「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」の『グランツーリスモSPORT』埼玉・群馬・千葉の代表選手が決定!

2019.8.27 eSports World編集部
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」内のプログラム、『グランツーリスモSPORT』 関東エリア代表決定戦が8月10日(土)・11日(日)・12日(月・祝)に東京新宿区にて開催。

<以下、ニュースリリースより>

関東エリア代表決定戦1日目は
埼玉・群馬・千葉の代表選手が決定!

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラムとして行われる「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」内のプログラム、『『グランツーリスモSPORT』 関東エリア代表決定戦を8月10日(土)・11日(日)・12日(月・祝)に東京都新宿区にて開催しました。本稿では1日目の埼玉県、群馬県、千葉県の各県の模様をレポートします。

リアルドライビングシミュレーター、PlayStation(R)4(PS4(R))用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』(発売元:SIE)は、「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」の3つのeスポーツ競技タイトルのうちの1つに選ばれています。



オンライン予選を勝ち抜いた関東エリア7県の選手たちが、代表の座をかけて対決!

都道府県代表決定戦では、6歳以上18歳未満の方が対象の少年の部と、18歳以上の方が対象の一般の部の2部門から各2名ずつ、計4名が各都道府県の代表として選出されます。決定戦の流れは、第1レースで参加選手がAグループ、Bグループの2組に分かれてレースを行い、各組の上位5名が決勝レースに進出。合計10名で行われる決勝レースで1位と2位を獲得した2名の選手が、10月5日(土)・6日(日)に茨城県で行われる「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」本大会に出場する各都道府県代表に選ばれます。競技の使用車種は本格的なレースカーであるGr.3クラス、使用コースは富士スピードウェイを5周する設定です。

今回の関東エリア代表決定戦は、関東各都県の代表を選出するために開催されました。参加選手は関東7都県(埼玉県・群馬県・千葉県・神奈川県・栃木県・東京都・茨城県)に居住する方々のうち、4月に行ったオンライン予選で上位のタイムを記録した方々で、7都県合計で一般の部132名、少年の部120名の選手が参加しました。

埼玉県・群馬県・千葉県の代表選手が決定!



関東エリア代表決定戦の舞台となったのは、新宿区の伊勢丹新宿店。同店では8月7日(水)より「ISETAN e-sportsフェスタ」が開催されており、今回の代表決定戦はそのスペシャルイベントのひとつとして一般の方も観戦が可能でした。8月10日(土)に埼玉県・群馬県・千葉県、11日(日)に神奈川県・栃木県、12日(月・祝)に東京都・茨城県の代表決定戦がそれぞれ行われ、早朝から関東7都県のオンライン予選を勝ち抜いた選手たちと、家族や友人の方が集結。大型モニターを前に、多くの人がレースアナウンサーの中島秀之さんと、ポリフォニー・デジタルのYAMさんの実況・解説に耳を傾けながら選手たちを応援しました。





埼玉県からは一般の部の19名の選手と、 少年の部の20名の選手が参加しました。少年の部の決勝レースは、ポールポジションの嶋田吉輝選手が1周目の第1コーナーでコースアウトして3位にポジションを下げる波乱の展開でスタート。しかし、そこから嶋田選手は冷静なドライビングで前を走る2台を猛追。

2周目の第1コーナーで2位に浮上し、さらにトップを走っていた渡邉俊午選手に迫ります。渡邉選手も堅実な走りを見せますが、嶋田選手はファステスト・ラップを更新しながら追いつき、4周目の第1コーナーで再び1位を奪取。そのまま嶋田選手が1位、渡邉選手が2位でレースを終えました。

一般の部の決勝レースはさまざまな世界大会でも活躍する菅原達也選手がポールポジションからスムーズな走りでトップを独走してレースをリード。その後ろで激しい2位争いが繰り広げられました。勝負が動いたのは最終ラップのダンロップコーナー。2位と3位のマシンが焦りからか接触し、4番手を走っていた濱田雄介選手が2台を一気にオーバーテイクして2位に浮上。独走した菅原選手が1位、後続を振り切った濱田選手が2位でチェッカーを受けました。



群馬県からは一般の部の19名の選手と、少年の部の11名の選手が参加しました。少年の部の決勝レースは、予選第一レースAグループで4番グリッドから1位を奪った荻野煌晟選手がトップを独走。さらに予選第一レースBグループで5番グリッドから1位を獲得し、2番グリッドスタートとなった齊藤翔選手もレース中盤で2位争いに競り勝ち、1位が荻野選手、2位が齊藤選手でゴールしました。

一般の部の決勝レースでは、こちらも予選第一レースAグループで3番グリッドから1位を奪取した長澤諒選手が序盤から逃げ切り体勢に。後方で行われた2番手争いでは、3番グリッドからスタートした中澤大輔選手が4周目のホームストレートでスリップストリームを駆使して2位に浮上し、堅実な走りでポジションをキープ。1位が長澤選手、2位が中澤選手でレースが決着しました。オンライン予選では後れをとっていた下位グリッドの選手たちがレースで勝利をもぎとる熱い展開には、会場も大きく盛り上がりました。



千葉県からは一般の部19名の選手と、少年の部20名の選手が参加。少年の部の決勝レースでは、ポールポジションを獲得した中村仁選手と、2番グリッドスタートの石井大雅選手の2人が第1コーナーをスムーズに抜け出してバトルを繰り広げました。トップの座を狙い中村選手に積極的なオーバーテイクを仕掛けた石井選手ですが、4周目のダンロップコーナーでわずかにペースダウンして後続の接近を許し、中村選手に差を開けられます。

石井選手は後続とのバトルでいっとき3位にランクダウンしますが、焦ることなくダンロップコーナーで抜き返して2位を奪い、ゴールに直行。1位が中村選手、2位が石井選手で代表の座を得ました。一般の部の決勝レースは、安定した速さでポールポジションを獲得した外間宏太選手が1周目から独走し、それを3人の選手が絡み合いながら追うレースとなりました。

序盤から始まった激しい2位争いを制したのは4番グリッドからのスタートだった新川真也選手。3周目の第1コーナーで2位に浮上した新川選手は、後続のバトルにも助けられて差を広げつつチェッカーを受け、外間選手がポール・トゥ・ウィンで1位、新川選手も危なげなく2位を獲得しました。




埼玉県代表 選出者プロフィール ※敬称略

左から、埼玉県 少年の部・1位の嶋田吉輝選手、2位の渡邉俊午選手。一般の部・1位の菅原達也選手、2位の濱田雄介選手。
▲左から、埼玉県 少年の部・1位の嶋田吉輝選手、2位の渡邉俊午選手。一般の部・1位の菅原達也選手、2位の濱田雄介選手

・少年の部
【嶋田吉輝(しまだ・よしき)】 出身:埼玉県・川越市 年齢:17歳

埼玉県代表決定戦、少年の部・1位。「グランツーリスモ」が大好きで、将来はポリフォニー・デジタルに入社したいと語る高校生。月に1度ほどのペースでカートでのサーキット走行も行っている。3位転落からの復活劇を見せた決勝レースについては「最初の第1コーナーでコースアウトしたときは“終わった”と思いましたが、なんとか順位を戻せてよかったです」と、ほっとした表情を浮かべていた。「本大会は参加できること自体が楽しみ。いいレースをして、ひとつでもポジションを上げていきたいと思います」とにこやかに意気込みを語った。

【渡邉俊午(わたなべ・しゅんご)】 出身:埼玉県・川口市 年齢:12歳
埼玉県代表決定戦、少年の部・2位。毎日学校から帰ると宿題をやり、『グランツーリスモSPORT』をプレイしている小学生。クルマ好きの兄に影響されて「グランツーリスモ」をプレイし始めた。レーシングドライバーになりたいという夢を持ち、しばらく前にカート走行も経験。今回の県代表決定戦も、その夢をかなえるための一歩として参加したと語る。決勝レースではあえて無理をしないクレバーな走りを見せており、「自分の全力を出して決勝でいい順位を獲りたいです」と、落ち着いた笑顔の中に確かなやる気を見せていた。

・一般の部
【菅原達也(すがわら・たつや)】 出身:埼玉県・熊谷市 年齢:22歳

埼玉県代表決定戦、一般の部・1位。「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ」マニュファクチャラーシリーズでの活躍に加え、6月に行われた「Porsche Esports Racing Japan Final」で優勝を飾るなど、『グランツーリスモSPORT』の国内トッププレイヤーの一人として知られる大学生で、愛車のスズキ・スイフトでのドライブが趣味。「埼玉は全国でも指折りの激戦区ですし、プレッシャーもありましたが、そこで勝てたことはやはり自信になります」と決勝レースを振り返り、「本大会では代表になれなかった方の分まで頑張ります」と気合い十分の姿勢を見せた。

【濱田雄介(はまだ・ゆうすけ)】 出身:埼玉県・川口市 年齢:22歳
埼玉県表決定戦、一般の部・2位。自動車整備系の専門学校に通い、趣味は愛車のニッサン・シルビアS15のメンテナンス。「グランツーリスモ」での友人たちと、実際のサーキットでタイムアタックやドリフトを楽しむ走行会を開催するなどアクティブにクルマを楽しむ生活を送る。「今回は前を走っていた選手のミスもあり、漁夫の利で勝つことができました」と運の良さをアピールするが、実は東京ゲームショウなどで開催された大会にも複数回出場している強豪選手。「埼玉県のプレイヤーの気持ちを載せて、全国と戦ってきます」と代表としての誇りを語った。

群馬県代表 選出者プロフィール

左から、群馬県 少年の部・1位の荻野煌晟選手、2位の齊藤翔選手。一般の部・1位の長澤諒選手、2位の中澤大輔選手。
▲左から、群馬県 少年の部・1位の荻野煌晟選手、2位の齊藤翔選手。一般の部・1位の長澤諒選手、2位の中澤大輔選手

・少年の部
【荻野煌晟(おぎの・こうせい)】 出身:群馬県・沼田市 年齢:14歳

群馬県代表決定戦、少年の部・1位。レース好きの父の影響でSUPER GTなどを観戦するようになり、それがきっかけで昨年『グランツーリスモSPORT』を購入し、今回の大会に参加した中学3年生。学校の部活で卓球部に所属していたが、現在は受験生ということもあり引退。カート経験なども特にないという。「第一レースだけでも突破できれば……と思って参加したので、優勝できたことにびっくりしています」と少しはにかみながら今回のレースを振り返り、本大会では「群馬県代表として胸をはり、いい成績が残せるように頑張りたいです」と目標を語った。

【齊藤翔(さいとう・しょう)】 出身:群馬県・太田市 年齢:15歳
群馬県代表決定戦、少年の部・2位。工業系高校に通い、現在は溶接競技会への出場を目指している。クルマは小さい頃から好きで、将来の夢はカーメーカーへの勤務。栃木県のツインリンクもてぎを訪れた際にカートに乗った経験も持っている。「緊張して実力がフルに出せない悔しさもありましたが、予選レースの最下位スタートから県代表になれたことはとてもうれしいです」と今回の結果を語り、「本大会ではアグレッシブなレースを見せて、上位を目指したいです。そのために全力を尽くせるよう、頑張ります」と決意を見せた。

・一般の部
【長澤諒(ながさわ・りょう)】 出身:群馬県・邑楽郡 年齢:21歳

群馬県代表決定戦、一般の部・1位。1週間前に自動車免許を取ったばかりで、さっそく両親のクルマを借りてドライブを楽しんでいるという大学生。趣味はレース観戦で、サーキットでの観戦にも出かけている。今大会には自分の実力試しとオフラインイベントへの興味から参戦し、決勝レースでは3番グリッドから優勝をもぎ取った。「1位通過で本大会に挑むので、群馬県を背負ってレースの楽しさやeスポーツの魅力を伝えることができるように頑張りたい。目指すは優勝です」と力強いコメントともに本大会に臨む。

【中澤大輔(なかざわ・だいすけ)】 出身:群馬県・佐波郡 年齢:22歳
群馬県代表決定戦、一般の部・2位。オンライン予選の開始時は地元の群馬県にいたが、現在就職で地元を離れているという社会人。現在の愛車はホンダ・N-BOX。高校時代にバレーボール部の一員として国体や春高バレーに出場した経験があり、「バレーボールに続いて『グランツーリスモSPORT』でも国体に出場できました」と笑顔を見せた。2位争いのバトルの末に県代表の座を得た今回の決勝レースを「楽しかった」と振り返り、「本大会でも、見ている人が興奮するようなバトルをして、楽しんでもらえるとうれしいです。やるからには上を目指して精いっぱい頑張ります」と勝負への意欲を見せた。

千葉県代表 選出者プロフィール

左から、千葉県 少年の部・1位の中村仁選手、2位の石井大雅選手。
▲左から、千葉県 少年の部・1位の中村仁選手、2位の石井大雅選手

左から、千葉県 一般の部・1位の外間宏太選手、2位の新川真也選手。
▲左から、千葉県 一般の部・1位の外間宏太選手、2位の新川真也選手

・少年の部
【中村仁(なかむら・じん)】 出身:千葉県・市川市 年齢:13歳

千葉県代表決定戦、少年の部・1位。クリーンかつ冷静な走りで県代表1位を勝ち取った中学生。学校では陸上部に所属している。夢はレーシングドライバーで、レーシングカート経験も豊富。茨城・ツインリンクもてぎで開催されたカート耐久レースや、ジュニアカート選手権の東西統一戦などにも参戦している。eスポーツの大会出場は初めてで緊張もあったというが「特に大きなミスもなく走れて、優勝できてうれしいです」と今回のレースを振り返った。「これから自分の走りができるよう練習して、悔いの残らないレースにしたいです」と本大会への想いを語った。

【石井大雅(いしい・たいが)】 出身:千葉県・静岡市 年齢:17歳
千葉県代表決定戦、少年の部・2位。テニス部を引退し、受験生として勉強の日々を送る高校生。父親がバイク好きでMotoGPなどのレースを幼い頃から一緒に見ていたのをきっかけにクルマのレースにも興味を持ち、PSP(R)「プレイステーション・ポータブル」の『グランツーリスモ』から「グランツーリスモ」シリーズをプレイしている。「前半は中村選手についていけたけれど、後半で差がついて3位に追い付かれたときはとても緊張しました。そこから抜き返すことができてよかったです」と決勝レースの感想を述べ、「本大会ではミスをしないよう注意して、千葉県代表に恥じないレースをしたいです」と語った。

・一般の部
【外間宏太(そとま・こうた)】 出身:千葉県・船橋市 年齢:20歳

千葉県代表決定戦、一般の部・1位。学業とアルバイトの日々を送る大学生。「グランツーリスモ」は父がプレイしているのを見て幼稚園時代からさわるようになり、今大会には『グランツーリスモSPORT』のオンラインで知り合った人たちが参加していたために出場を決めた。「予選レースの前まですごく緊張していて、お腹が痛くなったりもしていましたが、始まってからは会場の応援もあって、どうにか自分の走りができました」と安堵の表情を見せた。「本大会では緊張に負けないよう、ドライビングの練習に加えてメンタルも鍛えて頑張ります」と苦笑とともに本大会への課題を語った。

【新川真也(しんかわ・しんや)】 出身:千葉県・山武郡 年齢:21歳
千葉県代表決定戦、一般の部・2位。ドリフト競技好きの父の影響で保育園のころから「グランツーリスモ」シリーズをプレイしており、学生時代には「全日本学生ドリフト王座決定戦 2017」に出場し、東西統一チャンピオンの座を獲得した経歴を持つ。現在はチューニングメーカーのトラストのワークスドライバーかつeスポーツチームのメンバーとしてリアルとバーチャルで活動中。「出場してみてわかった課題も多く、うれしいというよりは残念な気持ちが強いです。千葉代表として、10月に向けて結果を出せるよう詰めていきたいと思います」とクールにコメント。

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」本大会

5月より全国12会場で順次開催された都道府県代表決定戦も今回の関東エリア大会が最後となりました。選出された選手たちは、10月5日(土)・6日(日)に茨城県つくば市で開催される本大会に臨みます。

都道府県代表決定戦に勝ちあがってきた少年の部、一般の部よりそれぞれ上位20名の選手には、「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」特別デザインのスポーツタオル、缶バッジ(いずれも非売品)が記念に贈られました。

●『グランツーリスモSPORT』 スポーツタオル(非売品)


●『グランツーリスモSPORT』 缶バッジ(非売品)


全国初となる都道府県対抗によるeスポーツ選手権に、ぜひご注目ください。

グランツーリスモSPORT』×eスポーツ選手権 2019 IBARAKI 国民体育大会
公式ホームページ

https://pscom.jp/kokutai2019
#国体eスポーツ #GTSport

※「プレイステーション」、「PlayStation」および「PS4」は株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標または商標です。
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