🇯🇵NORTHEPTIONが意地を見せた!悲願の勝利でコマを進める!【合同カンファレンス】
今年2度目の世界一を決める『VALORANT』の国際大会「VCT Stage2 Masters Copenhagen 2022 」が2022年7月10日(日)からスタート。日本代表として出場した🇯🇵NORTHEPTION(以下、🇯🇵Nth)は、韓国の強豪🇰🇷DRX VS(以下、🇰🇷DRX)と戦い、0:2で敗退。早くも敗者復活戦という茨の道を進むこととなった。
Day3の敗者復活戦では🇹🇭XERXIA(以下、🇹🇭XIA)と対戦。お互い後がない戦いを勝ち抜いたのは🇯🇵Nth。最終マップのバインドではOT(オーバータイム)までもつれ込み、15:13という熱戦を勝ち抜いた。今回は試合直後に合同カンファンレンスを実施。その様子をお届けしよう。
——🇹🇭XIA戦勝利。本当におめでとうございます!
一同:ありがとうございます!
——まずはbailコーチにご質問します。前回の🇰🇷DRX戦のあと「私のミスだ」というTwitterの投稿を拝見しました。今回、🇹🇭XIA戦に当たりどのように改善して挑みましたか?
bailコーチ:選手たちがやりたいエージェント構成があったのですが、準備不足だと感じて私が提案したエージェント構成で試合をしたのが敗因でした。今回は選手たちのやりたいエージェント構成、やりたい作戦を優先して挑んだことが勝利につながったのではないかと思っています。
——Day1の🇰🇷DRX戦では大差をつけて負けてしまいましたが、🇹🇭XIA戦を迎えるに当たりどのように話し合いをして試合に挑んだのでしょうか?
BlackWiz選手:さいたまスーパーアリーナでの巻き返しと同じになってしまうのですが、後がないっていう状態ですので「楽しみつつメンタルは強く持とう」というのを意識してプレイしていました。
——🇰🇷DRX戦後の配信インタビューでは、xnfri選手がひどく落ち込んでいるのを見て心配していました。ところが🇹🇭XIA戦では、誰よりも声が出ていて、試合を楽しんでいるようにも見えました。どのように気持ちを切り替えたのでしょうか?
xnfri選手:🇰🇷DRX戦で負けた時は本当に悔しくて、ものすごく気分も落ちていたんですが、日本で配信を見てくださっているファンの方々やチームメンバーにも落ち込んでいる姿を見せるのは申し訳ないと感じていました。
なので、今日は全力の笑顔とテンションの高さで試合をしようって切り替えました。
——日本のファンからのプレッシャーはありましたか?
xnfri選手:そうですね。私個人としてはプレッシャーはありました。やっぱり前回のMastersで🇯🇵ZETA DIVISONが3位になったことで、ファンの期待値も高くなっていますしね。
——Derialy選手は2マップ目からいつもの笑顔が見られるようになった気がしますが、1マップ目から2マップ目に移る際、どのような心境の変化があったのでしょうか?
Derialy選手:1マップ目は自分の中で落ち込んでしまうような内容だったんですが、そういった不安をメンバーに見せないように表情だけでも感情的な部分を見せていこうという気持ちで切り替えていきました。
また勢いをつけるために、勝った時は「ナイス!」、負けた時は「ナイストライ!」というようなリアクションを大きくしたのが、今回の試合で勢いに乗れたんじゃないかなと思っています。
戦略的な部分でいうと、新しく加入したアナリストのmltdwn(めるとだうん)さんが資料を用意してくれていたので、それを見て作戦が練られたのもよかったですね。
——🇯🇵NthはOT(オーバータイム)を経験していないというデータがありますが、はじめてOTを経験してどのような緊張をし、どのように克服しましたか?
BlackWiz選手:とにかく気持ちで負けないように意識してやってましたね。
——14:13と🇯🇵Nthがマッチポイントを迎えた時、タイムアウトを取りましたがどのような話し合いをしましたか?
bailコーチ:アタッカーサイドでマッチポイントを迎えたので、どういう作戦をしたらいいのか選手から話を聞きました。特にIGL(試合中の指示役)でもあるJoXJo選手の話をほかの選手が聞けるように時間を作りましたね。
最終的にJoXJo選手の作戦を取り入れるようにしたのですが、例えそれが間違っていても責任は私が取るから選手たちのやりたい作戦をやろうという話し合いをしました。
——ラウンド中にコミュニケーションエラーはありますか?
JoXJo選手:🇯🇵Nthは韓国人選手が2人、日本人選手が3人のチームです。meteor選手には韓国語で、日本人選手には日本語でコールしなければならないのですが、私はそこまで日本語が上手ではありません。にもかかわらず日本人の選手たちは、私のちょっとしたコールでも、内容を理解してくれるので本当に助かっています。
——バインドといえばBlackWiz選手のヴァイパーが久しぶりに見られたマップでもありましたね。相変わらず練度の高い立ち回りでチームを引っ張っていたように見えましたが、国際大会でヴァイパーを使った感触はいかがでしたか?
BlackWiz選手:実は前回の🇰🇷DRX戦のバインドでもヴァイパーを使いたかったんですが、チームの構成上フェイドを使わざるを得ませんでした。今回、🇹🇭XIA戦では自分の好きなメインエージェントであるヴァイパーを世界大会という場で披露できて本当にうれしかったです!
——最後に次の試合へ向けてひとことお願いします。
JoXJo選手:私たちはトーナメントでプレーしながら成長しているチームなんです。一戦一戦に集中してチームとして成長し、より完成度の高いものにすることに力を注ぎ、それが大会での好成績につながればと思います。
——ありがとうございました!
🇰🇷DRX戦では実力を発揮できずに敗北してしまったが、🇯🇵Nthらしい強気で粘り強い戦いを見せてくれた🇹🇭XIA戦。特に選手たちが元気のあるかけ声でチーム全体を鼓舞しているシーンは、Stage1の🇯🇵ZETA DIVISONと重なるものを感じた。
やはりプレッシャーから解放されるには、選手同士でしっかりと声を掛け合って、味方同士で士気を高めることが大切だということを改めて知ることができた。また日本人選手、韓国人選手の混合チームでありながら、ここまで連携が取れているのも、普段から家族のように活動している🇯🇵Nthだからこそなし得たものなのではないだろうか。
次の試合は13日(水)23時40分から。連戦となるため次のチームの対策を取る時間もない非常に厳しい戦いになるが、ここを勝ち抜けばプレイオフ進出となる。全力で🇯🇵Nthを応援しよう!
なお、Riotの公式noteでは選手の裏側に密着した特別インタビューが公開されている。選手のよりディープな一面が見られるので併せてチェックしてほしい。
BACKSTAGE(Riot 公式note):
https://note.com/backstage_riot/
BlackWiz選手Twitter:
https://twitter.com/BlackWiz_csgo
Derialy選手Twitter:
https://twitter.com/derialy
meteor選手Twitter:
https://twitter.com/Meteorvlrt
JoXJo選手Twitter:
https://twitter.com/JoXJo_by
xnfri選手Twitter:
https://twitter.com/xnfri_
bailコーチTwitter:
https://twitter.com/bailvlrt
JUINマネージャーTwitter:
https://twitter.com/JU1N_vlrt
配信アーカイブ
Twitch:
https://twitch.tv/valorant_jpn
YouTube:
https://youtube.com/c/VALORANTjp
© 2020 Riot Games, Inc. All Rights Reserved
Day3の敗者復活戦では🇹🇭XERXIA(以下、🇹🇭XIA)と対戦。お互い後がない戦いを勝ち抜いたのは🇯🇵Nth。最終マップのバインドではOT(オーバータイム)までもつれ込み、15:13という熱戦を勝ち抜いた。今回は試合直後に合同カンファンレンスを実施。その様子をお届けしよう。
テンションを上げることが勝利へとつながった🇹🇭XIA戦
——🇹🇭XIA戦勝利。本当におめでとうございます!
一同:ありがとうございます!
——まずはbailコーチにご質問します。前回の🇰🇷DRX戦のあと「私のミスだ」というTwitterの投稿を拝見しました。今回、🇹🇭XIA戦に当たりどのように改善して挑みましたか?
GG 0:2 @DRX_VS
— Nth bail+ (@bailvlrt) July 10, 2022
彼らは強かったです。 お疲れ様でした。 選手たちは最善を尽くしました。 私がもっとケアができませんでした。 私のミスです。 次の試合からは必ず勝てるようにします。 #NthWIN
bailコーチ:選手たちがやりたいエージェント構成があったのですが、準備不足だと感じて私が提案したエージェント構成で試合をしたのが敗因でした。今回は選手たちのやりたいエージェント構成、やりたい作戦を優先して挑んだことが勝利につながったのではないかと思っています。
——Day1の🇰🇷DRX戦では大差をつけて負けてしまいましたが、🇹🇭XIA戦を迎えるに当たりどのように話し合いをして試合に挑んだのでしょうか?
BlackWiz選手:さいたまスーパーアリーナでの巻き返しと同じになってしまうのですが、後がないっていう状態ですので「楽しみつつメンタルは強く持とう」というのを意識してプレイしていました。
——🇰🇷DRX戦後の配信インタビューでは、xnfri選手がひどく落ち込んでいるのを見て心配していました。ところが🇹🇭XIA戦では、誰よりも声が出ていて、試合を楽しんでいるようにも見えました。どのように気持ちを切り替えたのでしょうか?
xnfri選手:🇰🇷DRX戦で負けた時は本当に悔しくて、ものすごく気分も落ちていたんですが、日本で配信を見てくださっているファンの方々やチームメンバーにも落ち込んでいる姿を見せるのは申し訳ないと感じていました。
なので、今日は全力の笑顔とテンションの高さで試合をしようって切り替えました。
——日本のファンからのプレッシャーはありましたか?
xnfri選手:そうですね。私個人としてはプレッシャーはありました。やっぱり前回のMastersで🇯🇵ZETA DIVISONが3位になったことで、ファンの期待値も高くなっていますしね。
——Derialy選手は2マップ目からいつもの笑顔が見られるようになった気がしますが、1マップ目から2マップ目に移る際、どのような心境の変化があったのでしょうか?
Derialy選手:1マップ目は自分の中で落ち込んでしまうような内容だったんですが、そういった不安をメンバーに見せないように表情だけでも感情的な部分を見せていこうという気持ちで切り替えていきました。
また勢いをつけるために、勝った時は「ナイス!」、負けた時は「ナイストライ!」というようなリアクションを大きくしたのが、今回の試合で勢いに乗れたんじゃないかなと思っています。
戦略的な部分でいうと、新しく加入したアナリストのmltdwn(めるとだうん)さんが資料を用意してくれていたので、それを見て作戦が練られたのもよかったですね。
——🇯🇵NthはOT(オーバータイム)を経験していないというデータがありますが、はじめてOTを経験してどのような緊張をし、どのように克服しましたか?
BlackWiz選手:とにかく気持ちで負けないように意識してやってましたね。
——14:13と🇯🇵Nthがマッチポイントを迎えた時、タイムアウトを取りましたがどのような話し合いをしましたか?
bailコーチ:アタッカーサイドでマッチポイントを迎えたので、どういう作戦をしたらいいのか選手から話を聞きました。特にIGL(試合中の指示役)でもあるJoXJo選手の話をほかの選手が聞けるように時間を作りましたね。
最終的にJoXJo選手の作戦を取り入れるようにしたのですが、例えそれが間違っていても責任は私が取るから選手たちのやりたい作戦をやろうという話し合いをしました。
——ラウンド中にコミュニケーションエラーはありますか?
JoXJo選手:🇯🇵Nthは韓国人選手が2人、日本人選手が3人のチームです。meteor選手には韓国語で、日本人選手には日本語でコールしなければならないのですが、私はそこまで日本語が上手ではありません。にもかかわらず日本人の選手たちは、私のちょっとしたコールでも、内容を理解してくれるので本当に助かっています。
——バインドといえばBlackWiz選手のヴァイパーが久しぶりに見られたマップでもありましたね。相変わらず練度の高い立ち回りでチームを引っ張っていたように見えましたが、国際大会でヴァイパーを使った感触はいかがでしたか?
BlackWiz選手:実は前回の🇰🇷DRX戦のバインドでもヴァイパーを使いたかったんですが、チームの構成上フェイドを使わざるを得ませんでした。今回、🇹🇭XIA戦では自分の好きなメインエージェントであるヴァイパーを世界大会という場で披露できて本当にうれしかったです!
——最後に次の試合へ向けてひとことお願いします。
JoXJo選手:私たちはトーナメントでプレーしながら成長しているチームなんです。一戦一戦に集中してチームとして成長し、より完成度の高いものにすることに力を注ぎ、それが大会での好成績につながればと思います。
——ありがとうございました!
———
🇰🇷DRX戦では実力を発揮できずに敗北してしまったが、🇯🇵Nthらしい強気で粘り強い戦いを見せてくれた🇹🇭XIA戦。特に選手たちが元気のあるかけ声でチーム全体を鼓舞しているシーンは、Stage1の🇯🇵ZETA DIVISONと重なるものを感じた。
やはりプレッシャーから解放されるには、選手同士でしっかりと声を掛け合って、味方同士で士気を高めることが大切だということを改めて知ることができた。また日本人選手、韓国人選手の混合チームでありながら、ここまで連携が取れているのも、普段から家族のように活動している🇯🇵Nthだからこそなし得たものなのではないだろうか。
次の試合は13日(水)23時40分から。連戦となるため次のチームの対策を取る時間もない非常に厳しい戦いになるが、ここを勝ち抜けばプレイオフ進出となる。全力で🇯🇵Nthを応援しよう!
なお、Riotの公式noteでは選手の裏側に密着した特別インタビューが公開されている。選手のよりディープな一面が見られるので併せてチェックしてほしい。
BACKSTAGE(Riot 公式note):
https://note.com/backstage_riot/
BlackWiz選手Twitter:
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Derialy選手Twitter:
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bailコーチTwitter:
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JUINマネージャーTwitter:
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YouTube:
https://youtube.com/c/VALORANTjp
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【井ノ川結希(いのかわゆう)プロフィール】
ゲーム好きが高じて19歳でゲーム系の出版社に就職。その後、フリーランスでライター、編集、ディレクターなど多岐にわたり活動している。最近はまっているゲームは『VALORANT』。
Twitter:@sdora_tweet
ゲーム好きが高じて19歳でゲーム系の出版社に就職。その後、フリーランスでライター、編集、ディレクターなど多岐にわたり活動している。最近はまっているゲームは『VALORANT』。
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