【VALORANT】初の地域別公式大会「FIRST STRIKE JAPAN」はAbsolute JUPITERが優勝!

2020.12.6 井ノ川結希(いのかわゆう)
VALORANT』初となる初代地域チャンピオンを決める公式大会。「FIRST STRIKE JAPAN」の決勝戦が、2020年12月3日(木)〜6日(日)の4日間開催された。プロアマ問わず128チームが参加した本大会の頂点に輝いたのは、Absolute JUPITERとなった。


なお最終的なリザルトは下記の通り。

優勝:Absolute JUPITER(JUP)
2位:BlackBird Ignis(BBI)
3位:REJECT(RC)
4位:DetonatioN Gaming(DNG)
5〜8位:
SCARZ(SZ)
Crazy Raccoon(CR)
FAV Gaming(FAV)
Sengoku Gaming(SG)

さまざまなドラマを生んだGrand Finals


決勝戦はJUP VS BBI。『Counter-Strike: Global Offensive』の頃から戦いを繰り広げていた両チームだけに、過去から応援していたファンにとってはたまらないカードとなっていた。

対戦マップは下記の通り

1マップ目:アセント
2マップ目:アイスボックス
3マップ目:ヘイヴン

今回注目されていたのは、直前のアップデート(ACT3)で解禁された、新エージェントでもあるスカイと、新マップであるアイスボックスの存在だ。本大会でそれらがどう影響でるのかが、ひとつのポイントでもあった。

いち早くトレンドを導入してきたのがJUP。射線管理が非常に高度で、攻略が難しいアイスボックスを選択してきたことで、視聴者からは「この難しいマップをどのように攻略していくのか」というところに注目が上がっていた。

また、JUPは直前に『オーバーウォッチ』でプロプレイヤーとして活動後、「CYCLOPS athlete gaming」の『レインボーシックス シージ』部門のコーチを務めていたXQQ氏をコーチに招き入れたことでも、注目を浴びていた。

▲この大会に備え、アイスボックスのスクリム(練習試合)を80回以上もまわしていたというJUP。その力の入れ方からも、自信がうかがえた

徹底された射線管理と引き出しの多さを見せつけ、BBIを圧倒。気がつけば、1マップ目のアセント、2マップ目のアイスボックスを先取していた。

▲Aサイトのこのスパイク設置場所がえぐい。スパイクを解除するためにはサイト内に潜り込まなければならない上、高低差のある各ポイントから狙われることになるので、リテイクは困難を極める

さらに、JUPの秘策となったのがエージェントの変更。今までソーヴァを使っていたcrow選手がヴァイパーを使用。代わりにReita選手がソーヴァを使うなど、今までにない立ち回りを見せつけていた。

▲最弱エージェントとして名高いヴァイパー。度重なるアップデートにより、見違えるほど強化され、その恩恵を存分に発揮させていたのがcrow選手だ

1マップ目の13ラウンド目では、[E]トシキックスクリーンで射線を遮り、takej選手がサイト中まで潜り込んでACEを決めるなど、アビリティの使い方が極まっていた。

後がないBBIが意地を見せた3マップ目


3マップはBBIが選んだヘイヴンでの戦い。4ラウンド目からBBIが意地を見せ反撃を開始。ラウンドを取り返していったBBIが息を吹き返したかのような攻めを展開していった。

▲スピード感のある攻めと、スローで相手を翻弄する攻めなど、緩急のある立ち回りで流れをつかんでいったBBI

気がつけば、11対10とBBIが逆転。3マップ目の23ラウンド目にして、ようやくBBIの猛反撃が続くのかといったところで、JUPを救ったのがcrow選手のヴァイパー。

▲ディフェンダーサイドでもありながら、Aロングを詰め、[X]ヴァイパーズピットでBBIの進軍を阻む

crow選手の[X]ヴァイパーズピットにより、攻めあぐねていたBBIを、CサイトからLaz選手とbarce選手が挟み撃ち。BBIを一網打尽かといったところで、まさかの裏取りしていたふたりがNeokinG選手にキルされてしまう。

▲勢いに乗ったBBIは流れに任せて[X]ヴァイパーズピットの中を進入。的確に3キルを重ねチームのピンチを救った

しかし、BBIの勢いも止まらない、 すぐさまラウンドを取り返しついにマッチポイントへと駒を進める。絶体絶命のピンチを迎えたJUPを、今度はLaz選手が救った。

▲oitaN選手はダブルドア裏を警戒して、先に[C]ナノスワームでけん制。警戒が解けたあとダブルドアに張り付くLaz選手

▲その存在に気づかない、NeokinG選手をキルしたあとは、[X]ニューラルセフト→[Q]サイバーケージの連携で索敵をしつつ視線を遮っていく

▲なだれ込んできたpoem選手、Ripable選手を連続キル! チャット欄はざわめき、もう鳥肌が止まらない盛り上がりを見せつけた

オーバータイムまで持ち込んだJUPは、そのまま勢いに乗じて2本を先取。逆転の末3マップ目も勝利し、頂点に輝いた。逆境でも冷静に戦えるところがJUPの強さだということを改めて感じることができた試合とも言える。

▲この座を維持するのではなく、さらなる高みを目指していきたいと思いますとtakej選手。日本に止まることなく世界を目指す気持ちは今も変わらない

絶対王者の名にふさわしい、全試合ストレート勝ちという驚異の成績を収めたJUP。また、出場チーム全員が、感動と興奮を与えたくれた「FIRST STRIKE」は、今年最後の大会としてふさわしいレベルの高い大会と言えよう。

新しい一面を見せてくれた本大会


試合とは別にMVPを挙げるとするならば、なんといってもLag GamingのFlex選手だ。自身もLag Gamingのリーダーとして活躍する傍ら、的確でわかりやすい解説は、視聴者はもちろん、同席している岸さんや、ゆきしろさんをも驚かせる。マルチな才能を見せてくれた大会とも言える。

▲視聴者からは、「コメントうますぎ」という感想が飛び交うほどのトーク力を見せつけるFlex選手(写真右)。なんと、解説ははじめてだというから驚きだ

決勝戦はオフライン大会ではあったものの、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、現地での取材はできなかったが、各選手の表情や熱気がモニター越しからも伝わってきて、やっぱりオフラインっていいなあと思える試合だった。

今後もオフライン大会が増え、また選手たちを生で応援できる環境が戻ってくれることを切に願う。まだ本大会を見ていない人は、ぜひアーカイブでそのレベルの高い試合を観戦してほしい。

画像出典:RAGE

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