3つのeスポーツタイトルで日本一の高校が決定! 「STAGE:0」決勝大会レポート
8月14日〜15日、舞浜アンフィシアターにて、高校対抗の全国eスポーツ大会「STAGE:0」が開催され、14日は『フォートナイト』と『クラッシュ・ロワイヤル』、15日は『リーグ・オブ・レジェンド』の決勝大会が行われました。
STAGE:0は、今年初開催の国内最大級の高校対抗eスポーツイベントで、1475校、1780チーム、4716人もの参加がありました。6月より開催された全国7ブロックでの代表決定戦を勝ち抜き、全国大会への切符を手にしたチームだけが、舞浜アンフィシアターの決勝大会へコマを進めることができます。
決勝大会初日に開催されたのは、『フォートナイト』と『クラッシュ・ロワイヤル』です。
『フォートナイト』は、最大100人の中から、最後の1人もしくは1組となるまで戦うバトルロワイヤル系のゲームタイトルです。銃撃戦を行いつつ、拠点建築を行うのが最大の特徴。STAGE:0では、2人1組の42チーム戦で3ラウンドを戦います。生き残った順位と相手を倒した数によるポイント制で、3ラウンドの合計ポイントが高いチームが優勝となります。
1ラウンド目と2ラウンド目を千葉県立下総高等学校「とうもろこし畑」がビクトリーロイヤル(優勝)を獲得し、2位に19ポイントの大差をつけるという圧倒的な強さを発揮。3ラウンド目は2ラウンド目まで2位につけていた群馬県立桐生第一高等学校「初心者連合」がビクトリーロイヤルを獲得し、倒した敵の数によっては逆転優勝する可能性を残し、集計を待つことに。結果的には、下総高等学校が逃げ切り、STAGE:0の初代王者となりました。
『クラッシュ・ロワイヤル』は、お互いに8種類のカードを選び、相手陣営のタワーを時間内に破壊した方が勝利となります。カードを使用すると、フィールド上にキャラクターが登場し、自動的に敵を倒したり、タワーを破壊しに行きます。カードは時間によって回復するエリクサーと呼ばれるエネルギーによって使用できるので、カードの出すタイミングや組み合わせで大きく戦略が変わってきます。
試合は、1対1で対戦する1vs1とペアで対戦する2vs2の2種類があり、1vs1、2vs2、1vs1の順番で対戦し、先に2勝した方が勝ち抜けになります。決勝戦だけ、それぞれの試合が2本先取のBO3方式に変わります。
決勝戦に進出したのは、関西大倉高等学校「ノアズアーク」と渋谷教育学園渋谷高等学校「Intuition」の2チーム。渋谷教育学園渋谷高等学校が選出された関東ブロックは2チーム出場枠があり、関東ブロックの決勝戦で湘南学園高等学校に破れ、2位通過した唯一の敗北を知るチーム。さらに対戦相手の関西大倉高等学校は、その湘南学園高等学校を決勝トーナメント初戦で倒しており、優勝候補の一角として堂々の決勝進出です。
結果は、ストレートで渋谷教育学園渋谷高等学校が勝利。関東ブロック決勝敗退の雪辱を果たすことになりました。
2日目は『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)です。
『リーグ・オブ・レジェンド』は、アリーナと呼ばれる舞台の中で、お互いの陣地を守りながら、相手の陣地に攻め込む5対5のチーム戦です。アリーナに出現するモンスターを倒し、経験値とお金を稼いで、レベル上げと装備の充実をはかり、相手陣営に攻め込みます。操作できるキャラクター(ゲーム中ではチャンピオンと呼ぶ)は、140種類以上あり、それぞれに個性を持っています。
同じチャンピオンは選ぶことができないので、順番にチャンピオンを選ぶドラフトから戦いが始まっています。お互いに指定したチャンピオンを使用できなくなるBANシステムがあり、相手の得意なチャンピオンを使わせないようにしたり、相手が選んでくるチャンピオンと相性のいいチャンピオンを選んだり、自分が得意とするチャンピオンを指定するなど、選択肢の幅は広くなっています。また、操作に慣れていないとうまく使いこなせないので、どれだけ多くのチャンピオンを使いこなせるかも鍵となります。
決勝トーナメントに進出したのは8チーム。その中から決勝戦まで進んだのは、学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校と岡山県立共生高等学校の2校。奇しくもこの2校は、3月に決勝大会が行われた「全国高校eスポーツ選手権」のベスト4に残った2チームで、準決勝で対戦しています。その時は共生高等学校が勝利を収めたので、N高等学校のリベンジなるかと言ったところが注目です。
岡山共生高等学校は、『リーグ・オブ・レジェンド』の日本プロリーグ「LJL」に参加しているプロチーム・バーニングコアに所属している赤バフ選手がおり、優勝候補の呼び声が高いチーム。一方のN高校は、エース・まりも選手を中心にチーム全員が高ランクプレイヤーである強豪校です。決勝戦は2本先取のBO3方式で行われ、結果は2勝1敗でN高等学校が見事リベンジを果たし、優勝を決めました。
「STAGE:0」の2日間の来場者数は累計で2800人を超え、ライブ配信の総視聴者数は136万人を数えました。会場には選手の家族も多くみられ、全国の大舞台で活躍する子どもの姿に感慨深いようでした。
先述の通り、参加校は1475校。全国高等学校野球選手権大会が約3800校の参加なので、第1回大会であることを考えると破格の参加数であると言えます。
大会最後には第2回大会となる「STAGE:0 2020」の開催も発表され、今後も高校生プレイヤーの活躍の場が継続されることになります。高校に進学したらSTAGE:0を目指したいと希望する生徒が増えていくことは間違いないのではないでしょうか。
最後に、優勝チームのコメントをいただいてきたので、ここに掲載します。
『フォートナイト』 部門
――優勝おめでとうございます。勝因はなんだったのでしょうか。
ぼくラグナ選手:毎日練習したおかげだと思います。基本は個人練習でしたが一日5時間以上は最低でもプレイしていました。
――会場ではプロ選手になりたいという発言がありましたが、プロ選手への思いはどんなものなのでしょうか。
ぼくラグナ選手:プロの世界は厳しいと思いますが、その厳しい世界に入って頑張りたいです。アジア最強の選手になりたいですね。CR(Crazy Raccoon)に入りたいです。
――これからSTAGE:0を目指す後輩たちに向けてコメントをお願いします。
Liberta選手:やはり毎日練習することですね。
ぼくラグナ選手:こういった場でプレイしたり話をしたりすることが初めての経験なので、緊張で吐きそうになっていました。それでも結果を残せたのは日々の練習があって、それが出たのだと思います。
『クラッシュ・ロワイヤル』部門
――優勝おめでとうございます。振り返ってみて感想をお願いします。
そうだ選手:優勝候補ばかりとの対戦で苦しい戦いでしたが、勝てて本当にうれしいです。
――STAGE:0初代王者となったわけですが、その点はいかがでしょうか。
バタ選手:特に思うところは無くて、たまたまタイミングがあっただけだと思います。同じ学校に信頼できる強い仲間が居たことも、高校在校中に大会が開かれたのもたまたまだったと思います。
そうだ選手:将来、『クラロワ』の解説者とかやれる機会がありましたら、STAGE:0の初代チャンピオンというのは注目される可能性があるので、チャンスかと思います。プロ選手になることに憧れていますが、ちょっとプロとの差が大きいですね。
――今回は唯一の敗北を知るチームとして、挑戦者の立ち位置でピックアップされていましたが、関東ブロック予選では、レギュラー全員がトロフィー7000超えの優勝候補でした。あえて挑戦者の立場を取ったのは考えがあってのことだったのでしょうか。
そうだ選手:勝って当たり前だと思うと足下をすくわれてしまいかねないので、チームメイトにも僕たちは挑戦者であることを実感させるために、あえて発言していました。実はサブの選手も7000超えをしていて、4人全員が7000超えなんです。なので、本来は優勝候補と呼ばれてもおかしくない存在であるとは思いますが、そこを自分たちが意識してしまうのは良くないと思い、チャレンジャーの立場を取らせていただきました。
――そうだ選手はプロ志向でありながら、プロとの差も実感しているとのことですが、『クラッシュ・ロワイヤル』のプロリーグ「クラロワリーグ アジア」では、現役高校生であるKK選手やBlossom選手が活躍しています。彼らとの差はどんなものなのでしょうか。
そうだ選手:「ドズル杯」と言うイベントで、KK選手と対戦したことがあるのですが、KK選手の圧力に何もできなかったんです。まさに完敗でした。そこで、プロとの意識の差ですとか、ユニットひとつひとつの出し方など、大きな差なんだと実感しました。一応、今年もプロへの最低ラインである「20勝チャレンジ」では、20勝することはできましたが、まだまだですね。
――STAGE:0への参加は誰が言い出したのでしょうか。
そうだ選手:僕ですね。学校に『クラロワ』のLINEグループがありまして、そこで強い2人を誘って参加しました。LINEグループは30人くらいいますね。
バタ選手:結構自由な校風の学校で、スマホの持ち込みも制限されていないんです。そのおかげで学校の中で『クラロワ』が流行って、友達同士で競いあってレベルアップした感じですね。
『リーグ・オブ・レジェンド』 部門
――優勝おめでとうございます。決勝は2戦目を落として、そこから3戦目に挑んだわけですけど、チームではどんな状況でしたでしょうか。
まりも選手:試合を観ている人は二転三転する面白い試合に見えたと思います。ただ、二転三転すると言うことは実力が拮抗しており、僕らが勝てるチャンスはいくつもあったわけです。なので、2戦目は惜しくも負けてしまいましたが、3戦目は勝てると思っていました。
――初代チャンピオンとなったこの夏、最高の思い出ができたと思います。改めてこのチームで戦ってきた感想をお聞かせください。
440(よしお)選手:高校最後の年にいい青春を送れたと思います。すごく記憶に残る楽しい時間でした。
White And Pink(かまぼこ)選手:去年の夏は何もなかったんです。本当にこんないい思い出ができて最高です。
vandolph選手:このチームで戦えるのはこれで最後だと思うので、勝てて良かったです。
まりも選手:僕らの学校は通信高校なので、あまり青春をする機会がないんですよね。青春ができて良かったです。
ぷりも選手:住んでいるところが京都で、2時間以上かけて新幹線で東京にきました。なので、負けては帰れないという気持ちがあり勝てて良かったです。
――全国高校eスポーツ選手権の時はSakuragi選手がキャプテンを務め、大会終了後にまりも選手がキャプテンを自ら引き継いだわけですが、Sakuragi選手の意思は継げましたか。
まりも選手:あの時すでにキャプテンをやれって言われていました。さっきTwitterをみたら「後輩たちがリベンジを果たしてくれた」と書いてあったので、継げたと思います。
――12月に全国高校eスポーツ選手権の第2回大会がありますが、これには出場しますか。また、出場するのであれば、STAGE:0と全国高校eスポーツ選手権の夏冬連覇を狙っていきますか。
まりも選手:STAGE:0が終わって、これからメンバー募集を始め、今のメンバーで残る人は残って挑戦します。STAGE:0と全国高校eスポーツ選手権の連覇は当然狙って行きます。
STAGE:0は、今年初開催の国内最大級の高校対抗eスポーツイベントで、1475校、1780チーム、4716人もの参加がありました。6月より開催された全国7ブロックでの代表決定戦を勝ち抜き、全国大会への切符を手にしたチームだけが、舞浜アンフィシアターの決勝大会へコマを進めることができます。
『フォートナイト』部門は、千葉県立下総高等学校が勝利!
決勝大会初日に開催されたのは、『フォートナイト』と『クラッシュ・ロワイヤル』です。
『フォートナイト』は、最大100人の中から、最後の1人もしくは1組となるまで戦うバトルロワイヤル系のゲームタイトルです。銃撃戦を行いつつ、拠点建築を行うのが最大の特徴。STAGE:0では、2人1組の42チーム戦で3ラウンドを戦います。生き残った順位と相手を倒した数によるポイント制で、3ラウンドの合計ポイントが高いチームが優勝となります。
1ラウンド目と2ラウンド目を千葉県立下総高等学校「とうもろこし畑」がビクトリーロイヤル(優勝)を獲得し、2位に19ポイントの大差をつけるという圧倒的な強さを発揮。3ラウンド目は2ラウンド目まで2位につけていた群馬県立桐生第一高等学校「初心者連合」がビクトリーロイヤルを獲得し、倒した敵の数によっては逆転優勝する可能性を残し、集計を待つことに。結果的には、下総高等学校が逃げ切り、STAGE:0の初代王者となりました。
『クラロワ』高校日本一は、渋谷高等学校!
『クラッシュ・ロワイヤル』は、お互いに8種類のカードを選び、相手陣営のタワーを時間内に破壊した方が勝利となります。カードを使用すると、フィールド上にキャラクターが登場し、自動的に敵を倒したり、タワーを破壊しに行きます。カードは時間によって回復するエリクサーと呼ばれるエネルギーによって使用できるので、カードの出すタイミングや組み合わせで大きく戦略が変わってきます。
試合は、1対1で対戦する1vs1とペアで対戦する2vs2の2種類があり、1vs1、2vs2、1vs1の順番で対戦し、先に2勝した方が勝ち抜けになります。決勝戦だけ、それぞれの試合が2本先取のBO3方式に変わります。
決勝戦に進出したのは、関西大倉高等学校「ノアズアーク」と渋谷教育学園渋谷高等学校「Intuition」の2チーム。渋谷教育学園渋谷高等学校が選出された関東ブロックは2チーム出場枠があり、関東ブロックの決勝戦で湘南学園高等学校に破れ、2位通過した唯一の敗北を知るチーム。さらに対戦相手の関西大倉高等学校は、その湘南学園高等学校を決勝トーナメント初戦で倒しており、優勝候補の一角として堂々の決勝進出です。
結果は、ストレートで渋谷教育学園渋谷高等学校が勝利。関東ブロック決勝敗退の雪辱を果たすことになりました。
『LoL』部門は、N高校が冬の雪辱を果たす!
2日目は『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)です。
『リーグ・オブ・レジェンド』は、アリーナと呼ばれる舞台の中で、お互いの陣地を守りながら、相手の陣地に攻め込む5対5のチーム戦です。アリーナに出現するモンスターを倒し、経験値とお金を稼いで、レベル上げと装備の充実をはかり、相手陣営に攻め込みます。操作できるキャラクター(ゲーム中ではチャンピオンと呼ぶ)は、140種類以上あり、それぞれに個性を持っています。
同じチャンピオンは選ぶことができないので、順番にチャンピオンを選ぶドラフトから戦いが始まっています。お互いに指定したチャンピオンを使用できなくなるBANシステムがあり、相手の得意なチャンピオンを使わせないようにしたり、相手が選んでくるチャンピオンと相性のいいチャンピオンを選んだり、自分が得意とするチャンピオンを指定するなど、選択肢の幅は広くなっています。また、操作に慣れていないとうまく使いこなせないので、どれだけ多くのチャンピオンを使いこなせるかも鍵となります。
決勝トーナメントに進出したのは8チーム。その中から決勝戦まで進んだのは、学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校と岡山県立共生高等学校の2校。奇しくもこの2校は、3月に決勝大会が行われた「全国高校eスポーツ選手権」のベスト4に残った2チームで、準決勝で対戦しています。その時は共生高等学校が勝利を収めたので、N高等学校のリベンジなるかと言ったところが注目です。
岡山共生高等学校は、『リーグ・オブ・レジェンド』の日本プロリーグ「LJL」に参加しているプロチーム・バーニングコアに所属している赤バフ選手がおり、優勝候補の呼び声が高いチーム。一方のN高校は、エース・まりも選手を中心にチーム全員が高ランクプレイヤーである強豪校です。決勝戦は2本先取のBO3方式で行われ、結果は2勝1敗でN高等学校が見事リベンジを果たし、優勝を決めました。
2020年も引き続き「STAGE:0の開催が決定!
「STAGE:0」の2日間の来場者数は累計で2800人を超え、ライブ配信の総視聴者数は136万人を数えました。会場には選手の家族も多くみられ、全国の大舞台で活躍する子どもの姿に感慨深いようでした。
先述の通り、参加校は1475校。全国高等学校野球選手権大会が約3800校の参加なので、第1回大会であることを考えると破格の参加数であると言えます。
大会最後には第2回大会となる「STAGE:0 2020」の開催も発表され、今後も高校生プレイヤーの活躍の場が継続されることになります。高校に進学したらSTAGE:0を目指したいと希望する生徒が増えていくことは間違いないのではないでしょうか。
最後に、優勝チームのコメントをいただいてきたので、ここに掲載します。
『フォートナイト』 部門
下総高等学校「とうもろこし畑」
――優勝おめでとうございます。勝因はなんだったのでしょうか。ぼくラグナ選手:毎日練習したおかげだと思います。基本は個人練習でしたが一日5時間以上は最低でもプレイしていました。
――会場ではプロ選手になりたいという発言がありましたが、プロ選手への思いはどんなものなのでしょうか。
ぼくラグナ選手:プロの世界は厳しいと思いますが、その厳しい世界に入って頑張りたいです。アジア最強の選手になりたいですね。CR(Crazy Raccoon)に入りたいです。
――これからSTAGE:0を目指す後輩たちに向けてコメントをお願いします。
Liberta選手:やはり毎日練習することですね。
ぼくラグナ選手:こういった場でプレイしたり話をしたりすることが初めての経験なので、緊張で吐きそうになっていました。それでも結果を残せたのは日々の練習があって、それが出たのだと思います。
『クラッシュ・ロワイヤル』部門
渋谷教育学園渋谷高等学校「Intuitio_n」
――優勝おめでとうございます。振り返ってみて感想をお願いします。そうだ選手:優勝候補ばかりとの対戦で苦しい戦いでしたが、勝てて本当にうれしいです。
――STAGE:0初代王者となったわけですが、その点はいかがでしょうか。
バタ選手:特に思うところは無くて、たまたまタイミングがあっただけだと思います。同じ学校に信頼できる強い仲間が居たことも、高校在校中に大会が開かれたのもたまたまだったと思います。
そうだ選手:将来、『クラロワ』の解説者とかやれる機会がありましたら、STAGE:0の初代チャンピオンというのは注目される可能性があるので、チャンスかと思います。プロ選手になることに憧れていますが、ちょっとプロとの差が大きいですね。
――今回は唯一の敗北を知るチームとして、挑戦者の立ち位置でピックアップされていましたが、関東ブロック予選では、レギュラー全員がトロフィー7000超えの優勝候補でした。あえて挑戦者の立場を取ったのは考えがあってのことだったのでしょうか。
そうだ選手:勝って当たり前だと思うと足下をすくわれてしまいかねないので、チームメイトにも僕たちは挑戦者であることを実感させるために、あえて発言していました。実はサブの選手も7000超えをしていて、4人全員が7000超えなんです。なので、本来は優勝候補と呼ばれてもおかしくない存在であるとは思いますが、そこを自分たちが意識してしまうのは良くないと思い、チャレンジャーの立場を取らせていただきました。
――そうだ選手はプロ志向でありながら、プロとの差も実感しているとのことですが、『クラッシュ・ロワイヤル』のプロリーグ「クラロワリーグ アジア」では、現役高校生であるKK選手やBlossom選手が活躍しています。彼らとの差はどんなものなのでしょうか。
そうだ選手:「ドズル杯」と言うイベントで、KK選手と対戦したことがあるのですが、KK選手の圧力に何もできなかったんです。まさに完敗でした。そこで、プロとの意識の差ですとか、ユニットひとつひとつの出し方など、大きな差なんだと実感しました。一応、今年もプロへの最低ラインである「20勝チャレンジ」では、20勝することはできましたが、まだまだですね。
――STAGE:0への参加は誰が言い出したのでしょうか。
そうだ選手:僕ですね。学校に『クラロワ』のLINEグループがありまして、そこで強い2人を誘って参加しました。LINEグループは30人くらいいますね。
バタ選手:結構自由な校風の学校で、スマホの持ち込みも制限されていないんです。そのおかげで学校の中で『クラロワ』が流行って、友達同士で競いあってレベルアップした感じですね。
『リーグ・オブ・レジェンド』 部門
N高等学校「KDG N1」
――優勝おめでとうございます。決勝は2戦目を落として、そこから3戦目に挑んだわけですけど、チームではどんな状況でしたでしょうか。まりも選手:試合を観ている人は二転三転する面白い試合に見えたと思います。ただ、二転三転すると言うことは実力が拮抗しており、僕らが勝てるチャンスはいくつもあったわけです。なので、2戦目は惜しくも負けてしまいましたが、3戦目は勝てると思っていました。
――初代チャンピオンとなったこの夏、最高の思い出ができたと思います。改めてこのチームで戦ってきた感想をお聞かせください。
440(よしお)選手:高校最後の年にいい青春を送れたと思います。すごく記憶に残る楽しい時間でした。
White And Pink(かまぼこ)選手:去年の夏は何もなかったんです。本当にこんないい思い出ができて最高です。
vandolph選手:このチームで戦えるのはこれで最後だと思うので、勝てて良かったです。
まりも選手:僕らの学校は通信高校なので、あまり青春をする機会がないんですよね。青春ができて良かったです。
ぷりも選手:住んでいるところが京都で、2時間以上かけて新幹線で東京にきました。なので、負けては帰れないという気持ちがあり勝てて良かったです。
――全国高校eスポーツ選手権の時はSakuragi選手がキャプテンを務め、大会終了後にまりも選手がキャプテンを自ら引き継いだわけですが、Sakuragi選手の意思は継げましたか。
まりも選手:あの時すでにキャプテンをやれって言われていました。さっきTwitterをみたら「後輩たちがリベンジを果たしてくれた」と書いてあったので、継げたと思います。
――12月に全国高校eスポーツ選手権の第2回大会がありますが、これには出場しますか。また、出場するのであれば、STAGE:0と全国高校eスポーツ選手権の夏冬連覇を狙っていきますか。
まりも選手:STAGE:0が終わって、これからメンバー募集を始め、今のメンバーで残る人は残って挑戦します。STAGE:0と全国高校eスポーツ選手権の連覇は当然狙って行きます。
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