【インタビュー】Caedye「やるべきことをやった結果」Vorz「一番変わったのはJoxJoの加入」——優勝候補・新生RIDDLEが魅せる躍進の秘訣とは
『VALORANT』の公式国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2024 Split 2」(以下、Challengers Japan Split 2)。6月28日(土)の試合をもってMain Stageが終了し、Playoffへと進出する全チームが確定した。
最後の試合である対VARREL(VL)戦を終え、見事Main Stageを通過したRIDDLE ORDER(RID)。6勝1敗という好成績により、有明GYM-EXで開催されるオフライン大会への出場が確定している。
今回はそんなRIDから、Caedye(かえで)選手とVorz(ぼるず)コーチが試合直後にも関わらずインタビューに応じてくれた。Split 2では大活躍をみせるRID、その躍進の理由をうかがった。
——最終試合おつかれさまでした。オフライン試合は確定という形になりましたが、この結果についてどう思いますか。
Caedye:やるべきことをやった結果が表れたのだと思います。
——特に今回のVL戦、戦ってみての感触はいかがですか?
Caedye:自分たちのいつも通りのプレーができて……。まあちょっとミスしちゃう場面もあったんですけど、特別なんか変わった印象があるわけでもなかったです。
——いつも通りプレーしたら勝てた、という感じなのでしょうか。
Caedye:そうですね。Advance Stageでも前回戦ったんですが、あまり何か違う点は感じなかったですね。自分たちのやるべきことをやった結果勝てたと感じています。
——オープン予選敗退に終わったSplit 1と比べ、今回のSplit 2では優勝候補と呼ばれるまでに躍進しました。前回と比べ、なにが変わりましたか?
Vorzコーチ:一番変わったのはJoxJo(じょじょ)の加入なんですけど、それ以外は特別何かが変わったっていうわけではないですね。単純に経験値が増えたってことですかね。
——やはりJoxJo選手の加入というのは、チームにとってインパクトあることなのでしょうか。
Vorzコーチ:頭がいいじゃないですけど、先立って指示出してくれてすごい助かってますね。自分と考え方がちょっと似てるというか。本当にちゃんと言いたいことを言い合える仲を作ろうとしてくれるんです。
日本人って結構遠慮しちゃうじゃないですか。何か言ったらちょっと諦めて「うんうん、わかった」みたいな感じで。昔からそれがめっちゃ嫌いで、そうならないようにしているんですけど、JoxJoが入ってからチームの馬力が上がったというか。やっぱこう試合の中でちょっと雰囲気悪くなっちゃったりする時とか、試合内・試合外あらゆる面で助かっています。
——練習の仕方は変わりましたか?
Caedye:Split 1の時は各々がやりたいことをやって試合を進めるという形だったんですけど、JoxJoが入ってからはチームの動きが増えましたね。個人で行く時は個人で行くけど、よりチームプレーが増えたというか。
——チーム内の雰囲気はどうですか?
Caedye:みんな仲良くて、でもちゃんとお互いにリスペクトはあるみたいな感じですね。普通に雰囲気もいいし、本当に過ごしやすいメンバーだと思います。
——試合は楽しいですか?
Caedye:楽しいです、もちろん(笑)。
——RIDといえば、フィジカルが突出しているようなイメージがあるんですが、その秘訣というのはどこにあるんでしょうか。
Caedye:みんな『VALORANT』のモチベーションが高く、個人練習やチーム練習もみんな全力で頑張っているんで。そういうふうに真面目にやったら、フィジカルも自ずとついてくるので、妥当な結果だとは思います。
——アセントでの1on3クラッチは覚えていますか? あの時はどんな気持ちで撃ち合っていたのでしょうか。
Caedye:足音で3人いるのがわかっていたので、やるべきことをやっただけです。
——自信はありましたか?
Caedye:全然ありますよ。全部撃ち勝つつもりでやってるんで。
——先日のSengoku Gaming(SG)戦で、JoxJo選手がクライアントエラーにより試合途中で参加できなくなり、代打としてVorzコーチが出場するということがありました。
Vorzコーチ:はいはい、ありましたね。
——その時、実際にプレーしてみてどんな気持ちでしたか?
Vorzコーチ:「あ、マジか。俺か……まあ行くか」みたいな感じでしたよ。
——プレッシャーはありましたか?
Vorzコーチ:全然何も考えてなかったですね(笑)。普通に4人がキャリーしたら勝てるな、ぐらいに考えてました。
——公式での配信試合の出場はあれが初めてなんですかね。
Vorzコーチ:そうですね。ただ、自分は別のゲームでの選手経験があったので、なんだか「久しぶりだな」って感じでしたね。
——久しぶりの大会出場の感触はいかがでしたか?
Vorzコーチ:楽しかったですよ。ただうまいぶって、普段のプレーができなくなるということにはならないように気をつけました。
確かあと3ラウンド取ったら勝ちぐらいだったので、試合中はやりたいことやっていいよみたいな感じでしたね。あんま覚えてないですけど(笑)。
——Playoffからは新パッチが適用され、環境も多少変わってくるかと思います。おふたりはこの新たな環境に向けて、何か考えていることはありますか。
Caedye:今のところはまだ全然考えてないですね。
——パッチ8.11のデュエリストの変更なんかはどうでしょうか。
Caedye:ランクでは強いとは思うんですけど、チームプレーになってくるとそこまで脅威じゃないと思ってますね。
——今まで通りのプレーをしていこうという感じですか?
Caedye:そうですね。プレースタイル的にも、特に脅威にはならなさそうなので。
——マッププールの変更についてはどう思われますか?
Vorzコーチ:今は「ヘイヴン」をちょっとさわったくらいですね。たださっきCaedyeが言ったように、モチベーションがあってメンバー各々で個人練習も結構やっているので、例えばランクマッチにふれている機会も、ほかのチームより多いんじゃないかと勝手に思っています。
だから基本的に新パッチになって、敵にいろいろ使われても、こっちのほうが上かなと思ってますね。なにが来てもこっちの方が上のレベルで押し返せる自信はあります。
——オフライン大会もあと1カ月というところに迫っています。今後Playoffが始まっていく中で、特に注目しているチームや選手はいますか?
Caedye:俺はSGのJinboong選手とGwangboong選手ですね。あの兄弟のフィジカルがちょっと不安要素ですね。
——それは実際に戦ってみて感じたことですか。
Caedye:そうですね。なんかあのふたりだけ群を抜いて撃ち合いが強くて、ちょっと怖い部分はあります。
——対策はしていますか?
Caedye:前回勝った相手ではあるので、いいコンディションが出せれば全然勝てる相手だと思います。ちゃんと自分たちのことに集中しようかなと思ってます。
——ファンの方に向けて、これからの試合の注目ポイントを教えてください。
Caedye:マクロ的な部分も、個人の撃ち合いみたいなミクロ的な部分も、どちらも光るものがあると思います。チーム全体としても、個人としても、二度楽しめるチームなので、いろんな視点で楽しんでいただきたいと思います。
——最後に、今後の意気込みをお聞かせください。
Caedye:次は7月11日(木)にSGと試合があるんですけど、そこで勝利して、決勝まで一気に進んでいきたいと思います。
——ありがとうございました。
———
卓越した個人技とチームプレーの合わせ技で、他のチームを蹂躙してきたRIDDLE ORDER。毎試合どんどんと成長を重ねていることが感じられ、見ているこちらも楽しめるチームであることは間違いない。
次の試合は7月11日(木)に行われるアッパーファイナル。この試合の結果により、オフライン大会における対戦カードが決まっていく。日本一、そしてその先にある世界を見据え、RIDDLEはどこまで突き進んでくれるのだろうか。さらなる躍進に期待したいところだ。
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編集:いのかわゆう
最後の試合である対VARREL(VL)戦を終え、見事Main Stageを通過したRIDDLE ORDER(RID)。6勝1敗という好成績により、有明GYM-EXで開催されるオフライン大会への出場が確定している。
今回はそんなRIDから、Caedye(かえで)選手とVorz(ぼるず)コーチが試合直後にも関わらずインタビューに応じてくれた。Split 2では大活躍をみせるRID、その躍進の理由をうかがった。
一番の変化はJoxJo選手の加入
——最終試合おつかれさまでした。オフライン試合は確定という形になりましたが、この結果についてどう思いますか。
Caedye:やるべきことをやった結果が表れたのだと思います。
——特に今回のVL戦、戦ってみての感触はいかがですか?
Caedye:自分たちのいつも通りのプレーができて……。まあちょっとミスしちゃう場面もあったんですけど、特別なんか変わった印象があるわけでもなかったです。
——いつも通りプレーしたら勝てた、という感じなのでしょうか。
Caedye:そうですね。Advance Stageでも前回戦ったんですが、あまり何か違う点は感じなかったですね。自分たちのやるべきことをやった結果勝てたと感じています。
——オープン予選敗退に終わったSplit 1と比べ、今回のSplit 2では優勝候補と呼ばれるまでに躍進しました。前回と比べ、なにが変わりましたか?
Vorzコーチ:一番変わったのはJoxJo(じょじょ)の加入なんですけど、それ以外は特別何かが変わったっていうわけではないですね。単純に経験値が増えたってことですかね。
——やはりJoxJo選手の加入というのは、チームにとってインパクトあることなのでしょうか。
Vorzコーチ:頭がいいじゃないですけど、先立って指示出してくれてすごい助かってますね。自分と考え方がちょっと似てるというか。本当にちゃんと言いたいことを言い合える仲を作ろうとしてくれるんです。
日本人って結構遠慮しちゃうじゃないですか。何か言ったらちょっと諦めて「うんうん、わかった」みたいな感じで。昔からそれがめっちゃ嫌いで、そうならないようにしているんですけど、JoxJoが入ってからチームの馬力が上がったというか。やっぱこう試合の中でちょっと雰囲気悪くなっちゃったりする時とか、試合内・試合外あらゆる面で助かっています。
——練習の仕方は変わりましたか?
Caedye:Split 1の時は各々がやりたいことをやって試合を進めるという形だったんですけど、JoxJoが入ってからはチームの動きが増えましたね。個人で行く時は個人で行くけど、よりチームプレーが増えたというか。
——チーム内の雰囲気はどうですか?
Caedye:みんな仲良くて、でもちゃんとお互いにリスペクトはあるみたいな感じですね。普通に雰囲気もいいし、本当に過ごしやすいメンバーだと思います。
——試合は楽しいですか?
Caedye:楽しいです、もちろん(笑)。
——RIDといえば、フィジカルが突出しているようなイメージがあるんですが、その秘訣というのはどこにあるんでしょうか。
Caedye:みんな『VALORANT』のモチベーションが高く、個人練習やチーム練習もみんな全力で頑張っているんで。そういうふうに真面目にやったら、フィジカルも自ずとついてくるので、妥当な結果だとは思います。
——アセントでの1on3クラッチは覚えていますか? あの時はどんな気持ちで撃ち合っていたのでしょうか。
Caedye:足音で3人いるのがわかっていたので、やるべきことをやっただけです。
——自信はありましたか?
Caedye:全然ありますよ。全部撃ち勝つつもりでやってるんで。
コーチが試合に出場という珍事件、その真相とは
——先日のSengoku Gaming(SG)戦で、JoxJo選手がクライアントエラーにより試合途中で参加できなくなり、代打としてVorzコーチが出場するということがありました。
Vorzコーチ:はいはい、ありましたね。
——その時、実際にプレーしてみてどんな気持ちでしたか?
Vorzコーチ:「あ、マジか。俺か……まあ行くか」みたいな感じでしたよ。
——プレッシャーはありましたか?
Vorzコーチ:全然何も考えてなかったですね(笑)。普通に4人がキャリーしたら勝てるな、ぐらいに考えてました。
——公式での配信試合の出場はあれが初めてなんですかね。
Vorzコーチ:そうですね。ただ、自分は別のゲームでの選手経験があったので、なんだか「久しぶりだな」って感じでしたね。
——久しぶりの大会出場の感触はいかがでしたか?
Vorzコーチ:楽しかったですよ。ただうまいぶって、普段のプレーができなくなるということにはならないように気をつけました。
確かあと3ラウンド取ったら勝ちぐらいだったので、試合中はやりたいことやっていいよみたいな感じでしたね。あんま覚えてないですけど(笑)。
1キルしかしてないけど、おもろかったわwww
— RIDDLE Vorz (@v6rzu) May 28, 2024
こっちの方が上のレベルで押し返せる
——Playoffからは新パッチが適用され、環境も多少変わってくるかと思います。おふたりはこの新たな環境に向けて、何か考えていることはありますか。
Caedye:今のところはまだ全然考えてないですね。
——パッチ8.11のデュエリストの変更なんかはどうでしょうか。
Caedye:ランクでは強いとは思うんですけど、チームプレーになってくるとそこまで脅威じゃないと思ってますね。
——今まで通りのプレーをしていこうという感じですか?
Caedye:そうですね。プレースタイル的にも、特に脅威にはならなさそうなので。
——マッププールの変更についてはどう思われますか?
Vorzコーチ:今は「ヘイヴン」をちょっとさわったくらいですね。たださっきCaedyeが言ったように、モチベーションがあってメンバー各々で個人練習も結構やっているので、例えばランクマッチにふれている機会も、ほかのチームより多いんじゃないかと勝手に思っています。
だから基本的に新パッチになって、敵にいろいろ使われても、こっちのほうが上かなと思ってますね。なにが来てもこっちの方が上のレベルで押し返せる自信はあります。
——オフライン大会もあと1カ月というところに迫っています。今後Playoffが始まっていく中で、特に注目しているチームや選手はいますか?
Caedye:俺はSGのJinboong選手とGwangboong選手ですね。あの兄弟のフィジカルがちょっと不安要素ですね。
——それは実際に戦ってみて感じたことですか。
Caedye:そうですね。なんかあのふたりだけ群を抜いて撃ち合いが強くて、ちょっと怖い部分はあります。
——対策はしていますか?
Caedye:前回勝った相手ではあるので、いいコンディションが出せれば全然勝てる相手だと思います。ちゃんと自分たちのことに集中しようかなと思ってます。
——ファンの方に向けて、これからの試合の注目ポイントを教えてください。
Caedye:マクロ的な部分も、個人の撃ち合いみたいなミクロ的な部分も、どちらも光るものがあると思います。チーム全体としても、個人としても、二度楽しめるチームなので、いろんな視点で楽しんでいただきたいと思います。
——最後に、今後の意気込みをお聞かせください。
Caedye:次は7月11日(木)にSGと試合があるんですけど、そこで勝利して、決勝まで一気に進んでいきたいと思います。
——ありがとうございました。
———
卓越した個人技とチームプレーの合わせ技で、他のチームを蹂躙してきたRIDDLE ORDER。毎試合どんどんと成長を重ねていることが感じられ、見ているこちらも楽しめるチームであることは間違いない。
次の試合は7月11日(木)に行われるアッパーファイナル。この試合の結果により、オフライン大会における対戦カードが決まっていく。日本一、そしてその先にある世界を見据え、RIDDLEはどこまで突き進んでくれるのだろうか。さらなる躍進に期待したいところだ。
© 2024 Riot Games, Inc. Used With Permission
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https://youtube.com/@VALORANTjp
編集:いのかわゆう
【まいるプロフィール】
関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。
X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。
X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
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