【現地レポート+インタビュー】恭一郎らDMFのメンバーが総出演!——北海道開催のeスポーツイベント「AGJAM2024」

2024.3.6 やくーし
2024年2月24日(土)〜25日(日)に旭川市ICTパークにてASAHIKAWA GAMES JAM Vol.2が開催された。昨年に続いて2回目の開催となったこのイベント。この記事ではその2日目の様子として、『VALORANT』を採用したイベントKOM VALORANT -「R」-と出演ゲストのインタビューを中心にお届けする。

▲イベントゲストの5人:画像左から、恭一郎(きょういちろう)、Clutch_Fi(くらっち)、RobiN(ろびん)、ふり~だ、SurugaMonkey(するがもんきー)

無限の可能性を思い描くICTパークとは


ICTパークは、旭川市にて一般社団法人大雪カムイミンタラDMOが運営するICT拠点である。若者の新たな可能性を引き出し、思い描いたことを形にできる「ICTの聖地」を目標として、旧旭川国民劇場に2021年2月7日(日)に誕生した。

かつての映画館を最大限利用した180名まで収容可能な劇場型イベントホールKOKUGEKI、eスポーツの楽しさを仲間と共有しあえる高性能ゲーミングPC10台を備えたTRAINING GYM、AI・IoT技術の開発と実証ができる共同実証環境のSIL(スマートイノベーションラボ)の3つの機能がICTパークにある。ICTパークではeスポーツイベントだけでなく、プログラミング講座や3Dモデリング教室などを毎月開催している。JR旭川駅から徒歩5分と、アクセスがいいこともうれしい。

▲キーボードをモチーフにした印象的なデザインが迎えてくれるICTパーク

すべての世代が楽しめるイベント ASAHIKAWA GAMES JAM


本イベントでは10代後半から20代の青年だけでなく、お父さんやお母さん、小さい子まで幅広い世代に向けたイベントが企画されていた。VRoid Studioを利用したアバター作りや、ロボットにプログラミングをして迷路を攻略する教室、VR世界を体験するイベントなどが開催された。また北海道情報大学の学生が製作したゲームを体験するコーナーもあり、小学生やその親を中心としてイベントを楽しんだ。

▲小学生がVRoid Studioを用いてアバター製作を体験

また懐かしのファミコンが楽しめるレトロゲーム展示・体験コーナーも。老若男女問わず、だれもが楽しめるイベントとして世代を超えたゲームが展示されているのはうれしいポイント。

▲若い子も楽しめるのがファミコンの魅力。シンプルなルールなだけにサクッと遊べるのも◎

▲ハドソンが生まれた北海道ということもあり、北海道ゲームアーカイブス協会協力のもと、レトロゲーム展示・体験コーナーも。親御さんには懐かしのタイトルがズラリ

▲まるでタイムマシンで時代をさかのぼったような雑誌やマンガが展示されていた

人気ストリーマーが旭川に集結
『VALORANT』でファンと交流戦を開催


イベントのひとつとして、KOKUGEKI ONLINE MATCH VALORANT -「R」-がKOKUGEKIにて開催された。昨年に引き続き2回目の開催であり、運営関係者によると昨年より多くのファンが会場に訪れたという。

▲開場を待ち1階から3階まで続く階段がすべて埋まるほどの長蛇の待機列を作るファン

▲たくさんのファンで埋まり、ほぼ満席状態の会場。ゲストを近くで見ようと、前から早い者勝ちで席が埋まる

ゲストにはUUUM所属の恭一郎氏、ZETA DIVISION所属のClutch_Fi氏、DeToNator所属のSurugaMonkey氏とRobiN氏が登場。司会進行としてASH WINDER所属のふり〜だ氏を迎え、会場に訪れたファンとの座談会やQ&A、ビンゴ大会をはじめとする交流イベントが行われた。

▲KOM VALORANT –「R」-ゲストの5人(画像引用元:AGJAM KOM VALORANT -「R」-ホームページ)

特に盛り上がったのは大阪府泉佐野市にあるeスタジアム泉佐野と共同で開催された、事前抽選にて選ばれた一般参加者とゲストらが協力して対戦する『VALORANT』対戦会であろう。

ゲストらの好プレーはもちろんのこと、一般参加者のクラッチプレーや神プレーが起きたとき会場は拍手に包まれた。一般参加者は「ゲストの方に助けてもらったおかげで楽しくプレーできた」「ゲストの方がアイスブレイクしてくれたおかげで楽しめた」「有名ストリーマーの隣でプレーするという機会がとても貴重に感じた」「昔から見ている人たちと一緒にプレーできてうれしかった」とコメントした。

▲緊張しながらも憧れのストリーマーとプレーする一般参加者と、久しぶりにファンと一緒にプレーする機会を楽しむゲストら ラウンド取得時には隣同士でフィストバンプする姿も見られた

来年もこのゲスト枠は譲りません(笑)
出演者インタビュー


——イベントおつかれさまでした。率直な感想をお聞かせください。SurugaMonkeyさんは初めての北海道でしたね。

SurugaMonkey:なんぼでも行きたいですよ。呼んでいただければいつでも行きたいぐらいです。

▲イベントを楽しむSurugaMonkey氏

——恭一郎さんは久しぶりの帰省という形だと思いますが。

恭一郎:帰省という形で北海道にはよく帰ってきているのですが、仕事という形で帰ってくるのは本当に久しぶりですね。

——Clutch_Fiさんは昨年ぶりの参加でした。今年はどうでしたか?

Clutch_Fi:昨年から1年ぶりに参加しました。やはり関東都市圏でのイベントに来られない地方のファンとこういった形で交流できることはとてもうれしいです。

——RobiNさんは今年初参加でしたが、どうでしたか?

RobiN:北海道自体は何回も訪問したことあるのですが、旭川には初めて来ることができました。なんか、地元のコミュニケーションの暖かさがいいな〜と思いながらイベントに参加することができました。

——ふり~ださんは11月の札幌でのイベント以来だと思いますが、今回初めての旭川はどうでしたか。

ふり~だ:実は今日の始発で北海道に来たばっかりでまだ少ししか楽しめていないんですよね(笑)。

とりあえず、今日の朝にらぅめん青葉でラーメンを食べてきましたがとてもおいしかったです。札幌で知り合った人の紹介で明日東京に帰るまでにたくさん旭川をめぐって楽しみたいと思っています。

——皆さんぶっちゃけ北海道飯はどうでしたか? 「おいしかった! おいしそうだから気になる!」というグルメがあれば教えていただきたいです。

SurugaMonkey:比較的僕は味が濃い飯が好きで、多分寒い地域だから塩分が濃いお店が多いのかな~って思っています。それがめっちゃ僕とマッチして。今日はセイコーマートのかつ丼とチキンをいただきました。あれうまいっすね。でも僕が一番好きなのはソフトカツゲン。これ最高ですわ。

恭一郎:買って帰れば?

SurugaMonkey:そうしたらすぐに飲まなきゃあかんやん(笑)。向こう(本州)で買えればええんだけどなぁ。

——一番グルメであろう恭一郎さんはどうですか?

恭一郎:北海道飯、やっぱりうまいですよ。この体型になった一番の原因ですからね。向こう(本州)でなかなかセイコーマートがないので、北海道にきたらコンビニは少し遠くても絶対セイコーマートに行きます。

——本州には茨城県と埼玉県にしかセイコーマートはありませんからね

恭一郎:そうなんですよ。本州ではそこにしかないので、過去に一回動画撮影許可をもらってセイコーマートの紹介動画を撮ったら次の次行ったらつぶれていました。

一同:(爆笑)。

SurugaMonkey:セイコーマートマジでおいしいので行った方がいいよ

▲イベントにて会場を盛り上げる恭一郎氏

——Clutch_Fiさんはどうですか? 1年ぶりの北海道でおいしいごはんは食べられましたか?

Clutch_Fi:やっぱり北海道に来たのでジンギスカンが食べたいですね。今年はスケジュールの関係で昨年いったジンギスカン屋さんにいけないのですが、北海道から飛び立つ前にどっかのタイミングで食べたいと思っています。

——RobiNさんはいかがでしょうか。おいしい店を見つけられましたか?

RobiN:昨日回転寿司に行ったんですけども。あんなにおいしい店が安い価格で食べられるのであれば、もう、北海道に住もうかなって。今から帰るまでに食べたいのはそうですね——。やっぱりラーメンは食べたいかな。明日の朝一番にらぅめん青葉に行ってきます。

——北海道の寿司はおいしく感じると本州から来た多くの人は確かにいっていますね!

恭一郎:おなかペコペコの大の男6人が回転寿司屋にいってバクバク食べて。本当に何貫食べたかわからないくらい食べたんですよ。会計が6万円行くかな~と思っていたのですが、3万円を切っていたので行った人たちで驚きました。

▲イベントでファンからの質問に答えるRobiN氏

——ふり~ださんは先ほどラーメンを食べたとのことでしたが、明日の1日を使って何を食べたいかを教えてください。

ふり~だ:明日はまだ未定ですが、とりあえず寿司を食べたいなと思っています。空港までの道にトリトンがあるのでそこで楽しもうかなと思います。あと今回は行けないのですが、麺屋 彩未の味噌ラーメンがとてもおいしいのでぜひ食べてみてほしいです。あの味噌ラーメンは人生で1番おいしかったです。

——去年は恭一郎さんとClutch_Fiさんのふたりでの参加で、今年は4人にパワーアップしました。では来年このイベントがもしあるとすれば、誰と一緒に出演したいですか?

恭一郎:まあ、しゃ~(SHAKA)と一緒に来るか、研修枠としてmittiiiや、むかいまさきと来たいかな。直接絡んでいるのがこの周りなので、この人たちと来たいです。少しずつ人数をパワーアップして、旭川市のお金を枯らす位の人数で行いたいですね。

——去年は谷藤博美さんが司会進行としてイベントを盛り上げましたが、今年はふり~ださんが会場を盛り上げてくれました。ふり~ださん、来年もこのイベントに出演したいですか?

ふり~だ:さすがに俺でしょ。来年もこの枠は譲りません。結構(会場を)盛り上げた自覚があります。

一同:(爆笑)

RobiN:(ふり~ださんとは)波長が合うわ。前日入りして一緒に北海道を楽しみたいぐらいだったもん。

——他のゲストの方はどうでしょうか?

RobiN:出たいでしょ。

一同:(うなずく)

恭一郎:イベントのこの出演枠を牛耳るという意図はないですが、出演したいなと思っています。

RobiN:イベントの火付け役という意図はないですが、このイベントに私たちが出演したことが影響して、ほかのストリーマーに出てくれたらうれしいですね。自分らは出演したいですけれど。

ふり~だ:もしこのイベントが1年のうち夏と冬とか複数回開催されるのであれば、まあ夏枠ぐらいは譲ってあげてもいいかな。

一同:(笑い)

▲ファンとゲストを繋ぎイベントを進行するふり~だ氏

——最後にこの記事を見てくださっている方に向けてひと言よろしくお願いします。

ふり~だ:今回のこのイベントって、普通の都市部で行うイベントよりも、ファンの皆様に密接に関わることができると思います。今回のイベントでも北海道内のファンだけでなく、道外のファンの方にも来ていただきました。遠いなと思っても、一緒に旅を楽しむ気持ちで、このイベントに来ていただければなと思います。

恭一郎:この先このイベントをどんどん拡大していくのであれば、私たちも宣伝に十分協力できると思うので、もっとたくさんの方にこのイベントを楽しんでいただきたいです。

RobiN:マイクが通っていないところでもファンと交流できたりして、お客さんと我々ゲストが本当に近い距離で楽しむことができるイベントでした。

Clutch_Fi:今回大阪の泉佐野市にから参加してくれた一般参加者4名と私でのチームで旭川チームと戦う場面があったのですが、旭川に来てくれた人たちの前でプレーするので、少しだけ気まずかったです(笑)。でも旭川チームとプレーする機会もあって会場の暖かい雰囲気に包まれながら楽しくプレーすることができました。ありがとうございました。

▲イベントにて会話を楽しむClutch_Fi氏

SurugaMonkey:このイベントはファンと密着した参加型イベントで、とっても楽しむことができました。だけど、もっともっとたくさんのファンと近い距離で交流したいです。

そういった今回のイベントのようなファンと横並びになってゲームをプレーする機会はなかなかないので、来年はほかのゲームでもファンと一緒に交流できればなと思いました。ありがとうございました。

——皆様ありがとうございました。

———

大盛況で終了したASAHIKAWA GAMES JAM。筆者はゲストとファンの間に地方で開催されるイベントならではの特別な距離感を感じた。北海道は都心から離れていることもあり、なかなかこのようなゲームイベントが開催されることはない。ストリーマーはモニターの中の存在という印象が都心に住むファンよりも強いといえるだろう。

そんな中、北海道で開催されたASAHIKAWA GAMES JAMは地方、特に北海道に住んでいるファンが直接ストリーマーとふれ合える貴重な機会であることに違いない。このイベントを皮切りとして、北海道でのストリーマーイベントやeスポーツイベントがさらに増えることを願う。

そしてぜひ、今回のイベントを逃した人は次開催されるときにでも参加してほしい。また、お金と時間に余裕ができたときは、自分が住んでいる場所から遠くても開催されるイベントに足を運んでもらいたい。そこには普段の配信や大型イベントでは見られないゲストの姿や感動が待っているかもしれない。


撮影:やくーし
編集:いのかわゆう


【やくーし プロフィール】

あらゆるゲームジャンルを愛する道産子。PCゲーム遍歴は『Minecraft』、『Apex legends』と続き、現在は『VALORANT』にハマっている。たまにコスプレをすることも。イベントで海外選手と友だちになってから英語力の大切さを痛感し、たくさんの人とつながるために日々勉強中。

X:@potstudio0206
eSports World の
Discord をフォローしよう
SALE 大会 チーム 他にも...? 他にも

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます