【TGS2020 Day2 レポート】e-Sports X始動!「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020」がアツい!

2020年9月24日(木)の20時から「東京ゲームショウ 2020 オンライン」(以下、「TGS2020」)の公式番組が配信された。二日目となる25日(金)は、公式番組によるメーカー番組のほか、eスポーツ競技大会「e-Sports X」がいよいよ開始。同時に、一般社団法人日本eスポーツ連合(以下、JeSU)が開催する「JAPAN eSPORTS GRAND PRIX」も同時に開催。「ストリートファイターV チャンピオンエディション JeSU選抜大会 予選」が開催された。

なお、主催者番組ならびに各メーカー配信が放送された公式番組のアーカイブは下記のURLから視聴できる。まだ、見ていない人はこちらもチェックだ!

■2020年9月25日(金)11時〜
【TGS2020 公式番組】Day2:https://www.youtube.com/playlist?list=PLfuGgcBbCkUcLX6Z20BFyKDHEshc8bJeX

「JAPAN eSPORTS GRAND PRIX」では、ほかにも『PUBG』の大会も開催されていたが、今回は『ストリートファイターV チャンピオンエディション』に焦点を置いてレポートしていこう。

ベテラン勢と若手勢の強豪が勢ぞろい!
JAPAN eSPORTS GRAND PRIX ストリートファイターV チャンピオンエディション JeSU選抜大会 予選


16時からはJeSUが開催する「JAPAN eSPORTS GRAND PRIX」が公式番組と並行して開催。「ストリートファイターV チャンピオンエディション JeSU選抜大会 予選」が行われた。予選はシングルエリミネーションのBO3(3回勝負で2本先取で勝利)のルールだ。

▲MCは堀内 華央理さん、大会アンバサダーは武井壮さん。実況はアールさん、解説はハメコ。さんで進行

▲さまざまな大会で顔なじみのメンバーが総出演。31名の中から上位8名が決勝進出する

注目すべきはボンちゃん選手。しばらくの間競技シーンから離れていただけに、久しぶりの大会参加となる。ブランクがあったものの、変わらぬ攻めで決勝進出をものにした。

▲鋭い読みで投げを回避してからの反撃するボンちゃん選手。キレッキレの動きで会場を沸かせた。飛び道具を連発しながらも攻めに転じる移動要塞は健在だ

なお、決勝に残ったほかの選手は以下の通り。限界に挑戦したトレーニングで最近新たな息吹を吹き込んでいるウメハラ選手にも注目したい。

■決勝進出選手
ふ〜ど選手
ガチくん選手
クラッシャー選手
ボンちゃん選手
ひぐち選手
竹内ジョン選手
もけ選手
ウメハラ選手

決勝戦は27日(日)18時から開催されるぞ!

■予選アーカイブ



ドリームチームで勝利を勝ち取れ!
ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 第1節 開幕戦


23時からは「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 第1節 開幕戦」がスタート。こちらはプロ選手とアマチュア選手のドリームチームで勝敗を決めるチームバトルだ。個性あふれるチーム編成で、開幕前から注目されている大会。そんな開幕戦を「TGS2020」の「e-Sports X」内にて開催された。

▲1チーム4人で編成された各チームがアツい戦いを繰り広げる!

また今回は1チームずつを実況していくダブル実況体制を実施。よりわかりやすい実況が楽しめる工夫がされていた。

▲左から実況の大和さん、解説のハメコ。さん、実況のアールさん

本大会の見どころはなんといっても、新ルール。今回は4人1組となり、試合に出られるのは3人のみ。各試合でどの選手が出場するのかも重要なポイントとなる。また、キャラクターBANルールにより、指定されたキャラクターが使えなくなる。メインキャラをBANされた選手がサブキャラでどこまで戦っていけるのかも見物だ。

マッチ1:マゴスカーレット VS フードガイア


マゴスカーレットからはマゴ選手、もけ選手、水派選手が出場。フードガイアからはふ〜ど選手、どぐら選手、ぷげら選手が出場する形となたった。

▲マゴスカーレットはコーリンが、フードガイアはポイズンがBANになった

まずはふ〜ど選手がヒット確認からのクリティカルアーツや、冴え渡る読み合いによる怒濤の攻めで1本先取。しかし、素早い動きで相手を翻弄するラシードをうまく使いこなしたもけ選手が2本目を奪取し1対1へ。

そのまま逆転劇になるかと思いきや、どぐら選手が安定したベガの立ち回りでマゴ選手に勝利。フードガイアが勝利となった。

▲チームメイトの声援により落ち着いてプレイができたとどぐら選手。こういったチームのサポートもチーム戦ならでは

マッチ2:ネモオーロラ VS モモチスプラッシュ


ネモオーロラからはネモ選手、ガチくん選手、キチパ選手が出場。モモチスプラッシュからはももち選手、藤村選手、ジョニィ選手が出場。

▲ネモオーロラはザンギエフが、モモチスプラッシュは春麗がBANとなった。ストリートファイターリーグ初参戦となるモモチスプラッシュは、ももち選手が代表を務めるプロチーム「忍ism」の選手のみで構成された、モモチスプラッシュがどこまで伸びてくるのか!

1戦目はキチパ選手 VS ジョニィ選手。以前、ザンギエフをBANされたことで思うような戦いができなかったキチパ選手だが、サブキャラのアビゲイルをしっかりと仕上げて参戦。BANシステムにしっかりと対応したことで勝利をつかむ。

2戦目のガチくん選手 VS 藤村選手、3戦目のネモ選手 VS ももち選手も勢いの止まらないネモオーロラが圧勝。まさかのパーフェクト勝利となった。

▲いつも初戦は調子が悪いのが、今回は完全勝利できたので、次も頑張っていきたいとネモ選手

マッチ3:トキドフレイム VS ウメハラゴールド


言わずと知れたライバル対決。トキドフレイムからはときど選手、板橋ザンギエフ選手、りゅうせい選手が出場。ウメハラゴールドからはウメハラ選手、まちゃぼー選手、カワノ選手が出場。

▲トキドフレイムは豪鬼が、ウメハラゴールドはガイルと両チームリーダーのメインキャラがBANとなった

1本目はまさかのリーダー対決。お互いのメインキャラがBANとなったときど選手とウメハラ選手の戦いとなった。ウメハラ選手がじわじわと間合いを詰めてくる中、ときど選手が奇襲の攻めで冷静かつ大胆な戦いを展開。ウメハラ選手から勝利を勝ち取った。

2本目は板橋ザンギエフ選手 VS まちゃぼー選手。まちゃぼー選手の最適すぎる攻めと守りがうまく板橋ザンギエフ選手の立ち回りにささりまちゃぼー選手が勝利。

▲対する板橋ザンギエフ選手の読みも冴え渡る。まちゃぼー選手の投げラッシュからの垂直ジャンプを読み切り、ボルシチダイナマイトで反撃。この読みからの1本先取は会場も大盛り上がり

3本目はりゅうせい選手 VS カワノ選手。拮抗した戦いが続くものの、りゅうせい選手が一瞬の隙を突いて勝利をもぎ取った。

▲若手同士の大将対決で勝利できたのがよかったとときど選手

開幕戦ということもあり、各チームが相手の様子をうかがいながらの戦いを展開した。結果は以下の通り。



パーフェクト勝利を決めたネモオーロラが暫定1位となった。次回第2節は10月2日(金)なので、こちらも要チェックだ!


まとめ


「ストリートファイター」シリーズは歴史があるだけに、ベテラン勢の活躍が期待できる大会が多いです。それに伴い、若手選手の勢いも相まってさまざまな戦術を観戦で楽しむことができます。

また大会の実況や解説の内容も、年々変化してきているのを感じます。今までは、「見ている人が知っていて当然」という環境だったのが、「見ている人は知らないのが当然」という視点に変わり、ゲームを知らない人にもルールや状況がわかりやすいような工夫がされていると思います。

eスポーツが盛り上がりを見せる中、こういった環境の変化に合わせて実況や解説の内容を変えていけるのはさすがだなあと感じます。

なお現在、PS Plus会員ならば『ストリートファイターV チャンピオンエディション』がフリープレイで楽しむことができるので、これを機にプレイしてみてはいかがでしょうか?

TGS2020公式:https://tgs.nikkeibp.co.jp/tgs/2020/
タイムテーブル:https://tgs.nikkeibp.co.jp/tgs/2020/pdf/tgs2020streaming%20schedule_jp.pdf

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