ)について



ライアットゲームズは世界でもっともプレイヤーに焦点を当てたゲームの開発、パブリッシング、プレイヤーサポートの提供を目指し、2006年に創設されました。2009年にデビュー作となる『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』をリリースし、世界中で高い評価を獲得しました。本作は世界中でもっとも多くプレイされているPCゲームとなり、eスポーツの爆発的な成長の主要な牽引役となっています。

LoLが誕生から10年が過ぎ、私たちは本作の進化を続けながらも、プレイヤーに新たなゲーム体験を提供できるよう、『チームファイト タクティクス』、『レジェンド・オブ・ルーンテラ』、『VALORANT』、『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』、その他にも複数のタイトルの開発を行っています。また、Riot Forge(ライアットフォージ)は様々なデベロッパーがライアットのIPを用いて『Ruined King』などのゲームを制作したり、ルーンテラを舞台にした新たな冒険を生み出したりすることを可能にしました。また、音楽やコミック、ボードゲーム、さらにはエミー賞を受賞したアニメシリーズ『Arcane』といった様々なマルチメディアプロジェクトを通じ、ルーンテラの世界をさらに深く掘り下げています。

毎年開催されるリーグ・オブ・レジェンド World Championship(Worlds)には世界12の国際リーグのeSportsトップチームが参加します。Worldsは世界中で最も広く視聴されているeSportsトーナメント大会であり、名実ともに世界最大のゲーミング&スポーツイベントとなっています。

ブランドン・ベックとマーク・メリルによって創設され、CEOのディラン・ジャデジャが率いるライアットは、カリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置き、世界20以上の地域に展開されたオフィスで4,500人を超えるライアター(従業員)が働いています。ライアットは3年連続でGreat Place to Work(働くのに最高の職場)の認定を受けており、これまでにもFortune誌の“働きたい企業ベスト100”や“テクノロジー分野の企業ベスト25”、“ミレニアル世代が選ぶ職場ベスト100”、“フレキシブルな職場ベスト50”など、数多くの企業ランキングリストに選出された実績があります。

関連リンク:
ライアットゲームズ公式サイト: https://www.riotgames.com/ja
Riot Games Japan 公式X(旧Twitter): https://twitter.com/riotgamesjapan


リーグ・オブ・レジェンドについて


2009年10月に米国でサービスを開始、2016年9月時点で月間アクティブプレイヤーが1億人を突破し、世界各地で大規模な大会が行われている人気オンラインゲーム。マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(通称MOBA)と呼ばれる5人対5人の対戦型PCゲームで、プレイヤーが操作する「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターで相手本陣の攻略を競う。RTS(リアルタイムストラテジー)のテンポと迫力にRPG要素を加え、スピード感のある展開が特徴で、その競技性の高さから、eSportsの代名詞として世界中でプロリーグが開催されている。

毎年行われるeスポーツ最高峰の世界的祭典「League of Legends World Championship(WCS)」は視聴者数9,960万人を記録するなど大きな注目を集める。多彩なキャラクターや作りこまれた世界観、映像や音楽、などゲーム以外のコンテンツも魅力で、コスプレやファンアートをはじめとした熱狂的なコミュニティ活動も各地で行われている。

関連リンク:
リーグ・オブ・レジェンド公式サイト: http://jp.leagueoflegends.com/
リーグ・オブ・レジェンド公式X(旧Twitter): https://twitter.com/loljpofficial

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