「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」の『グランツーリスモSPORT』 東京・茨城の代表選手が決定!

2019.8.29 eSports World編集部
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」内のプログラム、『グランツーリスモSPORT』 関東エリア代表決定戦が8月10日(土)・11日(日)・12日(月・祝)に東京新宿区にて開催。

<以下、ニュースリリースより>

関東エリア代表決定戦3日目は
東京・茨城の代表選手が決定!

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラムとして行われる「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」内のプログラム、『グランツーリスモSPORT』関東エリア代表決定戦を8月10日(土)・11日(日)・12日(月・祝)に東京都新宿区にて開催しました。本稿では3日目の東京都、茨城県B代表の各都県の模様をレポートします。

リアルドライビングシミュレーター、PlayStation(R)4(PS4(R))用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』(発売元:SIE)は、「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」の3つのeスポーツ競技タイトルのうちの1つに選ばれています。



オンライン予選を勝ち抜いた関東エリア7県の選手たちが、代表の座をかけて対決!

都道府県代表決定戦では、6歳以上18歳未満の方が対象の少年の部と、18歳以上の方が対象の一般の部の2部門から各2名ずつ、計4名が各都道府県の代表として選出されます。決定戦の流れは、第1レースで参加選手がAグループ、Bグループの2組に分かれてレースを行い、各組の上位5名が決勝レースに進出。合計10名で行われる決勝レースで1位と2位を獲得した2名の選手が、10月5日(土)・6日(日)に茨城県で行われる「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」本大会に出場する各都道府県代表に選ばれます。競技の使用車種は本格的なレースカーであるGr.3クラス、使用コースは富士スピードウェイを5周する設定です。

今回の関東エリア代表決定戦は、関東各都県の代表を選出するために開催されました。参加選手は関東7都県(埼玉県・群馬県・千葉県・神奈川県・栃木県・東京都・茨城県)に居住する方々のうち、4月に行ったオンライン予選で上位のタイムを記録した方々で、7都県合計で一般の部132名、少年の部120名の選手が参加しました。

東京都・茨城県の代表選手が決定!



関東エリア代表決定戦の舞台となったのは、新宿区の伊勢丹新宿店。同店では8月7日(水)より「ISETAN e-sportsフェスタ」が開催されており、今回の代表決定戦はそのスペシャルイベントのひとつとして一般の方も観戦が可能でした。8月10日(土)に埼玉県・群馬県・千葉県、11日(日)に神奈川県・栃木県、12日(月・祝)に東京都・茨城県の代表決定戦がそれぞれ行われ、早朝から関東7都県のオンライン予選を勝ち抜いた選手たちと、家族や友人の方が集結。大型モニターを前に、多くの人がレースアナウンサーの中島秀之さんと、ポリフォニー・デジタルのYAMさんの実況・解説に耳を傾けながら選手たちを応援しました。





東京都からは一般の部19名の選手と、少年の部20名の選手が参加しました。少年の部の決勝レースは、ポールポジションだった佐々木唯人(ささき・ゆいと)選手が先行し、順調にリードを稼ぎました。一方で2位争いはファイナルラップのゴールまでもつれ込む激しいものに。最後のストレートでのバトルに競り勝ったのは三宅拓磨(みやけ・たくま)選手で、3位の選手とほぼ横並びでゴールに飛び込み、わずか0.06秒差で勝利。

1位の佐々木選手、2位の三宅選手が都代表の座を獲得しました。一般の部の決勝レースは、「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ 2018」ネイションズカップのワールドファイナルにも出場した吉田匠吾(よしだ・しょうご)選手がその実力を発揮し、一度もトップを譲ることなく独走。

予選第一レースBグループでの激しいトップ争いを制し、2番グリッドを得た森龍太郎(もり・りゅうたろう)選手が後続の選手の追撃を振り切って吉田選手を追いましたが、ファステスト・ラップを更新しながら走る吉田選手には届かず、1位に吉田選手、2位に森選手でチェッカーが振られました。



3月に行われた茨城県特別先行予選で4人の茨城県A代表が決定している茨城県。この日は一般代表となる茨城県B代表の選出が行われ、一般の部18名の選手と、少年の部18名の選手が参加しました。少年の部の決勝レースは、1周目の第1コーナーからスピンするマシンが出る波乱のスタート。

予選第一レースAグループで4番グリッドから1位を獲得し、ポールポジションを得た中田雄也(なかた・ゆうや)選手は背後の混乱に巻き込まれることなく単独トップを快走し、そのまま1位でゴールへ。2位は、9番グリッドから混戦を切り抜けて上位グループに加わった松丸剣(まつまる・けん)選手が、ファイナルラップの最終コーナーからの立ち上がり勝負を制してギリギリの勝利をもぎとりました。

一般の部の決勝レースでは、3月に行われた茨城県特別先行予選大会の際に惜しくも代表の座を逃した嵯峨鷹(さが・たか)選手が、オンライン予選を勝ち上がって再びポールポジションを獲得。実力を存分に発揮した安定の走りでポール・トゥ・ウィンを決めました。嵯峨選手に続いて2位を獲得したのは佐藤彰(さとう・しょう)選手。堅実な走りで嵯峨選手を追走した佐藤選手は、レース中盤で3位の選手に追い付かれていっときポジションを落としましたが、巧みなコーナーワークでポジションを奪い返し、そのままライバルを押さえきって2位でゴール。1位が嵯峨選手、2位が佐藤選手で最後の茨城県代表が決定しました。



東京都代表 選出者プロフィール ※敬称略

左から、東京都 少年の部・1位の佐々木唯人選手、2位の三宅拓磨選手。一般の部・1位の吉田匠吾選手、2位の森龍太郎選手。
▲左から、東京都 少年の部・1位の佐々木唯人選手、2位の三宅拓磨選手。一般の部・1位の吉田匠吾選手、2位の森龍太郎選手

・少年の部
【佐々木唯人(ささき・ゆいと)】 出身:東京都・江東区 年齢:17歳

東京都代表決定戦、少年の部・1位。陸上部に所属する高校生で、幾度かカート経験もあり。普段はクルマのことを考えたり、友人と遊んだりの日々を過ごしている。初めてのオフライン大会出場ながら、強豪ぞろいの東京都予選を勝ち抜き、堂々とした走りで決勝レースを制した。しかし、本人は「すごく緊張していましたが、後ろが争ってくれたので、運よく逃げ切れました」と謙虚な言葉で勝利を振り返った。「自分のできることを頑張って、緊張しすぎないように肩の力を抜いていきたいです」と自然体の心境で本大会に臨む姿勢を語った。

【三宅拓磨(みやけ・たくま)】 出身:東京都・目黒区 年齢:15歳
東京都代表決定戦、少年の部・2位。ラジコンが趣味で、2017年にはタミヤGP ワールドチャンピオン決定戦のJr. Championshipクラスで世界3位に入賞した腕前を持つ高校生。小学生時代にはカートにもよく通っていたが、現在は勉強が忙しくなかなか時間が取れない生活だという。eスポーツの大会は初だというが、決勝レースでの激しい2位争いについて「あまり攻めず、じっくりチャンスを待って抜くことができました。自分の走りで大勢の人に楽しんでもらえて勝てたので満足です」と、レース巧者の一面を見せた。「代表になったからには、上位を目指したいです」と穏やかな表情の中にやる気を見せる。

・一般の部
【吉田匠吾(よしだ・しょうご)】 出身:東京都・新宿区 年齢:24歳

東京都代表決定戦、一般の部・1位。授業やゼミに忙しい大学生だが、モナコで行われた「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ 2018」ネイションズカップのファイナリストにもなっている、国内『グランツーリスモSPORT』のトッププレイヤーの一人。今回も冷静な走りで東京都予選を1位で勝ち抜いた。「今年も「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ」のワールドファイナル出場を目指してオンラインレースを頑張りたいです」と語る一方、「国体でも、東京都の代表として他県の選手に負けないよう頑張ります」と落ち着いた表情で語った。

【森龍太郎(もり・りゅうたろう)】 出身:東京都・練馬区 年齢:22歳
東京都表決定戦、一般の部・2位。大学でクルマに関する研究を行っている大学院生で、研究や研究先との打ち合わせの日々を送る。これまでオフライン、オンライン大会ともに出場経験はなかったが、今回のオンライン予選が気軽に参加できるタイムアタック形式だったため参戦。強豪ぞろいの東京都で代表の座をつかみ取った。「激戦区で自分が勝ち上れるとは思ってもみませんでした。本大会がある10月までに、よりいっそう腕を磨こうと思います」と挑戦者らしい姿勢で大会に臨む。

茨城県B代表 選出者プロフィール ※敬称略

左から、茨城県B代表 少年の部・1位の中田雄也選手、2位の松丸剣選手。一般の部・1位の嵯峨鷹選手、2位の佐藤彰選手。
▲左から、茨城県B代表 少年の部・1位の中田雄也選手、2位の松丸剣選手。一般の部・1位の嵯峨鷹選手、2位の佐藤彰選手

・少年の部
【中田雄也(なかた・ゆうや)】 出身:茨城県・鹿嶋市 年齢:16歳

茨城県B代表決定戦、少年の部・1位。クルマに関する記事や、F1などのモータースポーツ中継を見ることが趣味の高校生。将来はクルマ関連の仕事に就きたいと考えている。さまざまな人とオフラインでのレースを体験してみたいと考え、今回の大会に参加し、見事な走りで少年の部の県代表に選出された。今回の代表決定戦は「とても楽しくレースを走れて、さらに優勝もできて満足です」と感想を述べ、「本大会に向けて、日々練習に取り組んで、全国のレベルの高い選手の方々ともっと楽しくレースができるよう頑張りたいです」とワクワクした表情を見せた。

【松丸剣(まつまる・けん)】 出身:茨城県・守谷市 年齢:18歳
茨城県B代表決定戦、少年の部・2位。普段からバイクに乗っており、カート経験もわずかながらあるという、工学系学校に通う高校生。学校の部活も機械系の部に所属している。シリーズは『グランツーリスモ3』からプレイし続けてきた。予選レースでプレイ環境の違いに戸惑い順位を落としたものの、決勝レースでは展開にも助けられて5つもポジションを上げ、県代表の座を勝ち取った。「勝ち負けにあまりこだわらず、クリーンにレースをすることを第一に心がけたいです」とあまり気負わずに本大会に臨む。

・一般の部
【嵯峨鷹(さが・たか)】 出身:茨城県・龍ヶ崎市 年齢:32歳

茨城県B代表決定戦、一般の部・1位。塾講師から建設業界に転職したばかりの会社員。憲法学や経済学などに興味を持ち、そうした書籍を読むことが趣味。好タイムを記録したものの、トラブルに見舞われた茨城県特別先行予選から約半年、2度目の決勝レースで県代表の座をつかみ取った。「茨城県代表として本大会で活躍して、ちょっと低めな茨城県の好感度を上げるのに貢献できれば…」と出場への意欲を冗談交じりに語りつつ、「本戦までに、速さとともに、きれいに安全に走るにはどうすればいいのかを考えていきたいです」と、真剣さを見せた。

【佐藤彰(さとう・しょう)】 出身:茨城県・日立市 年齢:22歳
茨城県B表決定戦、一般の部・2位。普段は研究室で半導体材料の研究をしている大学院生。「グランツーリスモ」をプレイする以外に、ギターの演奏も趣味としている。トップスピードの性能差でやや不利かと見られたNSX Gr.3での勝利について聞くと、「不利と言われているのは知っていましたが、普段から好きでずっと使っているホンダ・NSXで勝ちたかったんです」と、“NSX愛”あふれる理由を語ってくれた。「代表になれたのは本当に光栄ですが、それにふさわしい走りはまだできていないと思っています。今後の練習で自分の弱点を見極め、本大会までに修正していきたいです」と油断ない姿勢で臨む。

■「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」本大会
5月より全国12会場で順次開催された都道府県代表決定戦も今回の関東エリア大会が最後となりました。選出された選手たちは、10月5日(土)・6日(日)に茨城県つくば市で開催される本大会に臨みます。

都道府県代表決定戦に勝ちあがってきた少年の部、一般の部よりそれぞれ上位20名の選手には、「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」特別デザインのスポーツタオル、缶バッジ(いずれも非売品)が記念に贈られました。

●『グランツーリスモSPORT』スポーツタオル(非売品)


●『グランツーリスモSPORT』缶バッジ(非売品)



全国初となる都道府県対抗によるeスポーツ選手権に、ぜひご注目ください。

グランツーリスモSPORT×eスポーツ選手権 2019 IBARAKI 国民体育大会
公式ホームページ

https://pscom.jp/kokutai2019
#国体eスポーツ #GTSport

※「プレイステーション」、「PlayStation」および「PS4」は株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標または商標です。
※ その他記載されている名称は各社の商標または登録商標です。

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