【単独インタビュー】SyouTa「Meteor選手が強すぎた——。よりアグレッシブなチームを目指して練習してきた」——『VALORANT』国際大会「VCT Pacific 2025 Stage 1」日本代表🇯🇵ZETA、🇰🇷T1にあと一歩及ばず

現在、韓国ソウルで開催中の『VALORANT』最高峰リーグのひとつである、「VALORANT Champions Tour Pacific 2025」(以下、VCT Pacific 2025)。
3月22日(土)から開幕した「VCT Pacific 2025 Stage 1」では、今シーズン2度目の世界大会となる「Masters Tronto」へ向けて各チームが熾烈なリーグ戦を戦う。
日本から出場している🇯🇵ZETA DIVISION(🇯🇵ZETA)は、今年最初のトーナメント「VCT Pacific 2025 Kickoff」ではまさかの0勝で最下位。さらにはStage 1の初戦は「Masters Bangkok」で優勝を収めた🇰🇷T1と厳しい戦いが予想された。

第1マップは🇯🇵ZETAピックのフラクチャー。ファーストラウンドから流石世界王者といった戦い方を見せる🇰🇷T1に対して🇯🇵ZETAもくらい着いていき前半は6:6で折り返し。後半に入ると🇰🇷T1のサイト管理とスキルセットに苦戦し、1マップのみ取得しかできず13:7で敗戦。
第2マップはスプリット。先ほどのマップと同様に一進一退の攻防が続き6:6での折り返し。後半に入ると🇯🇵ZETAが4ラウンド連続取得でラウンド差を話したものの、ヨルのエントリーに対しての厳しい対応で12:12のオーバータイム突入。そこから持ち前のフィジカルを存分に生かし、14:12でマップを取得した。

最終第3マップはヘイヴン。なんとか勝ち切りたい🇯🇵ZETAだったがMeteor選手のアイソに苦戦。6ラウンド目まで13キル0デスと大暴れし、前半は10:2で折り返し。後半のピストルラウンドは🇯🇵ZETAが取得したもののラウンド差を縮められず13:5で今シーズン初勝利とはならなかった。
今回はそんな試合直後の🇯🇵ZETAからSyouTa選手がインタビューに応じてくれたのでその様子をお届けしていこう。
——試合おつかれさまです。まずは試合の率直な感想をお願いいたします。
SyouTa:素直に「もっと勝てたかな」って感じですね。ラウンドももちろんそうですし、ファーストマップもそうですし、もっと勝てたかなと。
——相手は世界1位の🇰🇷T1でした。 🇰🇷T1の強さ、というのはどのような部分であると感じましたか?
SyouTa:アクションをかけるのがすごくうまかったです。それを僕らのリアクション見て反応する速度が素早くて——。
あとはやっぱり個人個人のフィジカルの強さっていうのが本当に🇰🇷T1の強みだと思っています。

——SyouTa選手はロール上、ラークが多いかと思います。🇰🇷T1のポジショニングや情報の更新速度についてどのように感じましたか?
SyouTa:割と練習通りというか、特に🇰🇷T1を意識して練習しているわけではないのですが、ひとつ挙げるとしたら1回サイトをクリアリングした後、時間差で自分らの逆サイドのアクションを見てもう1回クリアリングしにくるみたいなのは本当にうまかたなと感じました。
——Red Bull Home Ground #5(オフシーズンイベント)の際は1度勝利を収めていますが、当時と比べて🇰🇷T1はチームとしてどのような変化があると感じましたか?
SyouTa:各々のフィジカルはもちろん強いんですけど、チームとしての連携力というんですかね、ひとりが撃ち合ったらすぐカバーとかの意識がよりうまくなっているなと感じましたね。
——2マップ目はヨルのエントリーが止められる場面が多かったように思います。🇰🇷T1の対策面ではどう言った印象だったでしょうか。
SyouTa:やっぱり、自分らのエントリーを試合中に対策されて正直めちゃくちゃ困ったんですけど、こっちもこっちでいろいろコールミスがあったり、次は対策されてももっとうまくできるるかなと思いますね。

——第3マップの序盤はかなりMeteor選手に苦しめられました。🇯🇵ZETAとしての動きも悪くないように感じましたがいかがだったでしょうか。
SyouTa:そうですね、主な理由はMeteor選手が強すぎたのと、でもやっぱり🇯🇵ZETA側の細かいミスっていうのがちょくちょく発生していて、ラウンドも連取されてって感じでしたね。
相手がめっちゃ強かった上、こっちもいろいろミスしてしまったのがうまく重なって苦しい状況になったと思います。

——🇯🇵ZETAはKickoffからさまざまな変更を行ってきたかと思います。Stage 1へ向けてどういった練習を行ってきたのでしょうか。
SyouTa:Kickoffの時と違って、パッシブなチームというよりもっとアグレッシブなチームを意識して練習してきましたね。
——今日の試合でその練習の成果というのは発揮できましたか。
SyouTa:100%は出せてないんですけど、クラッチのシーンだったり少人数戦の時とかはみんな意識してやっていたので五分五分くらいですかね、実戦でやってみて。

——チームの練習は徐々にいい方向に向かっているなという感覚ですかね?
SyouTa:そうですね。
——最後に、来週の🇵🇭Team Secret(🇵🇭TS)戦へ向けて意気込みをお願いいたします!
SyouTa:今日の🇰🇷T1戦で1.2マップともにそのまま勝っていこうかなって勢いだったんですけど、惜しくも敗れてしまって、この試合を通じて自分らの良くなかった部分を1週間で修正して、次の🇵🇭TS戦はいい部分をもっと伸ばして、悪い部分を修正しつつ挑んでいきたいと思います。
——ありがとうございました!
———
Masters Bangkokを制し初の世界1位に輝いた🇰🇷T1相手に2:1と善戦を見せた🇯🇵ZETA。負けてはしまったものの、世界1位相手に1マップ取得したことはポジティブな要素だろう。
アグレッシブなチームを意識して練習してきたという部分が垣間見える場面もあり、今後の🇯🇵ZETAの躍進に期待がかかる。撃ち合いの強さはトップレベルの選手がそろっているだけに、そこにアグレッシブさが加わった新しいスタイルの🇯🇵ZETAは非常に楽しみなものがある。
次戦は3月29日(土)17:00から🇵🇭TSと対戦予定だ。
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■配信アーカイブ
T1 vs ZETA Map1:Fracture
URL:https://www.youtube.com/watch?v=3ypzKePOU_s&t=11192s
T1 vs ZETA Map2:Split
URL:https://www.youtube.com/watch?v=3ypzKePOU_s&t=15107s
T1 vs ZETA Map3:Haven
URL:https://www.youtube.com/watch?v=3ypzKePOU_s&t=19124s
■関連SNS
VALORANT // JAPAN:
https://x.com/VALORANTjp
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■配信URL
Twitch:
https://www.twitch.tv/valorant_jpn
YouTube:
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編集:いのかわゆう
3月22日(土)から開幕した「VCT Pacific 2025 Stage 1」では、今シーズン2度目の世界大会となる「Masters Tronto」へ向けて各チームが熾烈なリーグ戦を戦う。
日本から出場している🇯🇵ZETA DIVISION(🇯🇵ZETA)は、今年最初のトーナメント「VCT Pacific 2025 Kickoff」ではまさかの0勝で最下位。さらにはStage 1の初戦は「Masters Bangkok」で優勝を収めた🇰🇷T1と厳しい戦いが予想された。

▲一番左がSyouTa(しょうた)選手。元FENNELのCLZ(くるず)選手、XdIl選手と同時加入となった
第1マップは🇯🇵ZETAピックのフラクチャー。ファーストラウンドから流石世界王者といった戦い方を見せる🇰🇷T1に対して🇯🇵ZETAもくらい着いていき前半は6:6で折り返し。後半に入ると🇰🇷T1のサイト管理とスキルセットに苦戦し、1マップのみ取得しかできず13:7で敗戦。
第2マップはスプリット。先ほどのマップと同様に一進一退の攻防が続き6:6での折り返し。後半に入ると🇯🇵ZETAが4ラウンド連続取得でラウンド差を話したものの、ヨルのエントリーに対しての厳しい対応で12:12のオーバータイム突入。そこから持ち前のフィジカルを存分に生かし、14:12でマップを取得した。

▲オーバータイム突入後は2ラウンド連続取得でマップ取得。要所要所での撃ち合いに勝ち、常に人数有利を作ることができていた(https://www.youtube.com/live/3ypzKePOU_s?si=ejWuYfHJGsqWHMak?t=18352)
最終第3マップはヘイヴン。なんとか勝ち切りたい🇯🇵ZETAだったがMeteor選手のアイソに苦戦。6ラウンド目まで13キル0デスと大暴れし、前半は10:2で折り返し。後半のピストルラウンドは🇯🇵ZETAが取得したもののラウンド差を縮められず13:5で今シーズン初勝利とはならなかった。
🇯🇵ZETA SyouTa(22)

日本人プレーヤーの中でもトップレベルのフィジカルを誇る選手。現在はセンチネルとしてチームを引っ張っているが、過去にはコントローラーやデュエリストの経験もあり幅広いピックプールも魅力。
その撃ち合いの強さを武器に打破不可能な状況すらもひっくり返す、世界を戦う上では欠かせない選手のひとりだ。

日本人プレーヤーの中でもトップレベルのフィジカルを誇る選手。現在はセンチネルとしてチームを引っ張っているが、過去にはコントローラーやデュエリストの経験もあり幅広いピックプールも魅力。
その撃ち合いの強さを武器に打破不可能な状況すらもひっくり返す、世界を戦う上では欠かせない選手のひとりだ。
今回はそんな試合直後の🇯🇵ZETAからSyouTa選手がインタビューに応じてくれたのでその様子をお届けしていこう。
素直に「もっと勝てたかな」
——試合おつかれさまです。まずは試合の率直な感想をお願いいたします。
SyouTa:素直に「もっと勝てたかな」って感じですね。ラウンドももちろんそうですし、ファーストマップもそうですし、もっと勝てたかなと。
——相手は世界1位の🇰🇷T1でした。 🇰🇷T1の強さ、というのはどのような部分であると感じましたか?
SyouTa:アクションをかけるのがすごくうまかったです。それを僕らのリアクション見て反応する速度が素早くて——。
あとはやっぱり個人個人のフィジカルの強さっていうのが本当に🇰🇷T1の強みだと思っています。

▲第1マップ フラクチャー。🇯🇵ZETAのアーケード進行に対し素早いリアクションとスキル合わせを見せる🇰🇷T1(https://www.youtube.com/live/3ypzKePOU_s?si=ejWuYfHJGsqWHMak?t=12229)
——SyouTa選手はロール上、ラークが多いかと思います。🇰🇷T1のポジショニングや情報の更新速度についてどのように感じましたか?
SyouTa:割と練習通りというか、特に🇰🇷T1を意識して練習しているわけではないのですが、ひとつ挙げるとしたら1回サイトをクリアリングした後、時間差で自分らの逆サイドのアクションを見てもう1回クリアリングしにくるみたいなのは本当にうまかたなと感じました。
——Red Bull Home Ground #5(オフシーズンイベント)の際は1度勝利を収めていますが、当時と比べて🇰🇷T1はチームとしてどのような変化があると感じましたか?
SyouTa:各々のフィジカルはもちろん強いんですけど、チームとしての連携力というんですかね、ひとりが撃ち合ったらすぐカバーとかの意識がよりうまくなっているなと感じましたね。
——2マップ目はヨルのエントリーが止められる場面が多かったように思います。🇰🇷T1の対策面ではどう言った印象だったでしょうか。
SyouTa:やっぱり、自分らのエントリーを試合中に対策されて正直めちゃくちゃ困ったんですけど、こっちもこっちでいろいろコールミスがあったり、次は対策されてももっとうまくできるるかなと思いますね。

▲ヨルの「ゲートクラッシュ」でエントリーを試みるも🇰🇷T1のサイト内でのうまい立ち回りに阻まれる場面も多く見られた。(https://www.youtube.com/live/3ypzKePOU_s?si=ejWuYfHJGsqWHMak?t=17640)
——第3マップの序盤はかなりMeteor選手に苦しめられました。🇯🇵ZETAとしての動きも悪くないように感じましたがいかがだったでしょうか。
SyouTa:そうですね、主な理由はMeteor選手が強すぎたのと、でもやっぱり🇯🇵ZETA側の細かいミスっていうのがちょくちょく発生していて、ラウンドも連取されてって感じでしたね。
相手がめっちゃ強かった上、こっちもいろいろミスしてしまったのがうまく重なって苦しい状況になったと思います。

▲キルが止まらないMeteor選手。6ラウンド目までに2度アルティメットが貯まるなど異次元の活躍を見せた。(https://www.youtube.com/live/3ypzKePOU_s?si=ejWuYfHJGsqWHMak?t=19784)
アグレッシブなチームを意識して
——🇯🇵ZETAはKickoffからさまざまな変更を行ってきたかと思います。Stage 1へ向けてどういった練習を行ってきたのでしょうか。
SyouTa:Kickoffの時と違って、パッシブなチームというよりもっとアグレッシブなチームを意識して練習してきましたね。
——今日の試合でその練習の成果というのは発揮できましたか。
SyouTa:100%は出せてないんですけど、クラッチのシーンだったり少人数戦の時とかはみんな意識してやっていたので五分五分くらいですかね、実戦でやってみて。

▲第2マップ スプリット。人数不利かつCLZ返信のHP状況も苦しい中、早めに撃ち合い2キルを獲得し人数状況を逆転。最後はCLZ選手がキルを取りラウンド取得。(https://www.youtube.com/live/3ypzKePOU_s?si=ejWuYfHJGsqWHMak?t=17146)
——チームの練習は徐々にいい方向に向かっているなという感覚ですかね?
SyouTa:そうですね。
——最後に、来週の🇵🇭Team Secret(🇵🇭TS)戦へ向けて意気込みをお願いいたします!
SyouTa:今日の🇰🇷T1戦で1.2マップともにそのまま勝っていこうかなって勢いだったんですけど、惜しくも敗れてしまって、この試合を通じて自分らの良くなかった部分を1週間で修正して、次の🇵🇭TS戦はいい部分をもっと伸ばして、悪い部分を修正しつつ挑んでいきたいと思います。
——ありがとうございました!
———
Masters Bangkokを制し初の世界1位に輝いた🇰🇷T1相手に2:1と善戦を見せた🇯🇵ZETA。負けてはしまったものの、世界1位相手に1マップ取得したことはポジティブな要素だろう。
アグレッシブなチームを意識して練習してきたという部分が垣間見える場面もあり、今後の🇯🇵ZETAの躍進に期待がかかる。撃ち合いの強さはトップレベルの選手がそろっているだけに、そこにアグレッシブさが加わった新しいスタイルの🇯🇵ZETAは非常に楽しみなものがある。
次戦は3月29日(土)17:00から🇵🇭TSと対戦予定だ。
© 2025 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.
■配信アーカイブ
T1 vs ZETA Map1:Fracture
URL:https://www.youtube.com/watch?v=3ypzKePOU_s&t=11192s
T1 vs ZETA Map2:Split
URL:https://www.youtube.com/watch?v=3ypzKePOU_s&t=15107s
T1 vs ZETA Map3:Haven
URL:https://www.youtube.com/watch?v=3ypzKePOU_s&t=19124s
■関連SNS
VALORANT // JAPAN:
https://x.com/VALORANTjp
VALORANT Champions Tour JAPAN:
https://x.com/valesports_jp
■配信URL
Twitch:
https://www.twitch.tv/valorant_jpn
YouTube:
https://youtube.com/@VALORANTjp
編集:いのかわゆう
【nemuminimizu プロフィール】

学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレー。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き!
X:@ongakucas

学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレー。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き!
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