高校生にeスポーツを普及させた立役者「全国高校eスポーツ選手権」が5年の歴史に幕

2023.8.8 eSports World編集部

毎日新聞社と一般社団法人全国高等学校eスポーツ連盟が主催する「全国高校eスポーツ選手権」が、2023年2月に開催された第5回大会をもって、発展的解消となることが発表された。

全国高校eスポーツ選手権は、「eスポーツを日本の文化に」という思いを掲げ、日本初の高校生を対象としたeスポーツ大会として2018年にスタート。『リーグ・オブ・レジェンド』と『ロケットリーグ』の2タイトルからスタートし、近年は『フォートナイト』を追加した3タイトルで開催されてきた。

まだ社会や学校関係者のゲーム/eスポーツへの理解も薄かった当時から、協賛各社の協力でゲーミングPCを貸与するプログラムなど、高校生の練習環境を整え、学校側への理解を促し、負担を軽減する施策なども手厚く行われてきた。

その後、高校生を対象としたeスポーツ大会は、春〜夏の「STAGE:0」、秋〜冬の「全国高校eスポーツ選手権」という2つの大会が高校生にとっての目標となり、ここから多くのプロプレイヤーやeスポーツに携わる人材が生まれたことは紛れもない事実だ。

今後は「発展的解消」として、新たなかたちでeスポーツの普及拡大に向けて取り組むとしている。

(以下、発表全文を引用)

全国高校eスポーツ選手権の発展的解消について

2023年8月8日

これまで主催してきた全国高校eスポーツ選手権にご参加およびご支援いただいた全ての皆様に、改めて感謝を申し上げますと共に、同選手権の発展的解消についてご報告いたします。

同選手権はeスポーツを日本の新しい文化として育むことを目的に2018年に始まりました。これまで5年間にわたって開催を続けてきましたが、今年2月の決勝大会で5回目という節目を迎えたことにより、当初の目的は一定程度達成されたと考えております。今後はその精神を継承し、eスポーツを日本の新しい文化としてさらに発展させるため、同選手権はその役割を果たし終え、新たな形でeスポーツの普及拡大に向けた尽力をしてまいる所存です。

引き続きeスポーツにおける今後の取り組みに対し、ご理解およびご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

毎日新聞社、一般社団法人全国高等学校eスポーツ連盟


全国高校eスポーツ選手権
https://www.ajhs-esports.jp/index.html

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