2025年からアジア・オセアニアの『LoL』プロリーグは「LCP」に 「LJL」は国内リーグとして存続

2024.10.2 eSports World編集部
ライアットゲームズは、2025年からアジア太平洋地域で統合される新リーグの名称が、「League of Legends Championship Pacific」、略称「LCP」となることを発表した。「LCP」は世界の5つのトップティアリーグのうちのひとつとなる。

アジア・オセアニア地域のリーグは、すでに香港・マカオ・台湾・フィリピンなどで行われてきた「PCS」に、オーストラリアの「LCO」(2020年までは「OPL」)、さらに2024年から日本の「LJL」を加えて運営されてきた。2025年からはさらにベトナムの「VCS」も加わり、より広い地域の中でしのぎを削ることとなる。

ただし、「LCP」に出場できるのは各地域の成績上位チームのみ。「LCP」の下には「PCS」「VCS」「LJL」というかたちでこれまでと同様に国ごとのリーグも継続する予定で、「LCP」に出場している各地域の代表チームとの昇格・降格戦も行われる。

日本の『LoL』のeスポーツシーンにとっては、上位チームがレベルの高い「LCP」で揉まれることでさらなるチームの強化につながる可能性がある一方で、国内チームのみで行う「LJL」のレベル低下や人材不足、空洞化等の不安もある。

「Worlds」出場に向けて日本代表チームの応援はもちろんのこと、国内だけで「LJL」の実力と人気をいかに高めていくかが課題になりそうだ。

なお、すでにライアットゲームズは2025年度の新しいAPAC地域のパートナーチーム募集を行っている。「LCP」や「LJL」の参戦チーム、試合フォーマットなどの詳細は追って発表される予定だ。

<以下、ニュースリリースより>

新リーグの名称は「LCP」!
LCK、LPL、LEC、LCSに並ぶ5つ目のトップリーグに


Riot Games, Inc.(米国)の日本法人である合同会社ライアットゲームズ(港区六本木、社長/CEO:藤本 恭史)は、2025年よりアジア太平洋の複数の地域にまたがる新たなリーグの正式名称が「League of Legends Championship Pacific (以下、LCP)」となり、League of Legends Esports のエコシステムにおける5つのトップティア地域リーグの1つになることをお知らせします。


当リーグはLoL Esportsと組織の持続可能性を高めるとともに、地域を超えて最高のプレイヤー、多彩なマッチアップ、新たな競争を発信することを企図しています。すべてのチームの競争力底上げを目的として、地域をまたいだ対戦が定期的に実施されるため、ファンの皆様はお気に入りのチームや選手を新たな形で応援することができます。

地域間の競争関係が白熱したものになることは、すでにPCSエコシステムで証明されており、LCPはその競争がさらに強化されるようなプラットフォームを提供します。



アジア太平洋地域のエコシステムについて


LCPはアジア太平洋地域のエコシステムの一部となり、トップティアの地域大会として機能します。来年はこのリーグが地域内のチームにとって、グローバルイベントに出場するための唯一のルートになります。LCPの直下には、PCS、VCS、LJLが配置されます。これらのリーグは国内での運営を継続し、優れた成績を残したチームは昇格・降格トーナメントを通じてLCPのゲストチーム枠を争います。このトーナメントに関する詳細は近日中に公開されます。

LCPと国内リーグの間に道を作ることによって、地域全体から才能を発掘し、チームや選手の野心を実現できるようにしたいと考えています。将来的には当エコシステムを既存の国内リーグ以外にも拡大し、LCPへの参加経路を拡大することによって、多様で活発な競争を維持することを目指しています。



今後のアップデート予定について


LCPは当地域におけるLoL Esportsを再定義するものです。参加チームや大会形式の情報を含む、たくさんの興味深いアップデートが控えていますので、今後の数か月でLCPについてさらに詳しくお伝えしていきます。

Riot Games(ライアットゲームズ)について



ライアットゲームズは世界でもっともプレイヤーに焦点を当てたゲームの開発、パブリッシング、プレイヤーサポートの提供を目指し、2006年に創設されました。2009年にデビュー作となる『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』をリリースし、世界中で高い評価を獲得しました。本作は世界中でもっとも多くプレイされているPCゲームとなり、eスポーツの爆発的な成長の主要な牽引役となっています。
LoLが誕生から10年が過ぎ、私たちは本作の進化を続けながらも、プレイヤーに新たなゲーム体験を提供できるよう、『チームファイト タクティクス』、『レジェンド・オブ・ルーンテラ』、『VALORANT』、『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』、その他にも複数のタイトルの開発を行っています。また、Riot Forge(ライアットフォージ)は様々なデベロッパーがライアットのIPを用いて『Ruined King』などのゲームを制作したり、ルーンテラを舞台にした新たな冒険を生み出したりすることを可能にしました。また、音楽やコミック、ボードゲーム、さらにはエミー賞を受賞したアニメシリーズ『Arcane』といった様々なマルチメディアプロジェクトを通じ、ルーンテラの世界をさらに深く掘り下げています。
毎年開催されるリーグ・オブ・レジェンド World Championship(Worlds)には世界12の国際リーグのeSportsトップチームが参加します。Worldsは世界中で最も広く視聴されているeSportsトーナメント大会であり、名実ともに世界最大のゲーミング&スポーツイベントとなっています。
ブランドン・ベックとマーク・メリルによって創設され、CEOのディラン・ジャデジャが率いるライアットは、カリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置き、世界20以上の地域に展開されたオフィスで4,500人を超えるライアター(従業員)が働いています。ライアットは3年連続でGreat Place to Work(働くのに最高の職場)の認定を受けており、これまでにもFortune誌の“働きたい企業ベスト100”や“テクノロジー分野の企業ベスト25”、“ミレニアル世代が選ぶ職場ベスト100”、“フレキシブルな職場ベスト50”など、数多くの企業ランキングリストに選出された実績があります。
関連リンク:
ライアットゲームズ公式サイト: https://www.riotgames.com/ja
Riot Games Japan 公式X(旧Twitter): https://twitter.com/riotgamesjapan

リーグ・オブ・レジェンドについて



2009年10月に米国でサービスを開始、2016年9月時点で月間アクティブプレイヤーが1億人を突破し、世界各地で大規模な大会が行われている人気オンラインゲーム。マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(通称MOBA)と呼ばれる5人対5人の対戦型PCゲームで、プレイヤーが操作する「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターで相手本陣の攻略を競う。RTS(リアルタイムストラテジー)のテンポと迫力にRPG要素を加え、スピード感のある展開が特徴で、その競技性の高さから、eSportsの代名詞として世界中でプロリーグが開催されている。毎年行われるeスポーツ最高峰の世界的祭典「League of Legends World Championship(WCS)」は視聴者数9,960万人を記録するなど大きな注目を集める。多彩なキャラクターや作りこまれた世界観、映像や音楽、などゲーム以外のコンテンツも魅力で、コスプレやファンアートをはじめとした熱狂的なコミュニティ活動も各地で行われている。

関連リンク:
リーグ・オブ・レジェンド公式サイト: http://jp.leagueoflegends.com/
リーグ・オブ・レジェンド公式X(旧Twitter): https://twitter.com/loljpofficial

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